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ザ・チャンバラさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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101.  ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 《ネタバレ》 
クリストファー・マッカリー製作、エドワード・ズウィック監督、トム・クルーズ主演の中規模作品と来れば、一流料亭のまかない飯みたいなものを期待するわけです。ブロックバスター作品ほどの気合は入っていないが、めちゃくちゃ上手な人達が少ない制約条件下で肩肘張らずに作った、これはこれでいけるひとつの名物。しかしフタを空けてみると、これが全然面白くなくてビックリしました。 謎解きの過程にも陰謀の正体にも魅力がなく、2時間弱の上映時間がかなり長く感じられました。職業柄気になったのですが、大企業の経営を立て直すほどの売上高を違法取引で上げて、どうやって会計処理していたんだろうかと、その辺りがものすごく引っかかりました。特に政府からの受注で食べてる会社なんて、帳簿は綺麗じゃないといけないだろうし。 また、方や風来坊、方やキャリアウーマンで家庭というものを考えてもこなかったリーチャーとターナーが、急遽中学生の保護者にならざるをえなくなるというドラマにも面白味がなく、作品が志向している方向性がことごとく空振りに終わっています。 さらには、邦題も気に入らなかったです。第一作の邦題を原題準拠にせず敢えて『アウトロー』にしたのだから、第二作もアウトローの看板を引き継ぐのがスジだと思うのですが、ここに来て原題準拠にするというおかしな変更がなされているのは、本当にどうかと思いました。数年後の観客に混乱が生じるということすら考慮されていないのでしょうか。
[ブルーレイ(吹替)] 4点(2017-08-05 13:39:26)
102.  トランスフォーマー/最後の騎士王 《ネタバレ》 
IMAX-3Dにて鑑賞。 日本公開前から前評判の異常な悪さが聞こえてきていたこの最新作ですが、確かにつまらんかったです。ギャグのつまらなさや設定の意味不明さは『1』以来の本シリーズの伝統なのですが、本作についてはそうしたシリーズの問題点が余計に悪化しており、もう本当にえらいことになっています。 しかも本作が重傷なのは、その意味不明な設定を観客にちゃんと理解させようと時間をたっぷり使ってしまっていること。前作までは正義のロボットと悪のロボットが戦っているという構図さえ理解できれば後のことはどうでもよかったわけですが、本作では「人類史にトランスフォーマーが深く関わっていた」という、本当にどうでもいいことがしつこいくらいに説明されるし、そうしてしつこく説明される割りには、タリスマンや杖といったアイテムに一体どんな力があるのか分からなかったり、途中まで杖の争奪戦をやっていたにも関わらず、ラスボスを倒す時にはその杖が大して重要な役割を果たさなかったりと、この監督と脚本家は一体何がやりたかったんだろうかと、本当に不思議で仕方ありませんでした。 もう一点、本作の関係者が罪深いと感じたのは、冒頭の合戦(おそらくベイドン山の戦い)にて円卓の騎士の中に一人黒人がいるということ。北欧神話をモチーフにした『マイティ・ソー』の世界にもなぜかイドリス・エルバや浅野忠信が居て「ハリウッドの人種平等主義はやりすぎではないか」と感じていましたが、本作はその比ではありません。円卓の騎士の名前と個性は広く知られているにも関わらず、そこに人種が違う人間を無理にねじ込んでいるのですから。特に本作では設定を観客に楽しませようとしていたのだから、その前提としては広く知られた歴史を尊重するという姿勢が必要だったはず。前作では中国の地理を無視して中国人を怒らせていましたが、本作ではイギリス人を怒らせるのではないでしょうか。外国に対するアメリカ人の無神経さには、毎度恐れ入ります。 また、肝心のロボットバトルにも前作から特に進化している点はなく、毎回毎回同じようなことばっかやってますなぁと、こちらでも熱くはなりませんでした。予告の時点でさんざん押されてきたオプティマスの寝返りについても、オートボッツと一回ド突き合いをしただけで我に返るというアッサリ加減で終わってしまうし、本作独自の色を出そうとしながらも、結局いつもの形に戻ってしまうという点がもどかしかったです。一時的にでもオプティマスとメガトロンが肩を並べて人類を攻撃するという画でもあれば、盛り上がったのですが。そういえば、あのメガトロンは『ロストエイジ』のガルバトロンと同一人物なのか、それともまったく別ルートで生き返ったものなのか、はたまた『ダークサイドムーン』で殺されたはずのやつがひっそりと生きていたものなのか、その説明すら端折られてましたよね。どんだけ適当な映画なんでしょうか。
