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タコ太(ぺいぺい)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1395
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

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1101.  ディープ・ブルー(2003)
こういうタイプのドキュメンタリーを日頃から良く観る人にとっては、とりたてて斬新ではないでしょう。滅多に観ない人にとっては、相当に衝撃的でしょう。観る人によって評価が大きく異なる作品だと思います。正直なところ冒頭の2・30分は期待はずれで眠くなってしまいました。全体的な作りも、無理に短時間に纏めたという感が否めません。 ただ、取り上げている対象は大して珍しくなくても、撮り方そのものがスゴイというものの連続。中でも「群れ」の撮り方は秀逸ではないでしょうか。前評判の高い「深海シーン」よりも、「群れ」を写した映像の方が印象に残ります。 でも、どうでしょう、映画館で観る作品として… そりゃあ大画面の方が迫力はあるでしょうけれど、この作品は今ひとつ大画面を生かしきっていないような気もします。寧ろDVDを手に入れて、自宅で繰り返し癒しの時間を過ごす方が良いような気がしないでもありません。ちょっと作りが古臭いのかなぁ?
5点(2004-09-06 20:49:42)
1102.  ヴァイラス(1999)
本格的B級SFホラー?って感じの作品。キャスティングが立派過ぎて逆効果ですね。もし、もう少しB級的キャストだったらもっと納得できたかもしれません。何より設定が変!一応説明は理解できるんだけれど、そこまで高度な知性体ならそんなことするかぁ??と思うことしきりです。何から何までどこかで見たような場面の連続なんだから、いっそのことコメディ色を前面に押し出して、パロディ作品にした方が豪華キャストが生きたかも? ただ、そうは言いながらも、私は今回の地上波鑑賞が二回目… 実は結構好きなんですよぉ。。。(汗)
5点(2004-08-12 23:33:44)
1103.  オールドピープル 《ネタバレ》 
高齢化が進む中で高齢者が行き場を失ってしまう問題をテーマにした社会派ホラーなのかな?と思いつつ鑑賞しましたが、どうも違うようですね。  子どもが大人を襲う、という作品は過去にありましたが、これはシンプルにその逆バージョン。ただし、年端のいかない弱者である子どもたちが理不尽な大人を襲うことに対して、豊富な人生経験を積んできた高齢者が「お前らは何も苦労していないくせに!」みたいな論理をもって若年者を襲うというのは相当意味が違うような気がします。  確かに介護者が不足して劣悪な環境の中で施設に閉じ込められている高齢者が社会全体に激しい怒りを抱く、というのは解らないことはないのですが、だからと言ってまず手始めに介護者を殺戮するというのはどうにも道理が通らない訳で、テーマ性自体に疑いを持たざるを得ないところです。(冒頭殺されてしまう訪問看護の女性なんて可哀そう以外の何物でもありません。あんなに可愛いのに。)  一方、襲われる方もゾンビ相手じゃないんだから無慈悲すぎる殺戮のような気もします。ボスキャラはそれ相応に憎悪すべき相手ではあるし、ガラス片を手に大挙して押し寄せる者には配慮のしようもありませんが、いきなり高齢者だからというだけで手にかけてしまっているパターンもあったような…。  施設や古家で寂し気に辛そうに暮らす高齢者と、幸せな結婚を祝う陽気で何一つ不自由など内容に見える若年者を対比して、起きるべくして起きた高齢者の狂気の反乱みたいな描き方に何かスッキリしない違和感が残る物語。最後の最後に言い訳じみたコメントが入るのも逆効果でした。
[インターネット(字幕)] 4点(2024-06-06 14:59:37)《新規》
1104.  三茶のポルターガイスト 《ネタバレ》 
