581. キングコング(1976)
《ネタバレ》 今見たら駄目なんだと思う。 子供の頃、着ぐるみだとか、大人の事情だとか、映画会社の思惑とか、そう言う部分が全く頭になかったがため面白く見ることが出来た。 大きな動物を単純に現代に持ってきてしまったあたりが70年代的な発想なんだろうなぁ。 現代でリメイクするなら、時代設定を変えないで現代の技術をつぎ込むか、他の生物やその他の何かを持ってきて共通するのは骨格やプロットだけにしてしまうだろうから。 [地上波(吹替)] 6点(2009-01-04 02:26:33) |
582. ダ・ヴィンチ・コード
《ネタバレ》 つまんなくはないけれど・・・っていう感じでした。 途中までは結構普通の殺人ものでグイグイ引っ張っていってくれるんですが、途中からかなり怪しくなってしまって残念。 キャストも良いし、原作も面白いらしいんですが、原作の販促みたいな雰囲気がしてしまいました。 楽しめてもっとつっこんだところが知りたい方は原作を購入してくださいっていう感じなんですかね。 私自身はそういう楽しみ方が出来た試しがありませんが・・・。 [映画館(字幕)] 6点(2009-01-02 14:24:16) |
583. 沈黙の聖戦
《ネタバレ》 普通に面白くてびっくりした。 後期沈黙のなかでは意外とアクションがちゃんと入っているので動揺した。 男に当惑した。 いつものセガールさんをみれて満足した。 [DVD(吹替)] 6点(2009-01-01 22:07:58) |
584. 機動警察パトレイバー
《ネタバレ》 脚本や筋は時代的に非常に良くできているんですが、絵が、特に人物がふざけてんのか?っていうクオリティで残念。 80年代のアニメ然とした雰囲気が出ちゃっていて異様に感じてしまいました。 押井作品だからということで見てみましたが、雇われ監督のような時代なのでしょうか。後の作品のような見せ方もあるんですが、それ以外の部分との温度差がちぐはぐでした。 押井作品を見てみたいというような、直球勝負の目的があるひとはちょっと異様に感じるかも知れませんが、テレビでたまたまやっていたのを偶然見たとか、アニメも好きで勧められてみたというようなシチュエーションで見ればすごく面白い映画だと思います。 [DVD(邦画)] 6点(2008-10-19 23:29:38) |
585. 耳をすませば(1995)
つまんなくないし、嫌いじゃないんですけど。 サムイとまでは言わないですけど、気恥ずかしい以上の具合で引いてしまう。 メルヘンチックすぎる。 [地上波(邦画)] 6点(2008-10-19 17:55:14) |
586. レッドブル
《ネタバレ》 この作品のシュワルツェネッガーが朴訥で頼りになるけれど、うち解けていないからすれ違う。 っていう雰囲気がとても良い。 子供の頃何度も見て、何となく地味な話なんですけど、かっこいい軍人と相棒の刑事の姿にしびれた物です。 今見たらたぶん笑っちゃうんでしょうけど、子供には凄くシリアスなハードボイルドにフィルタがかかってました。 良い思い出です(笑) [ビデオ(字幕)] 6点(2008-10-18 23:54:07) |
587. 明日に向って撃て!
どうも悪人に感情移入が出来なくて楽しめませんでした。 自由な雰囲気や友情と言うものは、こういった映画にはぴったりの要素ではあるのだと思うけど、強盗だし。 そういう、映画に対しての無粋な突っ込みを忘れて素直に受け止めれば良かったのだろうけどそうできず。邪念が多かったのだろうか。 友情とか自由とか。そういうあこがれに似た気持ちをどこかで感じようとすれば良かったのかもしれない。そうすれば良い映画としてレビューしていたのだろうと思う。 [地上波(字幕)] 6点(2008-10-13 00:38:57) |
588. スター・ウォーズ
《ネタバレ》 ファントムメナスを見に行ったその足でTSUTAYAに行き、次の日に見てアクションの遅さと間延びに目が点になった記憶があります。 間の取り方がなんだか黒沢チックなんですが、なんかなぁ。もっさりしてるんですよね。 小さいとき初めて見て「なんて幻想的なんだろう」って思ってずっとそのイメージだったんですが、思い出のままにしておけば良かったかなと思っています。 さすがにリメイクされないと思うので、残念ですが今後そのままでも十分に価値のあるダイヤの原石として後世に語り継がれていくんでしょうけど、ワタシにはどうにもお年寄りとアシモが蛍光灯で殴り合っているイメージに脳内変換されてしまいます。 昔は思い入れが強烈だったのに・・・本当に切ない。 [DVD(字幕)] 6点(2008-10-13 00:25:01) |
589. ハーレーダビッドソン&マルボロマン
バカバカしくて好きです。 特にレビューすることがない。それは良質なB級の証でしょうか。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-10-12 00:21:53) |
