961. ディープ・インパクト(1998)
見所は最後の津波が来るところで、その迫力だけでも見る価値はあるのだが、リアリティという面では、パニックに陥った人間模様をもっと見せてくれたほうが迫力があった気がする。人間ドラマに主題を置いたのはいいとしても、登場人物も多く、すべてが中途半端で盛り上がっていない。TV放送でカットされたシーンもあり一概に言えないが、最初に見たときに意味が分からない場面が多すぎる映画は、あまり好きではない。正直インパクトは感じられなかったし、感動も出来なかった。 6点(2004-02-29 10:37:53) |
962. シザーハンズ
《ネタバレ》 いやー、いい映画でしたね~。前半でエドワードがハサミでベッドに穴を開けてしまうところなんか、おかしくて笑ってられるんですけど、後半はけっこうシリアスな話になっていくんですね。この映画、メルヘンチックですけど、エドワードの複雑な想いがたくさん詰まっているんですよ。結局、人間社会に馴染めなくて城へ帰ってしまったのは残念だけど、彼にとってはそれで幸せだったのかもしれないですね。現実ってやつは、なかなか手強いからね~。でも、ヒロインに、そして引いては私たちに大切な思い出を残してくれたことは確かです。 7点(2004-02-28 00:39:52) |
963. イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
《ネタバレ》 期待していただけに、非常に残念な点数。いい映画ですか?と言われればいい映画に違いないのだが、結局最後まで感情移入することができず、感動も泣きもせずに終わってしまった…。単純な感動一直線のストーリーではなく、話を分かりづらく複雑にしてることからして困った。結局、黒人のマテオはどうなった?病気はエイズだったってみんな分かったのか?3つ目の願い事は、結局何だったのか?分からなかったオレって、やばいのか?見終わったあとにやさしくなれる映画だと思っていたが、二人の姉妹の明るさに救われている感じ。ヒステリー気味の母親やイライラして自分を見失いつつある父親など見たくない。父親と子供が遊ぶ場面や「デスペラード」など、よさげな雰囲気を持っていただけに、残念。 6点(2004-02-23 17:32:44) |
964. ラスト サムライ
《ネタバレ》 日本にこんな美しい風景なんてあったかな?神社や仏像、道祖神とか、神々しいまでの山々、流鏑馬等日本の美というものがしっかりと描かれていて感心した。それでもこの映画が面白いか、また見てみたいか、という基準で点数をつけるとしたら、この点数をつけざるを得ない。たしかに渡辺や真田の演じるサムライは迫力があったし、トムクルーズも悪くない。小雪は台詞の少ない中にも、凛とした演技を見せてくれた。それでもこの点なのは、人間の深さ、みたいなものがまだまだ足りないせいなんだろう。小雪とトムとの交流が一番心に残っているのも、この映画の趣旨とはあまり相容れない。ストーリー的にも突っ込みたいところはいろいろあったが、日本を描いた映画としてはいいほうなのではないか?明治時代に外国人が一人で日本に来たらどうなるのか、という面白さを見せてくれただけでもありがたい。でも、渡辺謙の最期で「perfect」はなかったんじゃないの? 7点(2004-02-23 17:28:58) |
965. 暴走特急
《ネタバレ》 もともとアクション映画は点数が引くくなる上に、沈黙シリーズはあまり好きではないが、この映画はまた見たい映画か?といわれれば、どちらかといえば見たいといえる映画。手をグルグル回して敵を倒すところなど、笑ってしまうところもあるが、なかなか良くできている。目にレーザーを当てる拷問のシーンは、いつみても戦慄が走る。 6点(2004-02-18 11:46:14)(良:1票) |
966. メン・イン・ブラック
さっぱり分からないことだらけで、最後までよく意味が分からなかった。ムシ・エイリアン等気持ちが悪い。ノリはいいのは認める。でも、もう一度みたいと思わせる映画ではない。すべてが中途半端で、深みに欠ける。 3点(2004-02-13 23:31:12) |
967. めぐり逢い(1957)
なぜか心に残る映画。海が見える丘にある、おばあちゃんの部屋が天国に思える。男女の会話も秀逸。 7点(2004-02-13 12:58:04) |
968. ミーン・ストリート
ここでの高得点に期待して見たが、どうも面白いと感じなかった。残念ながら「ゴッドファーザー」と同じで、登場人物に魅力を感じることができなかった。オープニングの8ミリ映像はなかなか素敵だと思ったけど。 4点(2004-02-09 10:03:56) |
969. ロード・オブ・ザ・リング
《ネタバレ》 最初に映画館で見たときは目が飛び出るほど面白いとは思えなかったし、最後の中途半端な終わり方には不満が残った。何より、登場人物が多く、原作を読んでいない私には背景を理解するまで相当てこずった記憶がある。今回、改めてTVで見て、この映画の凄さを実感した。この世のものとは思えない美しい風景映像、それぞれのキャラクターの個性豊かでしっかりとした人間(とは正確にはいえないけど^^;)劇、サウロン・サウマン等悪役の演技のうまさ、どれを取っても映画史上に残るファンタジーとして紛れもない作品。少し戦闘シーンにあくどさは残るものの、3時間という長さを感じさせないで続編をすぐ見たくなる魅力を秘めている。原作を読んでいない人にとっては、予備知識を仕入れてから見たほうがいいでしょう。惜しむらくは、まとまりの悪さ。ただ、続編を考えた場合に仕方がなかったのではないかと今は思う。 8点(2004-02-08 10:10:03) |
970. 6デイズ/7ナイツ
中途半端なシーンが多く、最後まで感情移入することができなかった。無人島の景色も美しいし、崖から飛び降りるシーン等アクションも頑張っていたのに、残念。「なんでやねん」というツッコミシーン満載だが、一度見たらもう充分と言う感じ。 4点(2004-02-07 09:16:09) |
