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バーグマンの瞳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 65
性別
自己紹介 不定期連載「どうでもいいランキング」

ミュージカル映画部門別ベスト5(ちょこちょこ変動してます)

曲の良い作品5傑
1 アニー
2 若草の頃
3 メリーポピンズ
4 オズの魔法使
5 オペラ座の怪人

ストーリーが面白い作品5傑
1 ヘアスプレー
2 アニー
3 レ・ミゼラブル
4 ウェストサイド物語
5 シカゴ

ミュージカルシーンへの入り方がナイスな作品5傑
1 ヘアスプレー
2 雨に唄えば
3 若草の頃
4 メリーポピンズ
5 シカゴ

衣装・演出・ダンス時の振り付け・その他総合的なミザンセヌ
1 ヘアスプレー
2 メリーポピンズ
3 雨に唄えば
4 チキチキバンバン
5 イースター・パレード

人物描写5傑
1 若草の頃
2 メリーポピンズ
3 シカゴ
4 ヘアスプレー
5 ブルースブラザーズ

神声1傑
バーブラ・ストライザンド

ミュージカル界に来て欲しい人
エフゲーニャ・オブラスツォーワ



その他 超独断&偏見

ルックスを「加点法」で評価すると最強な女優1傑
イングリッド・バーグマン

「減点法」で評価すると無双する女優1傑
エリザベス・テイラー

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41.  トーマス・クラウン・アフェアー 《ネタバレ》 
6点を切ってるのでどんだけつまんないんだろうと思って観たら意外と面白かったです。ヒロインの女優さんがえらく年増なんだなーと思ってたんですが、ラストシーンを見て納得。なるほど、あのオチを効果的に作用させるには「ああ、この人やっぱり捨てられちゃったよ」と思わせる必要があるわけで、ヒロインがあまりに若くてナウいピチピチギャルだと「これだけの女をあの女たらしがほっとくわけが…」と思われる危険性があると。さらに「これだけの年増を選んだということは、この男、ただの女たらしでなくちゃんと中身を見る男だったんですよ」という綺麗な終わり方に出来ると。ま、これはこれでいいんでしょうけど、やっぱりヒロインは若い女の子の方がいいなあ(どないやねん)。お洒落でセンスの良い映画だなとは思いました。6点。
[地上波(字幕)] 6点(2014-05-30 17:34:18)
42.  ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
観終わった直後の感想は「こりゃまたなんてもったいない映画なんだ」というものでした。誠に失礼ながら、「アイデアに監督の能力が追いつかなかった映画」という印象を持ってしまったのです。「せっかくの貴重な素晴らしいアイデアを、よりによってあんたが拾ってしまったか…」などと素人の癖に偉そうな事を言っちゃったりとか^^ でも、とにもかくにもあのラストシーンは素晴らしいという事で6点献上です。
[地上波(字幕)] 6点(2013-11-23 17:17:26)
43.  シベリア超特急
もちろん水野さんが「笑いを取ろう」などという気は全くなかったのは分かります。が、物は考えようで、結果的にとはいえ腸がよじれる程の思いをさせてくれたということは、映画の究極の目的である「観た者に驚きと楽しみを与える」という条件は満たしていると思うのです。ですからこれは合格点です。はい、6点。
[DVD(邦画)] 6点(2013-08-25 16:07:35)(良:2票)
44.  サウンド・オブ・ミュージック
