ALWAYS 三丁目の夕日 の 正義と微笑 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > オ行
 > ALWAYS 三丁目の夕日
 > 正義と微笑さんのレビュー
ALWAYS 三丁目の夕日 の 正義と微笑 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ALWAYS 三丁目の夕日
製作国
上映時間133分
劇場公開日 2005-11-05
ジャンルドラマ,コメディ,シリーズもの,ファミリー,漫画の映画化
レビュー情報
短けえよ。あっけなく終わっちまった。いやな予感はしてたんだよ。この監督のリターナーとかいう映画。ついにハリウッド映画に追いついたって言ってたけど、人真似以外何者でもなかった。タイトルクレジットに出てくる日本テレビとか電通とかのマスコミの協賛。マーケティングが絡んだ打算が透ける。ちょっと斜に構えて観た。しかし、まんまとひっかかった。真っ赤になった目を隠す暇もなくみっともない姿を家族にさらす。悔しいが、もっと浸っていたかったというのが正直な気持ちだ。
あまりにも古典的な泣きの演出だが、これでもかの押しの一手で見事陥落。考えるに人真似と王道は紙一重。前作では一歩も二歩も及ばなかったが、今回は壁を乗り越え王道を行く。40代以上なら必ず落ちる、という時代設定もだが、確実に若き吉永小百合をイメージして選んだと思われる六ちゃんをはじめ、脇を固める俳優人に隙がない。渥美清亡き後、もしくは「北の国から」終了後、ぽっかり空いた中高年の心の穴をジャストで埋めてきた。これはもう、企画の勝利というやつだ。
「死霊のはらわた」以来、久々にわざと劇場の画面からしばらく視線を外す。不覚にも嗚咽が漏れそうになったからである。あくまで吉岡君の声の周波数のせいであると自分に言い訳してみる。何だか「泣かされた」感が拭えず、手放しにこの監督の次回作に期待するという気持ちにはなれない。しかし、特に50歳以上の方、涙腺を止めておくのはダムの決壊後の濁流を受け止めるに等しい行いですぜ。
正義と微笑さん [映画館(吹替)] 9点(2005-11-15 22:14:17)
正義と微笑 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2019-11-03イエスタデイ(2019)10レビュー7.06点
2013-02-17ダイ・ハード/ラスト・デイ4レビュー4.83点
2012-08-28桐島、部活やめるってよ8レビュー7.18点
2011-02-27エスター9レビュー6.91点
2011-01-30オーケストラ!9レビュー6.56点
2010-07-11告白(2010)10レビュー7.03点
2009-11-03ミルク(アメリカ映画)7レビュー6.21点
2009-08-07ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破10レビュー7.06点
2009-06-07ターミネーター47レビュー6.29点
2008-10-04男はつらいよ10レビュー7.98点
ALWAYS 三丁目の夕日のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS