41. 情婦
鬼気迫る演技です。いかに見る者を騙すか、裏をかこう、裏をかこうとする映画。後半、どうなろうがいいや、これは映画なんだからと、そこで起こっている情景は完全なるフィクションとなり、彼方へと飛んでいきました。今頃、どこを彷徨っているのやら…オチを知ってしまったので二度見ようとは思わないです。 7点(2004-08-10 03:19:32) |
42. チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁
TVの吹き替えで見たが、人形同士の濡れ場の台詞回しに思わず唸らされた。 4点(2004-08-09 19:16:32) |
43. 世界の中心で、愛をさけぶ
《ネタバレ》 自分が歪んだ、嫌な人間だと自覚させられる映画。その意味であんがと!劇場でのしんみりした空気の中で声を噛み殺して笑うこと数回。「台風来てるのに、体育館施錠してないの?理科室は危険な薬品あるのに簡単に侵入できるの?」そして、笑いのピークは、坊主になった長澤の姿と、一緒に見に行った坊主頭(?)の友人の姿が重なり合い、口からヒィヒィ息が漏れました。なんとも不謹慎。筋は結構ベタ、『いちご同盟』やcannaの『約束の場所』を思い出す。斜に構えて見過ぎたかもしれんが、製作者がガラス玉を必死に磨いて「どう、綺麗な宝石でしょ」と言ってる感じ。確かにその恋は綺麗に見えるかもしれない。しかし、純愛をアピールするために登場人物はあれこれと都合よく動きすぎだろ。登場人物の人間性が物語を作っているのではなく、純愛という美談風の物語を構成するために人物が動いている。少女・律子の渡せなかったテープ、足に残る後遺症というエピソードは、脚本家による悲劇性の演出があまりにもあざとすぎる。高校生二人の死を抱えた恋愛も、極限状態故のヒロイズムだ。結局、「死を以て美談とす」てか。ラストもタイトルを利かせたいんだなぁ、と。映画プロモーションとして柴咲は必要不可欠であったのだろうが、結局彼女演じる律子が物語を薄っぺらいものにしている。むしろ、主人公の成長に関わる立場の山崎さん家の努君のかつての恋にもっと重点を置いて欲しかった。長くなったが、朔太郎の今後に幸せな未來があればいいよね。長澤の演技を加味して4.5点という具合。 4点(2004-08-09 17:20:43)(良:3票) |
44. 十二人の怒れる男(1957)
個性ある登場人物たちの織りなす精神的攻防、タイトルは「十二人のイカレてる男」に変更だ! 8点(2004-08-08 11:00:39) |
45. バニラ・スカイ
『オープン・ユア・アイズ』よりこちらを先に。グルーン、グルーン振り回されて、思考停止に陥りそうになりましたが、そんな危機から救ってくれたのはキュートなペネロペ・クルスでした。いや男って単純です。彼女はこの映画以外ではイマイチですが。しかし、この映画、見ていると良い意味での精神不安定(そんな状態があるのか知らんが)に襲われる。 ジクソーパズルをテキトーにはめ込みまくったら、不可思議かつ滑稽な絵が出来た、てな感じです。 8点(2004-08-08 10:56:47) |
46. ジョゼと虎と魚たち(2003)
制作サイドは、この作品を単なるアイドル映画、現代的美談風寓話にしたくなかったから、あの演出、あのシナリオだったのではないかと思う。ラストは、生々しい、人間の弱さを伴った現実的な選択である。この人間的な生々しさがこの映画のポイントだと思う。近頃は、TVには、裸そのものの生々しさが薄れた、ある種の清潔感ある恋愛があふれている。そして、障害者との美談めいた交流話なども喜ばれる。そういうものをぶっ壊して残ったものは、リアルな、生々しい塊だった。そんな映画です。少し心情説明的場面が多かったかと思う。想像して見る楽しみも欲しい。最後に、池脇の演技はよかった。大阪弁であの気だるさを出せる若手女優は稀有のもの! 6点(2004-08-08 10:17:48) |
47. 非・バランス
小日向文世の演技が見所。オカマのせつなさにしみじみ。しかーし、彼の演技で陰湿になりがちなストーリーがさわやかに感じられました。羽場裕一のどうでも良さも○。 8点(2004-08-05 12:43:16) |
48. 集団殺人クラブ Returns
大谷充保(改名しました!)が出てるから見ました。大谷充保が好きなんです!と、適度な痛さで、愛をさけんでみたり。まぁ、映画はホラーというよりもバイオレンス・アクションだ。ラストとか、もうコントやがな。 3点(2004-07-29 15:08:07) |
49. 猫が行方不明
もっとテンポ速くてもいいんじゃないかとも思う。キャスト良、特にマダム・ルネなんてよく見つけたな、と感心。 5点(2004-07-29 14:02:13) |
50. 華氏451
燃やされる隊長が哀れ。何も燃やさんでも。主人公が、日頃の怪しい行動でお馴染みのウチの大家さんにソックリ! 6点(2004-07-29 13:58:46) |
51. ぼくの神さま
子供や動物を用いた悲劇は斜に構えて見てしまうからか、すごいあざとい映画だと感じた。ラストの回想もいかにも過ぎる。 4点(2004-07-29 13:54:02) |
52. チャイルド・プレイ(1988)
一言で十分。「チャッキーきもい」 3点(2004-07-29 13:46:59) |
53. 月のひつじ
人類史上初の月面着陸という世界的大事件の華やかなる中継の裏側に、命をかけた男たちのドラマがあった!うーん、素敵やん(陶酔)。 8点(2004-07-29 13:41:07) |
54. ミート・ザ・ペアレンツ
デ・ニーロはコメディに向かないのだろうか、少なくともこの作品では今フタツ。期待していたからなのか、見終わった後、ちょっと腹立った。 3点(2004-07-29 13:28:19) |
55. 黒猫・白猫
クレイジーだ!おもしろくて幸せになれるコメディ度70%という感じ。 7点(2004-07-29 13:23:12) |
56. あの夏、いちばん静かな海。
サーフィンやってる時点で結末が読めてしまう。シナリオに意外性はない。ラストの登場人物が並んでいるいろいろな場面、静かな映画とは対照的。悪くない。 5点(2004-07-29 13:20:11) |
57. トラブルボックス/恋とスパイと大作戦
ウディ・アレンは合わないかもしれない。この映画のコメディとしての面白さがわからなかった。 4点(2004-07-29 13:12:17) |
58. ムービー・ディズ
『ニュー・シネマ・パラダイス』みたいな作品かな、と思っていたら、まるで意味不明な作品だった。幻想的なもん狙ってるのか知らんが、ただただ意味のわからない地味さを味わされる。見終わった後、なんの感慨もなく、ぽかーんとするのみ。 2点(2004-07-29 13:01:29) |
59. 逃亡者(1993)
数年前のこと、この映画をテレビで見ていた時、親父が普通に犯人ばらして、兄貴がマジギレした。それ以来、家族揃って出かけることは無くなった。映画は、犯人聞いても楽しめました。ハリソン・フォードはあまり好きじゃないけど、これは似合ってる。 7点(2004-07-29 12:49:58) |
60. 秘密と嘘
母親のキャラクター(しゃべり方含む)が許容できない。この女優さん、『リトル・ヴォイス』の時は普通に見れたので役作り、演出の問題かな。今の私にゃ特に頭と体に入ってこないです。 4点(2004-07-28 10:25:16) |