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円盤人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 102
性別 男性
自己紹介 DVDで昔の作品が出て、入手しやすくなったのは嬉しいですが
チャプター分け4つ以下っていうのは勘弁して下さい。

特に、チャプターなしっていうのは犯罪に近いですよ。

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61.  真昼の決闘
アンチ・ヒロイズムを体現したような主人公。リアル志向のストーリー。もっと徹底し、生々しくした方がいいような気がします。新妻エミー(グレース・ケリー)は美しいのですが、掃き溜めに鶴のような美貌なので、保安官の妻にはちょっと見えません。彼女はこの映画で確かに成功しましたけれど、もっと庶民的な印象を持った、ケイン(ケーリー・グラント)に近い若さの女優の方がいいでしょう。またこの映画では、緊張感を出すために、上映時間と映画内時間を一致させています(壁掛け時計の進み方でこれがわかります)。しかしあまり効果をあげていません。というのは、ケインが時計を見上げるまでに、カメラの切り替えという映画文法が挟まるからです。カメラが切り替わるということは、物語の展開に応じて、時間や空間が省略されることを意味します。観客は本能的にこの約束ごとを理解しているので、実際の時間の感覚と、映画を観ているときの体感時間は、そもそも一致しないようになっています。ですからテンポのいい映画(省略のうまい映画)は短く、退屈な映画は長く感じるのです。本作での試みは、ヒッチコックの『ロープ』のように、徹底的な長回しを使用した、舞台劇のような作品でないと効果を発揮しません。アイデアは面白いけれども、それを売りにするほど結果が出ていないというところですね。
6点(2004-08-24 22:20:46)(良:1票)
62.  赤ちゃん教育
「スクリューボール・コメディ」とは、30~40年代に多く制作されたドタバタ喜劇の一種です。チャップリンやキートンなどのスラップスティック・コメディより、恋愛要素と、セリフのやり取りで笑わせる比重が大きいのが特徴。なるほどスクリューボール(変人)というように、まともな人間はほとんど出てこないのですが、興味深いのは、変人ばかりが出ていながら、登場人物が故意に行うギャグはなく、すれ違いと勘違いによって全ての笑いが成立していること。伏線と小道具の使い方、畳みかけるギャグのテンポ、笑いをすかすタイミングは見事の一言で、物語の運び方を勉強している人には必見の一本と言えましょう。ギャグがツボにはまるかどうかは個人差があるでしょうが、迷惑娘スーザンに対する印象で大きく評価が分かれそうです。それにしてもこの邦題、もう少し適切なものはなかったのか・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2004-08-24 21:35:34)
63.  U.M.A レイク・プラシッド
4人のキャラクターが意外にしっかりしているし、動物のCGも自然、物語も破状しておらず、特に悪い映画ではないと思いますが、逆にこじんまりしていて「これぞ」という面白さがありません。それを考えると、クリーチャーの恐ろしさに期待させるような邦題はやはり問題ですね。個人的にしばらく見なかったビル・プルマンが心配でしたが、最初の保安官が彼じゃなくてよかった・・・。
5点(2004-03-08 18:23:56)(良:1票)
64.  ザッツ・エンタテインメント
ミュージカルはオペラ、オペレッタなどをベースに誕生した音楽劇です。歌劇よりは演劇性が強いのが特徴で、劇、歌、踊り、手品、コントなど「楽しければ何でもあり」な要素を黒人ボードビリアンが付け加えました。『ザッツ・エンタテイメント』というストレートなタイトルからは、これこそ世界言語なのだ、という強烈な自信と矜持がうかがえます。映画の性質上、ほぼ全編が見どころといって差し支えないですが、一番しびれたのは、ジーン・ケリーのトーク。数々の女性スターの名を列挙したあとで「しかし、最高のパートナーと呼べるのは一人しかおりません・・・」あえてその名は書きません。ビデオまたはDVDでごらん下さい。きっと皆さん大いに納得するはずですよ。
7点(2004-03-08 03:40:21)
65.  D-TOX