[3D(字幕)] 4点(2017-08-05 03:30:43)(良:1票)
103.  劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 《ネタバレ》 
第一期テレビシリーズは全話視聴済です。テレビシリーズ最終話から直接続く完結編であるため、その視聴は必須。特に、最終話で登場人物達がどうなったのかをはっきり覚えていないと、本作の内容についてくることは難しいのではないでしょうか。 テレビシリーズ後半では、錬金術が進化した主人公たちの世界と、科学技術が進化した視聴者たちの済む世界が並行世界として同時に存在しているという「ザ・SF」な設定が置かれて興奮したのですが、本作ではいよいよ両世界の関わり合いが始まります。ミュンヘン一揆という実際の事件を背景とし、フリッツ・ラング、ルドルフ・ヘス、カール・ハウスホーファーといった歴史上の人物達が物語の中心を担い、エドやアルに絡んでくるという設定の時点で燃えました。アニメでありながらも「本当にこういうことがあったのかも」と観客に錯覚させるような作りとなっており、なかなか興味を掻き立てられるのです。 ただし、面白かったのは設定のみであり、活劇としてはイマイチでした。錬金術の世界ではなく科学技術の世界を主な舞台としたことの必然的な副作用として、錬金術師達のド派手なバトルを見られないという根本的な問題をこの企画は抱えているのです。テレビシリーズでは豪快だったエドワードも、もっとも得意な錬金術を使えない世界においては、何事にも諦めきった抜け殻でしかありません。それならそれで、腐ってしまったエドが再び立ち上がるまでのドラマを横軸として描けば映画として一本筋が通ったものの、本作は魅力的な設定を描くことのみに終始しており、登場人物の内面がまるでフォーカスされていません。 さらには、ようやく始まったラストの戦闘も、そもそもの目的が良く分からないという状態であり、気持ちがうまく乗っからないまま映画が終了してしまいました。 部分評価できる点はいくつかあるものの、全体としてはテレビシリーズのファンに向けたボーナストラック以上の作品にはなりえていないことは残念でした。
[インターネット(邦画)] 5点(2017-08-05 02:07:41)
104.  イエスマン "YES"は人生のパスワード
ダメな奴が人生を変える話かと思いきや、変化前の時点から主人公がそんなにダメな奴ではないんですよね。確かにひねくれてはいるものの、それについては離婚やら職場での冷遇やらで陰に入った時期にあるだけで、本来の彼は普通に楽しい奴だという前提が存在しているわけです。その証拠として、彼にはちゃんと友達がいるし、ご近所付合いもあり、飲みの席にしつこく誘われたりもします。本当に性根の部分からダメな奴なら友達なんていないし、周囲からも期待されていないから何かに誘われたりもしません。 上記の結果、振れ幅の小さな内容となってしまったためにドラマとしてもコメディとしても劇的な部分がほとんどなく、ハリウッドが得意とする「笑い込みのちょっといい話」というジャンルの中で埋没する仕上がりとなっています。豪華なメンバーが顔を揃えながらもこの程度の出来かと、少なからずガッカリさせられました。 とはいえ、良い部分もあります。物事に善悪をつけないニュートラルな作風が時に心地良いのです。ハリウッドではネガティブに扱われる傾向の強い自己啓発セミナーについて(『ゲーム』『マグノリア』『リトル・ミス・サンシャイン』etc…)、その功罪両面を描いているという点には特に興味を引かれました。妄信的にその方法論に頼ると失敗するものの、人生のある一局面を打開する劇薬にはなりうるという描写になっているのです。 また、恋人役のズーイー・デシャネルがこの役に完璧にハマっている点も評価できます。観客の誰もが美人と認識できる顔や雰囲気でなければラブコメとして成立しないが、かといって突出した美人だと作品に馴染まない。この点において、ズーイー・デシャネルは街で偶然出会ってもおかしくないレベルの美人さんであり(褒めてます)、かつ、このサイトのレビューにおいても顕著な通り、ほぼ満場一致で「かわいい」と認識されています。観客の側における顔の好みには結構なバラつきがある中で、ここまで全員からの支持を得ることって、実は大変なことだと思います。 そういえば、ジム・キャリーの才能のひとつとして、共演女優を魅力的に見せるという点が挙げられます。『マスク』のキャメロン・ディアスから『エターナル・サンシャイン』のケイト・ウィンスレットまで、それぞれからのキャリア史上最高の魅力を引き出している点は、もっと評価されていいと思います。
