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青春の殺人者

1976年【日】 上映時間:116分
ドラマ犯罪もの青春もの小説の映画化
[セイシュンノサツジンシャ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-05-22)【イニシャルK】さん


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監督長谷川和彦
助監督相米慎二(クレジット「杉田二郎」)
キャスト水谷豊(男優)斉木順
原田美枝子(女優)ケイ子
市原悦子(女優)
内田良平(男優)
江藤潤(男優)宮田
桃井かおり(女優)郁子
地井武男(男優)日高
白川和子(女優)
高山千草(女優)猟師の女
三戸部スエ(女優)猟師の女
原作中上健次「蛇淫」
脚本田村孟
音楽ゴダイゴ
撮影鈴木達夫
製作今村昌平
ATG
榎戸耕史(製作進行)
平山秀幸(製作進行)
企画多賀祥介
配給ATG
美術木村威夫
編集山地早智子
あらすじ
昭和49年千葉で起こった市原両親殺人事件をモデルにした中上健次の小説「蛇淫」の映画化。小説よりもより実話に近くなっており、冤罪を主張している死刑囚の佐々木哲也は、再審請求の中で同映画の影響を訴えている。

Q兵衛】さん(2008-03-13)
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【クチコミ・感想】

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20.若かりしキャストだけだなぁ。原田美枝子がナイスバデー。 すたーちゃいるどさん [DVD(邦画)] 4点(2014-09-16 09:24:17)

19.久々に見た。流れがわかっていても強い緊張に襲われた。水谷豊の軽い演技が小気味よくて救いもあるし、殺人等の行動が幼さからにじみ出る行為に感じられ話に引き込まれる。「死ね」「死ぬよぉ」のやり取りは秀逸。 reitengoさん [DVD(邦画)] 8点(2012-07-31 16:38:28)

18.実際に起こった事件をモデルにしているようで、
主役の水谷豊と母親役の市原悦子が好演している。特に市原は出演シーンは少ないながらも、
いかにも息子を溺愛していたという感じが伝わってきて、観てて怖いぐらいの熱演。
ストーリーのほうは、最初から主人公の人間像だけを描きたかったのか、
今一つピンとこない部分も。なぜ両親は恋人との交際にそれほど反対したのか。
原作のタイトルが「蛇淫」、実際の主人公の恋人が風俗嬢だったということを考慮すれば、
物語の一番のポイントになっているはずなのだが、彼女側の描写は不明瞭でわかりづらい。
その恋人役は原田美枝子が演じており、瑞々しいヌードまで披露してくれるも、
こちらはほとんど素人演技でちょっとお粗末。いいシーンはあるんだけど、ラストもう~ん。
水谷は元々性格俳優を目指していたようだが、いい役者だなと再認識させてくれた作品だった。 MAHITOさん [DVD(邦画)] 4点(2011-09-21 02:40:55)

17.テンポが悪いな~。原田美枝子の演技も「・・・」。 リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-06-02 20:14:58)

16.見終わった後に、何か隣の家庭の見てはいけない醜い部分を覗き見してしまったような気持ちの悪さを覚えた。
干渉しすぎる親と自立できない子との関係を、映画はデフォルメしてみせる。
後半は一転、主人公の思い出の映像が随所にフラッシュバックで現れ、その中で幼い主人公と両親が仲睦まじく砂浜を歩くシーンにはしんみりさせられるし、殺した犯人である主人公も涙を流す。ただ、どうも後から作られた主人公の脳内妄想のような気がして、事実かどうかは嘘くさい。
うまくいかない人生を両親のせいにしながらも実は両親に甘えている、主人公そのものを表わしている。 amickyさん [DVD(邦画)] 6点(2008-12-14 22:44:55)

15.“親殺し”という序盤のの陰惨さ以上に、水谷豊演じる主人公の青年らしさというか、むしろ子供らしさ、嘘の無さみたいな所が印象深くて、純粋さを強く感じるし、強く共感できるから感動できる。自分の汚されたく無い部分を持ち、それを否定するものに敏感に反発する。そんな自分でも理解できないくらい強い衝動が発端となり親を殺してしまう。両親の死のあっけなさと、思っていた以上に変わらない日常。次第に湧き上がる実感とはうらはらに、自分が親を殺してまで守りたかったものすらも理解できてないし、父親への愛情すらも湧いてくる。全ては自分の弱さであることはどこかで分かってる。親は欲しい物を与えるくせに熱中すると奪おうとする。でも知っていた。そんな事は分かっていて与えてもらう事を選んでいた自分の弱さ。死にたくても死ぬ事すらままならない憶病さ。小さな虚栄心が崩れさった瞬間こそが青春の終わりなのかもしれない。演出も計算されてて配役も絶妙。原田美枝子も体の成熟さに似合わず子供っぽい顔が役にはまっていた。この作品の素晴らしさは言い出すとキリが無さそう。傑作。 ハッシーふりかけさん [ビデオ(邦画)] 10点(2006-07-21 03:12:46)(良:2票)

14.見終わった後、「もっと早く出会いたかった」と心から思った作品です。
水谷豊と原田美枝子のコンビが非常にせつないです。
それと、ゴダイゴの音楽が最高に素晴らしいです。(私の中では邦画では1番です)
すぐに、この映画に使用されている作品である「新創世紀」を買ってしまいました! TMさん [DVD(邦画)] 10点(2006-04-16 20:47:48)(良:2票)

13.少し前にBSでやったのを録画しておいてやっと観た。最近の映画に多いユルユル感が無く凄いパワーで緊張して観ていられた、話は簡単だが詳細は緻密、かなりの満足感を味わった。こういう映画らしい作品は好きだなぁ~。この手の話は後にも幾つか作られているけど、どうも淡々と表現するのが主流になっちゃって、今この作品を見ると映画としてはこっちが正解じゃないかと思えてくる。ただ最近「竜二」を観た時にも思ったけどアニメのように口と合わないアフレコは作品が古いからという理由だけだろうか、ものすごく違和感を感じる、昔見たときには感じなかったけど。 カーヴさん [地上波(吹替)] 7点(2006-02-07 10:11:05)

12.水谷豊も原田美枝子もまだまだの時代だし、その当時は斬新であったのかもしれないシナリオとともに妙に鼻についてしまった。評価が高かったのは知っていたが題材、原作の中上があまり好きではなくて敬遠したのを覚えている。あの当時見ていたらどう思ったのかなどと考えるとそちら方が興味がある。残念。 monteprinceさん 4点(2005-01-11 00:57:13)

11.本作の父親殺しについては衝撃的でも何でもない。が、父親を殺してからが凄かった。これはもうありえない展開。伊達に市原悦子をキャスティングしてない。しかし、ここが本作最大の山場になってしまってるので、以降は今で言うバカップルのダラダラした話に見えてしまう(ひたすら繰り返される原田美枝子の「じゅぅんちゃ~ん」という間の抜けた台詞回しが、後の水谷豊の「あ~にき~」というのと同じくらい耳につきました)。長谷川監督はこの無目的さに全共闘「後」の青春を表したかったのでしょうか? それにしても、冒頭に「長谷川和彦第一回監督作品」と誇らしげに映し出されますけど、まさか30年近く経った現在に於いても「第三回監督作品」さえ作られていないとは、当時は誰も予想しなかったことでしょう。6点献上。 sayzinさん 6点(2004-08-16 13:32:50)

10.時代を感じました。 じふぶきさん 5点(2004-08-06 21:31:18)

9.冒頭から中盤にかけてはとても神話的である。「青春の殺人者」というわりには現代<近代>的な自己疎外感からくる青年の孤独や苦悩が感じられず、父子、母子のオイディプス的三角関係を軸とした普遍的な物語でありながら、妙に噛み合わない心理劇にただ座りの悪さだけが残った。しかし、中盤以降、物語は見事にひっくり返る。「青春の殺人者」とは、青春が殺人者ではなく、青春を殺人する、つまり青春こそが殺戮され終焉したことを描いた物語だったのだ。主人公は青年たる資格を十分に備えた人格でありながら、あまりにも無邪気に両親を殺害してしまう。その動機の弱さはまず確信的である。そして、両親を殺した主人公のその後の苦悩と行動のアンバランスさ、その薄っぺらさは、そのまま自己の希薄さに繋がっている。主人公の行動の破綻性は、作品そのものの破綻を綱渡りしながら、その破綻性こそがこの物語のモチーフだと思わざるを得ないのである。ヒロイン原田美枝子は、まさにその補助装置たる存在だ。彼女がどういう役割なのか、実は僕にもうまく捉えられなかったのだが、その訳の分からなさこそが彼女の重要な役割なのかもしれない。<原田美枝子はとても魅力的でしたね。あのイチジクを食べるシーンなどはかなりドキドキしました。> この作品は、もう30年近く前のものだし、感覚的にはもう古典的作品であることは否めない。しかし、この作品が意識的に描いた「青春の殺人」という水脈は、今もずっと繋がっている。もっとドライに、もっと軽やかにではあるが。そして、今や「青春」は全くの死語と化している。 onomichiさん 9点(2004-06-27 01:43:21)(良:3票)

8.最初の壮絶な修羅場はかなりのもんだったけど、それ以外は原田美枝子のキャラが鼻について仕方がなかった。ただ、この監督の作品は太陽を盗んだ男もそうけど、すごくパワーを感じるなぁ。 夏目さん 4点(2004-06-11 12:58:41)

