スパイダーマン2 の ウーフー さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ス行
 > スパイダーマン2
 > ウーフーさんのレビュー
スパイダーマン2 の ウーフー さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 スパイダーマン2
製作国
上映時間127分
劇場公開日 2004-07-10
ジャンルアクション,SF,ラブストーリー,アドベンチャー,シリーズもの,青春もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 希代の悪女ストーリー。NYを代表する魔性の女・メアリージェーンは、付き合う相手すべてを不幸のどん底に突き落としつつ、転々と男を乗り換える恐ろしい存在である。まず最初の犠牲者はハイスクールのマッチョ。スパゲッティをひっかけられたり、衆人環視の中いじめっ子に逆襲されてノックアウトされる不運に見舞われた。彼女に想いを寄せるオタク青年は、車を買って彼女の気を引こうとしたことが原因で親代わりの叔父を亡くすという事態も起きている。次に大企業の社長の息子がその毒牙にかかった。パパの社長は解任されるわ殺されるわで呪いの力を十全に発揮。常に固定のパートナーがいながら街のヒーロー・スパイダーマンに発情したりと節操の無さも忘れない。そして今度はエリート軍人の宇宙飛行士。おそらく彼本人のパワーが強かったのだろう、魔女MJは不幸に突き落とすことができず自ら退却。しかし結婚式の真っ最中に全てを放り投げて男の顔に泥を塗ってやった。そして、嗚呼何たることか!世紀の毒婦MJは、我らがヒーロー・スパイダーマンの正体を知ってしまったのである。早速たらしこむMJ。能天気にもヒャッホーと叫びながら摩天楼のビルを飛び移っていくスパイダーマンの後姿を、MJは「搾り取られるとも知らないで、無邪気な人」と言わんばかりの表情で見送るのであった。………………こういうひねくれた見方は極端だが、ヒーローに対して犬のように忠実なわけではなく、自分なりの人格を持って俗人らしく幸せを追求しようとするMJはリアルだし今までのヒーローものには出てこなかったタイプでもある。「ヒーローと現実のギャップ」というテーマは面白いし、それでもヒーローは必要なのだという叔母の言葉は心に染み透るものがある。第3作以降でも路線を堅持して欲しい。(間違ってもデトロイトのロボット刑事のようにジェットパックを背負って人々の声援を受けながら空を飛んだりしないように!)
ウーフーさん [DVD(吹替)] 8点(2005-09-20 11:48:39)(良:1票) (笑:3票)
ウーフー さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2006-01-1413F5レビュー6.32点
2005-09-20空軍大戦略10レビュー7.61点
2005-09-20スパイダーマン28レビュー7.12点
2005-09-19アンダーワールド(2003)4レビュー5.39点
2005-08-07スチームボーイ STEAM BOY5レビュー4.99点
2005-01-22デビルマン0レビュー1.45点
2004-04-28ルパン三世(1978)7レビュー7.34点
2004-01-05戦艦ポチョムキン9レビュー7.08点
2004-01-05スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃4レビュー6.16点
2004-01-03ラスト サムライ8レビュー6.85点
スパイダーマン2のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS