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マイカルシネマさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 258
性別 男性
年齢 35歳
自己紹介 <尊敬するクリエイター>
ヴィム・ヴェンダース、ニック・パーク、藤子・F・不二雄、冨樫義博

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141.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 
個人的には「ソウ」以来の掘り出し物だった。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と本質は似ているが、こちらは変えられる過去が限定されており、それらを綺麗に消化していくところが脚本の上手さだろう。さらに変えた未来は良くなる一方で悪くなる点も出てくるというところが素晴らしい。各世代の役者がそれぞれ似ているのも好感が持てる。ちなみに刑務所のシーンで「青い鳥」を思い出してしまったり、エリック・ストルツが「パルプ・フィクション」そっくりの風貌で出てきたのはおかしかった。それだけにてっきり主人公が不幸になる下りで話が終わるのかとおもっていたが、比較的希望を残したラストになったのは嫌う人は嫌うだろう(あのあとケイリーと付き合うとも考えられる)。話としては非常にまとまりがある終わり方なのだが、物語の本質があれなのだからラストもあのままブラックな終わり方でよかったと思う(この点は「ファイナル・デスティネーション」の2種類のエンディングの関係に似ている)。その点、ディレクターズ・カット版はもっとメッセージ性の濃いブラックなラストになっていて個人的にはずっと好きだ。ラストが気になった人は必見だろう(劇場版では未消化だったメモ書きの伏線も上手く消化される)。そういうことで劇場版はマイナス1。
[映画館(字幕)] 8点(2005-06-22 22:58:15)
142.  ユージュアル・サスペクツ
やはり皆さんの指摘されるように無理に犯人を捜そうとせず、素直に騙される方が良い。この映画の本質はあれこれ推理する楽しみよりも騙される快感を優先しているからである。内容はアガサ・クリスティの小説と非常に似通っている(題名は伏せます)。確かにある意味では非常に狡猾なトリックだ。最も後者は小説だからこそ非難の的となったが、こちらは客観視した映像があるために成り立つといえる。この映画の功績は脚本化のクリストファー・マッカリーだけでなく、伏線を活かした演出をしたブライアン・シンガーに負うところも大きい。犯人の利き腕や日本の描写から推測する事も可能だが、何回か見返してみると犯人を意図的に欠落させたシーンがあることにも気付くだろう。
[映画館(字幕)] 8点(2005-06-22 22:56:44)
143.  インビジブル(2000)
前作では悪趣味ながらも「強国」アメリカと「輝かしい」青春時代を皮肉る強烈なメッセージ性を見せていたが、本作では監督の悪趣味な面だけが誇張された作品となってしまった。内容は透明人間のVFXをひたすら見せるだけの中身のないストーリー。「透明になることで人間の愚かな本質まで露になる」というテーマならば相当なブラック・ユーモアの効いた作品だったのだが、ケビン・ベーコンの演技は今ひとつサイコになりきれておらず、おまけに単純な娯楽映画として作ってあるために見事に失敗している。ラストの脱力加減は「ロボコップ」からは想像もできないほどだ。監督はひょっとしたら本当にもう一度ラジー賞を取りたかったのだろうか。
[地上波(吹替)] 3点(2005-06-17 17:13:42)
144.  ビバリーヒルズ・コップ3