テレビやビデオ、ネット動画等々、幾度となく目にしてきた風景です。つまりは個人的には結構好きなジャンルだったりする訳ですが。  今回は、このスタジオだけを対象とした特番という感じですね。なので、さんざん見せられてきたものを改めて見せられているという既視感的印象はかなり強いです。絶対に作り物ではないという動画の数々にしても、なんか見たことあるかもと思えてしまう。あまりに有名な対象を取り上げてしまったが故の弊害と言えるかも知れません。  とは言え、それらの動画を作り物だと言い放つ根拠もないので、その手の現象には個人的には一家言あるところですが長くなるので省略します。と言うより、少しぐらいは分析・解説的なカットも入れて欲しかったところです。  これから続編も公開されるようですが、次作は本作の焼き直しにならないことを願います。評価不能的作品ですが期待を若干裏切られた感があり4点献上とします。
[インターネット(邦画)] 4点(2024-06-01 14:49:52)
1105.  ヴィーガンズ・ハム 《ネタバレ》 
なんとも微妙な味付け。イラン豚は多分こんな味?食べたくはありませんが。  アイディアは決して斬新ではないです。なのでアレンジで魅せて欲しいところ。でも、全体的にコメディ感は薄いですね。ヒューマンドラマ的エッセンスを効かせようとしたところが逆にチグハグな感じになってしまったと言うか。  コメディならコメディでもっと笑わせて欲しかった。このあたりがフレンチコメディらしさなのかも知れませんが、もっと豪快にやらかして欲しかったところです。  キャラ設定にしてもグロさにしても不完全燃焼(いや、別に個人的にはグロさは求めていませんし)。なんとも中途半端にエンディング(そのエンディングにも強制着地感がありますし)。ということで今ひとつ納得いかず4点献上です。  ちなみに、ヴィーガンだからって脂肪感たっぷりなビジュアルの人間じゃ全然美味しそうに見えませんから。
[インターネット(字幕)] 4点(2024-05-24 18:40:01)
1106.  クリープ 《ネタバレ》 
POV作品も随分と増えました。本作は後発作品と言って良いでしょう。それにしては捻りがないのです。どこまでも直球勝負。思わせぶりな凶器が開始間もなく登場。思ったとおりそれが凶器、というのもストレート過ぎる気がします。  早い段階でジョセフの異常性が明らかになり、その時点で何となく結末が見えてしまう作品。それが何よりストレート。どんでん返しが欲しかった。アーロンも撮影が終わり帰ろうとしたまでは良かったものの、ジョセフの執拗な誘いを断れずに一杯飲んでしまったところで「あーあ」という感じ。クルマのキーを失った段階で死亡フラグが立ちあがり始め、アンジェラの電話を信じなかった段階でフラグ確定。そのあたりもストレートに過ぎるところです。  決して退屈などしないで集中して観ることが出来たのにも関わらす満足感は伴わない。勿体なさを感じる作品でした。  それにしても被害者の多いこと。ビデオ時代からDVD時代まで。一体何本(何人分)「トロフィー」があるのやら。隠してるなよ、アンジェラ!というのが最終的な感想です。
[インターネット(字幕)] 4点(2024-04-26 12:08:11)
1107.  母性 《ネタバレ》 
気持ちが悪い作品。これを見て賛同出来る人、感情移入出来る人はいるのでしょうか?  そもそも本来本能的な存在である「母性」というものを、徹底して後発的、後天的なもの、生まれて生きて育てられて身につくもの的に定義しているようで納得がいきません。  女性のタイプは「母」と「娘」の二種類というような極論についても然り。受け入れ難い二極化思考。そんなにシンプルなものではないでしょう。  ここに登場する母娘たちは異様です。多少のデフォルメはテーマを主張するための演出上必要とは思いますが、この異様さは病的とも言え、ヒューマンドラマとして成立して欲しい物語を只管サイコな世界へと引きずり込んでいるようでただただ居心地が悪いだけです。  この気持ち悪さこそが作り手の狙いなのでしょうか?原作は未読ですが、見せ方は少々異なっても基本的なところでは映画版と同じようですね。読むことはないような気がします。  決してつまらない作品とは言いませんが、どうにも趣味に合わず、と言うか理解し難く、4点献上に留めます。
