561. ダメージ
20代前半のころ、女友達のアパートから「映画を見に行こう!」と映画館まで3kmほどの道を歩いたことがある。二人してカメラを持ちシュークリームを買い食いし、タンポポ畑で笑いながら写真を撮るという、まるでkiroroの歌に出てきそうなメルヘンお散歩道中だった。しかしゴールの映画館でかかっていた映画がこれだった。許せ友よ、私の調査不足を・・・。国の要職に着く男が息子の婚約者に心奪われ、燃え尽き堕ちていく話だ。実はビノシュが出ている映画を見たのはこれが初めてだったが、「ちっとも可愛くない、何だこれは・・・」が第一印象だった。主人公が燃えるような思いを抱くほどの魅力は少なくとも感じられない。ハンバーガーを食べながら、自分を死ぬほど想っているはずの男が政治ニュースに出てしゃべるのを見るシーンは必要以上にふてぶてしく目に映り、婚約者が死んだときのあの行動には唖然とした。今ではいろんなビノシュを見て結構好きだし、あの映画の内容も「男」と「女」の愛の行方ってちがうもんなあ、と少し頷けるようになったが、当時は「勉強になりました。あんな大人には決してなりません。」というのが正直な感想だった。どうやって帰ったか覚えていないが、映画の話はしなかった。いえ、できなかった小娘二人だった。 4点(2004-01-18 23:25:41) |
562. 千と千尋の神隠し
絵やキャラクターはやはり面白い。八百万の神様が集まる温泉のシーンは、山ほど出てくる風変わりな神様と色の洪水で見ていてワクワクした。そこに4点。よかったのはそれだけで、肝心の物語のほうは、私はペケ。どうしてただの小学生が、最後になるとこうも神懸かるのだろう。終わりに近づくにつれ理解しにくいセリフが続き、説教くさくなってくる。最後の「お父さんとお母さんは・・・」のところでうんざり。何が言いたいんだかわからなかった。私に理解能力がないんでしょうが、もののけ姫につけこれにつけ、こんなに小難しい話にする必要あるのだろうか。同じ説教くさくても初期のナウシカやラピュタは見所シーンがあってもっと楽しめたのに。ある雑誌で「この映画を見て感動しない人は、日本人じゃない」とのたまった人のことが書いてあった。大きなお世話だ、私は感動ゼロだった。 4点(2004-01-15 01:58:29) |
563. Dr.Tと女たち
「クッキーフォーチュン」が面白かったので見てみましたが、タイトルの「女たち」のとおり女が大勢ごちゃごちゃと出てきて、さらに物語りも分かり難く途中で飽きてしまいました。一番の敗因は、私がギアがあんまり好きじゃなかったところでしょう。 4点(2004-01-07 00:44:50) |
564. ウォーターボーイズ
三ツ矢サイダーのような映画。軽くってさわやかで。だけど私は多量のゲップが・・・。コメディ部分では笑えず、若い役者さんの演技に溜息。唯一目を引いたのは、主人公がシンクロの演技中、すごくかわいいガールフレンドのそばに行ってパフィーの歌を歌うところ。あそこだけ何回も繰り返し見ては「もう自分にはこういう時間は経験できないね。」とぼやいた。 4点(2004-01-06 01:31:23)(笑:1票) (良:2票) |
565. 恋の骨折り損
華やかな色使いと歌、踊り・・・往年のミュージカル映画を蘇らせたかったのだろうか。にしちゃあ登場人物が魅力不足に感じました。ストレートプレイにすればまた違っただろうに。途中で飽きてあくびが止まらなかった。そして、他の3人の俳優さんと並ぶと、かなり年上でちっちゃく見える(本当はそんなに小さくないハズ)ブラナーが悲しかった。 4点(2004-01-04 01:28:48) |
566. マルコヴィッチの穴