シリーズ3作目にしてさすがにエディ・マーフィもアクションも完全に「ありきたり路線」に入ってしまった。1作目ではギャグを飛ばす一方でハードボイルドに演じきり、ワイルドなアクセル刑事というキャラを作り出していたのだが、スターになって以来演技に悪ふざけが過ぎ、2作目からただの中年のおっさんに変貌してしまっている。アクションもトニー・スコットが監督だった2作目に比べるとまるでキレが無い。舞台を遊園地にしたのは良いが、アトラクションを利用するのは1シーンのみで他はまるで工場のような扱い。もともと「ビバリーヒルズ・コップ」はシリーズにするほどの作品ではなかったのだろう。
[地上波(吹替)] 5点(2005-06-15 00:11:56)
145.  ソードフィッシュ
冒頭でトラボルタが映画の話をしていたので「ゲット・ショーティか?」と思ってしまった(笑)。爆発シーンのとり方は斬新だったが、それ以外は電気コードを追うシーンなどアナログな撮り方が多く、特筆するシーンはない。ガブリエルのキャラはアメリカのテロ対策を皮肉っているようで興味深いが、ストーリーはラストのどんでん返しに大した驚きがあるわけでもなく思ったより普通。そもそも本当に頭の良い男ならあんな作戦は取らないだろう。ヴィニー・ジョーンズが出演していたのは嬉しかったが、それほど活躍するわけでも無し。もうちょっと監督に俳優を生かす力があれば面白くなる可能性があっただけに残念。
[地上波(吹替)] 6点(2005-06-12 15:14:56)
146.  ブレス・ザ・チャイルド
まさに「くだらない」の一言に尽きる。クリスティーナ・リッチが死んだ時点で見るのをやめるべきだった。ルーファス・シーウェルはたしかに適役だが、B級映画と割り切っての事かどの俳優も演技に力を抜いている(「ノイズ」のジョニー・デップみたいに)。サスペンス物として見ても信じられないぐらい緊張感がなく、悪魔みたいな大げさなものを出した割には盛り上がりにかける。ラストはポップコーンを投げつけたくなるようなオチだった(神に頼らなかった「エクソシスト」を見習え)。「エンド・オブ・デイズ」の方がまだマシ。
[地上波(吹替)] 3点(2005-06-12 15:03:49)
147.  サイコ(1998)
作品の出来どうこうの前になぜG・V・サント監督がこんな映画を撮ったのか理解に苦しむ。制作会社に依頼されたのならともかく、自分で製作まで担当しているところが謎を深める。考えられるのはあの名作を現代に甦らそうとして、結局オリジナルに指一本触れられなかったということだろう(ヒッチコックの登場はパロディにしか見えないが)。しかし、そもそもオリジナルに全く欠点がなかったかと言えばそうでないのが痛かった。特に前半の妙に冗長な展開は現代におけるリメイクとしては致命的だ。シャワーシーンもオリジナルにも感じられたあざとさが目に付き(ザクザク刺されているのに妙に元気)、ミイラのシーンも今となってはホラーの二番煎じに見えてしまう。ラストで出てくる精神科医も説明的過ぎて不自然(ロバート・フォスターの登場は嬉しかったが)。キャスティングにしてもアン・ヘッシュの妹がジュリアン・ムーアという設定は何とかならなかったのか。結果としては特に目新しくも無い凡作映画に成り果てた感じである。ただ、Pewter Allさんのようにオリジナルを隅から隅まで知り尽くしている人にとっては時間、ヒッチコックなど細かいところまで再現したこの作品はある意味高尚なパロディとして楽しめる可能性はある。思いつきの企画でラジー賞をとってしまった監督に同情はするが、5点。
[地上波(吹替)] 5点(2005-06-11 23:59:49)(良:1票)
148.  TAXi3
リュック・ベッソン、またしてもやってしまった、というぐらいの駄作。前作までは独特のテンポのある「凡作」に収まっていたが、今回は脚本の荒唐無稽さにまさに「ブレーキが効かなくなった」状態。オープニング、出産騒動、強盗計画、とにかくいろんな映画からパクリまくっている上に、突っ込みどころは多いが、与太映画としてもまるで面白みがない。観客も審査員もいないスキー大会、ダニエルのいい加減な推理。それはともかく、データの盗み方やスイス式処刑装置にはただ呆れるしかなかった。おまけに人種差別ギャグ(ハリウッドでは絶対に出来ないだろう)や下ネタまで出てくるのは何とかならなかったのか。ジベール署長は相変わらず良い味出しているが、この作品を救うまでには至らない。肝心なカーアクションにはまるで爽快感がなく、そもそも映像のごまかし方がいい加減すぎてとても時速300キロには見えない(普通の電車に追いついたかと思えば、次の瞬間電車がTGVに早変わり)。見たことを後悔するまではないが、ハッキリ言っていいとこなしの映画。