[インターネット(吹替)] 6点(2017-08-05 02:06:26)(良:1票)
105.  ULTRAMAN
いろいろ考えて作られているということは分かるし、表現が難しいとされる10mという中途半端なサイズのクリーチャーを登場させた試みや、従前は重きを置いてこられなかった空中戦を見せ場の中心に置いたことなど、作り手の意欲は感じられました。また、そもそもが実写作品だけあって作劇のノウハウも積み上げられているため、例えば『デビルマン』や『北京原人』のような豪快な破綻はなく(これらの作品と比較されている時点で、なんとも・・・)、それなりにまとめられているのですが、それでもやろうとしていることに対して予算も人材も追い付いていないことが全編を通して伝わってくるため、見ていてとても辛かったです。客をもてなそうという心意気は痛いほど伝わってくるし、見ているこちらもその思いを受け取って良い部分を探してあげたくなるものの、特筆すべき点がまるでないのです。 大人向けの作品にしたはいいが、大人を納得させるだけの演技や演出を準備できなかった。これが本作最大の失敗だったと思います。なんせ、主演が別所哲也と大澄賢哉ですからね。ヘタとは言わないものの演技力に定評がある人達ではないし、泣く子も黙らせるような強烈な華もありません。また、この手の作品では大御所俳優が脇役として控えていて作品全体を引き締めるものですが、本作でその立場を担っているのが草刈正雄。これまた、作品を引き締めるほどの力はありませんでした。日本一のヒーローという大看板に、俳優たちが完全に押し潰されているのです。 見せ場についても、自衛隊の実機を登場させる場面ではオッと思わせるものの、その後にめちゃくちゃチープなセットが出てきたりするものだから、予算の少なさが余計に際立ってしまっています。低予算で無理をして作ったことがそこかしこに現れており、そこにヒーローのロマンなどはビタ一文ありませんでした。
[インターネット(邦画)] 3点(2017-07-19 00:02:43)
106.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 
一生懸命やった仕事に対して後知恵で文句を言われることの面倒臭さときたらありませんが、本作はその一点を描く事のみに集中しています。作品のハイライトは公聴会であり、シミュレーション結果を根拠にハドソン川への着水は不要だったと主張する役人に対して、「何が起こるのかが事前に分かっており、練習する余裕まであったこのシミュレーションと、事故に不意打ちされて情報収集・状況判断・対応策の策定と実行をその場でこなさねばならなかった我々とを一緒にされては困る」と主人公が主張する場面では、本当にスカっとしました。大事故に遭遇したパイロットという特殊な題材を扱いつつも、これを多くの人達にとって身に覚えのある切り口で描いた点に、本作の素晴らしさがあります。 ただし、それ以外に何もないという点が本作のアキレス腱にもなっています。例えば職業映画の巨匠・ロン・ハワードであれば、その人物の背景などを深く描写してボリュームのあるドラマに仕立て上げるのですが、イーストウッドは主題を描くことのみに集中してドラマを広げようとはしていません。だから主人公にさほど感情移入できず、90分強という短い上映時間であるにも関わらず中弛みするという事態が発生しています。 発生から間もない事件で当事者が存命中だから脚色や演出が介入する余地を最小限にし、事実関係の描写のみに専念した結果であることは理解できるのですが、それでも何とかならんものかと思います。これが並みの監督であれば充分満足と言えるレベルなのですが、イーストウッドですからね。それは見る側の期待値も上がりますよ。
[インターネット(吹替)] 6点(2017-06-23 23:58:56)
107.  ワイルド・スピード/ICE BREAK 《ネタバレ》 
IMAX 3Dにて鑑賞。3D効果はほとんどないため3Dメガネが邪魔でしかなく、これなら追加料金を払わず通常版で見ればよかったと後悔しました。 本シリーズについては前2作の時点ですでに飽きがきていたのですが、それでも圧倒的な世界興収等の話題性に負けて初日に見てしまいました。で、内容ですが、苦手だった前2作と何も変わっとらんやんけ~という、何ともガッカリなものでした。ま、ユニバーサルからすれば大成功を収めた前2作から路線変更をする理由などはどこにもないわけで、引き続き同じものを出されるということは見る前から分かってはいましたが。 見せ場はとにかく派手に豪華にということで、リアリティなど完全無視の見せ場が次々と繰り広げられます。本作の世界においては、すべての乗り物には自動走行機能が標準装備されているようで、車も潜水艦も無人で走行します。