雪山の奥に建つ警官更生施設、という舞台は面白いのですけれど、それが生きていません。マロイがD-TOXに入るまでに映画の4分の1を使ってしまっているのが痛い(閉鎖空間劇である『ダイ・ハード』『シャイニング』『死霊のはらわた』などが、さっさと舞台へ移動していることを思い出して下さい)。これで時間が足りなくなってしまい、施設や人物をじっくり説明することはおろか、「誰が犯人なのだろう?」と観客に考えさせる余裕すらなくしてしまいました。落ち目とはいえ結構豪華な施設内の顔ぶれは、本来なら推理劇にうってつけの筈だったのですが・・・。映画全体の低調ぶりで、よけいに落ち目を強調することになってしまいました。D-TOX、警官のみならず、俳優の更生にも失敗したようです。
4点(2004-03-06 17:49:25)(笑:1票)
66.  最後の人
あらすじで書きましたように、字幕がなくても設定や物語がよくわかる、非常に完成度の高い作品です。スラップスティック・コメディ(ドタバタ喜劇)ではないことを考えると、これは驚異的なことだと言えましょう。しかし本作で使われている視覚演出は、現在でも当たり前のように見ることが出来るものばかりで、今この映画を改めて観る価値自体は薄くなっている気がします。本作の先見性、歴史的貢献度は疑いようがありませんけれども、そういう面での評価は他の方におまかせして、敢えてこの点数です。ところで、オープニングの音楽は名曲だと思うんですけれど、CDにはなっていないのでしょうか。
5点(2004-03-06 17:16:46)
67.  グッドモーニング・バビロン!
D.W.グリフィスは実在の監督で、「アメリカ映画の父」と呼ばれた人物です。4つの物語に分かれている『イントレランス』中、最も力がかけられているのが、兄弟の関わっているバビロニア編。本作では触れられていませんが、この作品は難解すぎて興行的に惨敗、グリフィスは没落します。以上の事実を踏まえますと、「バビロン」とは「栄華を誇りながら、あっさりと壊れ去っていくもの」を表していることが判ります。劇中のバビロニアやグリフィスの王国同様、映画のセットも同じ性格を持っており、壮大に作られていることが強調されればされるほど、はかない運命の哀しさ(すぐに壊されてしまう)が漂うのです。この巧みなメタファーには感心しました。ただし、それがもう一方の主題である「兄弟の同等性」とうまく噛みあっておらず、全体の完成度という点では今ひとつです。
5点(2004-03-01 17:52:34)
68.  ザ・ビーチ(2000) 《ネタバレ》 
楽園の持つ非情さは示唆的で面白いんですけれども、他のレビューにもあるように、楽園の魅力のなさは痛いですね。1ヶ月ぶりに街へ戻り、観光客の惨状を見てから、ああビーチに帰りたいとリチャードが漏らす下りがありますが、大して違うようには見えません。もしリチャードが(イカレた後で)そのことに気づき、共同体を破壊するという展開なら、逆に生きてきた部分だったのですが(とはいえ、私は圧倒的に後半の方が好きですけれど)。ディカプリオもせっかく猿状態で頑張ったのに報われていません。ビジュアル的に、髭や髪がボウボウの彼はNGだったのでしょうか? これはぜひ女の人に聞いてみたい。
4点(2004-02-28 19:10:26)
69.  ショコラ(2000) 《ネタバレ》 
原作を何とかうまくまとめたな、という印象ですが、ジプシーの出現がかなり遅れ、物語における比重が下がってしまっているあたり、無理をしている部分も目立ちます。逆に映画になって素晴らしかったのは、おいしそうなチョコのビジュアル。そしてレノ伯爵。原作では神父なのですが、信仰上逃げ場のない彼は残酷な結末を迎えています。伯爵にしたのは大正解。映画版のさわやかなラストは、この変更なくしてはあり得なかったでしょう。
5点(2004-02-28 14:31:16)
70.  ゲーム(1997) 《ネタバレ》 
意外性を売り物にしているわりには、貧弱な脚本だと感じました。本作の意外性は「今の出来事はゲームではない」「やっぱりゲームである」という繰り返しで成立しているわけですが、ひっくり返す回数が多いからといってそのぶんだけ驚くわけではありません。観客が学習してしまう「千日手状態のドッキリ」をいかに崩すか。本作は作中で再三「今のはゲームではない!」と強調し、観客に「まさかここまではやらないだろう」と思わせようとしています。そうやって観客の常識をくすぐることでしか、意外性を捻出できないからです。これでは心細い。「どうせこれもゲームなんだろう」と最初から疑っていた観客は、どんどん冷めていったのでは?
