1. 2001年宇宙の旅
日曜日OS系午前10時で千円鑑賞。1回目満員。昼の2回目もあった様子。それもすぐに完売。3回目があったかは不明。ハリポタより人多かった。大人気でしたね。 序曲と退場曲付き&黒画面はDVDで鑑賞済みでしたが、映画館では初めて。 映画館ではシネラマ以外見ていません。(78年のリバイバルと91年梅田OSのサヨナラ上映) シネラマ→70mmでのトリミングやら編集やらで、一部画面ゆがみあり。 しかし言われなくては気が付かない程度で、ほとんど問題なし。 それよりも音が少し痩せていたような気がします。上映器材の関係でしょうか? 内容は改めて言うべくも無し。やはりベスト1に選ばれるべき映画ですね。 監督も原作者も亡くなった今、あらためてしっかり見るべき映画です。 上映されて50年近くたった今、先入観無しで見れる人がうらやましい。。。 [映画館(字幕)] 10点(2010-12-03 14:54:10) |
2. スティング
《ネタバレ》 新聞のラテ欄に「スティング」発見。そういえばしばらく見てないと思い録画。 土曜の昼下がり、吉本新喜劇終了後に鑑賞。(それはどうでもええ) 。。。やっぱり「名作」である。脚本、撮影、小道具、役者の配役、演技、どれをとっても、どこをどう切り取っても「見れる」映画です。 何回も見てるが、「そうそう、その次こうなるんだっけな」「あ、この役者さんあのTVに出てたな」「子役がほとんどいないなぁ」 そのたびに小さな発見があるが、気ぜわしくなく、ストーリー展開に身をゆだねること そのものが楽しい。 こんな映画はそうざらにないな。 あなたが2時間の余裕があるなら、必ず見るべし。 2日の余裕があるなら、半分は見てあとは数日後に見直せばいい。 2週間の余裕があるなら、旅先で見るのもよい。 2か月の余裕があるなら、友達との会話に飽きた時に見ればいい。 2年間の余裕があるなら。。。あなたの人生が「スティング」だ。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-11-05 10:03:28) |
3. ジャッカルの日
何回も見たのに、発見のある映画です。それほど緻密に作られていますが、「殺し」の描写は???の所もあるのはまあご愛敬。 当時の映画倫理では精一杯でしょう。 私が今回、録画して何回も見直したシーンは、ジャッカルとその道のプロとの会話。 vs銃匠 vs偽造パスポート屋 など。 さらには、「殺されるのに。。。」と思いつつ、会話する人。 vs未亡人 vsサウナで会った人 などね(サウナの人はもしかしてオカマ系だったのかも?) 私の人生も後20年ほど。これは何回も見たい作品ですね。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-06-04 16:29:49) |
4. トラ・トラ・トラ!
《ネタバレ》 以前もこの映画のレビュー書いたけど、今回はWOWOWで、日本公開版の鑑賞。 TV初公開時はこの版でしたね。今回は録画してから二十歳の息子と鑑賞。 最初の心理戦、米情報部内部のやり取りは「サラリーマンのドラマのようだ」と息子。 ヒトカップ湾に集まって以降はビデオを止めて、さらに高校生の二男を加えて、当時の日本軍の作戦を解説。二人とも「過酷で凄すぎる作戦」と驚嘆。おいおい学校で習わないのかよ~ で、空母発艦から真珠湾空襲まではさすがに現実の飛行機の撮影とあって迫力は申し分ありません。息子達は口開けて見てたです。 やはり、役者も一流撮影も一流の映画は時代を超えてますね。 例の渥美さんの場面ですが、既に息子たちはこの人が寅さんやっていたこともおぼろげで、「このシーンって面白いところなの?」って言う印象でした。そうだよなぁぁ。 しかし、前日にゼロ戦設計者のM氏のアニメを見に行った二男のコメントが秀逸「Mって飛行機乗った事あるん? あのアニメではどれがゼロ戦かさっぱりわからんかった」 ハイハイハイ~、別の場所でコメントしましょうね。 「やっぱりCGでは、戦争のひどさは、この雰囲気は出ない」が親子鑑賞での感想と結論でした。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2013-07-25 10:51:41) |
5. 大鹿村騒動記
