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バーグマンの瞳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 65
性別
自己紹介 不定期連載「どうでもいいランキング」

ミュージカル映画部門別ベスト5(ちょこちょこ変動してます)

曲の良い作品5傑
1 アニー
2 若草の頃
3 メリーポピンズ
4 オズの魔法使
5 オペラ座の怪人

ストーリーが面白い作品5傑
1 ヘアスプレー
2 アニー
3 レ・ミゼラブル
4 ウェストサイド物語
5 シカゴ

ミュージカルシーンへの入り方がナイスな作品5傑
1 ヘアスプレー
2 雨に唄えば
3 若草の頃
4 メリーポピンズ
5 シカゴ

衣装・演出・ダンス時の振り付け・その他総合的なミザンセヌ
1 ヘアスプレー
2 メリーポピンズ
3 雨に唄えば
4 チキチキバンバン
5 イースター・パレード

人物描写5傑
1 若草の頃
2 メリーポピンズ
3 シカゴ
4 ヘアスプレー
5 ブルースブラザーズ

神声1傑
バーブラ・ストライザンド

ミュージカル界に来て欲しい人
エフゲーニャ・オブラスツォーワ



その他 超独断&偏見

ルックスを「加点法」で評価すると最強な女優1傑
イングリッド・バーグマン

「減点法」で評価すると無双する女優1傑
エリザベス・テイラー

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21.  ハモンハモン
「この映像よりももっとエロく表現できる」という小説家がいっぱいいそう。
[地上波(字幕)] 4点(2014-11-20 09:56:09)
22.  ヴィレッジ(2004) 《ネタバレ》 
ストーリーやミステリー部分に多少の穴があろうと、人物描写(特にアイヴィー!)がとにかくとにかく魅力的なので最後まで楽しんで観る事が出来ました。「森には魔物が住んでいるという迷信を本気で信じる少年少女たち」という設定もなんだか凄くノスタルジーを感じます。「子供達には『月にはウサギが住んでいる』などという事を本気で信じていて欲しい」という願望って誰でもある程度はあるんじゃないでしょうか。実はこの映画の一番のウリってそこにあって、ミステリー部分はついでにあるようなものかなとも思うんですけど、どうでしょうか。ちょっとした地域神の立場にでもなって村人達の日常をポケ~ッと眺めていられる面白さというか。エイドリアン・ブロディ扮するインセイン男はひたすらにキモかったですw 巧いよねこの人。「アイヴィーは怪物がノアだってことに気付いていたはずでは?」という意見もあるようですが、それはないと思います。抜け目のないこの監督さんはちゃんと「クロゼットに隠れているノアに気付かないアイヴィー」という描写を前半の方で入れています。つまりアイヴィーにはルシアスのような大切な人の色は見えても、割とどうでもいいノアのような人間の色は見えないってことです。まあそれでも「なんだかんだで盲目で森の中を移動できるアイヴィーにはやはりなんらかの不思議な能力がありそうだ」と思わせることによって、怪物の出現時に「うわ、アイヴィーがマジでビビッてるってことは今度こそ本物の怪物なのか!」と思わせる工夫は流石。あれ、アイヴィーが盲目という設定じゃなかったら大して怖くなかったはずです。この映画に関しては「穴だらけだ」とか怒る人も多いようですが、私は結構良くがんばった作品ではないかと思いました。前述したように、人物描写がしっかりしているので、複数回の視聴もできる作品になってますし。7点です。
[地上波(吹替)] 7点(2014-11-19 16:54:56)
23.  王立宇宙軍 オネアミスの翼
なんか普通につまんなかったんですけど…。これそんなに面白いっスか? 同じ岡田斗司夫&庵野秀明コンビによる作品としては「トップをねらえ」の方が断然面白いと思うんですけど。
[DVD(邦画)] 4点(2014-11-19 13:54:44)
24.  仔鹿物語(1946) 《ネタバレ》 
