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1.  緋色の街/スカーレット・ストリート 《ネタバレ》 
リメイク元の「牝犬」はなんだかんだ言ってダメ人間に寄り添うようなラストが用意されていたのと対照的に、ラングは重すぎる罪を負ってしまった男をこれでもかというほど冷淡に突き放しています。偶然の折り重なりがラング映画の運命を形成するのですが、本作の運命はあまりにもむごい。地味な非モテが身の丈に合わない恋に燃えただけでこの仕打ちとは!クライマックスの発狂シーンはラングのすべてが詰まっています。照明、音響、装飾が男を奈落の底に突き落とし、ついに心の中に自分しか存在しない地獄のような世界に閉じ込められてしまった。彼が完全に心を閉ざしたのはこれまた偶然です。ラングはなんて嫌な奴なんでしょう!上流階級に対する風刺も込められたアメリカ期ラングの最高傑作だと思います。
[DVD(字幕)] 10点(2017-01-17 04:29:30)(良:1票)
2.  地獄への逆襲 《ネタバレ》 
メディア、運命、復讐、裁判!ラング映画の定番がこれでもかというくらいに登場する。雇われ監督の仕事とは思えないほど作家性が溢れでていてたまらない。でも話は正直つまらない。ヒロインが全く面白くない。
[DVD(字幕)] 4点(2016-12-23 00:38:51)
3.  靴みがき
思いやりのすれ違いが切ない。自転車泥棒ばかりがクローズアップされがちなデ・シーカだけど、本作もなかなかいいものです。
[DVD(字幕)] 6点(2016-12-12 23:39:47)
4.  レディ・イヴ
ソフィスティケイテッドコメディは本当にしんどい。バカバカしい。
[DVD(字幕)] 3点(2016-12-12 23:38:15)
5.  マン・ハント(1941) 《ネタバレ》 
話は全然好きじゃない。暗殺じゃない!スポーツだ!という言い分は作品世界の全てを台無しにするほどひどいよ!冷徹なラチス党員は残虐な政治に夢中で民主主義国家の英雄、みんなのあこがれ、モデルケースはスポーツマンシップに満ち溢れている……というレッテル貼りのための設定なんだけど、いくら何でも酷すぎる。対比できてない。ジョーン・ベネットの男勝りな性格とウォルター・ピジョンと別れては再会を繰り返して愛を深めていく過程とか、2人の運命が決定づけられる矢のアクセサリーを買うシーンの演出の巧さ、尋問を受けるウォルター・ピジョンに襲いかかるような2つのシルエットなど、ラングらしい映像の素晴らしさはある。台詞ではなく映像に語らせることが相変わらず上手い。でも、話はつまんないし無理があるよ。
[DVD(字幕)] 5点(2016-12-11 03:13:55)
6.  死刑執行人もまた死す 《ネタバレ》 
前半はあんまりおもしろくないけど、後半の展開は素晴らしい。二重スパイとゲシュタポの末路を軽快に見せてくれる。民衆が協力してウソをつき、工作し、敵を倒すという設定は、民主主義国家と国民の連携を叫ぶプロパガンダ映画としての機能を果たすと同時に観客との一体感も生み出す。デブ2人に対する苛立ちが募れば募るほど観客と民衆の心は近づき、クライマックスに喝采する!
[DVD(字幕)] 8点(2016-12-11 03:08:24)
7.  恐怖省 《ネタバレ》 
ラングのアメリカ期の最高傑作だ!交霊術中に主人公の過去が、苦しめられている運命が暴露される。悲鳴を上げる主人公、響く銃声、血を流す謎の男!なんてパワフルなシーンなんだろう。ラングは主人公の運命が暴露される瞬間を描くことに長けている。本作のそれは『M』に匹敵する力強さがあると思う。中盤の展開はややかったるいが、これまた暗闇の中で行われクライマックスの銃撃戦がすごい!発砲時の光のみが状況を観客に伝えてくれる。それ以外は雨が降っていること、手前に主人公とヒロインがいて、奥に敵がいることしかわからない。この曖昧さがたまらない!シビれる!突然敵が銃弾に倒れ、階段を上がってくる男の顔が見えないままクソどうでもいいラストシーンに移行するモンタージュの緩急もすばらしい。あれは警部なのか博士なのか、全然わかんない!でもそれがいい!かっこいい!
