681. 母(1963)
監督、新藤兼人の自伝的要素の強い作品らしい。 その影響もあり、細部にわたって妙なリアリティがある。 乙羽信子は外見的に好みではないが、役にピッタリはまっており、真に迫った素晴らしい演技をみせている。 今村昌平作品にも通じる、泥臭いエロティシズムが充満した内容で、観ていて暑っ苦しい。 でも、それがまた、本作の魅力であったりもする。 今村昌平作品の泥臭さやいやらしさが好きな方は、きっと気に入る作品であろう。 [ビデオ(邦画)] 7点(2009-01-05 20:19:52) |
682. マッチポイント
《ネタバレ》 「人生は運だ。テニスに例えれば、ボールがネットにぶつかり、それが相手コート内に落ちるか自分側に落ちるか、それによって運命が決まる。」 これがこの映画のテーマになっている。 ラスト付近で指輪を投げるシーン。 欄干に当たり、河へは落ちず、手前に落ちる。 つまり、「運が悪かった」という象徴的なシーン。 このシーンで観客に「殺人がばれる」と予感させる。 しかし、そうはならない。 この持っていき方が憎らしいほどうまい。 悲劇のヒロインを演じたスカーレット・ヨハンソン。 これ以上なく魅惑的。 金髪に男は弱い。 愛欲に負け、人生を狂わす。 だけど、守りたいものもある。 守りたいもののためなら、どんな残酷なことでもしでかす。 自分が一番かわいいから。 だが、それと代償に一生、人を殺したという罪悪感がついてまわる。 その罪悪感と金持ちの暮らし、どちらを選ぶか? 当然、罪を償い、殺人を自供するのが正しい道だが、自分がその極限の状況に立たされた時、それを正しい選択として選ぶことができるのか? それを自分に問いかけられたような気がして、そういう意味で後味が悪い。 しかし、よく考えてみると、全ては主人公の男が自分でまいた種だ。 つまりは、まっとうな道から外れたことさえしなければ、こんな状況に追い込まれずに済んだのだ。 全てはこの男の自業自得。 一時的な欲求、特に愛欲に惑わされずいかに自制するか。 これがいかに重要かを、この作品から教訓として学ぶことができる 、、とレビューを終わらせると、簡単に結論めいたことが出たようだが、はたしてそんなに簡単か? 何故なら、スカーレット・ヨハンソンの様な、運命を狂わす恐ろしく魅力的な女性が目前に現れたら、どうなるか分からない危うさを男は常に持っているからだ。 そう考えると、人生どう転ぶか分からない。 魔性の魅力を持つ女性を前にした時、男はいかに無力であるか。 そう思うと、そういった恐ろしいほどの魅力を持つ女性に出会ってしまうか、出会わずに済むかで、運命が決まるとさえ思えてくる。 “人生の大半は運で決まる” 本作がテーマとするこの言葉、強烈な説得力を持って身に迫ってくる。 あー怖い。 そんな魅力を持つ女性と出会いたくない。 いや、本当に出会いたくないの?? 出会いたいよね?? 出会いたくないの?? どっち?? ・・・分かりません! [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-05 01:29:08)(笑:1票) (良:1票) |
683. チャップリンの独裁者
風刺の割合が多すぎて、チャップリンの魅力がイマイチ発揮されていない。 ところどころにチャップリンの良さが出ているものの、途中、退屈してしまった。 それでも最後の演説は素晴らしい。 チャップリンの平和に対する熱いメッセージが伝わってきた。 まさに熱演! [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-03 11:21:06) |
684. 狼の時刻
後年のベルイマン作品ばかり最近は観ていたので、この辺りの脂ののりきったベルイマン作品は、久しぶりに観た気がする。 というのも、とにかく映像が綺麗なのだ。 そして幻想的。 まさにベルイマンの真骨頂が発揮されている作品だ。 しかし、色んな物を詰め込みすぎの感が否めない。 単純な夢想物語として、神秘的な色を最初から最後まで通してくれたら、もっと凄い作品になっていたかもしれない、、と思わせる内容だった。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-02 18:47:48) |
685. 沓掛時次郎 遊侠一匹
なかなか人情味のある深い話なんだけど、どうもコテコテすぎる。 しかし、中村錦之助の演技は相変わらずうまいし、迫力がある。 チャンバラシーンにしても、さすがはストストピッチャンの錦之助、実にリアル。 話はどうにも臭くてたまらないが、アクション部分の迫力と錦之助の演技は高く評価したい。 [ビデオ(邦画)] 7点(2009-01-01 17:59:06) |
686. 安城家の舞踏会
