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すねこすりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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141.  ウェディング・ベルを鳴らせ!
こりゃー、ダメな人にはものすごく「嫌われる映画」だと思います。私的には好きなんですが。クストリッツァって人の頭の中はどーなっているのかなぁ、といつも不思議になります。シーンごとにはぶっ飛んでいて、一見、脈絡のない描写だったりシーンのつなぎ方だったりするわけですが、俯瞰するとメチャメチャ明晰なのです。この作品もそう。「はぁ?」という描写が多いんだけれども、腑に落ちるしすごくよく分かってしまう。これが、いっつもいっつも、毎作品、不思議で仕方がないのです。どういう脳みそがこういうものを作れるんだろうって。クストリッツァ作品の中では、『アリゾナ・ドリーム』の次くらいに見なくてもいいものに分類されるとは思うけれども、ある種、中毒気味の人はニンマリしてしまうんじゃないでしょうか。私もそのクチですが。相変わらずの音楽、動物、空中浮遊もお約束でございました。大好きな結婚式が、本作ではまんまテーマになっちゃいましたね、遂に。次は動物映画だったりして。それも面白そうだけど。クストリッツァさま、あたしゃ、これからもあなたに着いていくぞよ。
[DVD(字幕)] 7点(2010-03-18 17:56:47)
142.  微笑みをもう一度 《ネタバレ》 
冒頭こそなかなかインパクトのあるプロローグでしたが、なんだかなぁ・・・。いくら美人でもタイプも打てないようなコブつき女の場合、たいていは、職はなかなか見つからず、生活と子どものために女を捨てて時給ウン百円の肉体労働パートを掛け持ちして疲労困憊、髪も心もバッサバサ、男も寄ってくるどころか避けて通るのがオチなんですけど? こちらのヒロインはお綺麗なまま、お綺麗なお仕事をなさって、娘も甥っ子も全て受け入れるというご奇特なイケメンまで花束持ってお出迎えでございます。挙句の果てには、優しいお母様は介護の必要もなくあっけなく亡くなって(介護の必要のある父親は施設任せ。時々見舞いに行ってダンスを一緒に踊ってあげるだけ)、あのデッカイ家と遺産がものすごーく簡単にヒロインの手中に転がり込んできます。もう、どーぞご勝手に、という気分。これのどこが夫に浮気され傷ついた女の再生物語なんだ。キャストだけはそこそこで、ジーナ・ローランズという名前で釣られたんだけど。でっかく育ったと思って切ったらスだらけのラディッシュみたいな映画だったなー。ダメ映画の見本だね。
[DVD(字幕)] 3点(2010-03-08 15:52:53)
143.  だれのものでもないチェレ 《ネタバレ》 
登録がなかったので登録申請したものの(登録していただきありがとうございました)、正直言ってあんまりオススメしない作品です。・・・いえ、ぜひ多くの人に見てはもらいたい。でも「いい映画よ、感動するわよ、見て見て!」とは口が裂けても言えない作品です。本作を見ている間中、私の顔は恐らく、凍りついたまま無表情だったと思います。もし変化があったとしたら、ところどころで眉間に皺が寄ったくらいでしょうか。隣席の友人は、教会のシーンで涙していましたが、私は泣けなかった、全く。ラストの解釈は友人とは異なったのですが、友人の解釈の方が結果としては酷いものの人情としては報われます。友人自身「無意識のうちに救いを求めてしまったからかも」と言っていましたが、私の解釈では確かに絶望に絶望を上塗りしたラストになってしまうかも知れません。実際、監督がどう作ったのかは分かりません。少なくとも、一部で言われているような「チェレの意図的な放火」ではないと思います。あの絶望の中で祈りを捧げながら、図らずも火が枯れ草に燃え移ったのでしょう。そして、チェレのいた小屋だけが焼け落ちたのだと。しかし、友人は母屋も全焼したと。この作品にネタバレも何もありません。話の筋を追うことに意味がないのです。これこそは映像をこの目で見ないことには。本作を知っている、話を知っているでは意味がないのです。そういう作品こそ、映画と呼ぶに値するのだと思います。この作品を思い、チェレを思いながら静かに目を閉じると、一つ一つのシーンが衝撃を伴ってまざまざと脳裏に蘇ります。