《ネタバレ》 映画館で見れなくて、DVD発売と同時に購入。家で妻と共に鑑賞。 途中までは、色恋沙汰のただの「アハハ映画」ではあったのですが、大楠さん演じる記憶障害の妻が、歌舞伎のセリフを覚えていることから話はどんどんエスカレート。 にもかかわらず、ラストシーンは意外と淡白。まあこんな感じかなぁ と思いつつも2回目に見ると、原田さんのこの映画にかける思いがグイグイ画面に出てきていることが解ってきて、妻と共に涙、涙、涙。 久々に夫婦で映画見て泣いたなぁ と後で大笑い。息子2人も面白かったよぅと言ってくれてました。 豪華な共演者たちに囲まれて作った映画。天国へ旅立たれた原田兄貴、やっと優作とゆっくり話が出来ますね。 自信を持って言って下さい「優作よぅ、俺の映画見ろや!」 [DVD(邦画)] 9点(2012-01-23 13:44:18) |
6. 地下室のメロディー
《ネタバレ》 2023/10/17 NHK-BSで放映 録画して見ました。 この映画を見るのはおおよそ10回くらい。最初はTVの洋画劇場で。8年くらい前、福井の映画館で特別上映されて初めてスクリーンで見た。 改めて見たが、うーん。古いとは感じなかったなぁ。ともかくもカンヌのきらびやかさ。それがとても目立つし、ドロンがダクトを這いずり回る。網になっていて、下のカジノで金持ちが遊んでいるのを同時にカットに入れるのは、庶民の金へのあがきを示しているのかな? この映画で対比的なのは、モーリス・ビロー演じる義理の兄のルイ。まっとうな人が犯罪に巻き込まれて悩むが、仕事としてはきっちりする。そこが面白い。 ギャバンは強引であるが冷静。それに引きずられるルイ。フランシス(ドロン)は確実に仕事をこなす。 昔ね、当時の彼女とこの映画のビデオを見た。「あんた、この女ええと思う?」踊り子さんのカルラ・マルリエさんを指さす。 「いいやー。そんなにいいとは思わん」そう言う痴話げんかっぽい会話を思い出した。 「フランシスは楽屋に入れれば誰でもええんよ」「あんたもそうちゃうん」「そんなことないて」、、、てな具合 だが、あの踊り子さんにはやっぱり未練があるんだろう。有名人の座るテーブルの側にノコノコ出てしまって写真に写ってしまう。そこから、歯車が狂い出す。 プールでのシーン。ミシェル・マーニュの音楽が実に効果的。まあ、最初のタイトルバックからしてかっこよすぎる。 1963年の作品とは思えない。誰かリメイクした? プール。意味ありげにうろちょろする警察・カジノ・マスコミ関係者。彼らの動きと音楽が上手くコラージューしてる。 そして、ギャバンがほとんど動かない。観客は動かないギャバンにどうしても視線が集まる。 それが横の対比。で、下から現ナマがふわりふわりと、、、くーーー! これはかっこいい。こんなシャシンを取りたいと誰もが思う。 「御金蔵破り」を作りたくなった日本映画人の思いがよくわかるね。 んで、60超えて判る。ヴィヴィアーヌ・ロマンス姐御。ムショから出てこんな妖艶な古女房いたら、俺ならガマンでけへん。 ま、そっちの頑張りでは無いからなのね。 反対に初期計画者のサウナのオーナーは、体がもうだめなんでしょうね。年越えればそっちに意識行くわ。 ま、しばらく何回も見る。名画や。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-10-17 21:37:50) |
7. 生きる
《ネタバレ》 ●2007年の投稿はこのような事を書いていた 先日の兵庫県生野での「志村喬展」での地方公会堂での6回目鑑賞。 見る前に関係者のトークショーが印所に残ってしまったので書いちゃいます。 といってもどこかにかかれているかもしれないので2度目の方はご容赦。 この映画の撮影をはじめる前に志村さんは盲腸を患ってしまったそうです。あのぽつりぽつりセリフを話すのは最初腹に力が入らなかったためとも言われてます。 昭和20年代の盲腸だから併発症などが怖い時代ですけど、カメラマンと監督とで志村さんの家にお見舞いに行ったそうです。ところがいろいろと話し込んでいるうちに時間も遅くなっったのでこれでとどめということで、志村さんの奥さんがウイスキーをだしたんだけどこれがまた火をつけてしまったようで、志村さんを含めて大いに話が盛り上がったそうな。奥さんは盲腸の傷が心配でしょうがなっかたとのこと。そこにだれかが三船敏郎に電話して、呼んでもいないのに三船さんが大きな風呂敷を抱えてきたそうです。 その風呂敷には、長男の三船史郎さんが入っていたそうで、三船さんは長男を酒の肴に持ってきたという良くわからない話。 史郎さんがあとから聞いたことには、「あれは志村さんの映画でボクの入る隙が無い」とのことを言っていたそうです。完成度の高い映画は何時見てもOK。小田切みきさんとの演技打ち合わせは(監督の)熱の入った話が長く、志村さんがそれをかいつまんで説明していたとの話でした。 ●2023年DVDでの7回目鑑賞での追加コメント 目、とにかく志村さんの目 映画冒頭での市役所での気合の入らない仕事中の目 若い女性を見る目 がんとわかった時の目 ブランコに乗っている時の目 公園を作ろうと決意する目 自分の身内でがん患者が出ることを知っていたら、こんな見方はしなかったであろう 人間の生き方って「目」に出るんだ そう思いこそすれこの映画の志村さんの目に注目して見たら、 ああ、さすがにクロサワだ 生きるとは目の輝きなんだ そう思いました [映画館(邦画)] 8点(2023-05-23 15:01:11) |
