七夜待 の すぺるま さんのクチコミ・感想

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七夜待 の すぺるま さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 七夜待
製作国
上映時間90分
劇場公開日 2008-11-01
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 困ったものだ。上映時間90分、ほとんどずっと長谷川京子のおっぱいばかりを見てしまった。だからこの映画の内容とか、何の話だったのかとか殆ど理解できなかった。

列車を降りて、タイの暑さからタンクトップ姿となりおっぱいを惜しげもなく露にする長谷川京子。そんなことは考えられても、タクシーの運転手を最初は怪しい人だと思わせるためにわざと字幕を出さず、実はいい人だったんだよという展開に持ち込んでから字幕を出すという卑怯さとか、脈略もなくぶつ切りに導入される日本での裸の長谷川京子と村上淳は一体なんなのかとか、深く思考することは出来ない。何故なら気になるのはおっぱいだからだ。

ふと我を取り戻したのは、もはや長谷川京子がスクリーンから姿を消した後、エンドロールで流れる「愛」がどうたらとか言ってるあたりだ。この音声は最初は本編内でもあった水の三か国語の件の続きだ。それを聞いていて気付いたのは、この映画はもっと沢山素材を撮っていたということだ。そのドキュメンタリー風だかなんだか知らないスタイルで、沢山回して、そこからいいと思ったところを抜き取って使っているのだろう。だからすべてに脈略がなく、繋いだだけみたいなものなのだ。情報が乏しすぎるのは、河瀬直美本人が理解しているものはみんなも理解してよという感じの、映画を描く、のではなく、映画を撮りました、みたいな完結運動で消化されただけということ。つまり私ってこんなの撮れるのという河瀬直美の自己顕示欲の塊でしかない。それにシャンプティエおばさんが付き合ったら、最後のショットとか奇跡みたいなことが起こったが、恐らく河瀬直美が思うドキュメンタリー風みたいのというのは、演技ではなく自然体の人間みたいのを撮りたいのだろうが、それは自然体を作ろうとする明らかな作為だということに気付かずいつまでも錯誤を繰り返すばかりだが、結局ラストの奇跡的なあのショットはどう考えても偶然、でもその方が力強くて、自然体を装った作為溢れるあのけんかのシーンなんか吹っ飛ぶくらいそっちの方の良いのだから、つまりあのラストショットは完全に矛盾してるのだと思う。

大体、あそこまで長谷川京子のおっぱいを強調しておいて脱がせることのできない、河瀬直美ってどうなの?
すぺるまさん [映画館(邦画)] 2点(2009-11-14 14:18:41)(良:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
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2016-09-26ハドソン川の奇跡7レビュー7.35点
2015-06-06サンドラの週末9レビュー6.50点
2015-05-11ブラックハット9レビュー5.75点
2015-01-07脱出(1944)10レビュー7.60点
2014-07-18忘れじの面影(1948)8レビュー6.37点
2014-05-04とらわれて夏9レビュー7.13点
2014-01-04襤褸と宝石8レビュー8.00点
2013-12-14ゼロ・グラビティ9レビュー7.63点
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