[DVD(字幕)] 9点(2016-12-11 03:04:28)
8.  救命艇
英語版wikipediaによると、最も過小評価されたヒッチコック作品とのこと。プロパガンダ映画かと思いきや人間の条件を問う深い内容でもあるので面白みはあるんだけど、やっぱり無理が多すぎる。『裏窓』と同様に空間の外にカメラを配置しないという演出はいいんだけど、それのための映画という感じもする。この頃のヒッチコックは演出を制限した実験的な作品が多い。本作はその1作という捉え方で十分だと思う。
[DVD(字幕)] 6点(2016-12-11 02:23:40)
9.  ロープ
ワンカットに見せるための工夫が素晴らしいし、リアルタイム感も出ていますが、なぜこの題材で実験しなければならなかったのかが疑問です
[DVD(字幕)] 5点(2016-11-05 03:14:26)
10.  レベッカ(1940) 《ネタバレ》 
一度も可視化されないレベッカに見られている気がしてならないヒロインと観客は同一化し、ヒロインが恐怖を味わえば味わうほど観客もまた恐怖に陥るという、とても怖い映画なのでした
[DVD(字幕)] 7点(2016-11-05 03:11:05)
11.  姿三四郎(1943)
検閲がなければどれだけ面白い映画だったのか。小津安二郎が「100点満点中120点!おめでとう!」と喝采したほどの映画がこのような形でしか残っていないのは本当に残念だ。
[DVD(邦画)] 6点(2016-05-24 08:35:12)
12.  晩春 《ネタバレ》 
映画とはこうでなくてはいけません。小津の演出はあまりにも個性的で他のどの映画にも似ていませんが、映画の本質を見事に表現しているシーンが有ります。親子で能を見物するシーン、彼らは一言も台詞を発しませんが、原節子の感情は痛いほど伝わってきます。映画とは映像で語る娯楽・芸術なのであり、セリフは文学や演劇のもの。原節子は父・笠智衆に対する不満を口にしませんが、明らかに不信感をつのらせ、苛立っているのがわかる。こういう演出こそ映画なのだと思います。映画界の異端者が世界中で高く評価され、彼によって映画の本質が描かれている。不思議なものですね。
[DVD(邦画)] 9点(2015-10-20 22:11:14)
13.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 
すげえな。希望を込めたメッセージ性ばかりが強調されて語られがちな本作ですが、コメディとしての完成度が過去作と比べてもトップレベルじゃないですか!笑いっぱなしでした。突拍子もなく挿入されるハンガリー舞曲のギャグは最高!客の困惑する表情がたまらんです。『担へ銃』でも見られた戦争をユーモアに昇華する神業も相変わらず冴えていましたし、独裁者同士の小学生みたいな食べ物を使った喧嘩も、チャーリーとハンナのデートを見送る人たちも、地球の風船で戯れるヒンケルも…心に残るシーンが多くて書ききれません。『モダン・タイムス』があまりおもしろいと思えずチャップリンの長編作は敬遠してきましたが、観てよかった。本当によかった。突撃隊による暴力と恐怖、チャップリンのユーモアの対立はまさしく桂枝雀の緊張と緩和理論を体現しているように思います。緊張が一瞬緩むことで笑いが生じると。最後の演説は素晴らしいとは思いますが、本作のラストに相応しいかと言われると微妙で、演説部分だけの6分間の動画をYouTubeで観れば感動するかもしれないけど、作品の最後だと蛇足感があるかなと思います。ともあれ、いい映画。
[インターネット(字幕)] 9点(2015-05-26 04:29:23)
14.  ファンタジア 《ネタバレ》 
富める人は好きなことができるからいいなあ…。とんでもないアニメーションですよ。1940年にこのクオリティなんて信じられない。だって、12年前にミッキーマウスのデビュー作『蒸気船ウィリー』が公開されたんですよ?1930年代のスラップスティックアニメの巨匠『トムとジェリー』師匠だって短編アニメだった。いくらなんでも飛躍しすぎでしょー!大股で階段を上り詰めて、結局今日のアニメーションが到達できないような地点にまで達してしまっている。罪な映画です。さて、映画の前半部はヨダレ垂れそうなくらい楽しめました。音楽の雰囲気にマッチした楽しいアニメ。楽曲も良いし、文句なしです。ただ、『春の祭典』以降はちょっとダレてしまったように思います。特に『田園』はキツかった。下手に物語性を持たせたからか、主観的にも客観的にも楽しめなくなってしまいました。曲の雰囲気とも合っていないような気がするし、これならカットされてしまったという『月の光』のほうが観たかった。■カットされた『月の光』見ました。音楽の世界観も映像的にも、他の曲とかけ離れてしまっているので、カットされてもしょうがないかな。入れるとしたら『魔法使いの弟子』の前あたりがいいんでしょうが、他のアニメは動きが多くて、動きと映像美で魅せるものばかりの中に日本画の世界観が入り込んでしまうと、ノイズですね。
