481. エイリアン
密閉された空間の息苦しさ。誰が生き残るのか予断を許さないスリル。脅威の対象がつかめぬ恐怖。じっとりとしたカメラワークで丁寧に描かれた世界観はそのまま劇場全体を宇宙船と変えてしまった(はずだ・・・残念ながらビデオでの観賞だったが)。ラストの死闘には官能的な美すら感じてしまう。(一説によるとレイプの象徴とのことだが、それでも尚魅せられてしまう) 9点(2003-11-22 03:33:18) |
482. エアフォース・ワン
大統領専用機という設定ならば、もっとプロットに活かしようがあるものだが。一般の飛行機に元軍人のような武術に長けた人物が主人公という変更を加えてもそのまま台本が使えそうで残念。まぁ、飽きることなく観られるというのは認めるが。 4点(2003-11-22 03:24:35) |
483. 運命の逆転
役者の演技の質は恐ろしい程高い本作。それに対して、格調高さこそ醸し出すものの、サスペンスを上手く作り出せなかった演出には大いに不満が募る。この作品の元となった現実もさることながら、日本ではロス事件との比較が取りざたされていたのが印象に残っている。 5点(2003-11-21 20:10:45) |
484. ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ
政治の世界ほど奇異で面白いものはない・・・はずなのに、政治を扱った映画は思ったような成果をあげていないのが実情。しかし、本作では、政治を裏で動かす男を主人公にあてることによって、ショービジネス的なにぎやかさで政界を描くことに成功している。そのためにリアリティに欠けるといった弱点もはらんだが、そこは信用できない現代社会がしっかりとカヴァーしている。 7点(2003-11-21 20:06:04) |
485. 裏窓(1954)
冒頭だけで主人公にまつわる人物紹介をすべて無駄なくそつなくこなしているのには驚く。おかげですんなり作品世界に入っていくことができる。犯罪自体はやや杜撰に思えるが、そういった欠点を補ってあまりあるグレース・ケリーの美しさ(外見だけではない)とジェームズ・スチュアートのおとぼけ正義漢ぶりが面白い。 9点(2003-11-21 19:57:51) |
486. うなぎ
巨匠今村も枯れてきたなぁと思ったのが一つめの感想。同時に映像作家として枯れても男としては枯れないなぁというのも感想。全盛期と比べテンポがゆるくなり、傑作とまで言い切れないのが本音だが、カンヌでグランプリを獲る程度の水準で情念を描ききっているのはさすがだと思う。 6点(2003-11-21 19:53:56) |
487. ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう
知的で痴的なオムニバス。くだらなさに爆笑ばかりしていたが、未だにこの作品名は長すぎて覚えることができない。また、仮に覚えられたとしても一生口に出すことはないだろう。だって、本作を知らない人にこのタイトルを言うのは相当恥ずかしいでしょ。また、知ってる人には、「ウディ・アレンの精子のやつ」と言えばみんなわかってくれるしね。 8点(2003-11-21 19:47:45)(笑:1票) |
488. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM>
当時テレビドラマ関係でバイトをしていて、共同テレビの『if~もしも~』にも顔を出していた。しかし、突然このまったく毛色の違う作品がラインアップに入り驚いたものだが、少年期の甘酸っぱさを思い出させてくれて感動したものだ。茶圓氏の映像処理も素晴らしく、岩井俊二の最高傑作と言える。奥菜はもちろん山崎裕太もいい味を出している。 8点(2003-11-21 19:41:46) |
489. ウォール街
オリバー・ストーンだろうが、マイケル・ダグラスだろうが、シーン親子共演だろうが、面白いものは面白い。ストーン独特の説教臭さは本作にも顔を出すものの娯楽をしっかりと意識した演出ゆえ気にならない。マイケル・ダグラスの表の代表作といえるだろう。裏の代表作はやはり・・・『氷の微笑』?! 8点(2003-11-21 19:36:42) |
490. ウエスト・サイド物語(1961)
ミュージカル映画苦手な当方も、楽曲の良さから本作は嫌いにはなれない。高校時代ブラスバンドでこの作品のメドレーをやることになり、部員と一緒に観たが、大したストーリーでもないのにえらく高揚した記憶がある。まぁ、隣にちょっとかわいい女の子がぺったり張り付いていたせいもあるんだけど。 7点(2003-11-21 19:32:18) |
