101. 着信アリ
《ネタバレ》 もっとも恐ろしい最後の廃墟の母親ミイラ出現の場面が、テレビでハショられていたのはいかがなものかと思った。そこしか怖いと思えた場面がないのでなおさら。恐ろしいというよりも若者たちが霊のわがままによって理不尽にも惨く殺されていく展開(しかも地上波で大胆に)になんともいえぬ悲哀を感じた。 [ビデオ(邦画)] 3点(2007-01-04 23:54:36) |
102. あずみ
つまらなくもないが、感動をすることもない薄っぺらな映画だと思う。師匠が若い弟子に殺し合いを命じたり、むしろ巨悪は内に潜んでいるんじゃないか?オダギリさんのはしゃぎぶりがキモい。監督もただのアイドル映画だと割り切っているのかも知れない。 [地上波(邦画)] 3点(2007-01-04 23:35:16) |
103. あこがれ (1958)
さらっと流れていく空気のような映画だった。それが心地よくもあり、退屈でもある。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-04 22:22:05) |
104. ミスター・ベースボール
この映画は往時のナゴヤ球場が舞台になっていることに最も意義がある。球場の熱気がすさまじい!ベースボールやドーム球場の屋球ではなく、まさしく日本の野球! ストーリーはアメリカから見た典型的、ステレオタイプ的日本像が貫かれているけど、別に不快というわけでもないし、むしろそんなノリが良かった。 [地上波(吹替)] 6点(2007-01-04 22:06:56) |
105. ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer
《ネタバレ》 テレビで見たのがいけなかったのかも知れないが、映画の要所要所を「ダイエット中」と称してハショり続け(新聞の番組投書欄で批判されまくってた。)、最後は経過をすっ飛ばして事件そのものを放棄。真山さんが容疑者たちをロッカーに押し込んで拳銃ぶっ放したのはいったい何だったんですか? [地上波(邦画)] 1点(2007-01-04 21:40:36) |
106. ケイゾク/特別篇 PHANTOM ~死を契約する呪いの木~<TVM>
《ネタバレ》 ドラマは好きだったんだけど特別編、映画と経るに従い、奇抜なノリだけがどんどんエスカレートして肝心のストーリーはおざなりになっていった気がする。あの神主って結局なんだったの?真山さんがぶち切れてイス放り投げて犯人に暴行するシーンが印象的。 [地上波(邦画)] 4点(2007-01-04 21:28:09) |
107. らせん
中学のとき学校で見ました。これを学校で見せるのはどうかと思うが。内容のほうは・・・つまらないです。怖くもないし。 [ビデオ(邦画)] 1点(2007-01-04 21:17:36) |
108. 平成狸合戦ぽんぽこ
《ネタバレ》 全体的にダレた感じだけど、のほほんとした映画と分かっているのでそれほど飽きない。最初からテレビの前に堂々と姿を表して窮乏を訴えるのなら、何も人間を驚かしたり人間に化けて街に繰り出したりする必要はなかったように思う。 [映画館(邦画)] 5点(2007-01-04 17:52:11) |
109. 愛の嵐
男に従順、でも隙をついて逃げようとする女性の姿が猫に暗喩されているのが印象的だった。奇抜な設定ではあるけど、あえてナチを背景にする必然性はなかったように思う。ある程度想像できてもラストは衝撃的。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-01-04 16:32:01) |
110. ALWAYS 三丁目の夕日
良い映画だと思うけど、一方で計算ずくで作られた無難な映画という感じもする。昭和30年代の高度成長以前の社会をノスタルジックに演出しているのだけど、同時代には現実には汚れた部分や醜い部分もあったことだろう。ただあの頃は良かったということに終始するのみならず、そこから現代に通じる建設的な教訓のようなものを見出してほしかった。(「あの頃は良かったのに、今は・・・」という後ろ向きなものではなく。) [地上波(邦画)] 6点(2007-01-04 16:26:14) |
111. 第三の男
《ネタバレ》 死んだはずのハリーが深夜、建物の影から顔をのぞかせるところと観覧車のシーンが印象的。音楽は秀逸。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-04 16:07:40) |
112. プラットホーム