また、すべての乗り物はネットワーク接続されているようで、ハッカーがキーボードを叩けば何百台もの車が走行を始めるし、魚雷発射までが遠隔操作でできてしまいます。リアリティを求めるタイプの映画ではないものの、ここまでムチャクチャな理屈で見せ場を作られてしまうと冷めてしまいます。また、人間が戦っているという感覚が残っていないために、まったく手に汗握ることはありません。 さらに本作の見せ場が歪なのは、これだけ大掛かりな見せ場が続くのに、サイファーがドミニク一人に現場仕事をさせているということ。潤沢な資金と装備を抱え、オーウェン・ショウやジャカンディといった闇のコネクションも持っていた彼女なら現場チームくらい簡単に作れるはずだし、彼女の息のかかった兵隊達にドミニクのサポート兼監視をさせれば計画はうまくいくのにと、終始イライラしてしまいました。これでは起こるべくして起こった失敗であり、優秀なはずのサイファーが愚か者にしか見えませんでした。 また、ドラマもうまく流れていません。事あるごとに友情だのファミリーだの言って武田鉄矢並みにめんどくさくなっていたドミニクが悪の道に戻ったことだけは良かったものの、これに対抗すべくファミリーに合流したのがショウ兄弟というのは、さすがにあんまりでは。兄のデッカードはファミリーの一員だったハンを殺した男だし、弟のオーウェンもジゼル死亡時の敵軍大将であり、さすがに「拳を交えてみて分かり合えた」みたいなノリは通用しない相手。そんなショウ兄弟をすんなり受け入れたことで、友情やファミリーといった本作のキーワードがどんどん胡散臭くなっていくわけです。最後にはドミニクも合流しておなじみのバーベキュー。そこでまた金八先生みたいな演説を始めるので、もうお腹いっぱいでした。ちゅーかサイファーを取り逃がして問題は未解決だし、ドミニクJr.の母親であるエレナは殺されたのになんで祝賀ムードなんだよと、彼らの呑気さにも呆れてしまいました(レティとドミニクからすれば、このままだと扱いに困ったであろうエレナが、彼らにとっての念願だった子供だけを残して都合よく退場してくれたことは歓迎すべき展開だったのかもしれませんが)。 シリーズはあと2作あるらしいですが、さすがに次は見ないかもしれません。
[3D(字幕)] 5点(2017-04-29 01:40:59)
108.  大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE 《ネタバレ》 
子供に付き合っての鑑賞でしたが、大きなお友達への配慮も随所に見られる良作でした。 ベリアル単騎でのウルトラ大虐殺はシリーズ史上最高ともいえるほどの盛り上がりを見せます。「こいつに勝つ方法はないのでは」と観客を不安に陥れるほどのベリアルの無双ぶりは、大ボス登場場面として百点満点ともいえるほどのインパクトの強さ。さらには、その過程ではグレート・パワードといった10年以上ほとんど無視の状態が続いてきた戦士達がモブとしてきちんと登場するというネタの細かさ、また、父・ゾフィ・タロウといった身内でも特に強いとされてきた戦士達がベリアル相手に善戦するという描写も気が利いており、私が幼少期より児童書等で読んできた情報がすべてブチ込まれたゴージャスな見せ場となっています。ここだけでも本作は見る価値がありました。 ただし、後半になるとやや失速します。虐殺時点で光の国を不在にしていたウルトラ戦士達が結集し、ベリアルへの反撃を開始するのですが、最後の最後、ウルトラマンゼロ参戦でウルトラ側に不利だった戦況が一気に逆転するという結構いい加減な展開には脱力させられました。しかもゼロ、修行を終えたばかりの新米戦士ですからね。ゼロと、ゼロに稽古をつけていたレオさえ光の国にいれば初戦の時点でベリアルを排除できていたのではないかという超展開で、その他のウルトラ戦士達は一気に立場を失ってしまいます。それまでヒーヒー言いながら飛び回っていたメビウス(一応はゼロの先輩)なんて、主人公としての立ち位置すら奪われてしまうという不遇ぶり。これをカタルシスと捉えるか、梯子外しと捉えるかは微妙なところですが、私はあまり好意的な評価をできませんでした。前半の出来が良かっただけに、後半の粗さがやや目に付きます。
[インターネット(邦画)] 6点(2017-04-24 13:35:36)
109.  グレートウォール(2016)