[映画館(字幕)] 10点(2010-03-08 14:25:43)
144.  カンバセーションズ 《ネタバレ》 
画面2分割がウザイ。会話劇って難しいよねぇ。役者の演技力も求められるけど、会話によっぽど魅力がないとダレるもの。しかも結局、寝ちゃうし、この2人。まあ、寝てもいいけど、寝るまでが長過ぎ。寝るときってのは、もう部屋に入るときに「その気」のはず、少なくとも「予感」はあるはずだと、私は思うわけ。だから、その前の長過ぎる会話は身体も心も萎えるだけ。逆にハナから寝る気もなかったのなら、あんなつまらん会話でその気になるなんて、ありえん!って感じ。・・・それにしても、一夜のアバンチュールに成り下がるなんて、この2人、大して愛してなかったんじゃないかなあ、お互いに。本当に大切な人として過去に位置づけた昔の恋人と、現在で通りすがりの情事を持つのは、相手に対する冒涜だと思っちゃう私は、頭が固い? そんな石頭をぶっ壊すくらいの会話劇を見せてほしかったね。あ、ヘレナは相変わらず可愛かったのでプラス1点。
[DVD(字幕)] 5点(2010-03-08 11:53:24)
145.  ポーリー(1998)
評価が高いなか恐縮ですが、ぜーんぜん心に響いてくるものがありませんでした。動物モノは好きなんだけれど、動物と人間の触れ合いなら、動物は動物で描いてほしいんだよね。動物ワールドのオハナシとして擬人化しているのなら、まあ、それはそれで見られるんだけど・・・。単に好き嫌いの問題で、本作がこんなにインコにヤラセさせているとは知らなかったのよ。ジーナ・ローランズ出演ってだけで手に取ったのが間違いでした、はい。
[DVD(字幕)] 4点(2010-03-08 11:44:38)
146.  上海ルージュ 《ネタバレ》 
少年が歌姫の苦悩を知って、次第に心を寄せて行くのと裏腹に、凄惨な上海マフィアの制裁が歌姫に下されるという、悲惨極まりないオハナシ。だが、後味は悪くない。最初は豆腐屋になりたいなんて無邪気な夢を語っていた少年だけれど、きっと、上海に戻ったら、やっぱり敵討ちってことでその道へ入って行くんだろうな。あの可愛い少女の行く末も、歌姫の二の舞かと思うと切ない。逆さ吊りにされた少年の懐から落ちた硬貨は、少年の無邪気な夢が河の藻屑(っていう表現はないかもだけど)と消えたことを物語るようで、また切ない。オリンピックの演出は数で勝負の大味だったが、この映画は小粒ながらピリッと旨い。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-03-04 13:35:09)
147.  フォーガットン
アルフレがお空に吸引されちゃってからは、ほとんどコメディでしたねえ。肉まんを買ったつもりで、いざかぶりついたら、それはピザまんでもカレーまんでもなくて、あんまんだった、みたいな感じかな。それはそれでまあ、美味しいんだけどね。
[DVD(字幕)] 5点(2010-02-26 14:28:45)
148.  刑事コロンボ/美食の報酬<TVM>
ちょっとちょっと~、それ「フグ」じゃないでしょ~、「ハリセンボン」よ! かわいそうに。ハリセンボンには毒なんてないのよ~。その代わりトゲトゲがいっぱいあるんじゃないの。・・・魚にはちょっとウルサイので、突っ込んでスミマセン。コロンボを消そうとする犯人って、なかなか太ぇ野郎だけど、相当のアホですね。本作は、トリックそのものを見せないで、最後にタネ明かしをコロンボがセリフでするという異例の作りでした。あの女性秘書役の女優さん、P・フォークのカミさんだそうで。なかなか肉感的な美女でした。あと、警部のコック姿、素敵です。タキシードも決まってました!