[インターネット(邦画)] 4点(2024-04-25 21:30:00)
1108.  カミングスーン(2008) 《ネタバレ》 
冒頭から中盤過ぎまで、言葉は悪いのですが「ありきたりな」幽霊話と思えてしまい、主人公にも全く魅力が感じられず(役柄的にクズ男ですし俳優さんの演技も一本調子な感じだし)鑑賞完了断念かなと諦めかけました。  しかし、何とかヒロインの可愛らしさを救いに観続けていたら、なんと終盤にドンデン返し。「驚愕の」というほどではないにせよ、この展開は意外でした。と言うか、この展開がなければあまりにベタな幽霊話、都市伝説。アイディア一発で逆転と言った感じでしょうか。  タイ・ホラーらしいグロ描写もありますし、万人にお勧めは出来ない作品ではありますが、観終わってみれば決して後味の悪くないホラーでした。
[インターネット(字幕)] 4点(2024-04-16 13:49:17)
1109.  ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと 《ネタバレ》 
原作のコミックとアニメ化された作品は未読・未見です。  ライトなノリで楽しい作品ですが個人的には少々惜しいかなと。主人公がゾンビに追われながらも会社に遅刻しそうなことを心配しているという社畜ぶりの予告編を見て、これは米英の名作ゾンビコメディに迫る佳作か?!と期待しましたが、残念ながらそうは行きませんでした。  ソンビの世界になってマンションに籠る姿や理想の地を求めて旅する姿、目的地では主人公の上司が力でコミュニティを支配しセキュリティ用にゾンビを利用している…などなど、既視感あるあるのシーンが多出。パロディ感ではなく焼き直し感を感じざるを得なかったというのが正直な感想です。和製ゾンビ・コメディとしてのオリジナリティを発揮して欲しかったです。社畜状態の新人サラリーマンを主人公に据えたところは良かったのですが…。  唯一オリジナルアイディアを感じたのはゾンビ鮫。それ自体はこれまた既に映像化されてはいますが、本作のゾンビ鮫は何と食った人間のゾンビ化した足が腹から生えていて、自由自在に陸上を歩き回る!これは新鮮です。サメ映画ではヒレで歩いたり他の動物と合体して足が生えてるというのはありますが、食った人間の一部を活用するというのは思いもしませんでした。サメ映画専門の監督さんたちは、本作をご覧になられたでしょうか?ざわめきが聞こえそうです。  ただし、本作はあくまでもゾンビコメディであってサメ映画ではないのでしょうから、サメのアレンジだけでは素直には喜べない訳でして、更にメインテーマであろう主人公の人間的成長(そもそもタイトルからしてパロディですね)の描き方も少々控え目になっているかなと。  ゾンビのメイクや演技は海外の人気作と遜色ないぐらいのクオリティだけに、もっと笑わせて欲しかったし感動させて欲しかったという残念な作品でした。
[インターネット(邦画)] 4点(2024-02-21 14:52:49)
1110.  アタック・オブ・ザ・キラートマト 《ネタバレ》 
テイスト的には1978年と言うよりも更に古のアメリカ製娯楽映画の感がありますね。現代の感覚から見てしまえば、面白くないしクダラナイし下品です。ただ、それでもコアなファンがいるからには意味があるのだろうと考えてみれば、矢張り時代背景とお国柄なんでしょうね。  思えば本作よりも予算がかかっていながらも本作よりずっと低俗極まりない作品は多々ある訳で、それは今の時代を生きる日本人である自分の価値観に照らし合わせているからこそそのように思える訳で、勿論同じ時代に生きる同じ日本人でも千差万別の価値観を持ち合わせていて当たり前、いわんや半世紀近く前の海の向こうの人々をや、ってな具合でこの作品の作り手がどんな思いで映画を撮ったかなんて少なくとも私には解りゃしません。近代アメリカ文化(サブカル含む)をちゃんと研究している訳じゃありませんから。なので、こういう作品は評価が難し過ぎます。私には切って捨てられない。  とグダグダと書いてしまいましたが、実は正直楽しめました。くだらないし時間の無駄だったけれど、観ている最中は楽しめてしまいました。歪んだ楽しみ方かも知れませんが。  なので最低点は付けられず、アイディアと主題歌を評価して4点献上します。ただし、シリーズの他の作品は観ないでしょう。その時間があったら他のZ級が観たいので。