先日、テレビで「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した~」をやってたんで観てたら、無性にこれが観たくなったんで、久しぶりにDVDを引っ張り出して観てみました(なんのこっちゃ)。もうみんな言うことですけど、本当にこの映画の自然風景は素晴らしいですよね。単に「美しい風景を撮っている」というだけの作品なら他にいくらでもありますけど、この作品は「風景を美しく撮っている」ところが素晴らしいと思います。「うへ~!これはちょっと簡単には真似できないな…」というシーンのオンパレードですよね。何気に後世に与えた影響の大きい作品なのではないでしょうか。また、グレゴリー・ペックが、気性は荒いが根は人のいい一家を巧いこと騙すシーンなど、当時の開拓民の狡猾さを堂々と表現しているところも好きです。少年が自ら鹿にトドメを刺すシーンも当時としては斬新だったんじゃないでしょうか。ライフオブパイのような変化球勝負的な表現も悪くないですが、私としてはこっちの作品のような直球勝負的な作品の方がより好きですね。8点にしようかさんざ迷った挙句の7点です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-11-12 15:36:50)(良:1票)
25.  ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 《ネタバレ》 
「人生とは捨てることだよ」という言葉が面白かったです。言葉そのものよりも、同じ出来事に対する受け止め方でも宗教家と無宗教家でこれほどまでに違いがあるのかと言うことが面白かったんです。なるほど、宗教家からすれば「人を殺す」「動物の肉を食べる」などということは、自分の中の大切なものを捨てることなんですね。私のような無宗教家からすれば「殺人者に制裁を加えるという新たな経験を獲得する」「動物の肉を食べるという新たな経験を獲得する」ということになるんですが。ていうかこの「人生とは捨てることだよ」という言葉って、考えようによってはちょっと危険な言葉ですよね。一歩間違えれば変な方向に洗脳(例えば「武器を捨てよ」とか「欲望を捨てよ」とか…)されかねないアブナイ言葉かなと思うんですけど。
[地上波(吹替)] 6点(2014-11-12 14:32:51)
26.  ムーラン・ルージュ(2001)
大阪の金持ちおばちゃまとかに好まれそうなデザインかなとw あと、割とシカゴなんかと比較されることもありますが、シカゴにあってこの映画に無いものは知性だと思う。
[地上波(吹替)] 5点(2014-11-01 10:46:47)
27.  ワイルドバンチ 《ネタバレ》 
この映画を何年か前に初めて観たときの評価が「何これ?何でこんなに評価高いの?」という感じで3点ぐらい。ところが最近再び観直したらまあまあ面白く観れたんです。きっとこの映画はあの濃ぃ~オヤジ達の世界に感情移入できるという人にのみ本当の面白さがわかるという映画なんでしょう。むさ苦しいオヤジなんぞに本来は何の興味もないという私には初観時は「こんなもん論外」の世界。しかし一旦この世界独特の空気、そして各キャラクターの性格などが把握できている状態で観た二回目はそれなりに面白く観れたということなのでしょう。そこでフッと思い出した事なのですが、やはり大分昔の映画で「男の出発(これで『おとこのたびだち』と読む)」という映画がありまして、これが「西部劇、むさ苦しいオヤジ達が活躍、全滅エンド」と、似たようなキーワードでくくれる映画なんです。でもこれは初観からいきなり面白く観れたんです。何でかっていうと、この映画には、荒くれオヤジ達の中に一人だけポツンと頼りない少年が混じってまして、これが実にいいアクセントとなって「荒くれ者達には荒くれ者達なりの魅力があるのだ」ということを、少年の視点から見せることによって視聴者にそれとな~く学習(洗脳)させていくというしたたかな戦術がとられていたのです。このおかげでオヤジ嫌いの私でも面白く観ることが出来たんですが、ワイルドバンチにはそういうタイプの工夫はほとんどなくって「オラオラこの世界についてこれる奴だけついてこいや!」という感じだったかな。このいい意味での無骨さが魅力でもあるんでしょう。
[地上波(字幕)] 5点(2014-10-27 17:42:24)
28.  キャリー(2013)