IMAX 3Dにて鑑賞。 アメリカではトンデモ映画扱いされている本作ですが、確かにこれはかなりの珍品でした。北京オリンピックの芸術監督を務めたチャン・イーモウ監督作品なのに中身は大怪獣映画だし、一応は中国の時代劇なのに主演はマット・デイモンだし、1億ドルバジェットの大作とは思えないほどの闇鍋感が漂っているのです。これまでもレジェンダリーフィルムズはチャイルディッシュな感覚溢れる大作を量産してきましたが、企画のバカバカしさを自覚して作られていた従来作品とは明らかに異なる質感が本作にはあり、基本的に物凄くおかしな話なのに監督も出演者も大真面目にやっちゃってる辺りがトホホ感を高めています。 とはいえ、さすがはレジェンダリーだけあって本編開始後まもなく繰り広げられる第一回会戦の出来は素晴らしい完成度でした。機能により色分けされた禁軍が見事な統制を見せる演出はチャン・イーモウの得意分野だけあって安定の仕上がりだし、対する怪獣軍団の手強さも見事に表現されています。敵味方双方の実力がきちんと描写されたアクションは見ていて本当に気持ちがいいものだし、米中合作らしい異常なボリューム感もあって、とにかく盛り上がるのです。これを見るだけでも入場料の元は十分にとれます。 ただし、序盤のこの戦闘こそが作品中最大の見せ場であり、その後はこれを縮小した見せ場が繰り広げられるのみという構成の歪さ、また、何か感動的なことを伝えようとしているのにすべて上滑りしている脚本のマズさなど、映画としての欠陥が至る所に見えてしまっている点は大きなマイナスでした。その他、主人公の成長物語や立場が違う者同士のロマンス、東西の文化比較などいろいろやろうとはしているものの、すべて中途半端に終わっていることも作品の印象を悪くしています。エドワード・ズウィックやトニー・ギルロイといった一流脚本家が雇われたのに、なぜこれほど脚本の出来が悪いのだろうかと首を傾げてしまったほどです。 また、クィーンさえ倒せば何百万の怪獣軍団を一気に潰せるというハリウッドでよくある攻略法もトホホ感を高めています。高度な知能を持ち通信機能までを有しているんだからクィーンは前線に出ていかず、どっか安全な場所で指示を出していろよと思ってしまいました。
[3D(字幕)] 6点(2017-04-16 03:08:58)
110.  キングコング: 髑髏島の巨神
IMAX 3Dにて鑑賞。そもそも迫力のある作品である上に、要所要所で3D効果も上がっており、3D料金を払う価値はあったと思います。 愛が深すぎてゴッドファーザー並みの上映時間となったピージャク版の反省からか(ちなみにエクステンデッド版はゴッドファーザーPART2並み)、本作は怪獣大戦争に終始した作風が潔い限りでした。主要登場人物の顔と名前を一致させたところですぐにスカルアイランド入りする無駄の無さに加え、毎回恒例の原住民による白人女性捧げもの儀式も割愛されており、島に入ったアメリカ人をいきなりコングが迎えるという思い切ったショートカットがなされています。 しかも、1933年より一貫してコングにとって因縁の相手であり続けた空飛ぶ兵器を複数相手にして、いとも簡単に勝利するという対戦カードの組み方には興奮させられました。「今回のコングのパワーは桁違いです」ということを、序盤の時点で宣言しているのです。そこから先はひたすら怪獣が暴れるだけという本編ですが、実際には2時間近くある上映時間が体感上では90分程度に感じられたので、それだけダレ場なく集中できる作品だったのだろうと思います。 コングは過去最高の男前ぶり。島の治安維持に積極的に関与し、弱きを助ける正義の怪獣という立ち位置が明確にされており、その千両役者ぶりがまぶしいほどです。とはいえ、哺乳類に対する肩入れが強く、爬虫類系を無闇に敵視しているきらいがあるため、この辺りの気風から、同じく番長気質のゴジラと衝突することになるのではと推測しています。 上記の通り娯楽に特化したことの引き換えに、ドラマ性はほぼ皆無といってもいい内容であり、さらには、理由はよくわからないがひたすら狂っていて場を荒らし続けるサミュエルさんとか、何のために存在しているのか分からず、かつ、最後まで何の活躍もしないのに画面の片隅に写り続ける謎の中国人キャストとか、最近の悪しきハリウッド大作あるあるが何の工夫もなく本編にぶち込まれており、人間が写っている部分は何から何まで雑です。言葉を話さないという設定を与えられてモブに徹した原住民に至っては、どれだけ滅茶苦茶な端折り方をされてるんだよと笑ってしまいました。
[映画館(字幕)] 7点(2017-03-26 00:24:30)
111.  チェ 39歳 別れの手紙 《ネタバレ》 
キューバ革命での成功体験に引き摺られたゲバラが、まったく状況の違うボリビアでゲリラの組織化にも革命のための世論形成にも失敗して自滅するという、普通に撮っていればそれなりに面白くなったはずの題材なのですが、これが前作に輪をかけてつまらないというどうしようもない仕上がりとなっています。 全員がひげ面に軍服であるため登場人物の見た目の判別が付きづらい上に、各人物の紹介場面や、観客に印象付けるためのイベントが皆無であるため、名前すらよく分からない人間がタラタラ行軍しているだけという、とんでもない内容となっています。さらには、彼らがどこを目指して行軍しているのかすら定かではなく、映画として最低限の情報すら観客に伝えられていないという体たらく。むしろ、彼らを追い込むボリビア政府軍の効率的な作戦行動の方が見ていて面白いほどで、ソダーバーグは何を考えて本作を撮ったのだろうかと終始不思議で仕方ありませんでした。 前後編合わせて4時間半近い上映時間は拷問に近く、ラストの処刑場面なんて「もういいから早く殺されろよ」と思ったほど。ソダーバーグの映画は二度と見たくないという気にさせられるほどの破壊力のある二部作でした。
