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円盤人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 102
性別 男性
自己紹介 DVDで昔の作品が出て、入手しやすくなったのは嬉しいですが
チャプター分け4つ以下っていうのは勘弁して下さい。

特に、チャプターなしっていうのは犯罪に近いですよ。

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41.  ゴジラ(1954)
私は元祖「ウルトラマン」が大好きなのですが、その前シリーズである「ウルトラQ」はもっと好きです。ちなみに『ゴジラ』は、エメリッヒ版を除き、今の今まで一度も観たことがありませんでした。観賞して驚くのは、怪獣もののストーリーの原型が、本作の段階で既に完成していたということ。それでいて私の点数は低めなのですが、これは「点数は個人的な面白度の数値であって、歴史的価値や名作度は評価対象にしない」という方針からです。そういう部分を加味すれば間違いなく10点でしょうが、私が楽しんだのは6点という意味です。『ゴジラ』の価値を疑っているわけではありませんので、どうかお間違えなく。
6点(2004-10-06 19:57:05)
42.  がんばれ!ベアーズ 《ネタバレ》 
バターメーカー役のウォルター・マッソー、いい味を出しています。愛想が良いわけでもないのに、子供には好かれる監督。子供って、打算深い大人には結構敏感ですからね。こういうところから、バターメーカーの野球好きが判るわけです。しかし逆を言うと、彼のキャラは、そのような間接的な表現しかされていない。マッソーの抑えた演技のせいです。表情が変化しないので、例えばどれほど野球好きか、そもそも子供好きなのか、いつ勝利至上主義に心変わりしたのかetc、観ていてもよく判らない。ハリウッド映画は、時代を経るに従ってどんどん説明過剰になって来てます。本作のリメイクが進んでいるようですが、おそらくバターメーカーの描き方に手を入れてくるでしょう。一喜一憂し、考えが一目瞭然の演技。酒もやめて自己も成長。ラストではアマンダの母と抱き合ってチュー・・・。だったら嫌だな。ということは、本作の魅力とは、夢からも現実からも距離を置いている、バランス感覚の良さにこそあるのかもしれません。
6点(2004-10-01 00:41:40)
43.  幸福の黄色いハンカチ
正直に言って、全体的にもの凄く完成度が高いわけじゃありません。ところどころ音楽がちぐはぐな印象を残しますし、画面も少々アップ気味で、引きの絵が少ないのです。しかし丁寧な脚本によって、監督の「観客にわかりやすく伝えよう」という意志が、ストレートに伝わってきます。私の好みからすると少しウェット過ぎるんですけど、いい作品です。ところで【ピンフ】さん、劇中で歌ってる人はわかりませんが、問題の歌は高峰秀子「銀座カンカン娘」です。同題の映画の主題歌で、このサイトにレビュー登録もされてますよ。検索すると試聴できるページが見つかりましたので、Googleで探してみて下さい。
6点(2004-09-26 09:25:50)
44.  我輩はカモである
マルクス兄弟に焦点を当てて観ていました。毒吐きのグルーチョ、喋らないハーポは、はっきりとしたキャラを持っているわけですが、チコは流動的な役回りで彼らに絡んでいくわけです。それで笑いの性格もシチュエーションごとに変わってしまう。芸のないチコは意外にキープレイヤーなんじゃないでしょうか。本作の真骨頂は、チコとハーポが首相官邸に忍び込んでからですね。やっぱり兄弟同士絡んでいるときが面白い。一般人が入ってくると、その人が攻撃対象になってしまい、毒が強すぎてしまうわけです。それに対して、ツッコミ役が毒を抜いてしまう日本の笑い。この辺りは国民性の違いなんでしょうか。