491. ウェインズ・ワールド2
え~、基本的には1となんら変わりのない続編で、1がダメだった人には全くもって合いません。かくいう俺もなぜこの映画を観てしまったのか記憶にもないですが、さすがに2作目ともなるとうんざりしてしまったことが記憶に刻み込まれている。 2点(2003-11-21 19:29:08) |
492. ウェインズ・ワールド
あまりのばかばかしさに笑ったことは笑った。しかし、それは苦笑に近いものだったわけで・・・まぁ暇つぶしに期待せずに見る分にはいいかな。それにしても、主役二人はキャラ濃すぎ。 4点(2003-11-21 19:26:49) |
493. 恋人たちの予感
《ネタバレ》 「SEX抜きでの男女の友情は成立するのか?」といった刺激的なコピーが印象的な本作。で、フタを開けてみると彼らはちゃっかり恋人になってしまう。しかも、きっかけは落ち込んでいる時のなぐさめのSEX。なぁんだ、じゃあ今いる女友達とはみんなとSEXできる可能性がかなりあるわけね^^v・・・などと言いつつも、結構ほろりときたので高得点。 8点(2003-11-21 19:24:16) |
494. 陰謀のセオリー
ブライアン・ヘルゲランドという人は、本当に大衆向きのキャラクターを毛嫌いしているのだろうか。メル・ギブソンに観客が望むものを無視した主人公の造型は面白いことは面白いのだが。しかし、やはり演じ手の力量をちゃんと計って書かないときっと痛い目に遭うよ。たとえば次の監督作などで・・・。 4点(2003-11-21 18:01:32) |
495. インビジブル(2000)
《ネタバレ》 やっぱりバーホーベンは一流監督にはなれない人だね。まぁ、これがバーホーベンらしさなのだから仕方がないのだろうけど。冒頭からすでに透明ゴリラが登場しているのには驚いたが、その後の展開がひどすぎる。いくら透明人間になったからといってあそこまで人格が変貌することもないだろうに・・・。 3点(2003-11-21 17:57:06) |
496. インナースペース
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に続くSF娯楽大作を目指したものの、やはりダンテでは今ひとつ大衆性に欠けるか。まだ人気絶頂だったころのD・クエイドのいかにもアメリカンな若者ぶりはかっこいいが、それだけでは。先日某映画雑誌に続編制作決定の報が載ったが、今更の感が強すぎる。さすがにクエイドももうはじけてる場合じゃないだろうに。 5点(2003-11-21 17:53:51) |
497. インデペンデンス・デイ
『ジュラシックパーク』シリーズと本作で今や現代最高のマネーメイキングスターの名をほしいままにしているジェフ・ゴールドブラム。いや、違うだろって。すでに登場するだけで笑えるようになってきたなぁ。それにしても、この監督・・・ドイツ人なのにアメリカ賛美映画を撮ってどうする気なんだろ。 2点(2003-11-21 17:48:33) |
498. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
《ネタバレ》 ハリソン苦手でどうもノレないこのシリーズ。作品の仕上がりとしては、一番まとまっていると言えるかな。嫌いといいつつも5点つけたのは、この作品のおかげで俺はとっても好きな作品に出会えたから。その名も『インディ・ジューンズ』!(以下ネタばれあり)まさかミイラ役でミスターかくし芸までゲスト出演してくれるなんて。いやぁ、井上順サイコ~!! 5点(2003-11-21 17:43:46)(笑:2票) |
499. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
嫌い嫌いといいつつ、ついつい観てしまった現時点でのシリーズ完結作。いやぁ~、ここにきてのコネリー投入は反則技でしょ。などとぶつぶつ言いながらも、ジョーンズ親子のかけあいはとっても楽しかった。 6点(2003-11-21 17:36:21) |
500. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
仏頂面のハリソンが苦手なため、どうもなじめない本シリーズ。中でもこの作品はあくびをかみ殺すのが精一杯だった。幼稚すぎるんだよな・・・。 3点(2003-11-21 17:34:12)(良:1票) |