[CS・衛星(吹替)] 6点(2010-02-19 11:37:12)
149.  スケルトン・キー
ジーナ・ローランズ出演という一点のみでDVD借り。ジャケもホラー度高し。これはコワソ~! ワクワク!! と、いざ鑑賞。・・・ハレ? 何、これ、オカルト? 狐につままれた気分で、イマイチ謎も分からぬまま格闘のラストへ。怖いどころか、可笑しささえ覚えつつ、エンディングを迎えてようやく、あー、そーゆーことだったのか、ととりあえず納得。可笑しかったのは、しかし、こちら側はあくまで傍観者だからだったのかー。信じるもののみに作用する、って、まさにカルト。そう思って見直してみると、これは、人間の弱さをえぐるなかなかの秀作かも。映像もなかなか良いし。と、監督名を見て、あらびっくり。あの大好きな『鳩の翼』を撮った人じゃないの~。そーかそーか、ちょっと納得。特典映像も一杯あってお得かも。でも、後味悪いし、ゼンゼン怖くなかったので、ちょっぴり厳しめで。
[DVD(字幕)] 6点(2010-02-12 17:14:10)
150.  マイ・レフトフット
障害者モノに少々アレルギーがありまして、あまり積極的には見ないのですが、これは愛するダニエル・デイ=ルイス主演ということで、やっぱり欠かせないと見た次第です。うーん、まあ、こう言ってはなんなんですが、やっぱりダメです、このジャンルは。映画としては良い作品だと思います。彼が主演男優賞とったのも納得です。が、なんといいますか、敢えて言えば「24時間テレビ」とベースが同じ、と思えちゃうんですね。これは、私の根性がひねくれているだけなんです。実話なだけに、余計に。いや、これフィクションだったら成立しないと思いますし。障害者モノでそういうことをほとんど感じずに済んだ作品は、これまでのところ『ヴァージン・フライト』のみです。
[DVD(字幕)] 6点(2010-02-10 14:52:56)
151.  ボクサー(1997) 《ネタバレ》 
アイルランド好きにとっては見逃せない一本。ダニエル・デイ=ルイスは相変わらずの精彩を放っているし、政治的背景が濃いのにそれをラブストーリーで見事に中和させて、奥深い人間ドラマに仕立てることに成功していると思う。思うんだけれども、どうしても一つだけ納得いかないというか、ストンと落ちないというか。それは息子リアムの心についての描写。ジムに火をつけるほど母親喪失への恐怖感があるのに、服役中の実父を捨てる母親への嫌悪感はないのか、ということ。どう見ても、ラストはダニーと母親との生活になることを予感させるわけで、違和感ありまくり。夫婦間でいくら関係が破綻していたと言っても、息子にとって父親はたった一人。きちんと夫婦関係を清算もしていない状況で、あんな多感な年頃、しかも男の子にとって、母親の恋愛ってそんな簡単に受け入れられるものなのか? リアムと父親との関係の描写がまったくないので、一概に言えないけれども、これはあまりにも説明不足という気がするのは私だけなのかな~。というか、他に特に破綻がないので、この一点が却って異様に見えるんだよなあ。だって、母親がダニーといなくなると思っただけで火つけちゃう息子だよ? 逃げないのならダニーと一緒でもいい、ってのがよく分かんないのだよ。これって、些末なことなのかな。私的にはかなり重要なファクターだと思うんだけどなー。ダニーの見世物ファイトを見て心動いた? いや、そういうもんじゃないだろう、と思ったり。何度見直してもそこに納得の行く描写がゼロなのが、作品全体の完成度が高いだけに、大いに不満。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-08 13:46:36)
152.  刑事コロンボ/パイルD-3の壁<TVM>
これは、見ていて手に汗握る異色作。犯人は分かっているけれども、肝心の遺体がどこにあるかが分からない。これがミソなんですね。いやー、パイルを掘り出すシーンでは冷や冷やしながら見てしまいました。犯人もそこまで計算ずくで犯行に及んだとは。役所仕事を皮肉るシーンが苦笑ものです。お役所ってのは、どこでも同じイメージなんですかね。先日のBS特番でプロデューサーのリンク氏が言っていたけど、コロンボはあの「罪と罰」の予審判事がモデルなんだとか。「罪と罰」なんて忘却の彼方だけれど、これは結構意外ながらも「なるほど~!」と思ってしまいました。そうそう、本作でも警部は犯人のプライドを微妙にくすぐりつつ、唐突に「干しぶどう食べます?」なんて挟んで、完璧に犯人の調子を狂わせる。警部、いやらしいですなぁー、あなた。蜘蛛みたいなんて言われるのもムリないですヨ。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2010-02-05 17:23:25)
153.  刑事コロンボ/二枚のドガの絵<TVM>