6点(2004-09-20 06:04:05)
45.  ジャッカルの日
本作が変わっているのは、カメラが登場人物の内側に全然入っていかないところですね。主人公はジャッカルなんですが、遠巻きに彼の行動を撮っているだけで、何を考えているのか、何を感じているのか描き出そうとしていない。代わりに、彼の暗殺準備を執拗に追うのです(なぜつまらない品物を買ったのか、後にさりげなく解明される趣向は面白いです)。それでも観ているうちに何となくジャッカルに感情移入してしまうわけですが、監督は絶妙のタイミングで、観客に「ああこいつ、悪者だったっけ」と思い知らせ、事件の推移だけに集中させるのです。この辺りのコントロールは実に見事です。ところで、そういうわりには点が低いと怒られそうですが、自分が好きか嫌いかを考えた場合、特に好きというわけでもないので、こういう採点になっています。平均点を下げてしまって申し訳ないですが、評価の内容はコメントだけで勘弁して下さい。
6点(2004-09-08 00:34:57)(良:1票)
46.  ウルフ
残念ながら、ジャック・ニコルソンに主人公ウィルを当てたのは失敗でしょう。ウィルははっきりした自分の意見を持ち、人気作家たちからも強く信頼されています。こういう人物が(いくら老いたりとはいえ)、左遷と浮気くらいの危機を、自力で克服できないとは信じられません。「ジャック・ニコルソンの狼男!」このキャッチを結実させるならば、「冴えない中年が狼の力を得る」という物語ではいけません。ニコルソンは冴えない中年には見えないため、わざわざ狼の「助力」が必要とは思えないからです。全体の出来は悪くないだけにこれは残念でした。90年代初頭はゴシック・ホラーに光が当たっていたので、おそらく監督も派手さを抑えたのでしょう。手堅くまとまった物語。メイキャップも血も控えめ。怖くない。対象年齢は高め。大人の恋。バランスはいいと思います。ただ左遷を防ぐだけっていうのが、ちょっとせこすぎるような・・・。
6点(2004-09-05 00:32:09)
47.  真昼の決闘
アンチ・ヒロイズムを体現したような主人公。リアル志向のストーリー。もっと徹底し、生々しくした方がいいような気がします。新妻エミー(グレース・ケリー)は美しいのですが、掃き溜めに鶴のような美貌なので、保安官の妻にはちょっと見えません。彼女はこの映画で確かに成功しましたけれど、もっと庶民的な印象を持った、ケイン(ケーリー・グラント)に近い若さの女優の方がいいでしょう。またこの映画では、緊張感を出すために、上映時間と映画内時間を一致させています(壁掛け時計の進み方でこれがわかります)。しかしあまり効果をあげていません。というのは、ケインが時計を見上げるまでに、カメラの切り替えという映画文法が挟まるからです。カメラが切り替わるということは、物語の展開に応じて、時間や空間が省略されることを意味します。観客は本能的にこの約束ごとを理解しているので、実際の時間の感覚と、映画を観ているときの体感時間は、そもそも一致しないようになっています。ですからテンポのいい映画(省略のうまい映画)は短く、退屈な映画は長く感じるのです。本作での試みは、ヒッチコックの『ロープ』のように、徹底的な長回しを使用した、舞台劇のような作品でないと効果を発揮しません。アイデアは面白いけれども、それを売りにするほど結果が出ていないというところですね。
6点(2004-08-24 22:20:46)(良:1票)
48.  サウンド・オブ・ミュージック