971. ハリー・ポッターと賢者の石
《ネタバレ》 最新作(第5巻)まで原作の想像の世界に浸りきっていたが、DVDの廉価版が出たのでやっと見る気になった。今まで映画を避けていたのは、自分の中のハリーの世界が壊れてしまうかもしれないといった危機感を持っていたからに他ならず、恐る恐る見た。見ている内に、自分の思っていた世界とは違うが、ハリーポッターの世界としては違和感がないとわかった。今まで想像していた押し入れは自分家の物置ではなく、洋風のそれであったのだが、だからといって作品を見るのを拒否するべきではないとわかった。前置きが長くなってしまったが、この作品、原作を知っている者にとってはハリーがどんな思いをして耐え忍んでいたか、ということが分かっているので、主人公がRPGの勇者よろしくヒーローの王道を進んでいく、という単純な物語ではないと理解していただけるはず。そこのところも含めて、端折りすぎている部分が大きいので、原作を読んでいない人には5点、6点の評価になるのも頷ける。自分としては、充分に楽しませてもらったので、8点、9点をあげたい。そこで両者を割って、7点献上。 7点(2004-02-05 15:30:38) |
972. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 最後はどうなのか?私は否定的。もし、見るものを感動させるためにそうしたとか、ラストをまとめやすいからとかいった理由であれば、なおさら。これが史実に基づく話であったら、逆に評価できたのに…。せっかく発想は素晴らしいのに、それを活かしきれたエピソードが少なく、中途半端な印象。だったらお前ならどう作る?と言われても思いつかないけれど、もう少し掘り下げても良かったのではないかと。最初のほうに出てきたホームレスの男性の話もあんなもんでいいのかな。でも、期待しないで見るとわりと良い映画かも。 6点(2004-02-03 09:12:51) |
973. ウェディング・プランナー
若い女性のための映画、という気がした。 5点(2004-02-03 08:59:06) |
974. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 見終わってからもじわじわと心の奥底に問いかけてくる映画。「目が見えないのか」の問いに、「What is expected to see?(見るべきものがある?)」と答えた後、列車と線路で踊るミュージカルシーン以降からのめり込んだ。セルマはほとんど目が見えないがために、音楽などに対する感性も常人とは異なるのだろう。現実シーンは素人のように手ブレで撮影し、空想シーンでは逆に固定した映像で見せるという、なんともいえない切り替えのバランスが一言でいって素晴らしい。この作品には「Mercy(慈悲)」「forgiveness(許し)」などの宗教用語が絡んでおり、そういった西洋人のキリスト教的考え方を考慮に入れながら見るとますます評価は高くなるだろう。最後のシーンは残酷に過ぎるという意見が多いが、執行延長を却下した時点で分かっていたことであり驚きには値しなかった。自分自身、そういった場面について何度も噂に聞いていたせいかもしれない。ショーシャンクのように救いがある終わり方ではないので、ショーシャンクよりマイナス1点。非常に重い映画なので、「白夜を旅する人々(三浦哲郎著)」と同じく四年に一度ぐらいの間隔でみたい作品。ミュージカルの場面だけは毎日でも観たい。 8点(2004-02-01 17:08:08) |
975. パラサイト
《ネタバレ》 グロい描写が多い。もっと人間ドラマの描写が多いのかも、と期待していたのに次々と裏切られるシーンばかり目に付いた。なんというか、もったいない。ホラー系が好きな人にはお薦めできるが、個人的にはまた見たいと思わない映画。ただ、映画の出来として客観的に見た場合はそれなりに評価できる。 6点(2004-01-27 09:11:09) |
976. シュリ
実在する国名をあからさまに出すところなど、生々しい朝鮮半島の危機感をよく現していた。初見だったので主演と相棒の区別がつかず、やや銃撃戦が冗長だったこともあって中盤が間延びしてしまった感はあったが、ラブストーリーをうまくからめてまとめるあたりは評価できる。何よりハリウッド映画と比べても遜色ない出来の演出は、日本のそれと比べても見ごたえがあった。どこまでも続く水平線を見渡す丘で終わるラストは良い。終わりよければすべてよし。マイナス点は登場人物が多く、ごちゃごちゃしているイメージがあったことぐらい。 7点(2004-01-19 20:48:30) |
977. めぐり逢えたら
トム・ハンクスがラジオインタビューに答えるときの台詞がうまい。映画なんだからありえないんだけど、いつかこんなこと言ってみたい。メグ・ライアンもキュート。話としてはそこそこのストーリーで、「めぐり逢い」をネタにした映画なので前もって見ておくのがお薦め。暇なときにでも軽く見られる作品。 6点(2004-01-15 17:47:19) |
978. 時をかける少女(1983)
時計の針がグルグル回って、記憶が過去をさまようシーンが印象に残る。尾道の情緒溢れる風景も加点したい。主人公の瑞々しい感性がなんともいえない。いろいろな事を考えさせてくれる映画。 7点(2004-01-15 17:42:43) |
979. マーヴェリック
どんでん返しに次ぐどんでん返し。展開もスピーディーで面白い。 7点(2004-01-09 11:45:58) |
980. アメリ
最後までよくわからなかった。感性の違いと一言で片付けてしまっていいのか、とにかく「んあ?」と指を咥えるシーンが多くて困った。公園での待ち合わせの場面など面白いネタもあったので、可もなく不可もない評価ということで^^ 5点(2004-01-09 11:43:44) |