 映画ブルースブラザーズには有るけどサウンドオブミュージックには無いものと言えば何でしょうか。   1997年。日本から遥か数千キロ離れたジョホールバルの地で、野人岡野が決めた決勝ゴールにより、日本サッカー界が初めてのワールドカップへの出場権を手に入れたその瞬間、日本中のサッカーファンが狂喜乱舞しました。その喜びを表現するために各人が様々なリアクションをとったわけですが、共通するのは「体を動かした」「言葉というよりはフィーリングを叫んだ」というものでした。何でもあの試合の視聴率は47・9パーセントだったそうです。日本の総人口を大雑把に1億2000万人だとすると、約5700万人以上があの瞬間を目の当たりにしたことになります。それほど多くの人間がいたにもかかわらず「ゴールが決まった瞬間に思わず我を忘れて歌を唄いだした…」などという人はおそらくたったの一人もいなかったはずです。人が5700万もいたのにですよ。   グルーヴです。この映画の中で子供たちは歌など歌っていません。歌という名のご主人様に仕える忠実な召使となっているだけです。また、上記の理由により「ミュージカルシーンに自然に入る」というのは必ずしもミュージカルにおける最重要ファクターというわけでもありません。いかに自然に入るか、よりも、いかにセンス良く入るか、の方が重要なんです。場合によっては「え!そんな入り方するの?」という入り方の方が正解だってケースもいっぱいあるんですよ。  あとですね、この映画の中でかなり(一番?)人気の高いオープニングのシーンですが、ああいうのはプロモ映像的に良いシーンと言うのであって、ミュージカル的には普通のシーンです。例えばアニー(1982年版)という映画がありますよね。で、あのアニーという女の子はぶっちゃけ可愛くないですよね。そしてあの孤児院もまた小汚いところですよね。しかしそれがミュージカルになった途端に人も物も急に魅力的なものに化ける訳です。「元々美しい場所に美しい人がたったかた~っと走ってきて美しい声で歌い始める…」とか、そら見栄えの良いシーンになって当たり前です。こういうのはセンスの良いシーンとは言わない。その他のミュージカルシーンでも「もっと驚かしてくれよ」という不満がいっぱいありました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-23 19:26:47)
45.  E.T. 20周年アニバーサリー特別版
ディズニーチックなテーマソングが良い。自転車のシーンが良い。指タッチのシーンが良い。要するに良かったのはこの3つだけ。でもその3つがズバ抜けてます。なので本来なら3~4点程度のお話ですが、6点を付けさせていただきます。
[地上波(吹替)] 6点(2013-08-05 22:03:22)
46.  フェイス/オフ 《ネタバレ》 
演出がいちいち過剰なのが気になりました。多くの方が褒めていらっしゃるスローモーションシーンですが、私にはむしろダサいとさえ思えてしまいました(はい、すいません、どうせ私が悪いんです…)。私の今までの映画人生で、スローモーションの使われ方が最もカッコ良かった映画は「乱」なのですが、あれに比べるとなんだかガキっぽく思えちゃうんですよね。オーバー・ザ・レインボーのかかるシーンでも「どや!こんな激しい銃撃シーンにあえてオーバー・ザ・レインボーを流す俺のこのセンス!どや!どや!どやああああ!!」というジョン・ウーさんの得意満面になっている顔が浮かんできそうでかえって萎えてしまいました…。そしてもう一つ気になったのが、やはりというか、顔がすげ変わるという例の設定です。私は思うのですが、ああいったいい加減な設定というのは、説明もいい加減にしたほうが、意外とすんなり受け入れられるんじゃないでしょうか。例えば「転校生」なんかは、何故入れ替わるのかという科学的根拠などはいいかげんですよね。それがこの作品の場合は「最新の手術で入れ替わるんだ!」などと、変にきっちり説明しようとしたのが、かえって嘘くささを増幅させてしまったのかなという気がしました。いろいろと文句が多くなってしまいましたが、名作扱いになってるだけあって、面白いシーンももちろん色々とあったということで6点とさせていただきます。
[地上波(吹替)] 6点(2013-07-27 23:12:59)
47.  ロード・オブ・ザ・リング
最初の30分ぐらいの「のどかで平凡な風景」のセンスが悪い。本当に平凡に撮ってどうする。
[地上波(吹替)] 6点(2013-07-27 10:51:17)
48.  アナと雪の女王
