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おはようジングルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 783
性別 男性

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41.  ヒューマン・キャッチャー/JEEPERS CREEPERS 2
有る意味密室モノなのですね(2/3程度がバスの中)。切迫感というのは伝わってくるのですが、アノ化け物の顔がチョットダサイです。バス後方のマドから逆さまに覗いてくるシーンで思わず笑ってしまいました。殺される人々のキャラクターにしても、これまでのハリウッドパターンと見事なまでに一致されている。ラストもドタバタ的な印象で一向に盛り上がってこない。全体的な感想は「下らない」とも言えなくはない程度の出来栄え。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-09-02 17:21:23)
42.  バリー・リンドン
皆さんのレビューに多く有るように、この映画は本当に“絵画的”なビジュアル表現が成されています。色使いはレンブラントorマネを思わせるし、光の捉え方などはフェルメールのように神々しい。特にシンメトリーの構図や奥行きの捉え方などを見る限り、美術的なセンスに抜きん出ているように思える。こういった写実的な作品が作れるかと思えば、『時計仕掛けのオレンジ』のような印象派的で現代美術的な作品(ウォーホールorサフディ)も有る。感心するのは原色による補色の使い方が特に上手いこと。 つまり、この監督は写実は的な感性と印象派的なセンスを併せ持っているのである。普通は(かつての芸術家たちは)どちらかに別れるモノなのですが・・・。そこがキューブリックの凄さなのである。「何だか分かんないけど、世間でスゴイ!と言われているから凄いんだろう」と適当にあしらってはならない作品ですよ。コレは。 美術的なセンス、ビジュアル的なセンス、カメラ知識の豊富さ、皮肉がこもった反社会派的な洞察力、台詞の面白さ、脚色の上手さ・・・。天才と言うしかないですね。
[DVD(字幕)] 9点(2005-09-02 17:09:31)(良:1票)
43.  フルメタル・ジャケット
こんなクソ面白いブタ戦争映画を見たのは初めてだ。これまで沢山のお上品な猿どもの争い&殺戮映画を見てきたけど、この胸くそ悪いボケ映画が一番心に響いた。 ベトコンを殺す為の前準備のシーン等はチンカスのような台詞を中心に見応え十分。トイレの残りグソのように不快なシーンや、壁にすり付けた鼻クソのように汚い言動が生々しく描写されていて、人間の奥底に有る凶器が否応なしに伺える。訓練後のナンシー・シナトラの選曲もアホセンス抜群。このクソ映画は設定がベトナム映画だろうが太平洋戦争だろうが湾岸戦争だろうがイラク戦争だろうが関係ない。闘争に餓えた猿豚の本性(二面性)を皮肉タップリに鋭くえぐり出した豪快でファックで糞マラな一発である。
[DVD(字幕)] 10点(2005-08-15 15:26:46)(良:3票)
44.  シー・オブ・ラブ
なかなかサスペンス性の高い作品ですね。最後のオチには十分に納得させるものがあったし、「なるほど!」とも思わせてくれました。それにしてもアル・パチーノ小さく見えるな~。他の役者さんの背が高かったからかな?