「暗く陰鬱な環境に、陽性の異分子が飛び込んできて、周囲を感化させていく」というのは、物語の基本パターンの一つで、『王様と私』も同系ですね。この場合、主人公のキャラクターが鍵を握るのですが、本作はそればかりではなくて、大佐の心理面に踏み込み、なぜ屋敷が陰鬱なのか、という細かい点までちゃんと演出が行き届いています。こういう丁寧な作業によって、全体がしっかりとまとまっているんですね。・・・・・・・とここで終わろうとしたら、実話がベースになっていることが判明。大佐が笛で子供たちを呼ぶのは、キャラづけではなくて事実。子供が7人いるのは、音階に合わせたわけじゃなくて事実。私が演出だと思っていたところは大体事実。「事実は映画並みに奇なり」ということでしょうか。ところでモデルになったマリア本人は、マリア(ジュリー・アンドリュース)がトラップ家へ向かう途中、通行人の役で通り過ぎているそうです。うーん、全然見えん。
6点(2004-02-23 22:21:16)
49.  猫が行方不明
いなくなった黒猫のグリグリを探して、スタイリストのクロエ(ギャランス・クラヴェル)がパリを歩き回ります。この映画、自分の街を再発見する旅でして、猫はそのきっかけに過ぎません。ほんのりといい映画なのですが、グリグリはあまり画面に映らないし、猫好きが観たら、少し期待外れにうつってしまうのではないでしょうか・・・僕のように。
6点(2004-02-17 02:12:18)
50.  キューポラのある街
「貧乏な環境にある少女が、現実に負けずに明日への希望を抱く」という物語です。この映画の価値は、展開の意外性ではなく、判りやすいストーリーを支える確かな演出です。とにかく、脚本がうまいなあ、と感心し通しでした。物語が、60年代という時代と、川口という舞台と不可分に結びついています。脇役にも余分な人物は一人もいません(唯一の悪役一味ですら、ただ出ただけでは終わりません)。特に印象に残ったのは、姉弟が塀を見上げるシーン。その向こうには、それぞれ別の世界が広がっているのですが、それが彼ら一家の現状――状況しだいでどっちにも転がり得るという不安定性――を象徴しているように思えました。
[映画館(邦画)] 6点(2004-02-08 17:58:56)(良:2票)
51.  バイオハザード(2001)
もともとゲームの『バイオハザード1』は、洋館が舞台であり、テンポはゆったりとしていて、古典的な怖さを持っていました。映画は逆です。現代企業の地下施設で、スピードとアクションを中心にしたストーリー。ノリ的には2以降に近いでしょうか。主役のミラ・ジョヴォヴィッチが存在感を発揮していて、なかなか楽しめる作品になっています。それが佳作の域を出ないのは、勿体ぶった前半に問題があるからでは。アリス(ミラ)は記憶を一時的に失った工作員で、彼女の館にいた男も同じ。監督はインタビューで「誰が敵で誰が味方か判らなくした」と語っています。その試みは一定の成果を見せていて、序盤に張られた伏線が明らかになる場面では、ミステリ的な爽快感が味わえます。ただし、そういう灰色の演出のせいで、観客が主人公へ感情移入するのが遅れ、すんなりストーリーに入り込めなくなっているのです。前半のアリスは、工作員にただついて来ているだけであり、どんなことを感じ、考えてるのか判然としません。ミラの神秘性がマイナスに作用してしまってます。彼女のモノローグを取り入れるなど、内面を書く工夫をしていたら、とっつきやすかったでしょうし、評価ももう少し上だったでしょう。
6点(2004-02-08 17:14:04)(良:3票)
52.  風と共に去りぬ
とにかく、映画史上最高の規模を持つ作品ですよね。キャストにもめぐまれてるし、劇的なストーリー展開もあって、どんどん物語に引き込まれました。ちょっと中だるみしてるな、と感じたのは、スカーレットの生活が安定してからでしょうか。これ以降は、スカーレット、レット、アシュレーの三角関係がメインとなりますが、彼女のアシュレーへの恋など、今ひとつ共感できないんですね(むしろ最初は、単に恋に焦がれているだけのように見えてました)。メラニーも善人性が強調されすぎてて、現代なら嫉妬なども描き、もう少しリアルな演出をするのでは、と思うのです。もし新解釈のリメイクがあれば、観てみたいものです。これを越えられるかどうかは別にしてですが。
6点(2004-01-27 02:40:57)