 その辺の通りを歩いてる人達を適当に二百人程呼び集め、百人ずつぐらいの二グループに分け、一方のグループにはこの映画を見せ、もう一方のグループにはこの映画のレリゴーの部分だけを見せたとします。そしたら、後者の方が好評な気がしちゃうんですよね。これって映画のアイデンティティー的にはちょっとマズい事なんじゃないでしょうか。だって、それって「これが必ずしも映画という形態をなしてなければならない理由は実は無い」ってことになるわけですから…。   例えばジェームズ・キャメロンのターミネーターなんて作品がありますけど、あの映画の中でターミネーターが真の姿(スケルトンの姿)を現してムクッと起き上がってくるシーンなんかは、確かにそのシーン単体だけでも十分格好良いんですが、全体の流れの中で見た場合にはさらにそこへ「しつこさ」という付加価値が加わるようになってます。大は小を兼ねるという言葉がありますが、このターミネーターの場合には、シーン単体だけを観たとき<流れの中で観たとき、になってるわけだ(キャメロンと、他の「ただ単にカッコいいシーンを作るだけなら俺に任せてくれよ!」という凡百の映像クリエイター達とを隔てる境界線はここかも)。ところがこのアナと雪の女王の場合には、シーン単体だけを観たとき>流れの中で観たとき、になってしまってる気がしました。マジで映画のアイデンティティー的にマズいことなんじゃないでしょうか…。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-07-07 17:42:12)(良:3票)
49.  スクール・オブ・ロック
またミュージカル映画詐欺に遭ってしまった…。これって単なる「音楽映画」だよね。そしてその音楽映画としての出来栄えも特に高いと思えなかった。コメディーとしても中途半端。そもそも映画としての出来栄えがちっとも高くない。かなりの期待をして観ただけに多いに失望させられました。《追加》よく見たらここのサイトではミュージカル扱いになってませんでしたね。失礼しました。でもレンタル屋さんにはこれがよくミュージカルコーナーに置いてあってまぎらわしいんだなあ。
[DVD(字幕)] 5点(2015-04-24 00:13:40)
50.  誰が為に鐘は鳴る 《ネタバレ》 
20世紀を代表する美男美女によるこの映画、さてそのお話の出来栄えはと言うと……つ、つまらん! 恋愛&活劇映画の優等生作品である「タイタニック」と比べるとその差は歴然。タイタニックでは主人公にとってはヒロインは最初の時点では「あちら側の人」でした。だからこそ恋愛関係になったときの達成感も大きかったんですが、この映画ではヒロインがあろうことかいきなり「小汚いおっさん連中の中に一人だけポツンと『白肌&金髪の美少女』という異質な存在がいる」という描写で登場します。つまり最初の時点でもう既に「こちら側の人」なわけです。「主人公にとっての異質な存在にとっての異質な存在」ってことは結局「裏の裏は表だ」っていうことですから。達成感もへったくれもないわけです。ライバルの不在も痛い。最初の時点から「どう考えてもこの中に主人公の恋敵になりそうなメンバーはいないよね…」と思えてしまってはワクワク感がない。そもそもヒロイン以外のほとんどの人間も最初から主人公に友好的なので、途中でパブロが中途半端に怪しげな態度を取ったところで、数的優位に立っているのは主人公の方なんだから。これといった危機感が無いままにタラタラと話が進んじゃう。これじゃ盛り上がらないわけだ。私は原作未読なんですが、多分この原作の方では元々プロットの面白さで勝負するタイプの小説では無かったんでしょうね。思想的、哲学的な面で評価されてる作品なんでしょう。それを映画化に際して、せっかくの良い部分はごっそり削り取るわ、「そこは売り物じゃないよ」というプロットの方は何の改良もせずにそのままボンと出すわという一番やっちゃいけないことをやっちゃった作品なのかなと。原作者も怒ってたらしいですし。5点。
[地上波(字幕)] 5点(2014-11-27 16:01:25)
51.  ムーラン・ルージュ(2001)
大阪の金持ちおばちゃまとかに好まれそうなデザインかなとw あと、割とシカゴなんかと比較されることもありますが、シカゴにあってこの映画に無いものは知性だと思う。