[ビデオ(吹替)] 7点(2005-08-15 12:05:04)
45.  ダークシティ
制作費の割には非常に力作である。余計なお金を掛けてないところに秘訣が有りそうだ。あと撮影技術(見せ方)も大いに貢献していると思う。このクオリティーだと本来ならば少なくとも50億はいってるだろう。 作品の内容自体はチープであり、正直言ってB級である。ただ、演出は一級なので幼稚くささが鼻につくことなく格好良く見せることに成功している。SFならばこのくらいの大袈裟なフィクション性が適切かとも思われるので、このジャンルが好きな人には十分楽しめるだろう。むしろ作品としてはAクラスであると言っても過言ではない。
[DVD(字幕)] 7点(2005-08-15 12:00:50)
46.  ロリータ(1962)
この作品って喜劇ですね。いい歳こいたオッサンが一人の少女に振り回されるという内容なのですが、笑ってしまいます。・・・と、そこで終わらないのがこの作品の凄さでして、笑ってばかりはいられないのである。昨今、少女趣味による異常な性犯罪の増加、夢破れしオッサン達による援助交際、変態教師の発情事件などなど。人々の異常な行動はエスカレートするばかりである。正に先見の明のある物凄い一発。 人間の異常なフェチズムを鋭く突いたこの作品。“博士の異常な愛情”も良いけど、この“少女への異常な愛情”も見所が有りますよ。
[DVD(字幕)] 9点(2005-08-15 11:21:58)(良:1票)
47.  アイズ ワイド シャット
もしかして、人間って本能だけで考えたら一夫多妻制で落ち着くのではないだろうか? 猿がそんな感じですから(ボス猿がグループのメスを最優先で囲ってる)。カメルーン等のアフリカ諸国のいくつかは今でもそうなってます。江戸時代も殿様が大奥ってのを作って側室を囲ってましたよね。 あるいは一人のメスに多数のオスが群がり後尾する。後はメスが単独で子供を育てる(母性本能ってやつ)。オスは次のメスを探して、また後尾しようとする。これは人間以外のほ乳類で頻繁に見られます。 人間だって本能的に言えば、夫婦以外の異性に性的感情を持ってしまうのは当然のこと(健全)に思える。それを行為に移すか移さないかは理性の問題である。その理性とは、やはり妻(夫)や子供を裏切れないという良心の呵責であり、家庭を守るという責任感であり、逆に言うと自分も家族からの信頼感を受けることにより繋がっているという安心感、平穏を崩壊させたくない思いから来るものだろう。 そんな人間の考える“家庭を作る”という制度は、自然の摂理である“本能”とは完全に反比例している? では“夫婦”というのは所詮人間が一人になりたくない為に作ったルールなのであろうか? 或いは他人の侵入を防ぎたいが為の防護壁なのか? そういった夫婦愛(感情)と性欲(本能)とが共存したアンバランスな世界を生々しく捕らえたのが本作である。 妻(ニコール)により“本能的な性”を知らされた男(トム)の嫉妬から生まれた性欲へのフェチズム。強靱な理性を盾に生きてきた男に芽生えた本能的な性への衝動を題材にすることにより、現代社会による夫婦間の生活&性生活の実態をあぶり出した野心的な一本である。
[DVD(字幕)] 10点(2005-08-15 10:49:04)(良:2票)
48.  時計じかけのオレンジ
昔から美術に興味があって、高校から現在に至るまでその系統の事柄にたずさわって来ました。そのせいか今でも自分の部屋にはゴッホの『ひまわり』が壁に貼られている。若い頃に、思いつきというか、シュールで格好言いというだけの理由で貼られてたものである。自分自身、若い頃はゴッホ.ピカソ.シャガール.キリコ.ダリ.ウォーホールといった印象派アーティストの作品は好きでは有りませんでした。彼らの技法は個性を出す為だけのものだと思っていたからです。 しかしある日、何気なく部屋で仰向けに寝ころびながら上目遣いに『ひまわり』の画を見た時に気付いたのです。一瞬のことですが、ひまわりがそよいで見えたのです。動きの有る絵。ゴッホの訳が分からない筆遣いはそういう狙いというか、静止画とは違う次元のモノを表現していたのに気付きました。 このキューブリックの『時計じかけのオレンジ』も同じ事が言えると見終わった後つくづく思いました。 若い頃って経験が浅いから大きな目で見れない(見えない)事って有りますよね。大人になっても見えてない人もいるようでは有りますが・・・。