[インターネット(字幕)] 1点(2017-03-20 21:56:54)
112.  チェ 28歳の革命 《ネタバレ》 
予備知識がなければまず付いてこられない内容だし、仮に予備知識があったとしても、史実のつまみ食い状態でドラマ性が低く、カリスマ的な指導者の人となりに迫る内容を期待すると裏切られるという、伝記映画としては最下層に近いほどの作品だと感じました。キューバ革命と後年の国連演説を交互に見せるという、いかにもソダーバーグが好みそうなトリッキーな構成はまるで効果を上げておらず、それどころかせわしなく場面が切り替わることがウザく感じられたほど。そういう小手先の演出なんていいから、王道のドラマをきちっと見せてよとフラストレーションが溜まりまくるという、精神衛生上非常によろしくない鑑賞となりました。 とはいえソダーバーグ監督作品だけに決して手抜きではなく、戦闘シーンのビジュアルや音響には圧倒的な迫力があります。迫力はあるのですが、戦況がイマイチ不明瞭で革命軍と政府軍のどちらが優位に立っているのかが分からないし、革命成就という大目標に対して目の前の戦闘がどの程度重要なのかという点も説明されないため、そこに感情が伴っていない点は大きなマイナスですが。 ベニチオ・デル・トロは、彼が本来持つ個性も手伝ってちゃんとカリスマ的な指導者に見えているのですが、カストロを含めた世界中の要人に会いながら7年かけて役作りをしたという努力の成果はさほど作品に反映されていません。そこにドラマがないため、せいぜいモノマネレベルに終わってしまっているのです。作品が悪すぎて素材も役者も持て余しているという、何とも勿体ない作品でした。後編も130分あるのかと思うと、ひどく気が重くなります。
[インターネット(字幕)] 3点(2017-03-20 21:55:54)
113.  トラフィック(2000) 《ネタバレ》 
まず、麻薬撲滅担当の大統領補佐官に就任した判事とその家族の物語。本作中最大のビッグネームであるマイケル・ダグラスが主演している関係上か、はたまた観客にもっとも近いアメリカ人家族の物語であるためか、作品中もっとも力点の置かれたエピソードとなっているのですが、これがまったくのダメダメでした。何がダメかって、マイケル・ダグラス演じるウェークフィールドの行動が出鱈目なこと。彼の権力を総動員すれば失踪した娘なんて簡単に見つけ出せるはずなのに、麻薬撲滅活動のトップにいる自分がスキャンダルに晒されてはならないからと個人で問題解決に当たっているうちに、事態はどんどん悪化していきます。また、娘が見つかったら見つかったで、今度は最悪のタイミングで「個人的な問題を抱えている自分では任を全うできません」と言って職務から逃げ出してしまう。あんたは一体何がしたいんだと呆れてしまいました。 次にベニチオ・デル・トロが主人公を務めるメキシコパート。デルトロのオスカー受賞から察するに、世間的にもっとも評価されているパートがこのエピソードのようなのですが、テレビドラマ『ナルコス』などを見てしまうと、本作の描写は完璧にパンチ不足。15年も後に制作された作品と比較するのは酷と言えば酷ですが、それでもメキシカンマフィアのヤバさはかなり控えめだし、サラザール将軍を売るという危険な決断に至る過程に存在したであろうデルトロ捜査官の葛藤も不足しており、「ちゃんと描いていればもっと面白くなったはずなのに」と残念になってしまう点が多々目につきました。 最後に、夫が麻薬密輸業者であることを知った有閑マダムとDEA捜査官の攻防を描いた西海岸パート。キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、デニス・クエイド、ミゲル・フェラー、ドン・チードル、ルイス・ガスマンと知名度も演技力もある俳優が多く配置されたこのパートがもっとも勢いがあり、娯楽性も高くなっています。追う者と追われる者の双方の視点で描かれることでドラマもサスペンスも絶好調に盛り上がるし、家族を守るという絶対正義の下で悪事に手を染めざるをえなくなった有閑マダムの存在によって、作品は善悪二元論に収まらない広がりを見せます。本作で評価されるべきはデルトロではなく、ゼタ・ジョーンズであったと思います。