容姿といい、言動といい、はたまた犯行の手口といい、これほどムカツク犯人はシリーズ中でも屈指のもの。たいていは「警部、やり過ぎ・・・(嘆息)」と思うんだけど、本作に限っては「やれやれぇ~~~っ!」って心の声だけでなく口から出てきそうな勢いで鑑賞。だいたい、美を評論するプロだってのに、あのネクタイのセンスの悪さはどーよ、と言いたい。ダッセー。エドナの家の家宅捜索をやらせようとしつこく交渉するあたり、そのダサさがモロに出たという感じ。犯人の家でうたたねしていたり、大家のオバチャンのおしゃべりに閉口していたり、ヌードモデルを正視できなかったりするあたり、相変わらずの警部のお茶目ぶりもgoo。バッサリ終わるエンディングも爽快。傑作と言われるのも納得の一品。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2010-02-05 10:18:21)
154.  刑事コロンボ/逆転の構図<TVM> 《ネタバレ》 
BS2では「コロンボウィーク」と題して4日連続でシリーズの中でも名作の誉れ高い作品を放映中でして、昨日と一昨日は本編終了後に「私の愛したコロンボ」という番組が流れました。そこで「コロンボが受けないであろうと思われた要素」がいくつか挙げられ、そのひとつ「展開が複雑でちゃんと見ていないと分からなくなる」というのがありました。これ、確かにそのとおりで、コロンボ放映中はトイレも行けません。なんせNHKはCMがないので・・・。本作も、やっぱり頭から終わりまでしっかり見ていないと、犯行が入り組んでいて分からなくなりそうでした。なにも、あんなにメンドクサイ手法でなくても良いのに・・・、なんて思っちゃったりして。ま、これもドラマのエンタメ要素のひとつなんでしょうけど。凝れば凝るほどアラが出る確率も上がるってもの。ラストは強引だけれども、教習所の教官の宣誓書はかなり有力な証拠となるので追い詰められての行動だった、という解釈もアリですかね。ピューリッツァー賞を2度も受賞しながら、妻一人あやせないとは、皮肉なもんです。皆さんご指摘のシスターとのやりとり、やっぱり面白かったですね。あと、プジョーのエピソードも一杯出てきて嬉しいです。そしてまた、これは邦題が素晴らしい。妻が射殺される直前に言った「いずれバレるわよ」の予言どおり、まさにこの逆転の構図で暴かれたわけですね。エンディングの警部の後姿が良かったです。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2010-02-03 11:27:07)(良:1票)
155.  刑事コロンボ/別れのワイン<TVM>
アタシゃね、とにかくホシをあげるためなら何だってやるンですよ。いやね、殺しに良いも悪いもありゃしません。理由はなんであれ、殺しは殺しです。今回のホシもね、いつもどおり追い詰めようと思ったんです、途中まではね。でも、この人、ワイン以外のことでは感情ってもんが働かないんですよ。見てて分かったでしょ? だからしょーがない、奴さんの感情を動かすために、アタシゃ、ワインについてちょっとばかし勉強したんです。奴さんと会話の糸口つかむためにね。ワイン倉の温度調節機のこと? そりゃ、勘ですよ、勘。ワインのプロにしちゃぁ、温度調節切っちゃうなんて信じられませんけどねぇ。そんなの、アタシがホシに共感して尊敬しちゃうってことと同じでね。そりゃ、ありえません、アタシには。勘違いしないでくださいよ、ホシの立場だったらどう考えてどう行動するかは考えても、奴らの気持ちに寄り添うなんてことは出来ません。え? じゃ何であんな余韻たっぷりのラストにして、車の中で乾杯したかって? 決まってます、ホシを無事おとしたことへの安堵の表れですよ。レストランでの一件は、ありゃバクチですからな。あの人にボロ出させるには、ワインで動揺させるしかないと思ってました。計画通り行ってホッとしましたよ。全てはあの人を懐柔して真実を浮き彫りにするためのパフォーマンスだってことくらい、アタシのことよく知ってる人なら分かるでしょ? あ、そうそう、ちなみにカミさんの子守りがどーのこーのって話は、ありゃ全部出任せです。最初からカミさん連れて来るつもりなんかなかったんでね。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2010-02-02 15:18:36)(笑:1票) (良:1票)
156.  刑事コロンボ/溶ける糸<TVM>
これ、邦題がよろしくないと思います。ネタばらしとは違うんだけど、手術で「溶ける糸」を使っていることを、最初から視聴者が分かっちゃうのはドラマの面白みを思いっきり削いでしまっていていただけない。メイフィールド先生の耳は尖っていませんでしたね。警部を激怒させるなんて、大したもんです。邦題のネタばらしっぽさと、鼻持ちならない犯人という意味では「自縛の紐」と双璧です。そろそろ終わる時間なのに、オペ室からうなだれて警部が出て行っちゃった日にゃ、「え、未解決事件?」などとあり得ないことを考えてしまったけれど、直後に「えーっ!」という展開でほんの数十秒後にエンドマーク。うーむ、面白いけど、かなりゴーインな印象が・・・。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2010-01-26 13:32:49)