巷のサイトなどでは「キャリーを演じるにはクロエは可愛すぎるのでは?」という意見もありますが、私は元々このクロエというアイドル女優さんは「見方によっては可愛いが、また見方によっては…」という微妙な人だと思っていたので、そこはそれほど問題じゃないだろうと思いました。それでもやはり監督さんの立場としては「世間一般的には彼女は可愛いアイドルで通っているから…」と意識してか、学園のマドンナ(死語)役にガブリエラ・ワイルド(アンダーソン版三銃士でヒロインやってた子です)のような正統派美人を容赦なく起用したり、冒頭に水着シーンを持ってきて、クロエの肉体的なたくましさ(例えば肩幅が広いとか)をこれまた容赦なく映したりと、いい意味でクロエをアイドル扱いせず、突き放したような作りも目に付きました。この姿勢は一見すると、デ・パルマ版のあのあまり可愛くないキャリーに近づこうと一生懸命に努力しているように思えます。でもちょっと待って。努力するところってそこだっけ? 「可愛くないキャリー」ではなく「不気味なキャリー」を目指すべきだったのでは? そこはち~っとも出来てないように思えたんですが…。
[映画館(字幕)] 5点(2014-10-27 17:08:49)
29.  ブロードウェイ・メロディー 《ネタバレ》 
「雨に唄えば」のパロディ元ということで、観たことはなくとも名前は聞いたことあるよという人も多いはずのこの作品。「未来を失ったヒロインが土壇場でヤケグソ気味に『こっからもう一回復活したるわ~い!』と言って終わる」というラストはある意味「風と共に去りぬ」の前半のラストと同じはずなのだが、これはとても感動できない。なぜか? ヒロインが最初から一貫してず~っと「いい人」過ぎるのだ。こんなにいい人がこんなに悲惨なラストを迎えては、観ている側としてはただもう「うっわ~、これはシャレならんわ…こんな可哀想な終わり方ありかよ…」とドン引きしてしまうのみ。でも恐慌直後のこの時代にはこんなラストが共感を呼んだってことなんでしょうね。アカデミー賞取ってるし。でも私はこんなの観るのは辛くてもう二度と観ないと思います…。それでも姉妹の日常生活のやり取りなどは微笑ましくてちょっと良かったので6点。
[DVD(字幕)] 6点(2014-10-21 18:49:53)
30.  若草物語(1994)
引っ張るべきところをバッサリ切り、バッサリ切るべきところを引っ張るという困った脚本。よりストーリーを端折ってるはずの46年版の方が話が分かりやすいという皮肉。色使い&照明も好きになれず。この映画の色使い、照明、部屋の装飾、小道具、外の風景…などは、リアルかもしれないが、華やかさに欠ける。下手すりゃ刑事モノの映画っぽい。これに比べて46年版は、なるほど、いかにも作り事の世界ですよって感じでリアルさは無かったかもしれないが、とにかく華やかで目に楽しい。人によっては可愛らしく見えるらしいキルスティン・ダンストも私にはモンスター。ローリー役も、どこか「さえない二枚目」という感じの今作よりも、「カッコイイ三枚目」という感じの46年版の方が、同性の私から見れば好感を持ちやすい(女性から見ればまた違うかも)。ヒロインのウィノナ・ライダーは美しいが、46年版のジューン・アリスンのような愛嬌がない。そもそも美しさにしたって46年版のエリザベス・テーラーには流石に敵わない。同性からも好感を持ちにくい教授の顔も問題あり。総合的に46年版の方が絶対にいいと思えました。 《付け足し》失礼、46年ではなく49年でした。
[地上波(字幕)] 5点(2014-10-19 23:12:50)(良:1票)
31.  となりのトトロ
原始ミュージカル映画。
[地上波(邦画)] 9点(2014-10-10 09:18:08)
32.  アバター(2009)
この作品と、今までのキャメロン作品との決定的な違いは「看板シーンの有無」ですよね。今までのキャメロン作品には「○○というタイトルを聞いただけで条件反射的にこのシーンを思い出さずにはいられない」というシーンが必ずあったものですが、この作品にはそれがない。まあ、「全てのシーンが平等に素晴らしい」」という見方も出来なくはないが、「没個性的な作品だ」という意地悪な見方も出来なくはない。こんなこと言うと「別にいいじゃないか。とにもかくにもその映画を観ている間は夢中になれる作りになってるんだから」と言う意見もあるかも知れませんが、そのような「個々のシーンがどうのこうのというよりは、見ている間の一体感そのものがウリの作品」というのは、将来的にはわりと簡単に埋没してしまう危険性があるんじゃないかと。だってみなさん、ちょっと考えてみて下さい。例えばスピルバーグの「E・T」のような「異性人との交流というモチーフなんて他にも同タイプの作品がいくらでもあるよ」という作品を、我々が何故未だに時々観たくなるかというと、「だって、あの自転車のシーンを観れるのはE・Tだけだから」という所に行き着くと思いませんか?