[DVD(吹替)] 6点(2017-03-20 03:18:36)
114.  ゴッドファーザー PART Ⅲ 《ネタバレ》 
老いたマイケルの物語と、ファミリーの子供たちの物語を同時に見せるという構成は第一作を踏襲したものであり、第一作でファミリーを継いだマイケルが、今度は後進を育成する側に回るという点がなかなか興味深かったのですが、残念なことに彼とヴィンセントの間のドラマはうまく流れていません。ヴィンセントは、登場場面こそ父親ソニー譲りの狂犬ぶりを見せて「こいつはちゃんとしつけねば」と観客を大いに不安にさせるものの、その後はさほどの暴れっぷりを見せることもなく、気が付けば三代目ドンの座に納まっているのだから、そこに感動も何もないのです。演じるアンディ・ガルシアの力量にも問題があって、第一作のアル・パチーノはドラマの進行とともに表情がどんどん変わっていき、普通の青年から大ファミリーを束ねるドンへの変貌ぶりをきちんと体現できていたのに対して、ガルシアには最初から最後までこれといった変化が見られませんでした。 1979年に発生したローマ法王暗殺疑惑をそのまま当てはめた本作の展開は、スケールが大きすぎて逆にピンとこなかったし、敵がまったくキャラ立ちしていないために、マイケルが一体誰と戦っているのかすら見失いそうになりました。芸術面でも娯楽面でも前2作からかなり後退したと言わざるをえません。 唯一興味深く感じたのはラストであり、一時は世界の権力中枢に迫るほどの勢いを持っていたマイケルがたった一人で亡くなる様は、孫との戯れの中で亡くなったヴィトーの最期と好対照をなしており、マイケルが最後の最後まで孤独な人間であったことを浮き彫りにしています。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2017-03-18 02:49:31)
115.  ゴッドファーザー PART Ⅱ 《ネタバレ》 
裸一貫でスタートしながらも、仲間を増やしつつトントン拍子で成功を収める若き日のヴィトーと、金も権力も持った状態でありながら、何かもがうまくいかないマイケルの対比。マイケルは優秀なビジネスマンではあるが、人間というものが見えていなかったのです。だから組む相手を間違えるし、身内のグリップにも失敗してしまう。そして、マイケルの行動原理は一貫してファミリーの合法化であったにも関わらず、事態を収拾しきれずに殺しでカタを付けざるをえなくなるという皮肉な結末。 本作はテーマの打ち出し方が素晴らしかったし、過去パートと現在パートを同時進行で見せるという製作当時としては掟破りの構成が監督の意図した通りの効果を上げているという点で、第一作並みに優れた作品だと思います。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2017-03-18 02:48:40)
116.  ゴッドファーザー
冒頭、娘をレイプされた葬儀屋の親父の話をじっくりと聞いてやるヴィトーの存在感。彼がセリフを発する前の時点ですでに、この人に相談すれば物事が解決するのだなということが充分に伝わってきます。このマーロン・ブランドの魅力と、その演技に対して余計な干渉をしないコッポラの落ち着いた演出の凄さは本当に凄いと思います。 本作はキャラクター劇として優れており、ヴィトーをはじめとしたコルレオーネファミリーの面々に、憎たらしい敵対マフィアや汚職警官と、全員がキャラ立ちしています。また、3部作中ではもっとも娯楽性が高く、忍従を重ねたコルレオーネファミリーが、最後の最後に暴力的な手段で問題解決する様には適度なカタルシスが宿っていました。
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2017-03-18 02:48:02)(良:1票)
117.  パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 
宣伝を見る限りではSFミステリーかと思いきや、冒頭で豪快にネタばらしをするためミステリー部分にはさして重きが置かれていません。2009年の『パンドラム』と似たような設定であるため、ミステリー部分を引っ張っても観客にとってのサプライズにはなりえないとした製作者側の判断があったのでしょうが、こうした取捨選択によってラブストーリーに重きを置いた簡潔な物語となっており、その判断は吉と出ています。ラブストーリーとしては、これがなかなか良くできているのです。惹かれあって、破局して、再生してという王道の展開がきちんと盛り込まれているし、クリス・プラットとジェニファー・ローレンスという今一番勢いのある俳優達の魅力によって、主人公カップルの好感度が非常に高くなっています。最後まで飽きずに楽しめました。 