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Jar_harmonyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 93
性別 男性

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21.  下妻物語 《ネタバレ》 
こんな癖の強い映画に10点が集まるわけありません。この手の作品は7点8点こそ満点だと思います。自分は結構何回も観れる作品です。観るというよりBGMみたいにリビングに流してます。イチゴがベルPチに「かっけー!」と喜んだり、モモコの刺繍に感謝感激してるさまはとても心地がいいです。見た目はヒラヒラで可愛いけど、ひれくれつつも確固たる信念を持ってるモモコと、ヤンキーでコワモテだけどどこかフワフワしてるイチゴの掛け合いは見てて楽しいです。脇のキャラも笑えてGood。演技も全然問題なし。欲を言えば、フカキョンの最後の啖呵きり、第一声が迫力あったけど以降は普通な印象。話の方も、もうちょっとイチゴの恋模様を描いてたら失恋の涙も冴えると思いました。何気にネタとして日常で使いたくなる面白名言が詰まった作品。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-08-31 01:06:43)
22.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 
いいね。安定してると思う。サマーウォーズみたいにキャラが多すぎて役割や展開が散漫してるってこともないし、変に萌え要素とかもないし。シナリオも展開はSWよりは少ないけどよくできてると思います。人間関係や進路のこと、タイプリープによって生じる問題点など、どれも回収できてるかなーと。ただ自転車を罰金5000円で片付けていいのかなぁ。命に関わる問題なのだから、買い換えるとかもうちょっと徹底して対処してほしかったかな。SWも時かけもどっちも好きだけど、自信もって人に薦めれるのはこっちです。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-08-17 02:46:35)
23.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 《ネタバレ》 
前作から続けて見てると「腰抜け!」「!!(ピタッ)」はまたかよっ!てツッこんでしまいます。前作ほどの面白さは感じませんでしたが、ラストの機関車のシーンは緊張感あってよかったし、ドクがクララ連れて戻ってきた時は、分かってたけどなんか嬉しかった。最後に「あぁ終わった。見てよかった」と素直に思えたので+1点です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-07-11 22:09:21)
24.  エイリアン 《ネタバレ》 
1と2の2本柱のエイリアンですが、自分は1のほうが好みです。不気味さが半端じゃない。腹から幼生が出てくるシーンは当時の技術でもエグイ。閉鎖的空間で一人ずつ目に見えぬ敵に身内が消されていく恐怖は圧巻。ただやはり自分もエイリアンの成長の早さに違和感を覚えます。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-07-10 15:05:18)
25.  ダイ・ハード 《ネタバレ》 
最後マクレーンさんとパウエル巡査が抱き合うシーンでは涙腺が緩んだ。ちょっと突っ込み所はあるが、「アクションで、ちょい痛々しいシーンがあるよ」という言葉を据えれば誰にでもオススメできる映画です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-07-10 14:41:01)
26.  ヘレディタリー 継承 《ネタバレ》 
最後の方は指の隙間から見てたので話がよく分からなかったのですが、ちゃんと見ても分からない話だったらしいです。妻の演技もよかったんですが、一番感情移入できたのは旦那。妻が娘の霊を召還すると騒いだ時や、本と一緒に燃え死ぬからと別れのキスをされた時の「ついていけねえ…」って戸惑い方がリアル。旦那は最後までスピリチュアルに理解が及ばないリアリストで、霊だ召喚だと過熱していく妻と対比される人物になっていました。この旦那は画面にいるだけで一旦現実に引き戻してくれるようなストッパー的存在だったんですが、旦那が退場してからのラスト10分は呪いが暴走。話は分からなかったですがここの畳みかけ方には圧倒されました。息子が妹の死体放置するシーンもリアル。自分も多分ああなる。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-12-30 08:31:27)