[地上波(吹替)] 3点(2005-06-10 00:04:32)(良:1票)
149.  ロミオ・マスト・ダイ
ジェット・リーのアクションがCGやワイヤーアクションに「毒」された最初の作品。とくにラストの対決はクライマックスであるはずなのに思った以上に面白みがない。おまけに主役がなかなか本筋に絡まないので非常に存在感が薄い。リーのカジュアルな姿はある意味芸域を広げているが、逆に全体的にだらけた感じのある凡作アクションに成り果てている。アクションは脇においてギャング映画として作れば少しはマシだったと思うのだが。
[地上波(吹替)] 5点(2005-06-03 22:47:01)
150.  48時間
アクションというよりはある意味ロード・ムービーのような刑事と囚人の友情物語。エディ・マーフィが最近の彼にはないカッコいい一面も見せ、ハードボイルドな雰囲気を崩さない。ジャックとレジーの凸凹コンビぶりもいいが、やはりジャックがレジーをかばうシーンにはグッと来た。白人と黒人のコンビというプロットはこの映画から増えたのだろう。
[地上波(吹替)] 7点(2005-06-03 18:15:06)
151.  エネミー・ライン
派手なアクションを繰り返しながら結局やりたいのは空軍礼賛。おまけに単純なアクション映画として見てもご都合主義のオンパレードで面白みがない。ラストで主人公がカメラをとりに行くときにいかにもな音楽が流れ出したときは思わず吹き出してしまった。
[地上波(吹替)] 4点(2005-05-30 17:13:10)
152.  ミリオンダラー・ベイビー
どこかのサイトで「イーストウッドは世界一美しい74歳だ」といっている人がいたが、本当にそうだと思う。良い意味で「ハリウッドの反逆児」であるイーストウッドが今回は観客の予想するアメリカンドリームとは異なるストーリーを扱っている。もともと淡々とした短編小説であった原作を見事にフィルムに転化させた監督の演出には脱帽してしまう。淡々としていながらどこかもの悲しい雰囲気があり、最後までフランキー、マギー、スクラップの3人の生き様を捉える。人を愛する事の悲しみを体現するフランキー、夢に全てを賭けて生きるマギー、そんな二人を見守るスクラップ。役者の演技はどれも素晴らしい。特にイーストウッドは良い意味で年をとったなぁ、と思わされた。一方でスクラップはマギーと対照的な人物として捉える事もできるだろう。スクラップはマギー同様夢を諦め、人生の傍観者となった。これからはデンジャーを励まし生きがいを見出していくのかもしれない。さらに劇中に出てくるゲール語も隠れた意味をもつ。ゲール語とは「消えゆく言語」。これがフランキーやマギーによって示されるテーマとなっているのだ。ラストの哀愁のあるフランキーの後姿、スクラップの独白も深い余韻を残してくれた。人生について観客に問いかける重く切ない映画。
[映画館(字幕)] 10点(2005-05-29 21:54:20)
153.  トレマーズ
始まってから30分ぐらいはどこかもたついた雰囲気があり、人物描写も主役の二人を除いてはお粗末。グラボイズが登場するまでの過程ももうちょっとサスペンス色を出せたと思うのだが、そこも素通り。だが、グライボズが暴れだしてからがすごい。グライボズの特徴、キャラ設定がどれも上手く活かされサービス満点な映画だった。B級映画では「ザ・グリード」以来のヒット。やっぱり監督たちがツボをちゃんとわきまえているからだなぁ。
[ビデオ(吹替)] 8点(2005-05-27 19:42:31)
154.  レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