4点(2004-02-28 13:54:23)(良:2票)
71.  ブリジット・ジョーンズの日記 《ネタバレ》 
「30代独身女性をターゲットにしながら、実はその中でもけっこう人を選んでしまう映画」とみました。例えば、主人公と同じような環境だからこそ、ブリジット(レニー・ゼルヴィガー)の意志の弱さや、自己改造することなく「成功」してしまうのが許せない、という意見も出るでしょうから。売り方としては「共感しますよ!」というので正解でしょうけど、楽しむには一定の距離が必要でしょう(ありすぎても駄目なわけですが)。スクリーンに表れたものだけで判断したいので、レニーの役作りに関しては評価の対象外としますが、彼女は泣き笑いの顔がキュートなんですよね。ブリジットはこのふたつの感情を同時に表さなくてはいけないキャラなので、彼女にはハマリ役だったと思います。続編が出るなら見てみたいですね。
8点(2004-02-26 20:31:24)(笑:1票) (良:1票)
72.  つばさ 《ネタバレ》 
主人公ジャックはいかにも純真さを象徴しているように見えますが、彼に感情移入する観客は少ないのではないでしょうか。というのも、ジャックの内面からストーリーが語られる場面がほとんどないからです。一途に彼を想うメリーの方がよっぽど好感が持てるでしょう(純情で不器用な田舎娘をクララ・ボウが熱演しています)。ジャックの空への思いは、飛行士(ゲーリー・クーパー)の死を前にして、変化したのでしょうか?戦争についての考えは??主人公は二人いるのですから、彼こそが感情移入の対象にならなくてはいけないのですが・・・。私は途中までそう思っていました。しかし、カメラは意図的に一歩引き、ジャックの幼さを浮き彫りにしていたのです。「青年は大人になって帰ってきた」という一文ですべてが明らかになります。『つばさ』は「純真な青年が、空への憧れを抱き続ける」物語ではなく、「二人の青年の強い友情を描く」物語でもなく、「他愛のない夢を持っていた子供が、戦争という現実に直面し、成長を強いられて帰郷する」物語なのです。ですから、ジャックに苛立って腹を立てるというのは、観客として至極当然の反応であり、その辺に私は、ウェルマン監督のしたたかさを感じるわけです。
7点(2004-02-25 22:05:21)
73.  シベリア超特急
レビューで著しく低い点数をつけるのは、自分との接点が全くなく理解不能であるとか、作品の価値観・倫理観を容認できないとか、いろいろ理由が考えられますが、映画を作るのは曲がりなりにもプロなので、いかにしょぼい作品であろうとも、一応はまとまっているものです。料理に例えれば、おいしくはないが、かたちは成している状態。しかるに『シベリア超特急』は、そうではありません。この映画の駄目なところを列挙して(山ほどありますが)どう直したら面白いのかを考えてみましょう。例えば水野晴朗の演技が上手ければ?アクションがちゃんと撮れていたら?・・・無駄です。枝葉をいくら直しても、おおもとが駄目だからです。物語は監督の主題を体現してませんし、人を面白がらせる魅力もありません。それを何とか「見せる」力量も監督は持ってません。この映画はまれに見る駄目駄目づくしであり、その意味で他のあらゆる駄作と一線を画しています。だから1点です。一方反面教師としては貴重なので、映画を学ぶ上では――ある意味名作よりも――参考になるかもしれません。
1点(2004-02-25 19:28:07)(良:2票)
74.  パッセンジャー57
ウェズリー・スナイプスが頑張っているんですけど、今ひとつです。抜きん出て印象に残るアクションシーンがないからでしょうか。
5点(2004-02-23 22:25:53)
75.  サウンド・オブ・ミュージック