27.  ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ 《ネタバレ》 
あのおなじみの黄色いMのロゴが盗用だったことに驚愕。本来の創業者の兄弟が報われないままなのがいたたまれません。オープニングで自己啓発のスピーチのレコードを聴いていたレイには斜陽のセールスマンの哀愁にいたたまれなかったのに、マクドナルド店舗拡大に一枚かんでからの行動力のたくましいこと。並々ならぬ執念と努力でのし上がっていくレイには見習う部分があると思いつつも、本来の経営理念を無視する強引なやり口には閉口します。エンディングでの本人の映像の、得意げにインタビューに答える笑顔がむず痒いです。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-04-20 14:13:32)
28.  IAM A HERO アイアムアヒーロー
一芸は身を助ける。ㅤ
[DVD(邦画)] 7点(2017-01-28 10:35:38)
29.  バックドラフト
兄弟ドラマにロマンス、サスペンスとテンコ盛りな内容なせいで中途半端さを感じるストーリーなんですが、話が重くなりきる前にどんどん先に展開するような内容なんで、割と最後までスッと観れてしまう。「炎は生き物」というセリフが指すとおり、炎の描写が爆発一辺倒でないところがいいです。床や天井を這う炎には独特の不気味さがあるし、バックドラフト寸前な部屋の扉の隙間に空気が吸い込まれるところなんかまさに呼吸。もちろん圧巻の爆発、爆発、爆発も完備。炎だけでなく、焼失現場やメイクによる火傷の痛々しさも、容赦のない炎の一面を描いています。それにしても、この作品を見る限り、アメリカの消防隊員ってなんか頼りない、って思っちゃう。火災現場でタバコをふかしたり、火災現場の目の前で消防車をすってんころりんさせたり、こんなやつらに自分の街任せたくねー。
[DVD(字幕)] 7点(2016-04-21 17:56:14)
30.  アメリカン・ビューティー 《ネタバレ》 
要はこれ、最初は主要人物たち全員がなにかしらのウソをついてる状態だったわけですね。レスター夫妻は偽りの仮面を被った夫婦を演じ、娘はサイコな男に気がありつつも友人には否定し、その友人も処女であることを偽っていた。サイコな男も父親に隠れてマリファナをやっており、その父親もゲイである自分を偽ってゲイを否定していた。しかし、レスターが道徳を破って生きる活力を取り戻していくことをきっかけに、そのウソは次々引っぺがされていく。レスター妻は浮気で欲求不満を解放し、娘はサイコの怪しげな魅力にみるみる惹かれていく。友人は最後には純真な心で処女を告白し、サイコも父親への不満を露にし、その父親もたかが外れレクターにキスをする。混沌としたラストには、謎のカタルシスが感じられると同時に、己の欲望や不満に対し正直になるには道徳や通念を破らなくてはいけないのか、という虚しい余韻も感じられます。結局最初からウソをついていなかったのは、レクター家のお隣のゲイのカップルだった、というのはなんとも皮肉です。
[DVD(吹替)] 7点(2016-04-11 12:02:54)
31.  ジュラシック・パーク 《ネタバレ》 
『ジュラシック・ワールド』がほぼ人災のお話だったんですが、こっちもほとんど人災のお話ですね。この作品が発信した命題は明確で、「ジュラシック・パークは安全は否か」という問いが物語の切り口。各分野の専門家を召集し、施設の安全性を議論する。結局その安全性は崩壊するわけですが、そのきっかけを作ったのは内部の人間。研究資料を外部に持ち出さんとしたために起こった人災なわけですね。しかし「どれだけ管理しても予測不能な事態を起こる」という自然の偉大な力をチラつかせてる描写もあり、たとえ悪人がいなくても、いずれ安全性は崩壊していたことも暗示されています。それにしても「巨大な何かが近づいて来てる危機を、水面が同心円状に波打つことで示す」というアイデアは本作が初出なんでしょうか。これやられると分かっててもドキドキする。
[DVD(字幕)] 7点(2016-04-10 20:20:43)(良:1票)