157.  刑事コロンボ/アリバイのダイヤル<TVM>
そもそも、動機がイマイチよく分からない。エリックと決定的に破綻した関係でもなさそうだったし・・・。殺人って、最終手段だろうから切羽詰ってるはずなんだけど、そういうのが感じられなかった。単なるアリバイ崩しドラマに成り下がっているところが不満。だいたい1時間後もプールサイドが濡れたまま、ってのも??だし。途中から弁護士が出てきたり、秘書の女性が出てきたりと、シリーズにしては珍しい展開なんだけど、ちょっと分かりにくいかな。ロバート・カルプがとことん憎ったらしい犯人役を好演。でも、この事件、証拠らしい証拠がない(凶器も氷だし)から、公判維持が難しそう・・・。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2010-01-15 13:11:35)
158.  トンネル(2001)
あの無敵のテニスプレイヤーだったS・グラフが、壁崩壊後の大会で優勝したかなにかのスピーチの際、感極まって涙しながら東西ドイツの統一を喜んでいることを話していたのを見たとき、ドイツ人にとって、この「分断」がどれほどの傷だったのかをほんの少しだけ垣間見た気がして、「グラフでも泣くのか(=鬼の目にも涙だな)」という感慨とともに染み入るものがあった。統一後のベルリンに行った際、強く印象に残ったのは、壁の西側は落書きだらけで、東側はまっさらのグレーだった、ということ。映画でも当たり前だがやっぱりそうだった。ドイツの今は、統一後の「分断」の傷はいまもって癒えておらず、むしろ、埋められない溝となって人々の前に横たわっていると言う。旧東独を懐かしむ人々も少なくないとか。作品的には、長尺だけど退屈する間もなく、非常に分かりやすい作りであったけれど、この手の実話ものでエンディングで登場人物のその後を伝える手法は、ちょっと食傷気味。賛否あるだろうけど、映画=実話そのまんま、みたいな誤解を与えかねないこの手法、いい加減やめたら? と言いたい。記録映画じゃないんだからサ。
[DVD(字幕)] 7点(2010-01-13 16:33:49)
159.  いのちの食べかた
衝撃度でいえば、ナイルパーチを題材にした『ダーウィンの悪夢』の方が強かったなあ。こちらは、ほぼ知っている範疇を超える映像が出てこなかったので。もともと堵殺にまつわる諸々には興味があり、その手の書物など結構読んでいたし・・・。ピヨのベルトコンベアーは、不謹慎ながら笑ってしまった。農業も、やっぱり広い平地に恵まれた欧州ならではの規模に圧倒される。あと、機械化のスゴさも。本作を見ながら、ぼんやり「捕鯨問題」について考えていた。捕鯨に強烈に反対している人々の多くは牛肉を日常的に食しているわけだが、本作での解体シーンを見て、何て言うのかなあ、とか。食べるために育てている牛は堵殺してもよくて、天然の鯨を殺すのは非人道的、ってなんかその論理に整合性がとれてないんじゃないのかしらん、とか。そういう人々はもれなくベジタリアンなのかしらん、とか。私は、鯨肉は好きじゃないし、捕鯨について一家言ある人間でもないので、どうでもいいんだけど。「食べ物」って奥が深い。
[DVD(字幕)] 7点(2009-12-24 11:19:34)
160.  コーマ
評価、イマイチですね・・・。ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド好きの私としては、かなりイイと思ってしまいました。これ、怖いですよ、とっても。タマネギの皮を剥ぐように、一つずつ謎が解明されていくのでじれったいと言えばじれったいのですが、スーザンの気の強さとルックスの愛らしさが相反して、恐怖感を煽られます。あのジェファーソン研究所の不気味さ。外観からその異様さが十分伝わるんだから、その内部は推して知るべし。いや、それ以上。あの「部屋」は不気味を越えて壮観でさえあります。マイケル・ダグラス、ほとんどどーでもよい感じでしたが(若い!)ラストで存在感を出していました。ビジョルドのサービスショットが結構ありまして、そういうところに70年代を感じます。でも、やっぱり彼女はカワイイし、魅力的。原作、読んでみたくなりました。しかし、一酸化炭素って恐ろしい・・・。痕跡なく昏睡させられるんだから。
[DVD(字幕)] 8点(2009-12-21 16:45:14)
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