8. 泥の河
《ネタバレ》 自分の「体験」と妙にクロスするので、感想を書いてみる。 私は昭和35年の大阪市の東の下町生まれ。このような船宿(売春船ではないが)は見たことがある。 となりに住んでいる駄菓子屋のおばちゃんに、ある日長い手紙が来た。 小学校に上がる前あたりだろうか、ウチの親父や祖母が遅くまで隣の家で何やら相談をしていた。 戦死したと思っていた旦那が別の所に暮らしているという手紙が来たらしい。ですぐ、夜中に電報が届き、 その方が亡くなったとの知らせだった。朝にはおばちゃんは飛び出て、駄菓子屋はしばらく閉まっていた。 別の女性と結ばれ、中学生くらいの子供がいるという。知らせは旦那の弟からだった。 そう、のぶちゃんの父母のような夫婦が実際に居たのだ 馬車。パンを売り歩いているのはロバ(ポニー)だったけど、信号待ちでトラックやバスのクラクションに驚いてバックするのが怖かった。馬車での事故も割にあった時代。 酒を飲んだら軍歌しか謳わないおっさん 友人の父がそうで、歌うと小遣いをくれるので一生懸命覚えたという。 そういう「年代感」 日本が貧しく庶民が片寄せあって暮らしていた時代。 「高度経済成長」と言う歴史のワードだけでは、決して知られることのない人々の生活。 懐かしがる必要はないが、記憶や記録は、入れておいた方が良いと思う。 あ、ズボンのポケットに穴が開いて、夏祭りの夜店で、貰った小遣い全部落とした記憶もありました。 親父は怒るし、祖母は母親をなじるし、母親は泣くし、数日ブルーでした。 そういう「体験」が映画見ながらくるくるめぐるので、まあ、加賀まりこさんの美しさ、きっちゃんの素直さ、晋平父さんの毅然さ、貞子母さんの優しさ あかんがな、もう涙で見られん と、数回に分けてみることになって、それがもう4順目 あのころ、こんな人たちがいたんだ 本当に近くにいたんだ そう思い起こす映画でした。私事ですいませんが、それが感想です。 [インターネット(邦画)] 8点(2023-04-17 16:54:43)(良:1票) |
9. 未知への飛行
《ネタバレ》 似たような作品に「博士の異常な愛情(米国での公開は同じ1964年)」があるが、本当かどうかわからないが、脚本を書いた者同士は双方ともお互いの映画のことは知っていたらしい。あちらはコメディ。こっちはくそ真面目。 様々な問題で、この作品は日本公開が結構遅れたと言われている。 冒頭の闘牛の牛の夢。それが何を意味するのか。闘牛士の手によって牛に槍が突き刺さる。倒れ込む牛。 牛とは我々なのか? 闘牛士とは神なのか?それとも我々自身なのか? いけ好かない教授がマッソー兄い ソ連に向かう爆撃機を見て、顔は落ち着いているが、なんとなくヒャッホー状態。 当然のごとく「いま、攻めるべきよ」といい、好戦派の将軍(なんとなくルメイ氏に似てる 知らない人は調べてね)が「やりましょうよ」という 「良識派」の軍人が「何を考えているんだ?」と問いただす がこの人が最後に命令されることが、、、 その中、通訳と二人で秘密の通信部屋にこもる大統領。事故であることを伝え、書記長に話すが、どこか少し軽めに話す。 が、その態度は相手と対応に柔らかく話すための作成。通訳の「雰囲気解説」がこの電話会談をさらに緊密なものにしてゆく。 脚本が良いねぇ 電話会談はさらに緊張をしてゆき、在モスクワ米国大使 ソ連国連代表 戦略爆撃指令室 ホワイトハウスの戦術会議室 そして爆撃機隊長機 と電話が順々につながって行き、緊張度が増してくる。 戦略爆撃指令室の内で、ソ連攻撃機撃墜で喜ぶ管制官 すかさず大声で叱る司令官 彼と電話相手の通訳将軍だけがその場の良識人であり、悲痛な指示を心を殺しあいながら出していたのだった。 爆撃機からの最後の通信。その時隊長の奥さんが話をするが、お話はもう結論が見え見え。周りの人物にも焦りはあるがあきらめが見え隠れする演出。 モスクワは「消えた」 アメリカの良識と謝罪と意志を示すため。NYへの爆撃を自国で行うという選択。 それはないがな他にアイデア無かったのか? 結局「戦死者の数」ありきなのか? 