《ネタバレ》 没落華族の最後を描いた傑作群像劇。 森雅之、原節子、津島恵子らが輝きを放ち、華族がまさに没落していく中で、最後の舞踏会を怪しく豪華に演出している。 殺人が起るのではないかというサスペンスに満ちた展開の中、華族という特権階級の没落の悲哀、男女の感情のもつれ、家族や親戚間のいさかいなどが、緻密に描かれている。 特に森雅之が突出したダンディズムを発揮。 森雅之は数々の名作に出演しているが、本作はそれらの中でも特に彼の味わいが滲み出た作品ではないだろうか。 クールに煙草をくゆらす森雅之がかっこよくて仕方ない。 ただし、唯一の難点と言っていいのが、ハッピーエンドすぎるところだろうか。 群像劇という、ただでさえ尺を必要とする内容なのに、90分という尺の中で全てをまとめようとする意図が明らかで、強引な仕上がりになってしまっている。 それが惜しくてならない。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-12-31 15:14:49) |
687. 兄いもうと(1936)
成瀬巳喜男がリメイクした『あにいもうと』を観た後だったので、話の展開については新鮮味がなかったが、それでもその完成度の高さに唸らされた。 1時間という短い尺の中で、家族それぞれの人間像をとても巧く描いている。 頑固オヤジだが一家を支える父、常に優しく人思いの母、やさぐれてはいるが妹との会話で優しい一面を見せる姉、純情可憐な妹、そして悪態をついてばかりいるが実は誰よりも妹思いの兄。 こういった家族像を明確に描いた上で、優男の大川平八郎が登場する。 明らかに肌色の違う都会の男と、泥臭い田舎の一家が不協和音を起こす。 そこに起る悲劇。 しかしそれを支える家族愛。 美しい音楽と、躍動感溢れる映像がそれを支え、見事な掌編と相成っている。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-12-25 22:55:40) |
688. 秀子の車掌さん
清水宏監督の『有りがたうさん』を彷彿とさせる内容と雰囲気。 さながら、女性版『有りがたうさん』だ。 最初と最後に流れるほのぼのとした音楽。 いやぁ、これを聴いているだけで、何だか幸せになれる。 そして、バス会社の社長! これぞまさに怪演! このキャラ、実にいい! 経営者としての達者な物腰も備えながら、どこかオカシイ。 いや、オカシイというのは面白いという意味。 いや、それより、ラムネに氷が印象的! 今観ても、何だか羨ましくなるような食べ物だ。 質素でいて魅力的。 これは、まさに本作の高峰秀子に通ずるものがある。 最初で最後のバスガイドを演出したラストも見事。 切なく、そして楽しい。 映画を観て、こんな気持ちになったのは初めてかも。 あ、そうそう、本作のビデオは東京・荒川区の南千住図書館まで片道1時間半かけてレンタル、、いや借りに行った。 ツタヤでの貴重な作品の発掘が一段落ついたので、次は「東京都内の図書館巡り」が自分の中で始まった! これがまた、意外にも貴重な作品の宝庫。 どんなに巨大なツタヤにも置いていない貴重なビデオが、ひょっこり図書館の片隅に眠っていたりして、とても刺激的だ。 図書館を巡ってのビデオ探し。 何だか病みつきになりそうだ。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-12-25 21:06:24)(良:1票) |
689. 駅 STATION
《ネタバレ》 演歌を地で行く世界。 これを見ると演歌もいいものだなぁ、と感じる。 倍賞千恵子が営む居酒屋でのシーン。 高倉健と倍賞千恵子の俳優と女優とのぶつかり合い。 お互いの人間味が弾けんばかりに静かに対峙する。 尺の長さ、前半の無意味なシーン、倍賞千恵子の愛人が実は指名手配犯だったというオチ、テレビ役者が多すぎ、とマイナス点は見受けられるものの、全体としてはなかなか良い雰囲気になっていたのではないだろうか。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-12-23 23:00:38) |
690. 生きものの記録
基本的に黒澤明監督とは相性が悪いのだが、これは面白かった。 最初は「何言ってんだ、この老人は?」だったが、段々、彼の熱意と気持ちが理解できてくると、俄然、複雑な気持ちになった。 危機意識を持たず安穏と暮している人々、それに対し、未来を予測し独り奮闘する家族思いの老人。 どちらが正しいのか? どちらが狂人なのか? この問いを、我々に投げかける余韻を残すラストは見事だった。 そして、モノクロの映像も美しい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-12-21 19:53:30) |
691. 限りなき前進