[地上波(吹替)] 5点(2014-11-01 10:46:47)
52.  若草物語(1994)
引っ張るべきところをバッサリ切り、バッサリ切るべきところを引っ張るという困った脚本。よりストーリーを端折ってるはずの46年版の方が話が分かりやすいという皮肉。色使い&照明も好きになれず。この映画の色使い、照明、部屋の装飾、小道具、外の風景…などは、リアルかもしれないが、華やかさに欠ける。下手すりゃ刑事モノの映画っぽい。これに比べて46年版は、なるほど、いかにも作り事の世界ですよって感じでリアルさは無かったかもしれないが、とにかく華やかで目に楽しい。人によっては可愛らしく見えるらしいキルスティン・ダンストも私にはモンスター。ローリー役も、どこか「さえない二枚目」という感じの今作よりも、「カッコイイ三枚目」という感じの46年版の方が、同性の私から見れば好感を持ちやすい(女性から見ればまた違うかも)。ヒロインのウィノナ・ライダーは美しいが、46年版のジューン・アリスンのような愛嬌がない。そもそも美しさにしたって46年版のエリザベス・テーラーには流石に敵わない。同性からも好感を持ちにくい教授の顔も問題あり。総合的に46年版の方が絶対にいいと思えました。 《付け足し》失礼、46年ではなく49年でした。
[地上波(字幕)] 5点(2014-10-19 19:17:49)(良:1票)
53.  アバター(2009)
この作品と、今までのキャメロン作品との決定的な違いは「看板シーンの有無」ですよね。今までのキャメロン作品には「○○というタイトルを聞いただけで条件反射的にこのシーンを思い出さずにはいられない」というシーンが必ずあったものですが、この作品にはそれがない。まあ、「全てのシーンが平等に素晴らしい」」という見方も出来なくはないが、「没個性的な作品だ」という意地悪な見方も出来なくはない。こんなこと言うと「別にいいじゃないか。とにもかくにもその映画を観ている間は夢中になれる作りになってるんだから」と言う意見もあるかも知れませんが、そのような「個々のシーンがどうのこうのというよりは、見ている間の一体感そのものがウリの作品」というのは、将来的にはわりと簡単に埋没してしまう危険性があるんじゃないかと。だってみなさん、ちょっと考えてみて下さい。例えばスピルバーグの「E・T」のような「異性人との交流というモチーフなんて他にも同タイプの作品がいくらでもあるよ」という作品を、我々が何故未だに時々観たくなるかというと、「だって、あの自転車のシーンを観れるのはE・Tだけだから」という所に行き着くと思いませんか?だから物凄く乱暴なことを言えば、「一流作品と二流作品との究極的な違いは、同タイプの映画が頻発しても需要が消えないか否かだ」と言えなくもないです。てことは、この作品は「超一流の二流作品」とも言えなくもないです。「見ている間の一体感そのものがウリの映画」というのは、今後将来的に同タイプの映画が増えていった場合に、需要的危機に陥る可能性があるわけですから。同じキャメロン製作&3D作品の「シルク・ドゥ・ソレイユ」の場合は「まずシーンのかっこ良さありき」で作られてるので(ということは後に出たこちらの方が余程従来のキャメロンっぽい)、何度観ても惚れ惚れしますが、この作品は私にはそこまでの作品とは思えませんでした。
[地上波(吹替)] 5点(2014-10-05 13:50:12)
54.  レ・ミゼラブル(2012)
ミュージカル映画の醍醐味の一つに「ドラマパートからミュージカルパートへ移行する瞬間の楽しみ」というのがあると思います。例えば、映画「シカゴ」で、レネー・ゼルウィガーが一瞬にして口パク操り人形となって唄いだすシーン。「雨に唄えば」で、デビー・レイノルズ達三人が、希望の朝の到来を「グ~ッモ~ニン♪」と唄いだすシーン。「ファニーガール」で、バーブラ・ストライザンドが「パレードに雨を降らさないで」を唄いだすシーン。センスの良いチェンジとの遭遇。それは思わず「おお!」と声が漏れ、膝をポンッと叩いてしまう至福の瞬間です。思いがけずやって来る一瞬の驚き、ときめき、笑い、etc…。そのせっかくの醍醐味を、自ら放棄してしまっているこの映画は、私にとっては終始out of questionの世界でした。香りのないコーヒーを飲まされたかなという感じです…。最近テレビでやっていたので、劇場で観て「損したなあ…」とカックリきて以来二度目の観賞をしてみたのですが、結果は同じでした。