戦死者減らすために核を作ったという言い訳の裏書か? そうぢゃないだろ? と被爆国の小市民は叫ぶが、物語は淡々と終了に向かう。 エンドクレジット前に「こんなことは今は起こらない」と言う但し書き出るけど、 クリムゾンタイドでもそんなの書いてあったけどなぁ 偶発核戦争は確かに起こっていないが、あわや寸前は数多くあるようだ 原子炉についてはもう言わずもがな だ 「十二人の怒れる男」との対比も考えれば面白い 正義とは真実 真実とは正義 が、この映画での真実・正義とは何なのだ? と言う 密室劇 長いよ暗いよオネエチャンほとんど出ないよ 東欧で、東アジアで 核が出るや出ないやら の時代にゆっくり見ることをお勧めします 映画の続きを作るとしたら、どうなるんだろうねぇ [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-10-25 15:46:36)(良:1票) |
10. グラン・プリ(1966)
《ネタバレ》 AMAZONで鑑賞。大型TVで見直して投稿しました。 BDで出ていたとは知らなかったからほんとは購入すべきだが、「ヤムラさん」を見たくてネット鑑賞。 車両がF3ベースとか、最終イタリアGPでは使っていないバンクで撮影したとか、妙にオネーサマとイチャイチャが多いとか、ヤッパ シネラマね。。。とか、フェラーリとBRMは実名なのになんで「ヤムラ」なんだとか、SMITHの時計式タコメータがシブイとか、、、 いろいろ突っ込み満載ではありますが、長らく日本への配給が止まっていたので久々に見られるのであります。 ストーリーは単純です。ブンブン走っていちゃついて別れたりくっついたりです。が、レース映像は大したものです。よく撮れてます。それだけでも価値があります。 イタリアGPのモンツァのバンク。使用禁止であってもきれいなバンクでしたね。その後の富士のバンクを見てるのでうらやましい限りですね。今はこのバンクは無く、貴重な映像です。 バイクは今の所ヤマハのYDS(みたいなの)が確認できましたが、数台、レジェンダリーなマシンが映っていそうです。 またゆっくり探してみましょう。 ですので「見るべしっ」という意味で8点。 [インターネット(字幕)] 8点(2018-08-06 10:46:21) |
11. トイ・ストーリー3
《ネタバレ》 あかんがな、あかんがなぁぁ やっぱりラストで泣いてしまう。今回は嫁も泣いていた。 シリーズ2では6歳だった息子も23歳。まだはっきり決まってないが、内々定先では転勤があるとか。 我が家では、いまだに、ウッディとバズは息子の部屋にある。(ほかのおもちゃは、親戚に全部伝わっていったよ) 当然足の裏に名前が書いてあるよ。 涙腺が切れてしまうのは、息子の部屋が空っぽになったシーン。 実家を出るのは、自分自身も経験しているし、嫁も経験している。 こんどはもうすぐ、「経験させられる」年齢に 我々夫婦がなったということか。。。 ええ映画やね。孫が生まれたら見せてやらねばならん(と思っているのは爺さんだけかなぁ) 子供の旅立ち という点では、評価したいアニメです。 [地上波(吹替)] 8点(2015-07-06 10:33:52) |
12. 阪急電車 片道15分の奇跡
昨日(H25.11.12)NHK-BSで鑑賞。これで5回目の鑑賞だが、レビューを書いていないのに気が付いて投稿。 私、西宮北口付近に住んでます。2010年の夏ごろ、撮影しているのを見かけました。 だから、この映画の撮影場所は隅から隅まで判ってます。西宮北口駅の今津線ホームで梅田行きへの乗り換えの階段のシーンだったかな。嫁さんは逆瀬川あたりの駅で子役の子を見たとか言ってました。西宮の幼稚園時代ですね。 小説も既読で、私にはそこそこのいいテンポで映画が出来ていると感じてます。 「人生にゃあ。。。いろいろあるんだよぅ な?」それを新世界のオッチャン風に見せるのではなく、あたかもオサレな町、夙川のケーキ屋さんで話されるがごとくの空気感ですな。 これを「都会の嫌味」ととらえてしまうと、もうこの映画は見えなくなるでしょうね。 有る意味、宝塚-西宮北口間の色々な駅の微妙な「空気」を楽しむ映画なのかもしれません。 点数を6以上に付けたあなた、一度どの駅でも良いから降りて見られてはどうでしょうか? おすすめですよ。 それほど町の”たたずまい”には自信が有りますよ。 あと、出演している俳優さんたちは現在(2013)大いに活躍中の子ばかり、「あしだまなだよ!」、「八重の桜」谷村ゴンちゃんは大阪の堺市、「あまちゃん」の架純チャンは伊丹市、SPECのエリカ様も。この子は神戸市灘区。 南果歩-渡辺夫人は尼崎だし、「変態仮面」鈴木亮平クンも西宮出身。 ほんま、ほぼ関西人で固めた映画やね。 最後に中谷美紀さま、「ケイゾク」の柴田純が阪急電車に乗ってるだけで、わたしゃウレシイ。 公開後数年の今、改めて見ると意外な点が見えておもしろさは増えましたね。ちょっと同窓会的な感じも、この映画の魅力になるのでは無いでしょうか? 震災の後16年経過した町。公開日が2011年4月末と言う、東北の震災後1カ月と言う時期だったことも、地震や津波のシーンこそないですが、記憶に置いておくべき映画ですね。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-11-13 15:55:37)(良:2票) |