53.  さらば青春の光
原題はもちろん『四重人格』なのですが、『さらば青春の光』とはなかなかよく出来たタイトル。というのはこの映画、二度と戻って来ない青春時代を懐かしく回顧しているようにも、その愚かしさを赤裸々にあばき、大人にならなければいけない、と訴えかけているようにも、どちらとも解釈できる内容だからです。ザ・フーはまさにモッズの象徴であり、劇中でもナンバー「マイ・ジェネレイション」を皆が歌い踊るシーンがありますが、彼らは音楽性を向上させていき、ビートルズやローリング・ストーンズにも並ぶビッグバンドに成長しました。その経緯が下敷きになっていると考えると、解釈の二重性はなかなかに深いものがあります。とはいえ映画はけっこう長く、主人公に共感よりいら立ちを覚えてしまう年齢であっては、ブライトンの暴動まで正直苦痛ではありました。身につまされて肩身がせまい、というところも……。
[DVD(字幕)] 5点(2011-02-19 02:11:29)
54.  ブレインデッド
映画的には8点つけたいところなんですが、さすがに気持ち悪かったのでこの点数で。実は全体として見た場合、前半部分が必ずしも機能してないんです。ラットモンキーも引き金の役割を果たすだけだし、月と星は単なるシンボル以上のものではないし、パキータとライオネルが結ばれる必然性は薄いし、食事会も何にも引っかかってこない(グロイもの食べるだけ)。しかし、後半のクライマックスにおける畳み込み方、ありとあらゆるアイデアを詰め込んだ人体ギャグ、最後に大技でまとめてしまう構成力が出色で、見終わったあとに心地よい汗が流れてしまうんです。それにしても……悪趣味だなぁ(苦笑)
[ビデオ(字幕)] 5点(2006-10-10 00:21:24)
55.  ドラえもん のび太のパラレル西遊記
佳作です。藤子F不二雄の原作でないとのことですが、知らなくても全然違和感はないでしょう。しかし、ロック調の主題歌への違和感がぬぐえなかったこと、エンディングの締めが弱いこと、以上の2点に不満があります。このたびレビュー用に見返してみたのですが、子供のときに感じたのも全く同じポイントでした。ただ、劇場版ドラえもんのこれまでの作品を踏まえたうえでの不満であることは特筆しておかねばなりません。
[ビデオ(邦画)] 5点(2005-01-10 01:30:21)
56.  會議は踊る
オペレッタはオペラから派生した歌劇で、演劇要素と軽快な音楽を増し、もっと庶民的にしたものらしいです。ミュージカルの源流ですが、定義的にはっきり区別するのは難しいそうなので、ミュージカルの一種として観て差し支えないと思います。本作を観た上での特徴を挙げますと(1)歌の数が4~5曲程度と少なめ(2)芝居から唐突に歌に入るような場面がなく、劇展開はミュージカルより自然(3)個人よりも集団がメイン。などでしょうか。2と3がハッキリしているのは、歌が宴上でほぼ限定されているからです。宴の音楽に合わせて、諸大臣の揺り椅子(空席)が揃って踊るように揺れ、ひとり進行役が議決を読み上げるシーンなどは、音楽と風刺(ウィーン会議はパーティばかりでちっとも進まなかった)の両面の楽しさがあります。しかし、史実の隙間に生まれた物語らしく、大胆な展開には欠けていますね。影武者騒動や宰相の画策などが膨らみきらず、起承転結の起承だけで終わってしまうような、尻切れトンボな印象が残りました。
5点(2004-12-19 18:39:23)
57.  散り行く花 《ネタバレ》 