どうもポール婆宝勉さんとは気が合わないようです。この映画はやっぱり尊敬するティム・バートン監督が撮った方がよかったのではないでしょうか。「シティ・オブ・エンジェル」の監督なので期待はしていなかったのですが、単純な題材のわりにストーリーの盛り上げ方がとにかく下手でラストもかなりあっけなく、手紙のシーンに至ってはただただ絶句。わざわざ長い時間をかけてあんなことが言いたかったのかと思うと情けなくなりました。あのような教訓的なラストが映画を完全に「お子様向け」にしてしまった感じでした。映像は確かに美しいですが、バートン監督のマンネリの域を出ていません。おまけに役者の演技も大人と子どもで温度差ありすぎ。ジム・キャリー、メリル・ストリープがコメディを作っているにもかかわらず、子役2人の演技が単調でいまひとつ感情移入できません(レンズのシーンで思いましたが、リーアム・エイケンは悪役も出来そうですね)。問題なのはせっかく子どもたちにユニークな才能を持たせておきながら、それを中途半端にしか活かせていないこと。とくに一番ユニークなサニーの「噛む力」が全くストーリーに絡まないのはため息が出ました。ストーリーが単純なだけに細部にこだわれば面白くできたと思うのですが、単なる子供向けの映画で終わっています。ナレーションをシルエットにしたことと、エンディングのアニメシーンは良かったのですが、それだけしか印象に残りませんでした。ちなみに、カーラ&シェルビー・ホフマン姉妹は本人が特別出演しているところを見るとダスティン・ホフマンと血縁関係があるのではないでしょうか。
[映画館(字幕)] 5点(2005-05-17 18:23:03)
155.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 
実話を基にしているが、その内容が任務の失敗であるという事が他の戦争映画とは一線を画している。つまり、彼らが戦うのは政治的な目的ではなく、あくまでも生存するためなのである。この映画がテーマにしているものは特定の戦争ではなく、戦争そのものという捉え方ができるだろう。そういった理由により映画は兵士たちの視点を元に描かれ、リドリー・スコットの演出により恐ろしいまでの戦場の臨場感を出している。しかし、元を正せば任務が存在しなければやる必要のなかった「意味のない戦争」とも捉えられる。それらの点を考えればこの映画はアメリカ批判ともとれるのではないだろうか。批判すべきは生き残りを賭けていた兵士ではなく、任務そのものとして。しかし、だからこそラストのセリフは制作会社に横槍を入れられたような蛇足なセリフに思えて仕方がない。あれのせいで批判の全てが台無しになってしまうのだ。あれさえなければもうちょっと高くしても良かった。監督は尊敬するが、バーホーベン監督みたいに「アメリカ」に迎合しないようになってほしい。
[地上波(吹替)] 7点(2005-05-16 21:23:27)(良:1票)
156.  逃亡者(1993)
アンドリュー・デイビス監督がトミー・リー・ジョーンズと3度目のタッグを組んだ作品。リアリティはあるが地味な演出の監督にとって、本作ではその作風が吉と出たようだ。プロットは単純で見せ場も少ないが、破錠なくストーリーは進み、サスペンスとしても見所のある作品となっている。それだけに残念なのはラストのオチがありきたりだった事である。単純に頭脳戦として終わらせれば良いものをラストの流れでテンポを崩してしまった印象が強い。しかし、もし別の監督が取っていたら・・・という考えには及ばない。
[地上波(吹替)] 8点(2005-05-13 23:59:07)
157.  ドーン・オブ・ザ・デッド
