電車男 の 港のリョーコ横浜横須賀 さんのクチコミ・感想

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電車男 の 港のリョーコ横浜横須賀 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 電車男
製作国
上映時間101分
劇場公開日 2005-06-04
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ,実話もの,小説の映画化,ネットもの
レビュー情報
《ネタバレ》 原作が2ちゃんで色々と問題になってるらしいですが、私は素直に感動しました。

電車男は言います、「人を好きになるって苦しい」と。
本気で人を好きになったことがあれば、彼の気持ちは理解できるでしょう。
「言いたい、でも言えない(様々な想い・状況から)」の葛藤があるからこそ、
この言葉が生まれたのですから。

私は、電車男の気持ちだけでなく、エルメスが抱いてる気持ちともリンクしました。
エルメスは「あなたは会う度に、私に小さな幸せをくれる。
あなたにとって些細なことでも、私にとってはすごく大きくて、嬉しくて、
幸せだと感じる」と言います。
自然と相手を思いやることができ、小さなことでも幸せを感じるられるのは、
お互いに「ありのままの自分と相手」を受け容れることが出来たからでしょう。

さらに素敵だな…と思ったのは、
相手に対するまっすぐな想いを、二人ともこの年齢で持てたことです。
恋愛は、歳を重ねれば重ねるほど傷つくことを恐れ、臆病になってしまうものです。
全力で誰かを好きになりたくても、過去の経験や考えによって、足踏みしがちです。
けれど、そこで一歩踏み出せたら、確実に何かが変わるんですよね。
エルメスが電車男に「頑張って!」と言って告白させたのも、
その一歩を彼自身の力で踏み出して、変わって欲しかったからかもしれません。
(”告られたい願望”があったことも否めませんが)

デートで有り得ない失敗をしたのに、それでもエルメスが電車男のことを好きなのは、
彼女が彼の良い部分に目を向けていたことと、
それが彼女にとっても必要なものであることを、彼女自身が解っていたからでしょう。

人は、どんな形でも、いくつになっても、変わることが出来るはずです。
自分が変われば、周りも自然と変わります。
世界が広がり、違う景色を見ることも出来るのです。
そして得るものは、大きな自信と溢れる希望なのかもしれません。

映画としての細かい評価は千差万別なので、異論はあって当然です。
私個人としては、この映画を多くの人が見たことによって、
「人を愛すること、愛されることの素晴らしさ」を分かち合い、
多くの人が自分の最愛の人と幸せになれたら素敵だな…と思ったので、この点数です。

何より、主人公の山田くんの演技に脱帽!
彼と自分が完全に同化したように感じてしまうなんて、本当に拍手です!!
港のリョーコ横浜横須賀さん [映画館(字幕)] 9点(2005-10-27 17:20:54)(良:2票)
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