13. ヒッチコック
《ネタバレ》 タイからの帰りの飛行機で鑑賞。放送では無いので、一応”ビデオ”としておきました。 吹き替えなんですね~これが。BRなどで販売するときには声優さんが変わっているかも。 「あ、これ4月から日本で上映してたなぁ」として鑑賞。 どんな映画かも判らなかったのですが、「サイコ」撮影時のヒッチコック夫婦の物語。 いやあ面白い。アンソニーパーキンス役の人も良く似てたし。スカーレットヨハンソンが綺麗! また映画の作り方も良くわかってよいわな。あんな巨匠なのに、映画会社から冷遇されてんだねぇ。 苦言を言えば奥さんが編集でハサミ入れる所の描写は少しマニアックにしてもらいたかったなぁ。 「サイコ」上映時の宣伝の仕方も面白い。今ではスリラー映画の常套手段をこのころからやってたんだね。 日本に帰って来て、本日NHK-BSで「サイコ」放送。 見てやるぞうぅ! [ビデオ(吹替)] 8点(2013-04-22 14:54:16) |
14. バービー(2023)
《ネタバレ》 最初にね、この女性監督さんが出演している別の映画「ホワイトノイズ」を見るつもりだけど、嫁が2回目見だしたので、俺もそばで見てた。 嫁の記憶では「バービーちゃん」は60年代半ばには日本では売っていて買ってもらったという。リカちゃんが出る前に数年売られていたともあると記録があるからそうなのかな。80年代に再輸入されていて、CAさんコスのを大学時代買ったらしい。 「ケン」は買わなかったの?と聞けば、そんなの知らなかったという。 映画の冒頭、巨大なバービーが出てくる。荒野に女の子が赤ちゃん人形で遊んでいるシーン。「何これ?」「2001年やがな」「なにそれ?」「え?知らんの?」「しらーん。あ、始まった」 細かくは調べないとだけど、色んな映画のパロが入っているように思える。トラボルタがちょい出てくる。「グリース」の1シーンのようなダンスもあるなぁ。 フェミニズム と簡単に決めつけるのもいいけど、その面からこの映画に入るのも悪い手法ではあるまい。 マーゴットはいつになくかわいくて(くぁわいいやろ?)役にはぴったり。ゴスリングが回転滑り台を降りてくるのは吹いてしまうなぁ。 マテル社。よくまあこんな映画OKしたよね? マテル社のCEO役ウィル・フェレル。ハリウッドではサインしてくれないヤツNo.1らしいけど。「ユダヤ人でもだ」に吹きだすわ。 マテルの創立者はユダヤ系だったんだけどね。もう一人の創始者のヨメさんがバービーをデザインして作り出したんよ。ルース・ハンドラーね。その娘の名前がバーバラ・ハンドラー(人間になったバービーが名乗る名前と同じ) と、嫁に話してもそんなのはどうでもいい。ピンクの世界。女性大統領、最高裁判所長官、ノーベル賞(?)もALL WOMANの世界なのだから。ヲトメノユメセカイ。 ケンの男性上位の国を作る目論見を阻止し、女性上位路線を復帰させるバービーたちだけど、典型的バービーは、この国にいるより人になることを選ぶ。 「ヒト」になる事なので、オンナ/オトコ ではなく「ニンゲン」になりたいという別の彼女の欲求なんだろうな。それを意図しているんだろうけど、なんで婦人科に来る? まあ、「人間のボディ」を手に入れたらそりゃ色々あるわいな。ケンもバービーも「性器が無い」から「ある」に変わったんやろね。 直ぐに指摘したんは嫁。「なんでやろな?」「そら毎月大変になるがな。ピンクの世界ではそんなん無いねんやろ」「あ、そうか」 もうちっと、マテルの他のおもちゃ出してほしかったなー 話題になるのはわかった。マーゴットちゃんも高畑充希ちゃん(吹き替えよかったで)もかわいいから7点つける! [インターネット(吹替)] 7点(2024-05-03 22:47:25) |
15. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