[地上波(字幕)] 5点(2013-12-22 20:45:57)
55.  キャリー(2013)
巷のサイトなどでは「キャリーを演じるにはクロエは可愛すぎるのでは?」という意見もありますが、私は元々このクロエというアイドル女優さんは「見方によっては可愛いが、また見方によっては…」という微妙な人だと思っていたので、そこはそれほど問題じゃないだろうと思いました。それでもやはり監督さんの立場としては「世間一般的には彼女は可愛いアイドルで通っているから…」と意識してか、学園のマドンナ(死語)役にガブリエラ・ワイルド(アンダーソン版三銃士でヒロインやってた子です)のような正統派美人を容赦なく起用したり、冒頭に水着シーンを持ってきて、クロエの肉体的なたくましさ(例えば肩幅が広いとか)をこれまた容赦なく映したりと、いい意味でクロエをアイドル扱いせず、突き放したような作りも目に付きました。この姿勢は一見すると、デ・パルマ版のあのあまり可愛くないキャリーに近づこうと一生懸命に努力しているように思えます。でもちょっと待って。努力するところってそこだっけ? 「可愛くないキャリー」ではなく「不気味なキャリー」を目指すべきだったのでは? そこはち~っとも出来てないように思えたんですが…。
[映画館(字幕)] 5点(2013-11-09 13:12:07)
56.  グラディエーター 《ネタバレ》 
王道的なストーリーだと聞いていたのですが、その割には主人公が最初から強すぎるのが気になりました。「話が始まって間もなく主人公が大きな難関に直面して、一旦は挫折を味わう。しかしどん底で仲間との出会いがあり…」とここまではいいんですが、王道的なプロットに従うと、ここから先は「その仲間達から新たな力を授けられることにより主人公の力がアップする。そのお陰で一旦は跳ね返された難関を突破することに成功する。このことが主人公の内面を大きく成長させるきっかけとなり、さらに難関を突破したことに対するご褒美イベントが起こり…」と大体こんな感じになることが多いと思うのですが、この映画では主人公が最初から精神的にも肉体的にも強~い強~いので、仲間の有り難味もなんだかよく分からないし、成長過程もはっきりしないし、ご褒美イベントもいまいち……。リドリー・スコットほどの人なら多少変則的なプロットでも面白く出来るんだろうと期待したのですが。戦闘シーンも「リドリー・スコットがやるからにはこれぐらいのものを魅せてくれるんだろう」という大きな期待にはちょっと届いてないかなという感じでした。どちらかというと「プロットは伝統的、戦闘シーンは革新的」な方が、まだ彼の長所は生きたような…。もう若い頃の彼ではないし…って余計なお世話でしょうかw でも点数をつけるとしたら5点です。
[地上波(字幕)] 5点(2013-08-14 00:32:56)
57.  ワイルドバンチ 《ネタバレ》 
この映画を何年か前に初めて観たときの評価が「何これ?何でこんなに評価高いの?」という感じで3点ぐらい。ところが最近再び観直したらまあまあ面白く観れたんです。きっとこの映画はあの濃ぃ~オヤジ達の世界に感情移入できるという人にのみ本当の面白さがわかるという映画なんでしょう。むさ苦しいオヤジなんぞに本来は何の興味もないという私には初観時は「こんなもん論外」の世界。しかし一旦この世界独特の空気、そして各キャラクターの性格などが把握できている状態で観た二回目はそれなりに面白く観れたということなのでしょう。そこでフッと思い出した事なのですが、やはり大分昔の映画で「男の出発(これで『おとこのたびだち』と読む)」という映画がありまして、これが「西部劇、むさ苦しいオヤジ達が活躍、全滅エンド」と、似たようなキーワードでくくれる映画なんです。でもこれは初観からいきなり面白く観れたんです。何でかっていうと、この映画には、荒くれオヤジ達の中に一人だけポツンと頼りない少年が混じってまして、これが実にいいアクセントとなって「荒くれ者達には荒くれ者達なりの魅力があるのだ」ということを、少年の視点から見せることによって視聴者にそれとな~く学習(洗脳)させていくというしたたかな戦術がとられていたのです。このおかげでオヤジ嫌いの私でも面白く観ることが出来たんですが、ワイルドバンチにはそういうタイプの工夫はほとんどなくって「オラオラこの世界についてこれる奴だけついてこいや!」という感じだったかな。このいい意味での無骨さが魅力でもあるんでしょう。