笑える映画が見たいなあ、とレンタル点で物色中、「あアン、これねえ、超面白いよン、超笑うヨン」と見知らぬカップルの女の子が彼氏の腰に手を回しながら言っていたので借りてみた。しかし私はOUT。キューザックが高速道路でポインと放り出されるまでは何とか我慢して見たけど、その後は見たような見ないような・・・・。何が原因かはよくわからない。もう、感覚で「ダメだ」と感じてしまった。発想や感覚が新しいのは確かです。でも私は乗れなかった。ダメかなあ、私・・・。 4点(2004-01-03 21:05:54) |
567. ショコラ(2000)
豪華出演者&ハルストレム監督、ちょっと期待していたのに、古い因習でギチギチの町を新しい風が徐々に変えていく、というよくある話で終わってしまった。ハルストレムの映画にしてはストレートすぎるテーマだなと思いました。いつもは、何でもない空き地にぽっと草花を見つけた時のような、暖かい発見があるんだけどな。今回は無しでした。キャリー・アン・モスとレナ・オリンが良かったです。変わらないオリン、変わっちゃったビノシュ・・・。 4点(2003-12-31 18:11:36) |
568. 20世紀少年
原作は未読。三部作の一作目だそうで、そのうえ2時間半近くの長さ。無駄に長い。そのくせ、多すぎる登場人物の小学校時代から40歳近くまでの歳月の重みはすっ飛ばし、いきなり巨大組織とレジスタンスの戦いになってしまう。何なんだ何なんだ?と付いて行くのが大変。「第二作目、三作目もご覧いただいて、原作もしっかりお読み下さいね。」というスタンスなのか。そんな映画あっていいのか。せめて「友達コンサート」が仙台貨物だったらもう少し点数いがったよ。 [映画館(邦画)] 3点(2008-09-15 17:27:31) |
569. アナコンダ2
《ネタバレ》 ジェニロペ無しのゲロパク無しでインパクト無し。 [DVD(字幕)] 3点(2006-10-17 22:50:31) |
570. 千年の恋 ひかる源氏物語
天海祐希、この映画のことは素早く忘れたほうがいい。な。 [地上波(字幕)] 3点(2006-01-03 14:38:02)(笑:2票) |
571. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
《ネタバレ》 ドキドキワクワクを感じることのない冒険活劇だった。こんなちゃちい脚本と紙芝居みたいな画ではどうにもならない。どんな客層をターゲットにしたかではなく、監督が好きなことをやりたい放題やっているだけに見えた。最初からどうもつまらなくて斜に構えて観ていたが、リビシやアンジェリーナ姐さんが良いポジションにいたので二人にこの点数を。っても低いが。 [DVD(字幕)] 3点(2005-10-16 01:07:08) |
572. ジーパーズ・クリーパーズ
《ネタバレ》 怪物のヤツ、ラストでいやにのんびりお裁縫してたじゃないか。特典映像で観た怪物役の役者さんが男前だったので彼に3点。やっぱ怖いのは性に合わないらしい…。 [DVD(吹替)] 3点(2005-08-06 01:27:12) |
573. ナイト・オブ・ザ・コメット
ぬゥるぅゥ~~~~~~い。青春もラブもSFもエッチも近未来もアクションもゾンビもみんなぬるい。きちんと作ってあるのが悲しくなるくらいぬるい。全部、すべて、All of ぬるい。解説に80,sポップスが全編に掛かっていると書いてあったけど、マイナーすぎてこの私にも分からない。(きっとあのぬるい地下組織で流行っていたのだろう。)込められているメッセージは「夜は早く寝ましょう」そして「信号は守りましょう」。見なくちゃ分からないこのぬるさ。何故この映画が今更DVDに…。 [DVD(字幕)] 3点(2005-06-28 19:54:04)(笑:1票) |
574. 完全犯罪クラブ