[レーザーディスク(字幕)] 7点(2015-04-21 20:05:19)(良:1票)
15.  桃太郎 海の神兵
初めて見た戦前の国産アニメです。ちゃんとアニメーションしてて驚いた。アニメーターがどんどん徴収されていって大変だったというエピソードしか知らなかったので、なかなかやるなぁ、と。話はプロパガンダを抜きにしてもどうでもいいものでした。ただ、描写には注目したい。反戦的な描写がいくつかありますね。たんぽぽの種が空に舞う幻想的なシーンに軍隊の号令を流すシーンの意図は明らかだし、小鳥を残して戦死したパイロットを巡る描写は戦争の悲惨さを表現しているのでしょう。海軍省が大金を投じた映画なのにこのような描写があるのは、瀬尾光世が優れた演出だったからでしょう。さて、この映画を見たちびっ子は「動物もお国のために戦っている!僕も頑張ろう!」と思ったのでしょうか?もし私が当時の子どもなら、「そんなことより桃太郎とサルの顔が怖い」と思うのではないかと… 
[DVD(邦画)] 6点(2015-02-09 19:39:24)
16.  飾窓の女
オチは残念ですが、非常に良く出来た映画ですね。フィルム・ノワールの典型例として語られる機会が多いだけあります。さすがフリッツ・ラング。
[DVD(字幕)] 6点(2014-12-06 22:53:11)
17.  無防備都市
関東大震災の直後に溝口健二が荒廃した街を舞台に映画を早撮りしたという話を思い出しました。舞台セットでは絶対に表現できないリアル、浮かび上がる、空気を舞うホコリ。確かに映画史に残る傑作であることに間違いはありません。ただ、ストーリーに面白さをさほど感じられなかったので、この点数をつけました。
[DVD(字幕)] 6点(2014-12-06 22:51:08)
18.  ヒズ・ガール・フライデー 《ネタバレ》 
なぜこの映画が名作として支持されるのか、理解に苦しみます。セリフ量の多さ、展開の早さのおかげで飽きることはありません。当然、面白い部分はある。ただ、話があまりにもつまらなくて、くだらない。要するにこの映画は欲望VS理性の戦いを描いたコメディなわけですが、結局欲望が勝ちます。これはいい。しかし、その理由がひどい!記者復帰と復縁がセットで語られた結果、こいつらはガチガチに溶接されたまま映画が終わるんですよ。これ酷いよ!分けないとドラマにならないじゃん!ヒルディが新聞記者に戻った時点でこの勝負はまだ5分5分なんです。ここで終わらせておくべきだった。なのにヒルディは、夫となる人間に犯罪行為を繰り返し、そのことを理由に散々罵倒していた相手とよりを戻しちゃった!バカバカしさの極致です。制作側は大事なことを忘れてる。女性は行きたいように生きろというテーマ。これは良い。なにが問題って、職場でオンナが生きる道は、オトコに従うことという着地です。序盤からこの思想がバンバン出てきて不快でした。この映画は間違いなく楽しいですよ。でも面白くはない。他のレビューにもありますが、ウォルターほど嫌悪感を覚えるキャラクターはいないですね。
[DVD(字幕)] 2点(2014-06-17 09:17:52)(良:1票)
19.  トムとジェリー ピアノ・コンサート
トムとジェリーといえばこのピアノ・コンサートです。保育園で何度ビデオを見たかわかりません。見るたびに笑っていたのをよく覚えています。おとなになってから再見しても、やはり面白い。トムとジェリーほど老若男女に愛されるコメディアニメシリーズはないんじゃないだろうか。トムとジェリーを見たことがない!という人に出会ったときは、これを見ることを薦めています。
[インターネット(字幕)] 8点(2013-08-15 12:33:07)
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