590. ゴーストバスターズ2
最後がなぁ・・・いまいちちょっと。 子供の頃観たにしてはつまんなくはないけど・・・っていう感じでした。 [地上波(吹替)] 6点(2008-10-12 00:19:59) |
591. ガン・ホー
《ネタバレ》 昔ゼミで観ました。 企業としてではなく、アメリカ人が日本人をこういう風にしか理解していない。このように思っている相手をどう受け入れるかという事での講義。 意外と面白かったんですが、これを観た日本人がどう思うかとかとか全く考慮されてませんね。そうでなければ教材にはならなかったでしょうけど。 日本人からこの意図的な勘違いにつっこみを入れることがいかに無意味かと言うことが分かりました。 なぜならこういう風に見える変な人種という風にとらえられているからです。 自分たちのイメージがこんなじゃないと、日本人の輪の中で相手をバカにしても何も理解してもらえない。 外で普通の人種として見てもらうためには、自分たちがもう少しおかしな部分を少しずつ削り取って、長い間を経て評価が固まっていくということを理解することが肝要と言うことでしょう。 [映画館(字幕)] 6点(2008-10-12 00:09:50) |
592. ザ・デイ・アフター
子供の頃テレビで見ましたが、当時は本当に怖かった・・・。 今考えると、現代核兵器の破壊力や二次災害はこんなモンじゃすまされませんよということなんですが、よくよく考えると核の被害や二次災害って、アメリカの学者や軍のデータや写真や学説や予測が日本に入ってきてそれをヒロシマやナガサキと日本人が照らし合わせて悲惨さを認識しているわけで、決してアメリカ人が核に対して無知ではないんだろうなということです。 でもどうしても描写が甘いとか悲惨さが足りないとか言いたくなるんですよ。アメリカの情報を元に想像してるのではありますが。 このあたりの矛盾、どうしても被爆国の意見になってしまいます。 でも、核にはうるさいのに、テロリストによる拉致や惨殺虐殺には妙に寛容。他国のテロには無関心。テロ被害の遺族にはテレビ画面に同情するだけ。アメリカに責任転嫁。 よくよく考えると、海外の自国民や本国、中東の治安維持のため、ビックリするほどテロや中東政策に無責任な対応をとれるヨーロッパ諸国のかわりに武力を使うアメリカが、特別に悪いとか言いたくなるのは戒めたい感じです。 政治家や官僚になって欧米と調整してやろうと思わずに、アメリカ人の肉ちぎり飛び散る惨殺に走る相手に妙に寛容な日本人。 核もテロリストも本質は同じ所にあるような気がしますが、核攻撃されたという特別意識や優越感のようなものをこういう映画を見るとどうしても思い出してしまうんですよね。 どうもまだ、私たち日本人はこういう映画を見るメンタリティが身についていないのかも知れないと思ってしまいます。 [ビデオ(吹替)] 6点(2008-09-23 01:40:38) |
593. 七人の侍
《ネタバレ》 レンタルで見たら台詞が聞き取れないので字幕で見ました(汗) 初めて見たのは10年近く前になるんですね。 白黒の生み出す泥臭さというか、農村の退廃的な荒れ具合がそのときはたまらなく嫌で、もしかしてこのまま絶望的な世界で絶望的なラストを迎えてしまうわけ?と食い入るように見ました。 ラストの絶望も希望もないが、それでも残った侍の人生は続くやるせなさが良かったです。 面白かったなぁ。 もしかしたら、白黒にも退廃的な雰囲気の映画も好みになった今、もう一度見たら全く印象が違ってくるのかも知れません。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-23 01:03:57) |
594. CUBE
《ネタバレ》 友人たちにおすすめされた映画は、少しでも面白がろうと思ってみるんですが、本作はアレレという感じでした。 なんか、普通じゃないですか? 雰囲気がハリウッドっぽくないって言うだけでものすごく普通なんですよ。どこかでみたような感じで。 なんて言うかハリウッドを凄く意識するあまり微妙な味わいが出ちゃってる英国ホラーみたいな、そういうものを感じました。 ラストのアリもしないけど何となく絵的に希望がありそうなエンディングももんのすごく普通なんですけど、やっぱり雰囲気と口コミの勝利じゃないかなぁ・・・とか変な脳内フィルタがかかってしまいました。 90年代末期の不条理サスペンスホラーって聞いただけで変なフィルターかけちゃって、ちょっとお金がもったいなかった。 誰しも時給換算すると、映画は非常に高価な娯楽なので少し後悔してます。 それにしたって非ハリウッドの90年代って、微妙な味わい出し過ぎ。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-07 00:20:46) |
595. ディスタービア