《ネタバレ》 まいったなぁ。私は今63歳だけど、2歳上の先輩がいる。この先輩、特撮系(特に東宝)のマニアで、学生時代(関西ね)オールナイトで上映があれば必ず見に行ってたくらいの人。 ビデオデッキが出始めのころ、3台も買っていた人。で、香港カンフー系のマニアでもあり、「サイレンサー/破壊部隊」を含めたオールナイト上映に付き合ったころ、 「知ってるか、この女優、キ○○イに殺されたんやで」「えっ!ほんと?」 1980年に「シャロン・テート事件」を今は無き尼崎の古びた映画館で初めて聞いた私。 「じゃじゃ馬億万長者」に出ていたのもあとから知った。よく見てたドラマだったけど、端役だったのか覚えがない。 アメリカでの彼女の評価はどうだったんだろう?殺されたので有名になったのか、その前からまあまあ名前が知られていたのか? どうにも、当時自分が好きだった大信田礼子さんや大原麗子さんに重なる(全然違うけど、記憶のよりどころがスケベベースだから仕方ない) 図書館に行ったとき、この事件のあらましを書いた本も読んだ。まったく完全にピーな連中が引き起こした事件。やるせない感じが残ったね。 で、この映画シャロンは「殺されなかった」ことになってる。あれまあ歴史改変もの? ではなく、当時の国民が一番納得する終わり方になっているといった方がいいだろう。 このエンディングのために、ナガナガと落ち目のスターをじっくりと映す? マカロニ・ウェスタンてそんな立ち位置? 売り出し中の香港のスタント俳優(ブルース・リーとはなぁ)をボコル? まあ、「当時、そんな事があったんだろうな」と観客に思わせるのには大成功だよな。 落ちぶれた男とその親友と犬。その友情物語。と1行で書けばそうなるか。でもまあ、ハリウッドとはやっぱり変な連中の吹き溜まりでもある。 タランティーノおまえもそうやんか? そんな突っ込みを入れつつ、シャロンが生きている世界を作ったことには、ある意味賞賛するね。 このプロット。暴力性を抑えればTVシリーズにもなりえたろうに。でもそれはタランティーノの意図ではないだろね。 ストーリーでは6。マクィーンと車やバイクがもそっと出てくれば7だな。でまあ、シャロン・テート嬢への哀悼でやっぱ7。 歴史的背景を知らずに見る方が幸せかも。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-04-18 09:26:55) |
16. オデッセイ(2015)
《ネタバレ》 ネットで3回見てそれから投稿。 総じて”悪人の出ない映画”である。しいて悪人を選ぶなら、NASA長官(演じるのはジェフ・ダニエルズ 名優である。彼の出演作を見ればわかるよ)であろうか。しかし立場の問題だろう。さすがは。の演技である。 この火星ミッションは、当初から数か月の予定であって、備蓄食料はそう多くはない。生のジャガイモがあることは天の幸い。それこそ感謝祭であろう。 と、まあ”善人だらけ”の映画ではある。ほかの方も書き込みされていたが、”あの”リドリー・スコット監督作品であることは、エンドロールが出るまで忘れてしまう。3回見ても忘れる。そういう映画なんであるから、中学生程度であれば見せてもいい映画ではあろう。 この映画はWikiによればドリュー・ゴダードが監督も務める予定だったとか。(彼は脚本と総指揮になってる)。2015年公開。オバマ政権時代。まだ中国はそうややこしい国になってはいないし、そう描かれている。 映画の最後のアレス4に、アジア系飛行士が写る。まあ、Chinaと共同運営なんでしょな。という時代の映画。 ここで古いおじさんはTVシリーズの”冒険野郎マクガイバー”の様なワトニー飛行士の行動に注目し、わくわくする。そこには確かに取り残された悲しみはあるけれど、キャスト・アウェイでの女々しさは(この表現は今日ではご法度だな。今日で使わないようにしよう)この映画には少ない。 で、火星のキャビンには80年代のディスコミュージックがガンガンかかるという状態。各人のPC(ないしはサーバー)にあるデータをこの飛行士はちゃっかり”ハッキング”しているようだけどな。PW開示してくれないと、いろいろなことができなくて、死ぬしね。船長の権限は必要だったろう。 でも、俺ならやはりヨハン・セバスチャン・バッハがいいな。余計な思考を持たなくて済むわ。 技術者のはしくれとして嬉しかったのは、ASCIIコード通信が出てきてにやりとした。8ビットマイコン(テンキーと3行液晶しかI/Fが無かった時代の”マイコン”)を組み立てていた世代には、ぐっと来たね。 すぐさまメール通信に移行してしまったのはちょっと残念だけど、話の都合上展開を早くしないとな。それでも2時間半もある映画だ。 キャビンが吹き飛んだのは、エアロック当たりのシールドの不備のような描き方ですよね?