1. ドーン・オブ・ザ・デッド
やられた!ロメロ版より断然アルジェント版を好む私にとって、このスピーディな展開は堪らないっす。特に後半、武装バス2台でゾンビの山を蹴散らしながら爆走するシーンは、ゾンビ映画史に残るであろう名シーンだと思います。かつてのピーターとロジャーも(そして勿論サビーニ様も)見れたことだし、もう言う事なし! 10点(2004-05-20 09:41:59) |
2. 時計じかけのオレンジ
とにかく「スゲェ!」としか言いようが無い。世界観、アレックスの演技、BGM、細かなオブジェ等全てひっくるめて芸術の域にまで達している。そして何より凄いのが、現代社会がこの映画そっくりになりつつあること。スゲェぜキューブリック! 10点(2003-05-15 18:30:58) |
3. ロスト・チルドレン
昔見た悪夢にも似ているが何処か温かみのある世界。この独特の味はハリウッドには到底真似出来ない。ハリポタ見て喜んでるガキどもに、是非とも見せてやりたい究極のファンタジー映画。 10点(2003-05-12 20:45:23)(良:1票) |
4. AKIRA(1988)
何回見ても新鮮な驚き。音楽、映像共に文句無しって感じです。CG技術が発達してない当時のアニメ映画としては、スゴすぎる出来。 10点(2003-01-11 00:46:04) |
5. 死霊のえじき
ロメロ三部作を締めくくるに相応しい大傑作。ローズ大尉率いる軍人グループは見事に大馬鹿揃いだし、科学者グループの研究も全く持って無意味。ヘリパイロットと無線士はどちらにも協力しようとはしない。そこでは前作「ゾンビ」でモールを占拠した4人の様なチームワークは微塵も感じられず。まさに絶望のみが支配する終末世界。もっとも人間らしいのがゾンビのバブ、というのが何とも皮肉である。 [DVD(字幕)] 10点(2001-08-21 15:23:21) |
6. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版
凄い。何度見ても凄すぎる。ジョージ・A・ロメロとダリオ・アルジェントとトム・サビー二、そしてゴブリンバンドがいたからこそ、この奇跡の傑作が生まれた。個人的にDC版は少しクド過ぎるのでこのくらいが丁度良いかも。 10点(2001-05-15 21:13:28) |
7. ザ・クレイジーズ(1972)
ロメロが「処刑軍団ザップ」にインスパイアされて撮った作品と言われているが、露骨なキチガイ集団の狂気をハイテンションに描いた「ザップ」に比べて、この映画のトーンはひたすら暗く重い。感染すると発狂してしまう細菌兵器を積んだ輸送機が田舎町に落下、軍隊によって町が隔離される中、絶望的な逃避行を続ける住民と対策を練り続ける軍部を平行して描く本作は、ロメロお得意のドキュメンタリータッチな映像によって、まるで自分がこの町の混乱に遭遇しているようなリアルな錯覚に陥ってしまう。更にこの映画が他の細菌パニックものと一線を画しているところは、誰が感染しているのかサッパリ分からないとこ。劇中に兵士が暴徒化した住民と銃撃戦を繰り広げる場面があるが、この住民が感染して発狂したのか、それともただの反乱分子なのかまるで区別が付かない。もしかしたら誰一人として感染なんかしていないのかもしれない。最高に後味の悪いエンディングに流れる優しい旋律の歌が、落ち込んだ気分を更に沈めてくれる。 9点(2005-01-31 13:19:56) |
8. ショーン・オブ・ザ・デッド
ゾンビを題材にしただけのコメディ映画だと思って見てたら、意外にもシリアスな展開が多くて驚かされた。リメイク版「ドーン・オブ・ザ・デッド」以上のゴアシーンもあり、ゾンビ映画の醍醐味でもある押しつぶされそうな圧迫感も終盤で存分に味わえる。取って付けた様なハッピーエンドが鼻に付くが、少なくとも数あるゾンビ映画の中では水準以上の出来なのは間違い無い。ロメロが絶賛するのも頷ける快作。 9点(2004-12-21 23:21:22) |
9. キル・ビル Vol.1(日本版)
この映画の醍醐味はなんといっても青葉屋の大立ち回りでしょ。クレイジー88のメンバーを斬っては捨て斬っては捨てのエンドレス。時間と共に、青葉屋が阿鼻叫喚の地獄絵図と化していくのが理屈抜きで楽しめます。それにしても、誰一人として銃器を使って襲ってこないのが不思議でしょうがない。やはりこれもタランティーノ映画の成せる業なのか? 9点(2003-11-28 20:58:39) |
10. サンゲリア
《ネタバレ》 この映画の見所は何と言っても診療所での攻防戦に尽きる。ゾンビの集団目掛けて火炎瓶を投げ、ショットガンを乱射する主人公達がこの上なくイカしてる。ゾンビ登場の原因が、病原菌なのかブードゥーの呪いのせいなのかハッキリしないけど、そもそもロメロの「ゾンビ」もその辺はあやふやだったから全然OK。ラストのオチへの伏線の張り方もフルチにしては上手い。 9点(2003-11-16 17:32:34) |