[DVD(字幕)] 10点(2005-08-13 18:16:02)
49.  暗殺者
暑苦しい・・・。これ程までに皆さんの意見が一致してしまうところが恐ろしい。 スタローン&バンデラスのコテコテ焼きそばコンビの印象がそうさせているのかとも思えるが、映画の内容自身もムサ苦しかったね!。汗が出るほど恥ずかしい幼稚なシナリオ(爆発有り、撃ち合い有りのお約束ハリウッドスタイル)もそうだし、怒りで湯気が出そうになる程チンタラしたテンポ(特に銀行と廃墟になったホテルのシーン)。ウンザリするほどの再放送回数・・・、あ!コレは映画のせいでは無かった。 超駄作という訳でも無いが、こりゃダメだという感想しか出てこない。
[地上波(吹替)] 3点(2005-08-07 09:08:27)
50.  あしたのジョー2
丹下段平はジョーの魅力に惚れ込んだ。彼のどこにそんな魅力が有るのか?、ボクシング(喧嘩)の才能に魅せられた。それも有るだろうが、ただそれだけでは無いように思う。幼い頃から流浪の旅を続けることにより宿った闘争心。それとは逆に温かい人間味。自分勝手だが一直線。その割には、目標を失うと茫然自失となるような精神的に弱い面も持っている。・・・いろんな面で他の人(凡人)にないモノを持っている。白木葉子やノリちゃんも同じ所に惚れたんだと思うよ。丹下段平や白木葉子はジョーに頼まれて面倒見てた訳では無い。~人を寄せ付けるモノとは何かを考える。それもこの作品を楽しむ要素の一つであり、妙味だと思うんだけど・・・。
[地上波(吹替)] 7点(2005-08-07 08:42:40)
51.  あしたのジョー(1980)
これを見ても『あしたのジョー』の本当の良さは分からない。しかし、「『あしたのジョー』って有名な漫画だよね!。取りあえず話の大筋だけ見とこか~」という人には打ってつけの一本である。 ちなみに私自身がその口である。数年後にテレビの再放送を見ることになったのですが、テレビの再放送の方が数段良かった。例えば『ガンダム』も短縮版として映画化されているのですが、こちらは映画版の方が断然好きなのです。なぜなら、映画で照会されたもの以外のエピソードに魅力を感じないので、省いて貰った方が良いと思ったからである。それとは逆に『あしたのジョー』の場合は映画にはないエピソードにも面白いものが多く、無駄が少ないと感じました。つまりは時間稼ぎが少ないと思うのです。
[地上波(吹替)] 6点(2005-08-07 08:22:08)
52.  ヒットラー 第1章:覚醒/第2章:台頭<TVM>
思いこみが激しく、自分に対して自信過剰。人の後ろを歩くことを極端に嫌い、前に前に出ていこうとする生まれ持っての闘争心。外見は大人しく映るが内面の燃えさかるエネルギーは半端ではない。こういう人間って、チョットした切っ掛けを掴むと一気に突っ走るんですね。 小さい酒場での演説から始まって、それに同調する人がどんどん集っていく。彼の演説は“熱心な政治に対する思い入れ”“母国への忠誠”という生半可なものから来ているのでは無い。そんな表向きな感情を後目に“自分の力を認めなかった他人への怒り”“自分の考え方にそぐわない人への恨み”という感情が明らかに先立っていく。 この作品はおそらくテレビ映画かと思われますが、かなり重厚な仕上がりになっています。一人の人間が史上最悪とも言われる犯罪者への道を突き進んでいく様を余すとこなく描いた見応えのある一本である。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-06 18:51:57)
53.  着信アリ
秋元康さん、自分なりに怖い話を思いついて「ヨッシャ!」とでも思ったのでしょうか? 野球に例えるなら“ストライクが全く決まらないので仕方なくボールを置きにいった”ような脚本。過去の栄光にいつまでもすがりつくベテラン投手のように思えて寂しくなるね。オニャン子の頃が懐かしゅうございます。 柴咲コウ、吹石一恵によるテレビタレント独特の“画に描いたような手抜き演技”も相乗効果を発揮して凡作に拍車をかけている。
[地上波(吹替)] 2点(2005-08-06 18:23:11)
54.  サイコ(1998) 《ネタバレ》 