他方、SFとしてはあまり真剣に見られない作品となっています。宇宙船を運営しているのは民間企業らしいのですが、たった5,000人の乗客と物資を運ぶだけで恒星間航行のような大プロジェクトにかかるコストをペイできるようには見えないし、宇宙植民地にロマンを抱く入植者達はともかく、アヴァロン号のクルー達はどんな動機で人生を棒に振るような航海に臨んでいるのかも見えてきません。修理の技術を持つ主人公と、アヴァロン号のあらゆる区画へのアクセス権限を持つ船長がシステムエラーによって偶然に目を覚ましたことはご都合主義以外の何物でもないし、肝心の宇宙船修理も簡単な部品交換であらかた済んでしまうという激安ぶりで、考えれば考えるほどおかしな点が目に付く内容となっています。設定に対してもう少し丁寧な説明があれば作品全体の印象は格段に良くなったと思うのですが、たまに雑な部分があることは残念でした。
[試写会(字幕)] 7点(2017-03-15 09:16:48)
118.  IAM A HERO アイアムアヒーロー 《ネタバレ》 
原作未読 てっこが変異する場面の異様さは群を抜いており、続いて街全体が感染に飲み込まれていく過程の物量や勢いも素晴らしく、前半部分はすべてのゾンビ映画でもトップクラスともいえるほどの完成度でした。これだけの映画が日本で生み出されたことに驚いたほどです。 比呂美とのロードムービーになった辺りからテンションがひと段落し、ショッピングモール籠城から人間同士の醜い衝突が見せ場となる後半部分は、ロメロ以来の伝統芸能だったので少々落胆させられました。前半が凄かっただけに、後半にも驚きが欲しかったかなと。 あと、片瀬那奈と同棲し、混乱後には有村架純と行動を共にしながら長澤まさみに助けられるとか、なぜ主人公の周りには美人しかいないのかという点も気になりました。これだけ恵まれていれば、生き残りの集落内でイジメを受けても仕方ないかなと。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-01-29 20:29:39)
119.  ターザン:REBORN 《ネタバレ》 
ターザンという映画の魅力って、ムキムキの俳優と本物の動物が絡むという見世物的な面白さだったという点を実感させられました。CGで作られたゴリラやライオンが、実写ではおおよそ不可能なアクションを見せてくれたところで、そこに感動はないのです。CGという技術そのものを否定するつもりは毛頭ないのですが、ターザンというコンテンツはCGで描かれるべきではなかったと思います。 お話も、ことごとく盛り上げ所を逃しています。例えばクライマックスの大決戦。ターザンとジャイモン・フンスー族長が和解し、いよいよオールアフリカでベルギーの傭兵部隊を襲うという熱い展開を迎えるのかと思いきや、こいつらが全然闘いに参加しません。役に立ったのはヌーの大群とワニぐらいで、ターザンの親友であるゴリラやライオンすら実戦での貢献が少ないので拍子抜けさせられました。本作は万事がこの調子。常に何かが足りていないために盛り上がりを逃しています。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2017-01-29 20:06:51)
120.  闇金ウシジマくん Part2 《ネタバレ》 
原作未読、テレビドラマは鑑賞済です。 本作は丑嶋から金を奪おうとするヤンキーとの戦いがメインであり、金絡みのドロドロとしたドラマはほとんどなし。これはウシジマくんに求められている内容じゃないなぁという感じでした。また、キャラクター間の力関係も歪なものでした。加賀は本物の迫力を持つ丑嶋に勝負を挑もうとする一方で、小物に過ぎない愛沢に対しては恐怖心を抱き続けているし、愛沢は愛沢で犀原にビビりまくっている一方で丑嶋には勝てると思っていたりと、なんだかよく分からないことになっています。 また、同時進行で描かれる新人ホストとその彼女のエピソードについても、17歳の彼女に用立てさせようとする金額が70万円とか200万円とか浮世離れしており、今時AVに出たってそんな金稼げないという点でリアリティを失っていました。 本作で描くべきものは、ホストに狂って自殺にまで追い込まれた麗の母親や、社会の底辺で正気を失ってストーカー化した蝦沼のエピソードだったと思うのですが、そうしたものに限ってアッサリと流されている点も残念でした。 唯一褒められる点はキャスティングの先見性でしょうか。菅田将暉、門脇麦、窪田正孝と、その後数年でブレイクした若手俳優を複数出演させており、彼らのフレッシュな姿を見るだけでも楽しめました。
[インターネット(字幕)] 4点(2017-01-29 19:54:29)
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