フィルムセンター所蔵作品を、池袋・新文芸坐にて鑑賞。 現存するバージョンは、フィルムの断片をつなぎ合わせて復元し、再編集したもので、どこまでオリジナル性が維持されているかは定かでないが、それでもかなり楽しめた。 随所に笑えるところあり、それでいて見応えもある。 そして何より、当時の月給取り(サラリーマン)の実態が詳細に描かれているのが面白い! 小津安二郎の原作で、それを内田吐夢が監督するという、夢の取り合わせ。 キャッチボールのシーンや、会社内でのシーン、子供同士の喧嘩など、初期小津の作風が強く反映されている。 しかし、そこは内田吐夢の技量か、初期の小津作品よりも格段に面白くなっている。 もし初期の小津作品を、「原作・小津安二郎、監督・内田吐夢」の取り合わせにしたら、ひょっとすると、もっと素晴らしい作品が沢山できたに違いないと思わせる出来であった。 それだけ内田吐夢監督の演出が光った作品だった。 それにしても、本作での轟夕起子、なかなか魅力的だったなぁ~ あのスカートからのぞくヒップラインが何ともエロティック。 そして、川に脚を浸している時の、ふくらはぎの質感の艶かしさよ! 轟夕起子という女優さん、今まで全く注目していなかったが、本作でその魅力を十二分に感じることができた。 これも本作を観た上での収穫の一つだ。 [映画館(邦画)] 7点(2008-12-17 22:40:04) |
692. 若い人(1952)
池部良と吹雪。 これはまさしく豊田四郎監督の『雪国』を想起させる雰囲気だ。 、、と思ったら、豊田四郎も同じタイトルの作品を1930年代に既に作っていたのかぁ。 女子校の教員で28歳の独身男と、17歳の女子生徒との恋愛を描いた文芸ドラマ。 骨太な感じではなく、どことなく軽く仕上がっている。 同僚の女教師の扱いがどうも中途半端で、その存在意義が理解できなかった。 教師と生徒との恋愛を描く上で、あの女教師を出す意味が分からない。 話の筋に女教師は要らない気がした。 杉村春子は相変わらず巧く、二重人格の様な母親役を貫禄十分に演じている。 酔いつぶれたろくでなしの母親、献身的に男を看病する女性。 その全く対照的な二役を、本作では見事演じきっていた。 さすがと言わざるを得ない。 そして市川崑監督。 初期の頃には本作のような文芸作品を作りながらも、戦争映画、ドキュメンタリー、そして後期には『犬神家の一族』の様な娯楽サスペンスまで作ってしまう辺り、底知れぬ幅の広さを感じた。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-12-15 22:08:15) |
693. ラスト、コーション
《ネタバレ》 アン・リーの職人技炸裂で、完成度は高い。 問題のセックスシーンも話題性だけでなく、内容も伴い、しかもストーリー上、必要な布石となっている。 凄い作品であり、又、力作でもあるのだが、生理的にどこか受け付けない部分がある。 それはやはり、露骨すぎるセックス描写だろうか。 女性がこの映画を観た時、男とは全く違う感じ方をするのではなかろうか。 少なくとも、男性の私から観ると、トニー・レオンの濡れ場は生理的に気分が悪くなるし、胸騒ぎがする。 それと、観終えた後、非常に疲れた。 すがすがしい気分とは程遠い、言いようの無い精神的ダメージを負った気がするのである。 [DVD(字幕)] 7点(2008-12-02 22:57:06) |
694. 欲望のあいまいな対象
観ているこちらも翻弄されるほどの内容。 老人が10代の娘に性欲を刺激され、侮辱を受けながらも必死に追いかける様は、男にとっては目を覆いたくなるような辛辣な内容だ。 随所に見られる刺激的で突飛な出来事は、飽きさせない有効なスパイスとなっている。 遺作らしいが、最後にこんな傑作を作ったブニュエルは凄い人物と感心させられた。 男の偏執的な性愛を描かせたら、ブニュエルの右に出る者はいないだろう。 遺作にして、私が観たブニュエル作品の中で最高に面白かった。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-11-29 22:12:53) |
695. 殺し(1962)
これはイタリア映画ならではの魅力が散見される逸品。 『羅生門』さながらに、あらゆる登場人物の異なる視点から、一つの事件を描き出していく技法は、なかなか面白い。 パゾリーニの原案・脚本ということで、パゾリーニ風味もどこかに感じられる。 パゾリーニの初期作品によく出てきた“ゴロつき”がゴロゴロと沢山登場。 彼らを巻き込む事件。 そこに絡む娼婦や少年。 これらの様子が、時間軸を交錯させながら、サスペンス仕立てに観る者を楽しませてくれる。 一見すると分かりにくい作品ではある。 しかし、何度も観たくなるような、クセになる雰囲気を醸し出している作品だ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-11-29 15:39:07) |
696. 犬、走る DOG RACE