《ネタバレ》 ここまでダメなのは久しぶりだな。ありとあらゆるダメ設定。ダメダメ丼一丁!何が一番ヒドイって、マイケルとライアンの髪型だ。それにラップ巻いちゃってるし。しかもうなじ毛はそのまま放置。これじゃダメじゃん完全犯罪…。 [DVD(字幕)] 3点(2005-05-14 01:07:57) |
575. イン・ザ・カット
こんなにつまらない女(主人公)は嫌いだし、こんな女とセックスしたがる男も不思議で気味悪い。品が無く虚しいセリフと観ていてとってもつまらない情事、これにサスペンスがちょこっと乗っかっているといったところか。たまに綺麗な画が出てくるが、ストーリーがこれではね。カンピオン監督は元々苦手だったけれど、次回作はもう躊躇してしまうのは決定的だな…。あれでエロスのつもりなんだろうか?血だらけ裸足がに股で歩いたメグ・ライアンよ、演じていて虚しくはなかったか? 3点(2004-11-03 20:57:12) |
576. 女神が家にやってきた
あああああああ~ウソだろ~。Q・ラティファとM・パイルのような個性派を揃えといてこの内容では…。楽しみにしていたのに。もっといい味のある脚本は書けなかったもんだろうか。展開もベタだったし、黒人ネタはしつこくてもう充分、という感じだったし。S・マーティンもちょっと滑り気味だ。しかし、何より女優二人の取っ組み合いだね。なんの訳あって殴り合う?この二人だったらもっとうまい使い方がいくらでもあるだろうと思った。始まって早い段階でガッカリしてしまったせいで苦痛な時間も長かった。残念な点数。 3点(2004-09-25 02:48:06) |
577. ザ・フライ2/二世誕生
あれま。あの独特の気持ち悪さがからっきし無くなっている。クローネンバーグって実はスゴイのね、ということが確認できる。どうしても続きが見たい人、ハエの羽音で血が騒ぐ人など向き。面白い映画が観たい人は止めとくのが無難。 3点(2004-07-21 23:08:01) |
578. 嵐が丘(1992)
いやはや、もうにっちもさっちもどうにも…って感じです…。私はこの類の文芸モノ映画って、原作を読まずにどんな物語かをお勉強するために鑑賞することが多いです。でも、このエミリー・ブロンテの「嵐が丘」だけは別でした。高校生の頃むさぼるように読み、あとがきの言葉「相当強引で強烈な力作」に大きく頷いたのを思い出します。田舎教会の、男なんざ知らない娘がたった一作だけ残した強烈な色合いを持つ小説。私の持つイメージは映像ではとうてい越えられないとは思っていたものの、いんやー、つまんなくてだれちゃいました。もっとメチャクチャ、ギラギラ、自己中心的で良いのよ、ヒースクリフとキャシーって。 3点(2004-07-14 21:02:28) |
579. アナコンダ
《ネタバレ》 蛇嫌いの代表、私の母が「ショック療法だ」と言って観ていた。「人間のこと、ゲロッ、パクッて、やーな映画だったよねータロー。」怖くって飼い猫抱きながら観やがったな。何の療法にもならなかったようだ。猫の方もトカゲ捕獲を止めようとはしない。 3点(2004-06-23 00:24:19)(笑:2票) |
580. 必殺4 恨みはらします
深作映画だったのか…納得。必殺シリーズの面白さと、監督の力一杯の映画制作がうまくかみ合っていなかったかなあ。やたら町人が殺されているし、愚連隊の異常すぎるテンションにはちょっとついて行けなくて。私にはTVの必殺の方が性に合っているようです。これも職場の慰安旅行のバス車中で観た。横浜シーパラで爽快に遊んだ後鑑賞。いつもの必殺が持つ痛快さが感じられず、爽快感は真田広之に持って行かれてしまった。観賞後感想を言う人もなくお昼寝タイムは延々と続いた。ガイドさんごめんね。こんな時は釣りバカの方がハズれないかもよ。 3点(2004-05-11 23:45:35) |