普通におもしろかったです。 キッズ向けの映画でしょう。明快でした。 映像や見せ方、演技がハイクオリティ。 鑑賞する子供たちに思いっきり楽しんでもらおう、というのが伝わってきました。 こういう映画を真剣に妥協と工夫で作ることが出来て、みる側と利害が一致してるのがハリウッド。 仮装大賞かなにかと勘違いして俳優を絵に似せてメイクさせて、動画と漫画の一致度を上げてお金を取ろうとするのが日本映画。 子供向け映画一つとってもこういうレベルの差が悲しすぎる。 ハリウッドで言う60年代くらいの作風を、アメリカから輸入した新しい技術の改変でやってるんですから。 オリジナリティが薄くても、こうやって楽しさを引き出せる映画が増えてこないものでしょうか。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-06 13:41:16) |
596. ジャンパー
《ネタバレ》 面白かったです。 高校の半ばで人生から逃げ出してしまった少年じゃまぁやりますよねこういうの。 対象年齢が高校生までくらいなんでしょう。 何となく思うんですが、この国では映画フォーマットそのものが誤解されているような気がします。映画=他メディアよりも高尚、次世代文学のような誤解です。 こういうもんですよ、映画って。技術フォーマットとして実態はありますが、内容には多様性がありますからこういう対象年齢を絞った娯楽作品も違和感なしで受け入れられてます。 それといろんな映画が説明的じゃないことにつっこまれることが多いですが、これも映画だからそういうもんです。日本のアニメ映画以外だと単なる説明的な台詞とか場面挿入はある方が珍しいです。 何も考えずに見れば非常に面白いと思います、凄い映像技術を堪能できます。 [DVD(吹替)] 6点(2008-09-04 22:59:37) |
597. スチームボーイ STEAM BOY
絵の迫力がものすごく、映画館で観られてよかった作品。 ストーリーは陳腐ですが、時代設定とか世界観がフワフワとした感じでよかったですね。 でも、これって家で観たらどうなんでしょうかね。 アトラクションみたいな物なので、テレビで観たら面白くないかもしれません。 [映画館(邦画)] 6点(2008-08-30 22:39:10) |
598. A.I.
《ネタバレ》 タイトルの通り様々なタイプの人工知能が、それぞれの癖をだしていろいろなドラマを織りなしていくのが印象的でした。 最終的に、高度なルーチンで増殖し生活をしているAIはもはや生命かどうかという垣根を越えてしまっています。 必然定期に旧式の人工知能を搭載した主人公は、その人工知性体との対比で人間的にすら見えるというプロットが秀逸。 それまでの主人公は人間的な行為をプログラムされた人工知能で、母親としてインプットされた対象を寂しがるという行動が基盤になっているようなのですが、それが知性からではないことが気になって仕方がないのは彼が製品として生まれ存在しているからでしょう。 見せ方が上手い。 このせいでどうしても愛情や知性に感じられない、リアルな仕草との対比もとてもやりきれなくて良いですね。 終末的な雰囲気が公開当時、なぜか懐かしく感じられたのが思い出されます。 21世紀という時代が始まってまもなく、20世紀末を覆っていた終末感が実は作られた物だったんだ、ということにこの作品で気づきました。 ハリウッドはこういう文芸調のテーマにゴツンとお金をかけて作り上げてしまうのが凄い。 それだけに描写が細かくいろいろな感情が生まれるのでその時々で満足感が違う映画です。 [映画館(字幕)] 6点(2008-08-28 23:13:03)(良:2票) |
599. ノロイ
《ネタバレ》 肝試し的な怖さが欲しくて、普通のホラーだと思って入ったんですが???でした。 ブレアウィッチ的な展開をねらったのかもしれません。 小林雅文のHPがあったりと割と楽しめます。 ちょっとコケた感はありますが、一人ではなく大勢で楽しみたい感じですね。 当時リアルタイムで観て、なおかつ楽しんだのはラッキーだったと思います。 [映画館(邦画)] 6点(2008-08-26 22:19:39) |
600. ゴジラ(1984)
記憶をかなり美化してますが、薩摩剣八朗さんのファンなのでつまらないとは思わないです(汗) ゴジラの動きの良さでかなり救われているんじゃないかと思います。 こういう現実路線に近い映画を使って、今リメイクして欲しいものです。 そういうことをやって、過去出来なかったことに向き合ったり、技術の限界を変えていかないとほんと邦画って駄目になると思う。 ハリウッドが積極的にやっているんだから、そう言う大きな流れが起こっているうちにやっとかないと時代遅れの勘違いになるんじゃないかと。 ハリウッドのリメイクをみると、ネタ切れなんてとんでもないって分かります。題材が枯渇したわけでもない。発想だけで終わらせないで技術の積み重ねをちゃんとやってるんですよね、向こうは。 もっとも、邦画が今やると素人のマネーゲームでプロが駄作を生んでしまうような歴史を繰り返さないとも言えません。 [映画館(邦画)] 6点(2008-08-24 13:42:14) |