それの修理はできたんだろうかね? ともあれ、水の合成も多くはできないので、期間前のワトニーの瘦せ具合と皮膚の湿疹がこの映画で2番目の”苦行”を見せられる。(一番目はアンテナの一部が体に突き刺さってそれを抜くシーンだな。これは何回見ても痛そうだ) でまあ、映画の最後はよかったよかったで終わる。ほっこりして終わる。ああよかったーみんな助かったー と、見終えてから”あれ、これでよかったの? まあこれでええか”と思い起こす映画である。 この映画の後、ボーンシリーズやエイリアンシリーズを見てはいけないよ?人間、たまには「幸せの放出物質」をじっくり味わっておこうぜ。 日本語タイトルの”オデッセイ” アポロ13号の司令船の名前でもあったのは、ホメロスとの”ダブルミーニング”なのかね? タイトルは、まあ、合ってないけど、英語のタイトルは原作そのままだから仕方ないかもな。 インターステラー と共に、”ハートほっこり宇宙映画”部門なら高得点。 でもまあ、波風がもう少しあった方がいいのと、火星の嵐って、こんなひどくはないそうだから、少し残念点。 でも、”火星でののっぽさん”映画としてはいい点数よ。ゆっくり見てね。で7点。 [インターネット(吹替)] 7点(2024-04-15 09:31:18) |
17. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 「これはブラックでシニカルなコメディである」 長い間そう言われてきたし、その言葉とおりであるけど、 最近見た感想では、「中年オヤジどもの、エロ話」という形に見える。 だって、狂った空軍リッパー准将が「体液が汚されている」と感じたのは、ナニをしている最中だったと、英国マンドレイク大佐に吐露している。 要するに、自分のナニが、考えた通りに動かなかった。ED。そうに違いないと思う。(ここまで書いても大変 ゲスい内容だ) その事象から「共産主義者共が水を通してフッソを入れて俺の体液を汚している」どうしてそこに到達するのか。であるが、狂人故理由は無いのだな。(まあ、議論はあるようだが、EDの直接原因とはあまり言われていない) 自動販売機を壊してコーラが噴き出すが、それがナニのナニであるのか?暗喩なのか? まあ考え過ぎだろう。 と、思っていたら、戦後は「男1に女10」とか言い出して、タージトソン将軍も賛成して、さっきまで敵対してたソ連大使までは「それはいいな」とか言い出す。 まあ、人間結局はそこに落ち着くのだ。バカなのであるな。人類全員。 姿が見える女性は、タージドソン将軍の秘書であり愛人のスコット嬢しか登場しない。この女、最高作戦会議室に直接電話をかけるくらいのオンナ。 こんな女性を10人も! 男どもは都合よくそう考えている。さてさて。 とてつもなく女性蔑視! とはいわんけど、親父共のエロ話炸裂! そうやって結局水爆は投下される。 コング少佐は、本当にロデオのスターの役者さんがしている。米国の友人に言わせれば、「とてつもなく、西部風の話し方(訛り)」だという。要するに馬鹿正直な田舎者という意味なのか? それを知るアメリカ人はここで大笑いする所。なのであるが、それを知らない東洋人はわからない。何か特別な比喩が隠されているのでは! と勘ぐってしまう。 いや、色々あって、ミサイルでロデオするシーンで彼が呼ばれたと。「カーボーイと言えば、彼」みたいなキャスティングだったと。 母親ならだれだれ、侍ならだれだれ、殺し屋ならだれだれ。という具合である。 ただそれだけだったようであるけど、彼はこの映画以降ギャラが上がったようである。 とにかくも、高度でシニカルなコメディとして楽しむもよし、ゲスイエロ親父の不適切発言を笑うもよし、楽しんでください。 追加:ストレンジラヴ博士のアクセントも米国人から見れば「ドイツ人風の話し方」 フォンブラウン博士もこんな訛りだったともいうけど、WIKIではオーストリア系の人物の話し方ともあるね。 まあ、茶化しているわけです。ヒトラーに敬礼していたやつがロケット作って飛ばしとるわ。ここ、笑うとこだよー とね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-03-09 22:46:44) |
18. 昨日・今日・明日