大杉漣が古い家屋を屋根づたいに逃げる逃げる。 これは痛快だった。 歌舞伎町の周囲には、ああいった古い家屋が残っており、それらを上手に活かした逃走劇。 大杉漣が体を張って、逃げ回る。 ありそうでいて、ちょっとない危険きわまりないアクション。 しかもヤケクソに逃げる。 謝りながら逃げるかと思いきや、ふり返って物を投げる。 コミカルでいてスピーディなアクション、そして歌舞伎町界隈の汚らしい家屋を上手に活かしたロケーション。 なかなか良いのでは? だけど、それ意外はどうも物足りない。 『月はどっちに出ている』で素晴らしい演技をみせた岸谷五朗も、本作ではどうも空回りしていた。 その他のヤクザ陣も、いいキャストを揃えてはいるのだが、迫力と雰囲気づくりに物足りなさが残る。 監督である崔洋一が傑作『月はどっちに出ている』で見事に演出したあの作品の魅力はどこに・・・ 理由は定かでないが、本作ではその魅力を感じ取ることができなかった。 それが何とも残念である。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-11-25 23:23:03) |
697. 盲獣
船越英二が“キチガイめくら”に成りきっているのがまず素晴らしい。 触覚だけが異常に発達した船越英二は、理想の体と肌を持つ女性を見つけ出し、自室のアトリエに監禁することに成功し、日夜からだを触りまくる。 そしてついにはその女を犯してしまう。 なんという偏執的でエロティックな設定なんだろう。 やっぱり、こういう設定を考え出した江戸川乱歩という人は偉大だ。 偉大すぎる。 しかし、その乱歩が描き出す世界は極めて小説的であり、それを映像化することは困難である。 本作がその困難さを乗り越えたかといえば、やや疑問。 やはり、乱歩が創りだした倒錯の世界は、小説の中だからこそ生きるのではなかろうか。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-11-25 01:28:51)(良:1票) |
698. 銀座二十四帖
《ネタバレ》 題名通り、銀座の町並みが沢山出てきて、それだけでも十分楽しめる。 開発中の有楽町駅前の映像には特にビックリ! 私がつい最近までごやっかいになっていたビルの敷地が更地ではないか! しかも、当時更地ということは、今存在するビルの一つ前のビルが建築されている最中という、非常に興味の湧く貴重な映像を観ることができた。 出演陣でインパクトがあったのが北原三枝と安部徹。 北原三枝は、相変わらずの日本人離れした抜群のプロポーションを惜しげもなく披露。 露出度の高い服に、たわわな胸を強調した服を着ており、思わずスクリーンに目が釘付けになってしまった。 脚、特にふくらはぎが綺麗だし、この頃の北原三枝にはオーラがかった若さと勢いを感じる。 それと安部徹。 オカマっぽい画家を演じているが、これがなかなかの熱演! すっかりオカマキャラをモノにしているところが凄い。 役者魂炸裂!といったところだろうか。 しかし個人的にやや苦手な三橋達也が主演をはっている点はマイナス。 それに河津清三郎は相変わらずの棒読み口調。 それと月丘夢路が劇中で「美人、美人」とはやしたてられていたが、そこまで強調する程の美人とは思えない。 少なくとも、劇中のセリフである「男なら誰でも魅力を感じる女性」というのには疑問符が残る。 しかし、本作のバッドエンドはなかなかの後味! あそこで都合良く結ばれないのは、かえってスッキリとしていて、私にとっては好印象を残した。 [映画館(邦画)] 7点(2008-11-15 01:37:43)(良:1票) |
699. 恋愛小説家
ヘレン・ハント目当てで鑑賞。 やっぱり彼女の笑顔は輝いていた! 女性ならではの美しさと優しさをもった素敵な女性だ。 本作は「愛」というものの素晴らしさを上手に、そして丁寧に描いている。 「愛」というものは、それまで自分が築き上げてきたものを崩し去ってでも、「この人を愛したい!」、人をそんな気持ちにさせる力を持っている。 「愛」は自分を変える力を持っているのだ。 愛する人のためなら、今まで恐れていたことでも、勇気をもって乗り越えられる。 本作は、そんな力強いメッセージを持った、人に勇気を与えてくれる秀でた作品である。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-03 22:23:03) |
700. 津軽じょんがら節
津軽の寒々しさと暗さがビシビシと伝わってくる。 全面ロケならではの臨場感があった。 西村晃が漁師役を演じているが、これがまた味があって良かった。 西村晃って、あまりカッコいいイメージなかったけど、本作ではその良さが十分出ていた気がする。 土着な香りのする作品なので、あまり好みではなかったが、それでも最後まで楽しむことができた。 それにしても、江波杏子って昔から老けてたのね・・・ [DVD(邦画)] 7点(2008-10-25 16:59:04) |