やはり初監督作には制作会社の横槍が入るのか、中盤で妙なブチ切れ感があった。しかし、監督は非常に頑張っており、同じゾンビ映画では「28日後」よりはゾンビの撮り方がうまいし、何より冒頭のタイトルデザインでCM監督としての才能を発揮できていると思う。アクション映画としては文句なく面白かった。問題なのはストーリー展開の強引さ、オリジナルの特徴なのはわかるのだが、冒頭でゾンビにガラスを割らせてしまっているのだからゾンビが何らかの形でショッピングモールに進入してきてしまうか、モール内にもっとゾンビがいた設定の方がよかった。オリジナルよりも早く主人公たちが平和を手に入れてしまうため中だるみの状態に陥ってしまっていた。そして後半の一連の騒動にいたってはフツーに皆でアンディを救出に行く展開でもいいと思うのだが。ここらへんを見ると脚本は一日で書き上げられたようにも思えてしまう。何よりも登場人物の個性を描ききれていないのは問題だろう。後半でちょっとしたミスも見られることからこれは編集が悪いせいでもあるのだろう。「アイデンティティー」のように、登場人物が多くても人物描写を可能にした映画はあるのだが。追記;ディレクターズ・カット版も見たがこちらの人物描写はより丁寧になっている。やはり初監督作に完全版は不可欠だと思った。
[映画館(字幕)] 7点(2005-05-11 23:08:38)
158.  ラスト サムライ
歴史が変わりつつある中で一人の男が時代に取り残されていくという点では「ギャング・オブ・ニューヨーク」と似通っている。しかし、ラストの天皇のシーンがあるせいで訴えるテーマが単なるサムライ礼賛だけに限定されてしまった感じ。渡辺謙の演技もそれほどすごいと思えたわけでもなく、むしろ絶賛する人々はオスカーに目が行ってしまったのではないか、という醒めた視点で見てしまった。ラストは無難に収めた感じだが、やはりメイン・テーマにはあまり共感できない。
[映画館(字幕)] 6点(2005-05-11 23:02:44)(良:1票)
159.  ネバーランド
こんなにラストで素直に感動できる映画を見たのは「ビッグ・フィッシュ」以来でした。本当に劇場で見てよかったと思います。実は観劇中に隣に座っていたおばさんが前半部で早くも寝ていたにもかかわらず、ラストでちゃっかり泣いていたのを覚えています(笑)。たしかに前半ではストーリー展開がゆるいので退屈するかもしれませんが、これが全てラスト近くでしっかり伏線として絡んでいます。そしてあの「ピーター・パン」初演のシーンへと続くのですが、まさかあんなラストが待っているとは思ってもみませんっでした。「本の中に生きている」という言葉とピーター役の少年の無心の演技に圧倒されエンドロールが流れている最中もささやかな余韻に浸れました。「ビッグ・フィッシュ」などの感動映画の共通点はこういったラストへの落とし所のうまさにあるのだろうと思いました。ジョニー・デップの演技で彼の表情が変わらないのを批判する人がいるようですが、変わらないからいいのだと思います。この映画で変化するのはバリではなく子どもたちです。バリのおかげで長男のジョージは大人になり、ピーターは想像力を持つ事の大切さを知りました。デップはそういった子どもたちの変化を受ける側として地味ながらも非常に良い演技をしていたと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2005-05-07 22:18:11)
160.  やかまし村の子どもたち
ラッセ・ハルストレム監督の個性が非常によく出ている映画だと思う。やはり、ハルストレムの持ち味は風景を美しく切り取られることと、俳優たちに自然な演技をさせられる事だと思うのだが、本作でも文明社会から浮いた社会で生活する人々のエピソードを生き生きと描いている。さらに「マイ・ライフ・アズ・アドッグ」と比べて子どもたちは深刻な問題を持たないので、ラストで得られるものがないものの、終始とても暖かい気分で見ていられる。個人的に気に入ったエピソードは買い物とオッレが犬を飼うまでのエピソード。それにしてもハルストレム監督の映画がハリウッドに来てから変わったと思うのはやはり子どもたちの視点がなくなったからではないだろうか。監督にはもう一度子どもたちの視点で映画を撮って欲しい。
[地上波(字幕)] 8点(2005-05-02 18:26:48)
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