《ネタバレ》 ええとですね、BSとかでやってたのを見ていたはずなのに、友人のDVDを借りました。で、見ました。 三部構成なのは知っていますし、一番お気に入りは「ローマのマーラ」 続いて「ミラノのアンナ」 ちょっとの差だけど「ナポリのアデリーナ」 そりゃもう、こんなヴァインヴァインなお姿のローレン様は実にいい。これに対抗できるのは「クレオパトラ」のテーラーちゃんくらいだろう。 (全部、胸やんけ、、、嗜好はやめられまへんなぁ) ナポリが3位だけど、差はないんですよネ。まあ、ウチも最初の子供を作るのに苦労しましたです。 回数より濃度とチャンス。そう言われて、4か月はコントロールさせられました。あー苦しかった。 ヨメはお嬢だったんで結構高飛車でしたし、、、まあ、子供轢いた方がいいとは、さすがに言わないですが。アデリーナのようなオンナもまた、魅力はあると言えばある。 この映画、日本でのTV放映では、ミラノ偏をカットして別の話を付けたと言います。 え?どこにそんなのある? このコンビと監督では「ああ結婚」てのが同じころにあるけど、それをつないだんか? 何をするTV局! 最近話題の漫画原作改竄よりひどくないか? と、思いつつ実際はどんな話だったのか、この映画の「第四編」があるのか? WIKIには「四つある」としか書かれてない。ナゾ映画になっちまったぞ。 まあ、この3つでおっぱいはおなか一杯なんで、これで充分です。 ローレン様はまだご存命。お元気でね。 [DVD(字幕)] 7点(2024-03-04 14:55:25) |
19. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 この映画は公開時に映画館で見た。その時は「新しいゴジラ映画」というとらえ方で、難しい用語がおにょおにょ出てくる、そういう高揚感で劇場で見ていた。その時この映画の評価は6か8かのどちらかだったろう。 TVで放映され改めて録画で時々止めながら見てゆくうちに、ああ、やっぱり と思う所が出てきた。 1995年の阪神大震災では被災した。家は半壊。周りの古いアパートは全壊だった。ゴジラが通過した町の姿はその時の光景を(映画館でなぜ思い出さなかったのか?興奮してた?)思い出す。 海から上陸しようとしたゴジラの幼体が進むにつれ、運河に繋留していた船がゴンゴンと陸に上げられてつぶされるシーンは、完全に3.11での津波の映像と重なる。私が発生後6日目でボランティアで訪れた小さな港町はこの映画のシーンと完全に重なっていた。 「ゴジラという災害」に日本人が立ち向かう。そういう映画であり、その性格上、多分に政治、経済、防災、信条、姿勢、などなど日本人の琴線に触れるものばかり。 だからこそ、石原さとみ嬢(ホンマは大好き!)のエーゴの発音が気になって仕方がなくなる。これ、ある意味わかって仕掛けてると感じてる。 このあとの「シン」とは違い、ゴジラ以外はすべて現在の我々の時間軸にあるものだ。 『日本人が大きな災害に苦闘する映画』そういう映画として捉えたいね。別段、国威発揚の道具にする訳でもないが、そういう映画として記憶しておきたい。 だからエンタメとして楽しむべきところは少ない。さとみ嬢が水着でも着れば別なんだろうけどね。そういう楽しみは皆無。 一種の「社会確変ドラマ」として見る方が賢明でしょうね。伊福部氏の音楽が多用されていて、それは+1 よって7点です。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-12-20 14:31:22) |
20. 007は二度死ぬ
《ネタバレ》 もうね、笑えるし、トリビアだらけだし、なんあじゃあこりゃあ! ばかりなんですが、この作品を78年位に名画座で見ていら、もう10回くらい見てます。 ええ、最初私も腹を立てましたよ。なんだこの『日本』は! まったくもうなっとらん! と立腹してましたけど。もうね、4回くらいぐるぐる回って、もう元に戻って、『まあ、おもろいニッポンというアナザーワールド』ていう楽しみ方で見てます。 だって、現在の若い人はこの映画の”おかしな所”を見つけられません。あーー昔はこうなんですなーーで終わります。 メチャクチャで、100%間違い!ではないですからね。 まあ、結婚式とか島の生活とかはどう見ても明治大正時代のようですけど、令和を生きる若者には「年の差はわからん」ですよ。 「お父さん、監督誰?」「マイク・マイヤーズ」と言ってしまいたいですね。そう言えばココロのもやもやは取れるでしょう。 うん、そういう事にしておこう。オースチンパワーズの前に撮影したんだ。歴史書にはそう書いてください。 、、、と思う映画。007映画の中では私としては一番笑えるので大好き。 東京湾に沈んだクラウンは引き上げられたと聞いてます。 浜美枝さんが可愛くていい。いやほんと。 さあ、また見て笑おう。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2023-12-09 22:55:38) |