32.  剣鬼
剣三部作の中で一番娯楽性に富んでて面白かったです。犬と人の間に生まれたと噂される男、園芸に才があり、走ればまるで犬の速度と持久力。そんな超人的で才能に恵まれた男が剣を握った日にはどうなるのか、という切り口には「のった!」と心の中で膝を打ちました。悲哀と怨根取り巻く斑平の半生が描かれているのでジャンルとしては悲劇になると思いますが、中盤までは「犬の子」と蔑まれていた斑平が城内で能力を買われみるみる出世するサクセスストーリー仕立てになってるので痛快でした。斑平が犬と人との子であるという話はあくまで人の噂話の範囲で留めてあり、「もしかしたら」という可能性を残しているのでかすかにファンタジー性の香りがありますが、そのブっとんだ設定が斑平に謎めいた魅力と超人的であることの説得力を与えています。結果を完全に見せないラストもどこかやり切れない余韻を残してていい感じ。ただライバルっぽいキャラが意味深に登場した割にあっさり退場したのは肩透かし、あのやりとりをやりたかっただけなんじゃないの。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-01-17 17:57:03)
33.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
盛大にブームに乗り遅れて観賞。  まあ確かに、シナリオに関してはかなり欠陥だらけです。例えば、アナがエルサの魔法に関しての記憶を消された設定が全く活かされていません。幼少時代にアナを傷つけてしまった事故によりエルサはアナを避けるようになりましたが、結局アナは、エルサがアナを避けていたのは妹を想う優しさゆえであったことを知らないままなんですね。感動やカタルシスの材料になっていません。  また、真実の愛が「姉妹愛」であったオチもいまいちピンときません。「真の愛はクリストフとの純愛だと思うでしょ?」というミスリードから「実はエルサとの姉妹愛でした」というトリッキーな流れにはつい制作陣のドヤ顔が浮かぶのですが、ぶっちゃけあの流れだったらクリストフとくっ付けてよくね?って思います。そのあとゆっくり、エルサとの対峙に挑んでもよかったんじゃないのっていう。  他にも、エルサが魔法をコントロールできるようになったことに特に解説がされてないのもすっきりしませんし、トロールとクリストフが以前からアナを知っていた設定も活きてません。  というわけでシナリオはまさしくアナだらけなのですが、しかし、それを補って余りあるのが、画と演技と音楽。氷の輝きがキラキラとした映像美は幻想的だし、その映像をステージとした楽曲、歌声の数々も大変胸に響きます。そして吹き替え声優陣の演技力。特に神田沙也加の演技は力強くもナチュラルで、おてんばなお姫様であるアナのキャラクターに一層の魅力を吹き込んでいます。  ぶっちゃけいうと、歴代興収TOP3に食い込んだ実績にはかなり納得仕切れてないんですが、それでも、ミュージカル映画の楽しさを花開かせた作品として十分に充実した102分でございました。  つららを望遠鏡にするといった細やかなアイデアが豊富なのも魅力。
[DVD(吹替)] 7点(2015-06-02 20:56:45)(良:1票)
34.  市民ケーン 《ネタバレ》 
撮影技法を開拓したなんかすげえ映画、とは聞いてたんですが、わたくし映画的教養はさっぱりなので、その視点から。まあ、丁寧に綴られた「因果応報」の話ですよねこれは。チャーリー・ケーンは、正しい愛し方愛され方を知らない人間。無償の愛で人と接することが出来ません。それどころか他人の気持ちや幸せを顧みず、己の幸せのみを追求します。その手段も「物」で満たすという虚しいもの。巨万の富を築き、無意味な収集癖に走ります。そんな振舞いを続けていたために、周囲からは「自分に還元するための行為しかし得ない人間」と見限られることに。「おれはこれだけ物を与えてやった、良い環境を作ってやった、その代わりにおれを愛せ」この考えこそが彼の行動原理だと判断されるのです。結果、彼自身が彼を孤独に追いこむことに。しかし、彼が愛を知らない人物となったことにも、ちゃんと原因が存在するわけです。彼の場合、複雑な環境で育った幼少時代がそれでした。父親からは暴力を受け、その父親から守るためとはいえ母親からは手放され、彼は愛情を最も必要とする時期に孤独を突きつけられます。だから愛を知らない孤独な男となってしまいました。そう、彼の孤独は、彼の幼少時の孤独が生んだもの。ケーン自身に責任はいっさいなく、その人格は全て環境の不可抗力によって作り上げられました。人々を翻弄し続けていたようで、実は己の過去の呪縛によって生き方を翻弄され続けていた”孤独の被害者”ケーンの人生を描いた物語、そう映りました。ケーンの親父も、きっと暴力を振るう人格に至った原因があったのだろう、と考えると、この作品はまさに因果のスパイラルを突いた映画、という見方も。さて、面白かったか否かと訊かれると、正直微妙なラインではあるんですが、最後の薔薇のつぼみの複線回収は、なんか気圧される謎の爽快感がありましたので、7点でどうでしょう。