[インターネット(字幕)] 4点(2024-02-16 12:08:21)(良:2票)
1111.  来る 《ネタバレ》 
主人公が死んでは入れ替わっていく構成。そして、視点が移り変わっていく過程で物語の裏側を見せて行く。人間の弱さ愚かさ、虚飾に満ちた生き様。出演者各人の振り切った演技にも支えられた魅力的な作品ではあります。  ところが、ホラー作品として観れば、本作はコテコテのジャパニーズホラー流演出のオンパレード状態。冒頭のカットでお約束の如く虫が這いまわったりして、思いっきりジャパニーズホラー感を投げ付けられては個人的には引かざるを得ませんでした。  一方、必要以上の物量攻撃的な流血っぷりや登場人物の過激な死にっぷり、そして何よりラストの超自然的バトルからは、洋画悪魔系ホラーのエッセンスを感じさせらます。加えて、設定やら何やらアニメの実写版かと思わせられるような極端な非現実感を伴います。  要は、ヒューマンドラマ的な部分では魅せられつつもホラーとしては失望させられてしまう作品。少々テンコ盛りし過ぎたのでは?と感じざるを得なかった作品でした。原作を読んでから観た方が良かったのでしょうか?否、読まないで観た方が正解なのか?微妙なところです。
[インターネット(邦画)] 4点(2024-01-06 00:02:30)
1112.  プリズナーズ・オブ・ゴーストランド 《ネタバレ》 
この世界観は決して嫌いではなく、第一印象としては寧ろ好きな分野と言うか好感を持って受け止めました。シチュエーション的に、あるいはビジュアル的に好きなパートはいくつもありました。しかしながらその反面、受け入れ難い描写も多々あり、監督を始めとする日本人スタッフが作り上げた作品とは思いたくない部分もありました。  つまり、個人的には極めてツギハギ感のある作品という印象で、あたかも狙っているかの如く、B級時々Z級感を醸し出すべく用意した具材をゴチャ混ぜにして繋いだという感じでした。そして、その中心を成す線上で、敢えて日本文化や歴史観を蔑んでいると言うか貶めているとでも言いましょうか。  意欲的なファンタジーホラーあるいはファンタジーサスペンスと言うべきかも知れませんが、個人的にはシニカルでダークなコメディとして理解しています。もっとハッキリとした方向性を見せて欲しかった。ニコラスさんをもっと魅力的で感情移入出来るようなキャラに仕立てて欲しかった、といった感想です。残念。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-12-28 10:22:15)
1113.  ZOOMBIE ズーンビ ネクスト・レベル 《ネタバレ》 
まさかの「ズーンビ」続編。と言っても、本作の後にはスピンオフ的作品の「シーワールドZ」もあり、更にはネット上では「3」の製作決定との情報もあったりして、アサイラムのヒットシリーズ?になりつつあります。と言うか、しつつあります。  本作は「2」ですが、時系列的には「ズーンビ」の前日譚ですね。ここで使用された新薬が発端となり「ズーンビ」や「シーワールドZ」に繋がっていくという具合です。  前作同様の、と言うかアサイラム作品のお約束どおりCG(時として着ぐるみ)は超チープで笑えるレベル。この見栄えに引いてしまう方には鑑賞出来ない作品という点では前作同様です。が、観始めて最初っから感じたのは前作より進化しているということ。何が?と言われると言葉に詰まってしまうのですが、出演者の演技に始まり相変わらずグダグダのシナリオや演出等々、確かにB級あるいはZ級作品であることに変わりないにしても、前作を超えた何かしらの見応えがある出来になっています。  ただし、あくまでもこの手の作品をワーワーと文句言いつつも爆笑出来る方、端的に言い換えればこの手の作品が「好き」な方にしかお勧めは出来ません。私は正直なところ「好き」なので大いに楽しめました。馬鹿馬鹿しいながらも大真面目に作っている(であろう)ところに惹かれます。  なので5点献上!と言いたいところですが、やはり狂暴化して暴走しているにせよ野生動物への乱射と虐殺はビジュアル的にはNG感の方が勝ってしまい、マイナス1点の4点を献上します。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-12-26 11:55:46)