マリオン役にアン・ヘッシュはどうなのだろうか。あの役は有名女優が作品半ばで早々に殺されるのを観客に見せて驚かすというのがヒッチコックの狙いであり、そこが面白いところなのです。ちょっと役不足ですよね。それならばジュリアン・ムーアと役をそのまま入れ替えた方が良いのではないかと思いました。 あと、ノーマン・ベイツ役のヴィンス・ヴォーンなのですが、これはこれで仕方ないかなという気もします。やはりアンソニー・パーキンスの印象が強すぎますから、誰がやっても見る側からは不満の声が出ます。ただ、役柄的にちょっとマッチョ過ぎるのは気になりましたが・・・。 しかし、何と言っても驚いたのはリメイクの仕方です。やはり、焼き直しを行うわけですから、作り手は自分のカラーを出そうと少しいじりたくなるモノなのですが、この作品に関してはオリジナルそのまま! 余程オリジナルが好きで、あまり変えたくなかったのでしょう。「それでは意味がない」という意見も出るかとは思いますが、大きな違いはありますね。“カラー”になったことです。これ程印象が変わるのには驚きました。特にマリオンが惨殺されるシーンは正直言ってリメイク版の方がショック度が大きいです。鮮血がまともに目に入りますからね。 そういった観点から見た場合、個人的にはそんなに悪いリメイクだとは思いませんでした。
[ビデオ(吹替)] 5点(2005-06-10 11:16:51)
55.  ホーンティング
多額の資金を投じて作られ、その後廃館に追い込まれた地方のリゾート施設のような映画。
[地上波(字幕)] 1点(2005-06-09 08:23:10)
56.  ホーンテッドマンション(2003)
多額の資金を投じて作られ、その後廃館に追い込まれた地方のリゾート施設のような映画。
[地上波(字幕)] 1点(2005-06-09 08:21:59)
57.  デンジャラス・ビューティー
「マイ・フェア・レディ」のような類の作品が好きなので以外と楽しめました。笑いを狙った台詞にしても風刺の効いたものが随意所に有ったし、思わず呆れてしまうようなお馬鹿なシーンも嫌みでは無かった(拳銃を見つけてダイビングするシーン)(その後の言い訳もお馬鹿で面白い)。 ラストもベタなりとも取りあえず上手くまとまってるし、ミスコンに対する賛否呂論的な観点から見ても当たり障りのないものとして出来上がっている。 ただ、続編が有るというのはどうだろう・・・。この作品に続編など全く必要が無いような気がするのですが。
[地上波(吹替)] 6点(2005-06-09 08:16:27)
58.  インファナル・アフェア
韓国映画と錯覚してしまうような安っぽい作りが気になりますが、脚本+設定はずいぶん頑張ってるなという印象です(少し強引な感は有り)。 斬新で思い切った(豪快な)シナリオを創造したことにより、登場人物が鈍感過ぎて馬鹿に見える場面も多々有るのが気になる。“見せ方”“撮り方”に失敗しているような気もするし、主演2人のしょぼくれた演技が原因のような気もします。 ただ、近年のマンネリ化された映画産業を活性化するだけのパワーが感じられたし、存在感の有る作品であったと感じます。
[ビデオ(吹替)] 6点(2005-06-09 07:59:46)
59.  エレファント
自分のことを守ってもらえない(構ってもらえない)からと言って他人を殺しまくるという残虐な行為は何を言っても言い訳にはならない。確かに親は子供を保護することは必然だと思うし、師(教師など)は教え子を見守り導くことが大切なことなのはよく分かる。が、“誰かが守ってくれる筈”というのは甘えすぎてはいないだろうか? 結局人間って自分を守りながら生きているのだから(他人のことを第一に考えるという神様のような人も中にはいるかとは思うが)、一方的に社会(傍観者)を恨むのもどうかと思う。 「子供は繊細だから」「若気の至り」という風潮に持っていこうとする行為こそが一番危険なような気がする。
[地上波(字幕)] 5点(2005-06-07 10:07:26)
60.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ディズニー!って感じです。 子供(小学生以下)に見せたら本当に喜ぶと思う。 個人的には薄っぺらくて退屈した。内容は単純極まりないものなので大人が観賞するものではないような気がするが、特殊効果のレベルの高さと女性ファン(ジョニー・デップとオーランド・ブルーム)で“何とか大人でも”という感じです。 【子供得点:8点。】
[地上波(字幕)] 2点(2005-06-07 09:08:39)
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