[DVD(邦画)] 7点(2015-05-31 12:24:34)
35.  秋刀魚の味(1962) 《ネタバレ》 
ハハハ。本当にまっ正面からなんですねえ。想定線の上に堂々と居座る無遠慮なカメラアングル。最初は違和感で仕方なかったんですが、思えばそれが引き金だったんでしょう。気がつけばもう小津ワールドの世界観にドップリ。まるでこちらに向かって話しかけられているような臨場感。「そうなんですかあ」と言われると、こっちがうっかり「そうなんですよ」と返してしまいそう。  さて、ストーリーは、娘を嫁がせる父親の心模様がテーマになっており、前半と後半で内容が別れています。  前半は特に事件も起こらず話も進みませんが、様々な「父」と「娘」が映し出されます。今まさに結婚生活を送っている義娘、未だ娘を嫁がせずにいることを引きずっている恩師、娘に先立たれた過去を持つも今ではすっかり立ち直っている海兵時代の部下。それぞれの形で今日を生きる父娘たち。その「それぞれ」を象徴するように、その時々に食べ物が出てくるのも印象的です。義娘の結婚生活はぶどう味、恩師の心境は鱧の味、と言わんが如く。  そして、後半は、そんな様々な父の一人である主人公がついに娘を嫁がせようと思い立ちます。娘がいてくれた方が便利だけど、娘の幸せを想えばこそ。娘をと嫁がせずにいることを悔いている恩師と、娘を亡くしていながらも笑顔で過ごしている元部下の存在が、その決心に踏み込ませたのでしょう。しかし、嫁がせたあとに待っていたのは、娘がいなくなった家。ラスト2分、もぬけの殻となった部屋や階段が次々と映し出され、主人公は、今にも泣き出しそうな表情を。薄暗い部屋で一人さびしく茶をすする後姿からは、娘の幸せの代償を背負う父親の哀愁が染み渡ります。
[DVD(邦画)] 7点(2015-05-17 08:57:32)
36.  用心棒 《ネタバレ》 
何言ってるかよく聞き取れないのは相変わらずなんだけども、そんなことより大変なのは、その飛びぬけた映像センス。卯之助の初顔出し。明らかにそれまでに出ていた登場人物とは風格が違います。そう感じるのは、見てくれのせいでもなく、性格のせいでもなく、ローから捉える異質なカメラアングルのせい。アングルだけでなく、空っ風を吹かせることで、さらに画栄えし、卯之助の特異性も匂わせています。そして、アングルと空っ風の演出は、ラストの対峙シーンでも発揮。これがもう圧巻の一言。閑散とした町の中、対峙する三船敏郎と丑寅一派。ジリジリと距離をつめる両者をそれぞれ正面からのショットで捉えます。そして、距離をつめる彼らの動きの「静」と、土煙と音を立てて吹き荒れる突風の「動」とが対比となって、息を呑むような緊張感を生み出しています。この映像の引きの強さがたまらない。加東大介のコメディリリーフは全然ありと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2015-05-14 21:29:18)
37.  椿三十郎(1962) 《ネタバレ》 
序盤辺りの「しゃべりすぎ」なシナリオに関してはどうかなあと思います。城代の状態も、菊井の企ても、今陥っている状況も、次にクリアすべき課題も、全てセリフによって補われていくから、具体的なビジョンが見えにくいんですね。三十郎が「俺は城代の顔も菊井の顔も知らねえが」みたいなことを言ってましたが、さすがに視聴者にすらも知らせないというのは、少々困りました。会話だけで話を整理していかなければならないのは、たとえ話がシンプルでも少々骨が折れます。しかしそれでも、「魅力的でそそられる主人公を映そう!」という試みは、全編通して見事にはまっておりました。頼れるんだか頼れないんだか、信用できるんだかできないんだかよく分からないミステリアスな雰囲気と言動。しかし、機転を利かせてピンチを回避する頭の回転と、多勢を相手にできる剣の腕前を兼ね備えたやっぱり頼れる男。その名も椿三十郎。ま、偽名ですけどね。「金魚のうんこみたいに繋がって来られちゃ始末が悪い」とユーモアセンスも完備。そんな椿三十郎の魅力に引っ張られてか、話の面白さも話が進むに連れみるみる調子を上げてきます。敵に椿を流させるプロットから悪漢御用の流れはまさに痛快の一言。ライバル・室戸半兵衛の気圧されるような眼力もこの作品に欠かせない魅力のひとつです。というわけで、やっぱりこれは面白い映画だったのでした。