11. エイリアン2/完全版
《ネタバレ》 色々と追加シーンがあったけど、一番印象的だったのは娘が死んでいたと知らされるショッキングなシーン。後にリプリーがニュートを自分の娘と重ねる重要な伏線にもなっているのが上手いと思った。 9点(2003-10-13 19:40:12) |
12. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
最近DVDを買って見直して見たら、この作品が1番面白かった。子供の時はレイダースが1番好きだった筈なのに不思議なもんです。 9点(2001-10-08 19:46:07) |
13. となりのトトロ
理屈抜きで感動。心が洗われるというのは、こういう作品を見たときに言うのだろう。これだけ多くの人に愛される映画を作った宮崎監督は偉大。 9点(2001-07-18 22:13:32) |
14. ブレインデッド
何度も何度も何度も何度も股間を強打するハメになる伯父に爆笑してしまった。この映画は「繰り返すことでの笑い」が本当に上手いと思う。何度やっても鼻の穴に注射してしまうライオネルや、何回もドツかれて宙を舞うゾンビベイビーなんかもそう。ラストの大スプラッター大会も、芝刈り機によってゾンビが細切れになる様子を何回も何回も「もういい、わかったから!」ってくらい執拗に繰り返し見せている結果、大爆笑に繋がっている。まるで漫☆画太郎の作品を読んでいるかのように。 [ビデオ(字幕)] 9点(2001-06-29 20:20:54) |
15. スターシップ・トゥルーパーズ
何度見ても傑作!前半のゆる~い青春ドラマもたまらないが、リコが機動歩兵部隊に入隊してからの展開が最高に燃える。宇宙を埋め尽くすほどの艦隊から降下するカプセル、押し寄せるバグの大群に歩兵部隊の一斉掃射、そして血飛沫を撒き散らしながらぶっ倒れる兵士達。パワードスーツを登場させなかったからこそ見れる無駄に熱い戦闘シーンはこの映画最大の魅力。劇中何度も挿入されるプロパガンダ映像にも思わずニヤリ。 [DVD(字幕)] 9点(2001-04-30 20:15:16) |
16. ジュラシック・パーク
原作には無い子供嫌いな主人公像がいかにもスピルバーグ的。ラストのヘリで眠る子供たちを見て、笑みを浮かべるサム・ニールが印象深い。 9点(2001-02-02 21:26:37) |
17. トレマーズ
ケビン・ベーコンも良かったけど銃器マニアの夫婦が超最高! 9点(2001-01-31 20:50:33) |
18. ハムナプトラ/失われた砂漠の都
「ザ・グリード」のソマーズ監督らしく、随所にB級ティストが満載。ミイラが蘇った! みんな死ぬ!というのが主なストーリーなので(笑)現代版「レイダース」と呼ぶには少し力不足かも知れないけど、娯楽映画としては十分すぎる出来。頭を空っぽにして見るのが正しい鑑賞法です。 9点(2001-01-31 20:30:51) |
19. ザ・グリード
《ネタバレ》 豪華客船を舞台に武装テロリストvsモンスターという燃えずにはいられない展開。決め台詞(?)の「お次は何だ?」を連呼するメルギブソンにクリソツな主人公が良い味出してます。救い様が無い筈のオチも、彼のこの台詞のお陰で爆笑することが出来ます。一瞬の隙も無い怪獣映画の傑作! 9点(2001-01-14 19:50:26) |
20. 東京残酷警察
『片腕マシンガール』は残虐シーンこそ多けれど、スラップスティックな要素が随所に散りばめられた全編ギャグの作品といっても過言ではない作品だったが、こちらはシリアスとギャグの狭間を行ったり来たり。この時点で『片腕マシンガール』のファンからは拒否反応が起こるかもしれないが、“警察部隊vsエンジニア(ミュータント化した犯罪者)”という構図は問答無用で男子の胸を熱くさせる。エンジニアは製作者の脳味噌の構造が心配になるくらい奇抜なデザインをしているし、対抗する警察部隊も何故か戦国時代の武士に先祖返りしたようなコスチュームで、時代遅れの日本刀やナギナタを振り回して犯罪者を狩る姿は冗談抜きで格好良い。警察が民営化しているという設定や、劇中随所に挿入される風刺の効いたバカCMの数々は『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』などのバーホーベン作品からの影響が顕著だが、ただのパクリに終わらずオリジナルに匹敵するほどのインパクトを放っている作品になっていると思う。 [DVD(邦画)] 8点(2009-04-25 11:59:55) |