1114.  シンクロニック 《ネタバレ》 
冒頭のサスペンスホラー感からするとちょっと予想し難い展開。ヒューマンドラマ要素を絡めたファンタジーSFですね。  ドラッグの効果で松果体がタイムトラベルし、おのずから身体そのものも時空を移動する。移動の瞬間に居る場所によって移動先の時代が決定される。接触している物(生物を含む)も同時に移動する。移動した後は7分後に同じ場所に居れば元に戻れる等々。やはり正統派のSFと言うよりファンタジーと表現した方が受け入れやすいでしょうね。  ファンタジーと割り切って観れば、細かな疑問や矛盾を気にせずに楽しめる作品であるとは思いますが、主人公の不治の病、親子の軋轢とそれによる夫婦間の不和、人種問題等々、尺に対してエッセンスを詰め込み過ぎの感が否めません。そこが一番のマイナス要素かも。もっとも長尺にすべき作品とも思えませんが。  個人的には、愛犬を犠牲にした主人公が許し難いという、テーマとは関係のなさそうな理由でマイナス評価。限りなく3点に近い4点献上です。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-12-15 15:42:43)
1115.  コマンドーニンジャ 《ネタバレ》 
ストーリー的には極めてシンプル。言い換えれば結構雑ですし、ところどころにコメディ風味を盛り込んだ脚本ではあるものの、決して笑えるものではありません。苦笑はしましたが。  がしかし、「コマンド―」「プレデター」「バックトゥザフューチャー」「ミュータント・タートルズ」「マッドマックス」などなどをパロディ的に盛り込み、クレジットやテーマソング、それにセットや小物にも、作り手が相当拘っていることは十分に伝わりました。冒頭にいきなりサービスカットを入れてみたり、殺害シーンでは必要以上にグロさを盛り込んだり、作り手が思う存分遊び心を注ぎ込んで好き放題作ったということは理解出来ます。  つまりは、作り手の嗜好にピッタリ嵌れる者だけが楽しめる作品。観る者を大いに選ぶ作品です。私の場合は完全には乗れなかったです。鑑賞後の第一声は、申し訳ありませんが「ヒデエなコレ」でした。  と言う訳で、もしかしたらツボにハマって大爆笑する人もいるかもとの思いから4点献上します。(「意外と面白くない。全然期待しないで行くとひょっとしたらひょっとする。」)
[インターネット(字幕)] 4点(2023-12-11 11:33:37)
1116.  彷徨い 《ネタバレ》 
裕福で社会的な地位もあって幸せそのものというヒロインの現況であるはずなのに、全編通じて重い空気感に満たされていてヒロインの不安感ばかりが前面に押し出されている感じ。どことなく観ていて気持ちが落ち着かない作品です。  冒頭のシーンから考えて、謎の黒人青年は彼女の過去を知る者であるというのは容易に想像がつきますし、妹とともにヒロインの生活圏内に入り込んで来ようとしているのも明らか。名前をタイトルにして章立てしている構成からも、解り易いストーリー。復讐譚であろうことは早々に察しがつきます。  ヒロインが夫の元から逃げ出すまで、黒人系の女性ということで周囲から差別的な接し方をされて来たようですが、生活エリアを変え名前を変え、裕福な夫と結ばれて申し分のない社会的地位までも手に入れながらも、自らの黒人的髪質を嫌いウィッグで縮れ毛を隠しながら何かに怯えて生きる姿には今ひとつ感情移入出来ません。そんな様子で18年間も生きて来て今の生活に辿り着けたのだろうか?みたいな。作品テーマのひとつは人種問題なのでしょうけれど、その部分で押して来そうでいて押して来ない感じ。  