だから物凄く乱暴なことを言えば、「一流作品と二流作品との究極的な違いは、同タイプの映画が頻発しても需要が消えないか否かだ」と言えなくもないです。てことは、この作品は「超一流の二流作品」とも言えなくもないです。「見ている間の一体感そのものがウリの映画」というのは、今後将来的に同タイプの映画が増えていった場合に、需要的危機に陥る可能性があるわけですから。同じキャメロン製作&3D作品の「シルク・ドゥ・ソレイユ」の場合は「まずシーンのかっこ良さありき」で作られてるので(ということは後に出たこちらの方が余程従来のキャメロンっぽい)、何度観ても惚れ惚れしますが、この作品は私にはそこまでの作品とは思えませんでした。
[地上波(吹替)] 5点(2014-10-05 13:50:12)
33.  雨に唄えば
しかし本当によく「動く」映画だ。ミュージカル界のとなりのトトロだな。…いや、待てよ、「となりのトトロの方がミュージカル的なんだ」というべきなのか…。ま、ともかく「走る、跳ねる、回る、叫ぶ、笑う、バンザイする…などといった、一定以上の複雑な思考を必要としない、人類が太古の昔からやってきた本能的な感情表現を、「サイレントからトーキーへの移行期」という設定をなんともまあ巧~いこと使って、違和感なく流れの中に盛り込んだという天才的作品です。もう「唄うついでに動く」のではなく「動くついでに唄う」の領域ですもんね。「♪ローゼス、モーゼス…」なんて、思考などという上等なものはほとんど働いてなくって、掛け声を叫んでるみたいな感じですからね。そもそもここのシーンでのミュージカルに入っていく動機というのも、まず発声練習させられてるジーン・ケリーが退屈でいかにもかったるそうな様子であるのを見せておいてから「さあ、観ている方もぼちぼちイライラしてきたよね?動きたくなってきたよね?ハイ、じゃ、ここでちょっとふざけて茶々を入れて、ほ~ら、一息つこうよ、先生」という風な、実に子供じみた理由ですから。また、オコナーがアクロバチックなダンスを披露するシーンでも「なに?自分に自信が無くなった?そんなときはとにかく動いて無理やりにでも笑うんだ!」というやはり子供じみたパッパラパー本能で入っていきますから。「ここで動きたい」というときにミュージカルに入ってます。結構これが分かってないミュージカル映画が多くって、「ここで唄わせたい」という理性的な理由でミュージカルシーンに入っていこうとした結果、「…さて、それじゃ、ただ唄わせるだけなのも芸がないからちょっくら動かしてみるべ」という本末転倒な行為に及んでいるノーセンスな作品のなんと多いことか。「お前ら、本当にそこでそんな動きをしたいと思って動いてるのか?」とつっこみを入れたくなる作品のなんと多いことか。人間、動く必要のないところで動くことほど不思議で気色悪いことはないのである。その点、この作品は本当に「そもそもなんで踊るのか、唄うのか」というのをよく分かってるし、わざわざミュージカルでやる意義のある作品だと思います。「唄うついでに動く」というタイプの作品の大半は、比較的容易に小説化が可能ですが、この作品の面白さを小説で表現するのはさぞや骨が折れるでしょうね。
[地上波(字幕)] 8点(2014-10-03 11:04:21)(良:1票)
34.  マイ・フェア・レディ
人間が喜ぶ時って、思考よりもまず体の動きが優先しますよね。例えばテストの合格発表を見た瞬間などは、喜びのあまり「ヤッター!」と飛び跳ねる人はいても、喜びのあまり歌を歌いだすという人などいません。仮に声は出すにしてもそれは「フォ~!」とかいった類の雄たけびのようなもののはず。てことは感情表現には歌うことよりも実は踊ることの方が大事。だから私は踊らずにただ歌うだけという行為には強烈な違和感を感じるんです。という前置きをしつつ……。  ヘップバーンファンの方には殴られるかも知れませんが、この映画のヒロインは、舞台通りにジュリーアンドリュースがやってた方が良かった気がします。元々それで大評判だった訳ですし。いや、もっと言うと、メリーポピンズの方をヘップバーンが、この作品の方をジュリーアンドリュースがやった方が、お互いにとって有益だった気がします。ポピンズというのは、ミュージカルという以前にまず映画としての完成度がメチャメチャ高い作品です。だから物語全体の面白さにおけるヒロインの歌唱力の比重がそれほど絶対的に高いわけでもありません。つまりヒロインが口パクだというだけで即「あ~残念」ということにはならない作品なわけです。でもこの作品は違います。