[地上波(字幕)] 5点(2013-08-01 01:36:08)
58.  市民ケーン 《ネタバレ》 
「オーソン・ウェルズが編み出した数々の技法によって表現の幅が広がった」という意見自体はもっともだと思うんですが、はっきりいってこの映画の話自体は基本的につまんないですよ。映画の究極の目的は客を楽しませることなんだから「話自体はつまらなくとも技術が優れているから」という理由であまりに高く評価するのはどうかと思います。しかもその技術にしても必ずしも「突っ込み所が全くない」というわけでもないし。例えば、ケーン夫妻が食事をするシーン。時と共に段々と証明が暗くなっていくというあの有名なシーンでも、まるで「ハイ、ここでは段々と不仲になっていってるんだという事を感じ取って下さいね~」という製作者の声が聞こえてくるかのようなあざとさを感じましたし(オーソン・ウェルズが聞いたら怒るだろうな。彼はむしろあざとさを感じさせないためにそうしたのだから)、婦人がオペラを歌っているその上方にカメラがゆっくりと上がっていって、天井にいるスタッフ達が鼻を摘んでしかめっ面をするというシーンでも「なんてベタな演出なんだろう」とやはりあざとさを感じました。婦人が睡眠薬を飲んで自殺を図るシーンでも、あざとさを無くそうとしているのが逆に計算高さを感じました(そもそも睡眠薬を使ったんだよと分かるアングルをわざわざ選んでいるという時点でどのみち記号的表現でしょ)。同じ理由で、大人が言い争いをしている部屋の窓からケーンがソリで遊んでいるのが見えるというシーンでも、「これが上手い?これが自然? いや、かえってあざとさが増してるだけだろ。記号感が増しただけだろ」とか思ったんですが、私の感性って変でしょうか? あと、この映画のモデルになったという人物は、公開当時にはそれなりに世間の注目を浴びた人だったらしいので、ウェルズさんも「それほどのネタフリを入れなくとも、観客は最初からある程度ケーンに魅力を感じるはずだ」と思って作ったのかも知れませんが、現代を生きる我々は当然そんな事情は知らないわけです。だから「こいつ(ケーン)は、なにを一人で人気者調子で楽しそうにぺらぺらしゃべってるんだろう」とか醒めちゃうシーンも多かったです。 つまり、まず根本的にこのケーンという人物自体に魅力が持てないので「うん、なるほど、ここでこういう(当時としての)最新技法を使ったと。…で、だから?」となっちゃうことが多かったかなと。
[DVD(字幕)] 5点(2013-07-30 11:40:23)
59.  リオ・ブラボー 《ネタバレ》 
実はそれほどセンスの良いセリフでもない会話の応酬で進められていくストーリー。これが私にはなんとも退屈でした。要するにこのキャラクター達の性格が波長に合う人にとってはたまらなく楽しい映画ということなんでしょう。でも残念ながら私には合わなかったようです。西部劇の影の主役ともいうべき「雄大なる大自然の風景」が少なかったのも不満でした。さらには撃ち合いにダイナマイトを持ち出すなど、何かちょっとずれた西部劇を観せられたかなという感じです。最初の酒場での「いきなりぶん殴る!いきなりぶっ放す!」というハードな展開を観た時には「おお、これはかなり期待が持てるか!」と思ったんだけどなあ…。
[地上波(字幕)] 5点(2013-07-28 22:54:24)
60.  ハモンハモン
「この映像よりももっとエロく表現できる」という小説家がいっぱいいそう。
[地上波(字幕)] 4点(2014-11-20 09:55:45)
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