そして後半。ヒロインの実子兄妹が家宅侵入し「ファニーゲーム」さながらに傍若無人に振舞う展開になると、作品テーマは更にぐらついて来ます。あれ?メインテーマは人種問題じゃなくて日常に潜む狂気?良く解らなくなって来ます。  更にはヒロイン、今再び家族を捨てて逃亡。18年前とは形を変えているとは言え、ここでも彼女は逃げ出す訳です。否、逃亡ではないのかも知れません。警察に駆け込んだのかも。でも、だったら隣家に駆け込んだ方が早いかも。チャンスなんかいっぱいあった訳だから。何だか釈然としないエンディングです。少なくとも家族愛がテーマではないようです。  結局、全編通じて非現実感が先行し過ぎていることが、今ひとつ作品世界に入り込めない理由かも知れません。DV夫から逃げ切り、偽名で裕福な男性と再婚(離婚出来たの?内縁だったの?)、私立高校の副校長に就任、満ち足りたセレブ生活。無理でしょう、その生き方。破綻材料だらけです。だから、感情移入も出来なければワクワクドキドキも出来ない。常に不完全燃焼が維持されてる感じ。  ヒロインは冒頭から精神的にかなり不安定な様子で、それは裕福な生活になってからも変わらないようです。いっそのことセレブ生活は全て幻想だったみたいな夢オチ的物語の方が納得できたかもしれません。  何とも後味が悪く、と言うか後味が感じられず、さりとて面白くない訳でもなく(我ながら矛盾してますが)、迷った挙句4点献上します。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-11-30 14:26:51)
1117.  デス・ライナーズ 《ネタバレ》 
人間の記憶力を増強し、経験や思い出を五感を伴いつつ再体験することが可能になるという新薬。医学は単に命を長らえるためだけではなく、もっと人生そのものを豊かにするために発展・貢献すべきとの発想。  そんな薬があれば嬉しい?いやいや、幸せな追体験は歓迎しないでもないけれど、誰だって嫌な思い出もある訳で、もしかしたら嫌なことの方が覚えていがちだったりするもの。それを五感を通じて再体験させられたら堪ったもんじゃない。なので個人的には冒頭の段階で「その価値観違うだろ」みたいな気持ちに。  そして治験開始。参加するのは経済的に問題を抱える学生中心なのは現実と同様かも。閉鎖された研究所で、集まった若者たちは互いの人生に共感しつつ友情や愛を育む?という青春ストーリーかと思いきや、物語は副作用による予知能力?(後の方で必ずしも予知ではなく不安の共有みたいな解釈も出て来ますが)の登場で思わぬ惨劇へと方向転換。そして激しい副作用で錯乱・狂暴化した最初の被験者パスカル登場。何故か殺人マシーンと化した男。  結果、アナ以外の被験者を始め、新薬の開発責任者やスタッフたちも全滅。吹雪が止んだ後に残ったのはアナとパスカルだけ。そしてパスカルは去って行く。という駆け足で唐突なエンディング。アナは駆け付けた警察に救助されるのかな?そして続編?  何とも尻切れトンボ。え?そこで終わり??って言う感じの大急ぎの幕引きに、唖然としてエンドロールを眺める自分が居ました。基本的なプロットは目新しさはないまでも決して悪くないだけに、もう少し何とかなるでしょ?と、勿体ない感が残る作品でした。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-11-20 11:09:24)
1118.  ルクス・エテルナ 永遠の光 《ネタバレ》 
観る人を大いに選ぶであろう作品。特に終盤延々と続く原色のフラッシュシーンは、観たくとも体質的に観れない人もいるかも。かく言う私もリタイア寸前でした。あぁ劇場で観なくて良かった。  そこに至る前半から中盤にかけても、主な出演者の中でまともというか何とか正気を保っているのは主演女優ぐらいで、あとの面々は初っ端からブチ切れていてチームワークの欠片もなく、こんなんで映画作れる訳ないだろ!みたいな状況。  この作品は「サンローラン」ブランドの世界観を表現するためのプロジェクトの一環として製作されたようですが、残念ながらそのあたりは全く理解出来ませんでした。この超絶カオス状態がブランドイメージなのでしょうか?ファッションブランドには疎いので、個人的には語りようもありません。  理解出来ないものを評価するのも気が引けるのですが、シンプルに映像作品として観る限り、感情移入も出来なければビジュアル的にも好ましくなく、4点献上に留めたいと思います。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-11-15 11:45:14)