本格的なミュージカル作品です。にもかかわらず、ヒロインは踊りません。唄いません。けしからん。とどのつまり、この両作品は「せっかく汎用性の高いヒロイン役の方に、当代屈指の歌姫をわざわざ起用し、本人が実際に歌うことが望ましいヒロイン役の方には、歌えない女優を起用する」という非効率な関係にあるわけです。想像してみてください、ヘップバーン扮するポピンズが宙を漂う姿を…。今頃はきっと「ローマの休日もいいが、やはりヘップバーンの代表作といえばメリーポピンズだな」となってることでしょう。そしてこの映画も「面白いんだけど、口パクじゃあね…」などと言われることもなかったはずです。え、なに?後半の良さはヘップバーンじゃないと…ですって? いや、私が思うにですね、へたにヘップバーンを起用しちゃったからこそ「せっかく彼女を使うからには…」とか余計なこと考えてgdgdな後半になっちゃったんじゃないかと。あと、ヘップバーンの悪口を堂々と言えるスタッフもそんなにいないでしょうから「この人は踊れないから…」という理由で泣く泣く没になった案も本当は結構あったんじゃないかな…。
[地上波(字幕)] 6点(2014-09-12 13:27:44)(良:1票)
35.  太陽の下の18才
こういったアイドル映画というのは不当に過小評価されがちですが、結構こういう映画こそが、「このシーンの魅力は小説では再現しにくいよね」という類の映像表現の隠れ宝庫だったりするので、私的には評価が高くなりがちだったりします。この映画の場合はカトリーヌ・スパークのダンスシーン(音楽はモリコーネ)がそれ。ここ、まるで素人がハンディカメラで撮ったかのようなラフな映像。画面はだらしなく揺れ、ピントもちょっとずれて何だかいいかげんな感じ。どうも巷のサイトを見ていると、ここの解釈は「いや~ホント、いいかげんな映画ですよね~」で終わってるレビューが多いんですが、私はきっとこの監督は「熱気」を、もっというと「湿気」を表現したかったんだと思います。ホントは好きな彼女に素直になれずにふてくされて座っている青年と、カトリーヌとの熱気量の差です。実際に観てみると、青年のショットでは、非常にシンプルな撮り方で「ハイ、こちらは寂しくカラッと乾いた感じですよ~」に、しかし次の瞬間、カトリーヌのショットになった途端に「ハイ、こちらは熱気ムンムンですよ~」になっている様子が凄く上手く表現されてます。マジでマジで凄く上手く表現されてます。はっきりいってこのノーテンキ映画で技術的に誉められるところといったらここぐらいなんですが、そのここだけでも観る価値はあります。「こんなアホみたいなアイドル映画観てられんわ」というそこのあなた。騙されたと思ってこのシーンを観てください。本当に上手いこと撮ってるんですよ。そしてきっとあなたはカトリーヌが大好きになりますよ!
[地上波(字幕)] 7点(2014-09-07 08:51:27)
36.  トーマス・クラウン・アフェアー 《ネタバレ》 
6点を切ってるのでどんだけつまんないんだろうと思って観たら意外と面白かったです。ヒロインの女優さんがえらく年増なんだなーと思ってたんですが、ラストシーンを見て納得。なるほど、あのオチを効果的に作用させるには「ああ、この人やっぱり捨てられちゃったよ」と思わせる必要があるわけで、ヒロインがあまりに若くてナウいピチピチギャルだと「これだけの女をあの女たらしがほっとくわけが…」と思われる危険性があると。さらに「これだけの年増を選んだということは、この男、ただの女たらしでなくちゃんと中身を見る男だったんですよ」という綺麗な終わり方に出来ると。ま、これはこれでいいんでしょうけど、やっぱりヒロインは若い女の子の方がいいなあ(どないやねん)。お洒落でセンスの良い映画だなとは思いました。6点。
[地上波(字幕)] 6点(2014-07-24 01:54:48)
37.  時計じかけのオレンジ
「悲劇を遠くから見ると喜劇になる」 by Charles Chaplin
[地上波(吹替)] 9点(2014-07-24 01:03:57)
38.  七年目の浮気 《ネタバレ》 