映画は長くて淡々としている。ただし文革後から90年代までの中国の文化や開放的な雰囲気を体感できるという点には価値がある。実際に、中国人はこの映画にとても感動するらしい。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-04 16:02:43) |
113. モーターサイクル・ダイアリーズ
《ネタバレ》 まさしく冒険映画。医学部卒の坊ちゃんでは見れないような社会の負の部分を直に目撃して、人道的な怒りをたぎらせる。そして革命家ゲバラが誕生するまでが描かれている。ゲバラという人には、共産主義者にありがちな権力欲が薄い人だったから今でもいいイメージで語られることが多い。こういう青春時代の青臭い映画が作られることも、またゲバラの素朴で愚直な人間性を表しているのだろう。 [映画館(字幕)] 7点(2007-01-04 15:54:17) |
114. 永遠のマリア・カラス
オペラが心地よくて眠気を誘う。もっと元気があるときに再見したい。 [DVD(字幕)] 5点(2007-01-04 15:40:08) |
115. ロボコップ3
「ドラえもん雲の王国」を見ようと思って映画館に行ったらもう終わってしまっていて代わりに見たのがこの映画。小2では字幕が読めないので細かい部分はチンプンカンプン。でも日本企業が悪として描かれていたこと、そして上半身裸の忍者が格好よかったのは強い印象として残っている。日米貿易摩擦のさなか、子供に日本人が「悪」であると植えつけることに成功した本作にはプロパガンダの要素があったのだろうか。 [映画館(字幕)] 4点(2007-01-04 12:36:30) |
116. バティニョールおじさん
《ネタバレ》 ナチスによるユダヤ人迫害映画にありがちなバッドエンドになっていないので後味はいい。主人公のおじさんは、最初子供を追い出そうとしたりと邪魔者扱いしているけど、見捨てられずに結局危険を冒して子供達を助けようとする。そこに人間臭さというか、どんな時代でも残る人間の良心への希望のようなものを見た。 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-04 12:07:37)(良:1票) |
117. グッバイ、レーニン!
まだ最近だからかもしれないが、冷戦の崩壊をテーマにした映画って少ないような気がする。西と東は同じドイツ人の国でありながら文化や価値観がまったく違くなっている。(ピクルスやトラバントが好例として挙げられているけど)日本人はまずコメディとして見てしまうだろうけど、当事国であるドイツ人にとっては、この映画は切実なものだろう。社会的メッセージ性があり、かつ程よい笑いもとれる良作だと思う。 [ビデオ(字幕)] 8点(2007-01-04 11:55:43) |
118. ぼくの国、パパの国
スタッフにパキスタン人が入っているかどうかは知らないけど、イギリス人から見た一方的なパキスタン人観という印象を受けた。(ステレオタイプ的というか。)まあそれがいけないというわけじゃないけどね。DVDの付録で、編集の過程でカットされた未公開シーンが見れたが、そこがとてもよかった。イギリスで生きるパキスタン人が感じるギャップが切実に描写されてる。ディレクターズカットで出せばもっといい映画になるかも知れない。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-04 11:39:11) |
119. バトル・ロワイアル
子供たちの殺され方があまりに滑稽に描写されている。友人に勧められて原作小説も読んだが、小説の出来不出来は別として、こちらはもっと子供たちがコミカルな殺され方をしていた。いったいこの映画は何を言いたかったのだろう。ファシズム、軍国主義の脅威?少年犯罪の凶悪化に対する子供たちへの警告?特にそんなメッセージ性があるというものでもなく、ただ作者・監督が小説・映画を通じてロリコン趣味・ペドフィリア的な欲望を満たしただけじゃないの?まあ映画としても原作に比べてグロさはないし、キャラクターの掘り込みも浅い。川田(だっけ?)は中学生に見えないし。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-01-04 11:26:46) |
120. 気狂いピエロ
死から自由へそして自由から死への流れが、現実逃避して遊び呆けた浪人生が試験でつきつけられる現実みたいな悲哀を感じた。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-04 11:13:29) |