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大どんでん返しは言うまでもないですが、そこにいたる描き方も実に巧妙。ファーストシーンから悪態をつく弁護士、「このおっさんどんな奴やねん」と思っていたら、帰還をワクワクして待っている従業員達。小憎たらしいけどいかにも憎めないキャラクターだというのが2シーンでわかります。同じような形でタイロン・パワーにも、ディートリッヒにも描写が重ねられていて、この人達の行く末から目が離せなくさせてしまう。タイロン・パワーが帽子屋で見せるあの笑顔、「きったねぇ!」と思ってしまいます。職人の作品だなと感じました。
【神谷玄次郎】さん 10点(2004-01-09 20:05:18)
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