マリリン映画の中ではこれが一番好きです。一般的に評価の高い「お熱いのがお好き」の方は、なまじ作品自体の完成度が高いだけに、マリリン以外の女優がヒロインをやっていてもそれはそれでヒットしていたような気がします(歌のシーンは良かったですけど)。それに引き換え、この作品はどうでしょう。もしヒロインがマリリン以外の女優だったら単なるしょうもないコメディ映画で終わっていたんじゃないでしょうか。つまりこの映画はマリリンが出た甲斐のある映画という事です(この映画以外では「王子と踊り子」なんかもそうですよね)。この、「ストーリー自体のしょぼさを女優自身の魅力だけでここまでのレベルで救うことが出来る」という点が、彼女と同時代のライバル達との一番の違いかなとも思えます。名前はいちいち挙げませんが、同時代の人気女優のほとんどは、ストーリーに救われることはあっても、ストーリーを(本当にここまでのレベルで)救ったことは実はほとんど無かったんじゃないかと思うんです。そういった意味で、マリリンの凄さが良く分かる好サンプルなのではないでしょうか。ほかに「お熱いのがお好き」よりも好きなところは、単純にカラー映画であり、しかも明るい画面が多いので彼女のブロンドがとても冴え渡って見えるというところ。あと、声もポイント。彼女の声質が、この映画のほんわか~っとした雰囲気に本当にマッチしてます。特に私のお気に入りが、トム・イーウェルの「マティーニの大盛り?」の問いに「U-HUN♪」と、なんとも可愛らしい声色で返事をするシーンと、チョップスティックを、それはもう楽しそうに「パパパパパパ♪」と演奏するシーンです。彼女の声って、人を安らかな気分にさせると思います。そんな声で、酒の上の不埒を後悔してしょんぼりしているイーウェルに「あなたは立派な人よ」と優しく慰めてくれるってんだから、も~う男はたまりませんよね!こんな特殊な天然キャラを、1ミリの違和感もなく演じられるマリリンはやっぱり凄い人だったんですよね。日本人でいえば石原裕次郎さんではないでしょうか。全然違うか。ま、ともかく8点です。
[地上波(字幕)] 8点(2014-07-06 20:01:50)(良:1票)
39.  道化死てるぜ!
将来の大物コナー・マクマーンに期待を込めて8点。
[地上波(字幕)] 8点(2014-06-14 23:59:31)
40.  オズ/はじまりの戦い
映画界きっての優等生ディズニーが作ったファミリー映画。当然、老若男女幅広く指示されることを意図した手堅い王道プロットでいくんだろう…と思いきや、これが必ずしもそうではない。一応、全体的なストーリー上における「起・承・転・結」は正確な位置に配置されているので(さすがディズニーですね)一見すると王道プロットに思えるんですが、実は結構変則型。例えば「最初は敵かと思われた存在が味方になってくれる」という鉄板パターンにもつれ込むまでに一時間超もかかっている。それでいながら「主人公一人では処理しきれない脅威」が襲ってくるよりも前になっている。なんでまたこんな横着な運びにするのか? それはこの映画が75年も前に作られた、穴だらけの設定を持つ映画「オズの魔法使」の続編(というか前編)だからです。ディズニーの苦労は察して余りあります。「前作の設定をうまく生かしつつ…それでいて前作を知っている人でも新たな発見があるようにしつつ…それでいて要所要所では前作のオマージュがでるようにしつつ…しかもそれらがセンス良く繋がるようにしつつ…それでいて前作の設定には絶対に矛盾が出ないようにしつつ…」こんな作り方でプロットに影響が出ないほうがおかしい。この問題をどう処理したか?「本物の魔法使いではなく単なるペテン師だということがいつばれるんだろう…」というハラハラ感をかなり後のほうまで持続させることによって、実は結構だらだらしたストーリーであるというのを隠すという方法に出た。これがなかったらこの映画は本当に大したストーリーじゃないです。それから前作に対する並々ならぬ愛も感じられました。途中に出てきたチキンなライオンは、前作のライオンのお父さんじゃないでしょうか。シャボン玉浮遊のオマージュも「そうか、そこで使ってくるか、うまいこと入れるなあ」と感心します。眠りの花もまたうまいこと絡めてくる。最後の決戦で例のトリックが出てきたときも「うわ!そう来たか!これは超萌え萌え~!!」って感じでテンション上がりまくりでした。ここでの評価はえらく低めですが、私は、ストーリー上の縛り要素が満載の映画にしてはむしろ大健闘したほうだと思います。8点でもありかなという感じの7点です。
[地上波(字幕)] 7点(2014-05-28 11:30:24)(良:1票)
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1011.54%

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