「暗く陰鬱な環境に、陽性の異分子が飛び込んできて、周囲を感化させていく」というのは、物語の基本パターンの一つで、『王様と私』も同系ですね。この場合、主人公のキャラクターが鍵を握るのですが、本作はそればかりではなくて、大佐の心理面に踏み込み、なぜ屋敷が陰鬱なのか、という細かい点までちゃんと演出が行き届いています。こういう丁寧な作業によって、全体がしっかりとまとまっているんですね。・・・・・・・とここで終わろうとしたら、実話がベースになっていることが判明。大佐が笛で子供たちを呼ぶのは、キャラづけではなくて事実。子供が7人いるのは、音階に合わせたわけじゃなくて事実。私が演出だと思っていたところは大体事実。「事実は映画並みに奇なり」ということでしょうか。ところでモデルになったマリア本人は、マリア(ジュリー・アンドリュース)がトラップ家へ向かう途中、通行人の役で通り過ぎているそうです。うーん、全然見えん。
6点(2004-02-23 22:21:16)
76.  イントレランス
イントレランスとは「不寛容」という意味です。「寛容」を広辞苑で引きますと、2番目に「他人の罪過を厳しく責めないというキリスト教の重要な徳目」とあります。つまり、その反対の意味ですね。物語は4つの時代と舞台を自由に飛びまわり、人間の不寛容がもたらす悲劇を描き出します(間をつなぐ赤ん坊の揺りかごは、寛容の対象を象徴しているのでしょうか)。4つの話が並行して進むので、序盤はけっこう退屈ですが、バビロンの戦闘シーンに入ってからは、息をつく暇がありません。ため息が出るほどの壮大なセット、凄惨な戦の描写。また現代編のクライマックスが、それに負けていないのがすごい。しかもこんな傑作が、映画の発明からわずか20年で誕生したとは!まさに奇跡といっていいでしょう。
10点(2004-02-21 19:19:26)(良:2票)
77.  サンシャイン・ボーイズ/すてきな相棒<TVM>
ぱっとしない作品です。ストーリーが客の予想内に収まってしまってます。「お笑いコンビは基本的に仲が悪い」というのはもう定説でしょうしね。尻切れトンボなのもマイナス。起承転結を、起承だけで終わらせている印象があります。物語はむしろここから始まるのでは?
4点(2004-02-21 00:33:38)
78.  バニシング・ポイント(1971)
1997年、イギリスのプライマル・スクリームというロックバンドが『バニシング・ポイント』というアルバムを出しました。メンバー全員が好きな映画の架空サントラを作ろう、という試みで、ビジネス上の連動があったわけではないようです。今回やっとその元ネタを観ることが出来ました。正直、彼らの「サントラ」ほど感銘を受けることはありませんでした。私は車に興味がないので、主人公コワルスキーの焦燥感を、彼と同じかたちでは共有できないのかもしれません。
3点(2004-02-18 02:48:54)
79.  猫が行方不明
いなくなった黒猫のグリグリを探して、スタイリストのクロエ(ギャランス・クラヴェル)がパリを歩き回ります。この映画、自分の街を再発見する旅でして、猫はそのきっかけに過ぎません。ほんのりといい映画なのですが、グリグリはあまり画面に映らないし、猫好きが観たら、少し期待外れにうつってしまうのではないでしょうか・・・僕のように。
6点(2004-02-17 02:12:18)
80.  黄金(1948)
映像技術の進歩は、昔の映画を相対的に色あせたものにしてしまいます。しかしこの『黄金』のような、緊迫感溢れる人間ドラマは別。白黒映像は、砂金の輝きを表現することは出来ませんが、溶岩のように湧き上がる人間の欲望を、余計に生々しく表現しています。「金は人を変える」というテーマが、ドブズ個人的な問題になってしまっているのはちょっと残念(このシナリオもかなり好きですが)。余談ながら、作中で出てくる「バカの黄金」は黄鉄鉱。英語ではそのままfool's goldといって、金と勘違いして喜んだ鉱夫たちの逸話が語源になっています。
7点(2004-02-17 01:59:03)(良:1票)
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