中国人青年(リチャード・バーセルメス)と少女リリー(リリアン・ギッシュ)の悲恋を描いたこの物語は、序盤をまるまる中国の港町に費やしています。仏教関係に詳しい人が観たらどうかわかりませんが、寺院の中の描写も特に違和感はありません。しかしながら、青年の過去にわざわざ尺を割いているわりには、仏教の宣教師であるという設定が生きていません。白人のリチャード・バーセルメスを、わざわざ(そう見える筈のない)黄色人種に仕立てた意図は何なのか。(1)エキゾチズムを狙ったもの(2)最後に青年が自殺するので。キリスト教では禁じられている(3)ボクサーの養父(ドナルド・クリスプ)が外国人を嫌っているから。以上の3つのうちどれかだと思いますが、いずれにしてもシナリオ的には弱い。この程度なら仏教をクローズアップする必要は特にないでしょう。例えばリリーが敬虔なクリスチャンであったなら、彼女との対比によって仏教徒の設定が生きてきます。悲恋の意味もいっそう深くなりますしね。そういう工夫が欲しかった。一方、キリスト教宣教師が青年に渡したパンフレットに「地獄」と書かれているシーンは良かった。こういう演出が単発で終わってしまったのは残念ですね。
5点(2004-12-12 19:53:29)
58.  ストレイト・ストーリー
結論から言いますと、本作は退屈でした。主人公アルヴィン(リチャード・ファーンズワース)が、6週間の旅において、いろんな人に会うという、単純な話です。巧妙な伏線も、クライマックスもありません。それを2時間近く観ているのはさすがに苦しいものでした。しかし、だからといって「もっと面白くしろ」とは素直に言えない面があります。本作の肝は「老人が350マイルの距離を、時速30キロのトラクターで出かける」というアイデアです。これを活かすには、作品の時間は長い方がいいし、物語の流れもゆったりしているのが望ましい。本作はカットしようと思ったらいくらでも出来ます。会う人を減らしていけば物語はぐんと短くなるでしょう。トラブルをもっと多くしたら話は盛り上がるでしょう。しかし、ハラハラドキドキの旅は、本作のテーマと全くそぐわないし、「味」を殺してしまいます。従って『ストレイト・ストーリー』がこんなふうに作られているのは正しい。そう理屈では納得できますが、自分が退屈に感じてしまった事実は何を意味するのか。まだまだ動的な映画の好きな年頃なのか。人生の機敏を感じ取る感性が未熟なのか。あるいは単に、本作が自分にとって、ハズレだったに過ぎないのか。いずれが正しいのかは、これからじっくり考えたいと思います。
5点(2004-12-12 02:23:36)
59.  スペース・カウボーイ
92年、クリント・イーストウッドは『許されざる者』でメガホンを取り、アカデミー作品賞を受賞しました。もともとマカロニ・ウエスタンで名を挙げた彼。歳を取ったガンマンは、イーストウッド自身のキャリアの象徴でもありました。一方本作も「カウボーイ」ものです――舞台は宇宙ですが(!)。ただし、10年前の作品にあった、枯れた空気は見られません。老いてなお宇宙へ旅立とうとする、爺さんの元気さばかりが前面に出ています。歳を取ったことに対して、前半こそ滑稽な描写が重ねられていますが、後半では「若者」の株を完全に奪ってしまいます。しかし「若い奴には負けんぞ」と肩肘を張ることだけが、老人の強さではないはずです。主題歌がフランク・シナトラなのは、そういうテーマを象徴しているのでしょうか……個人的には、「スペース・カウボーイ」というと、ジャミロクワイなんですけど。
[ビデオ(字幕)] 5点(2004-10-07 01:12:36)
60.  ファイブ・イージー・ピーセス
うーん、どうでしょう。恥ずかしながら、私もボビー(ジャック・ニコルソン)のように、学歴の割には、素直に胸を張れない仕事をしています。しかし、彼の焦燥感は頭ではわかっても、共感までには届きません。彼の責任感を放棄する態度や、自覚しながらも逃避を続ける生活に、どうしても違和感を覚えてしまいます。本作のような映画は、主人公へのシンクロ度がそのまま評価に反映するので、私には5点が妥当でしょう。最後にひとつ。この奇妙なタイトル、ピアノの初級教本の名前から来ているとか・・・。
5点(2004-09-24 01:41:00)
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