[DVD(邦画)] 7点(2015-05-13 22:31:29)
38.  女子ーズ 《ネタバレ》 
いいですねえ。笑いました。怪人との戦闘の真っ最中に女子トークを展開するシュールさを免罪符にして、特撮はチープなCGや演出で許してもらおうとするセコさ・・・いやこれは強かさというべきでしょう。そのチープさも狙ってやってるんだか、予算上マジで作ってアレだったんだかちょっとよく分からんけども、その分からなさも含めて、あの持ち前のシュールな空気感に絶妙にマッチしてたと思います。映写機の佐藤二郎・オン・ステージっぷりもまた見事。「素」が溢れ出るような怒涛の演技は、女子ーズたちの魅力とは完全に独立した可笑しさがありました。まさしく独壇場です。尺持っていき過ぎです。主役の女子ーズたちですが、忘れがたきはやはりイエローこと高畑の演技ですね。皆さんそれぞれの魅力がありましたが、イエローのボソっと言うようなツッコミの自然さ・鮮やかさは頭ひとつ抜けてました。素晴らしかったですね。ちなみに、レッドが仕事を優先して初めて戦闘をサボったとき全員から責められてましたが、少なくともブルーとネイビーは人のこと言っちゃいけませんよね。お前らだってまつげと野暮用を理由に休んでたじゃねえか。けどまあ、そういうところも含めて、ふふっと笑える良作でございました。「チャン・グンソクに似てる時点でイケメンじゃない」は名言。
[DVD(邦画)] 7点(2015-05-06 15:20:43)(良:1票)
39.  第5惑星
そこそこ面白かったのですが、終盤の単純な勧善懲悪の展開はいかがなものか。中盤まではむしろのその「単純さ」を否定していたはずです。敵対していた主人公とエイリアンが未開と思われる惑星に墜落。仕方なしにサバイバルによる共存の道を歩むことになった両者。しかしそこには、本来知りえるはずのなかった敵の人間性を垣間見、心を許しあい、寄り添いあう二者の姿が。互いが互いの習慣、言語、宗教を知り、時には喧嘩や決別も勃発するけれど、一層の信頼と友情を築く、そのストーリー。そこには、呆れるほど分かりやすい「偏見への罵倒」というメッセージ性、寓話性が描き出されています。  しかし終盤の描かれ方は翻って至って単純。悪そうに見えるヤツは悪く、いいヤツそう見えるヤツはいいヤツで、可哀相に見えるヤツはやっぱり可哀相なヤツ。急に大衆的なウケを狙ったような勧善懲悪が台頭したことで、表面だけ物事を決め付けてはいけないよ、というメッセージ性を含んだ中盤までのせっかくの流れをガン絶ちしてしまっています。表現方法としては極めて分かりやすかった一方で、その中身はどう見ても「人種差別問題」というヘヴィで難しいトピックのメタファーに映ってしまうストーリー。それをどう着地させるのだろうとこっそり心配してたのですが、見事にえいやー!とマルなげしちまいやがりましたね。  そのあたりはさすがに少々肩透かし。本作なりの答えをたたき出して欲しかった。  ただ、やはり異種族同士である主人公とエイリアンが親睦を深めていく過程だけでも、普遍的な心地よさと滑稽さがあるように感じて、十分面白かったですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-12-27 08:25:20)
40.  空の大怪獣ラドン 《ネタバレ》 
隠れ名作と言われてる割には初代モスラよりもレビュー数が多い今作。てっきり怪獣はラドンしか出ないものとかかって見たので、芋虫の登場にはちょっと驚いた。しかもその姿、リアリティはなかなか不気味で臨場感のある画だった。ストーリーに記憶喪失が絡んだ時はおいおいと思ったけど、卵を発見した記憶が戻った時のシーンがよかったのでどっこいどっこい。ラストはモスラ以上に美しく、儚い。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-02 20:32:36)(良:1票)
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