1119.  フィフス・ウェイブ 《ネタバレ》 
遅れ馳せながら鑑賞。既に皆さんのレビューで書き尽くされている感があり、敢えて語ることもあまりなく…。SF作品としては相当問題ありですね。ご都合主義もここまで来るとぐうの音も出ないと言うか。  リック・ヤンシーさんによる原作のヤングアダルト小説三部作は2018年に完結していますが、映画版の方はどうなるのでしょうか?原作未読ですが、600ページ近い長編の第1作を映画化した結果が本作と考えるに、2作目も3作目も同じようなギクシャクした展開で引っ張られてしまいそうで期待は薄いような…。  殺戮シーンとかをもう少々抑えめにして、完全にお子様向け作品にした方が良かったですね。であれば、この断片的で整合性や合理性に乏しい作品も、単にアクションや特撮を楽しむ娯楽作品として評価されたかも知れません。  唯一の見どころ、大好きなクロエちゃんの頑張りに+2点の4点献上します。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-10-24 11:15:25)
1120.  哭声/コクソン 《ネタバレ》 
良く言えば難解、悪く言えば捏ね繰り回してブレ過ぎな作品。どう見ても矛盾していると思える状況を堂々と前面に押し出して来るのだから、観ている方は絞り切れずに混乱するばかりです。  おそらくは、國村隼演ずるところの謎の日本人は元々は村に憑りつく悪霊を払うべくしてやって来た祈祷師。しかし、同時に悪霊からもその姿を利用されており、やがて死して完全に悪霊(悪魔)に乗っ取られてしまう。  また、祈祷師イルグァンは迷いつつも悪霊の手先となっていて、善なる人格も見え隠れしていて一見すると親身になってジョング一家を救おうとしているようでいるものの、娘のヒョジンへの呪いには一役買っている。  そして、白い服の女ムミョンは一部の事件の目撃者を装いながらも強力な力を持つ霊能者、あるいは天使で、一度はジョングに誤解されながらも村の守護者として悪霊(悪魔)と対峙する。  そんな風に思われるのですが、随所に予想を裏切る言動や行動が出現し、上記の解釈が幾度となく揺るがされ続けてしまいます。一体テーマは何なのか?人の心に巣食う闇なのか、それとも人の心を照らす光なのか?事の真相は悪魔系なのか心霊系なのか?そもそも一貫したテーマはないのか?  主人公の頼りない警察官ジョングが序盤から中盤にかけてまではコミカルに描かれていて、韓流作品お約束のコミカルなカットや台詞が盛り込まれているところは、個人的には馴染めない、と言うか正直なところ嫌いなところです。否、そもそも作品通じてジョングには全く感情移入出来ませんでした。  全体的な雰囲気や色調は如何にも韓国映画という感じで馴染みやすいものの、冒頭書いたように捏ね繰り回し感があり続け、人物描写の矛盾も後押しする中では、真面目に考察しても仕方ないのかも知れないとさえ思えてしまい、5点献上に留めたいと思います。  けれども、仮令実行していないにしても、犬や鶏、羊の殺戮シーンは好まないため-1点の4点を献上します。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-09-29 23:23:28)
000.00%
1332.37%
2523.73%
3896.38%
41198.53%
516711.97%
625918.57%
735125.16%
823216.63%
9765.45%
10171.22%

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