7.この頃の水谷豊ってのは“ア~ニキ~”ってやってた頃だったのかなあ。昔の方がアクが強くてどんどんいい人になってったような気がします。高評価な方もたくさんおられる中申し訳ないのですが、どうにも私はダメでした。市原悦子はすごいです、確かに。でも母と言うより女で、父を殺してしまった息子を問いただすより息子と一緒に暮らせるという思いで目を輝かせてたり。そして美枝子さん、(セリフ棒読み、若いし仕方ないか。しかしボディはダイナマイト級)あぁいう破滅的な男について行きたいという気持ちにどうにも共感できずじまいでした。やたら“じゅんちゃん~”という声が耳ざわりだったし。生々しすぎて私には受け付けられませんでした、好きじゃありません。すいません。
fujicoさん 3点(2004-04-03 22:10:07)

6.「まんが日本昔ばなし」や「家政婦は見た」などテレビでしか市原悦子の演技は見たことがないのですが、この映画ではまさに体当たりの演技。若い市原悦子も必見だと思います。なんとな~くなまめかしい。原田美枝子の肉体美にも度肝を抜かれました。また水谷豊のお尻も♪なんとも下世話な感想で申し訳ない。でも水谷豊って映画にあまり出てないですよねぇ~。なんでだろう? あずきさん 5点(2004-02-27 00:02:18)

5.市原のイタイイタイ・・・水谷も原田もイイ。暴走する青春。やるせない青春。ちょうど20歳くらいの頃に観たこの映画は私に鮮烈な印象を残しました。ラストのワルツっぽい曲が流れるところ、なぜだか切ない。 ロビンさん 9点(2003-12-28 05:00:31)

4.昔、昔に見ました。後味の悪い映画だったことは覚えています。市原悦子が殺される時、「痛いよ~痛いよ~」とリアルに喚いていて、胸が悪くなった。あとはあまり覚えてないけど、あの頃を象徴してるような映画だったんでしょうね。 パキサンさん 4点(2003-08-09 00:25:46)

3.昔からの女友達に「今まで観たので良かった映画、何?」と聞いた所、挙げてくれた内の一本です。とにかくいきなりの親殺しのシーンに圧倒されてしまった。特に「女」と「母」がぐちゃぐちゃに入り乱れながら水谷豊に迫る市原悦子の凄まじいくらいの妖艶さにはただもう、びっくり。それに比べると原田美枝子はちょっと可愛らし過ぎて、確かにヌードはすごいし胸もきれいなんだけど、素の演技の時「淫乱な少女」を演じ切れてないのがちょっと残念。まあ当時17,8歳だからしょうがないのかもしれないんですけどね。全体として、荒削りなところもあるけど、気迫というか気合というか、そういうものがびしびし伝わってきました。親との対立と邂逅(まあ殺しちゃってるんだけど)、性に対する欲望と嫌悪感、そういったどろどろしたものをドバァッと画面にぶちまけた感じ。親殺しっていうからもっと鬼畜な感じかと思ってたけど、そういうのではありませんでした。水谷豊演じる主人公が父親を刺してしまったのは、ある種はずみみたいなもので、ある部分では父親を憎んでたんだけど、別の部分では尊敬し、慈しんでいたんですね。だからあんなに苦しんで、混乱してたんでしょう。終わり近くで水谷豊が自殺を図る所では「むむ、死ぬのか。死んで終わるなんてただの逃げだぞう」と思ってたんですが、ああいうラストシーンで良かったと思います。まあ万人にお勧めできる映画ではないと思いますが、ドロドロを抱えた若い人とかヘビーなものを見たい人にはいいと思います。蛇足その一。この映画はDVDで観たんですが、特典映像の監督のインタビューを観ると昔の日本映画の無茶苦茶な様子がわかってなかなか面白いです。蛇足その二。長谷川監督は連合赤軍の企画があったのにポシャッてしまったそうですが、是非観たいなあ。まだまだ伝説になるお年ではないでしょう。蛇足その三。この映画、あの「チイチイ」こと地井武男(字、あってるかなあ?)が本来わりと重要な役で出てたはずなんですが、編集の結果、ほとんどカメオ出演のようになっています。チイチイ、かわいそ。 ぐるぐるさん 7点(2003-04-26 14:28:18)(良:1票)

2.なんでこの映画が高く評価されたのか私には分からない。両親を殺してバラバラにするという、凄惨なシーンも主人公もひたすら暗い。何が主人公(水谷豊)をそこまでさせるのか、動機が今ひとつ分からなかったしねぇ。10代のプリプリの原田美枝子がヌードで大胆演技。私もドッキリした。 キリコさん 3点(2003-04-11 19:01:35)

1.親殺しの描写が実に凄惨だったけど、何か切実感にあふれていた印象もあって、今の時代にこそぜひ見直したい映画の一つだと思います。後半、うろ覚えだから違っているかもしれないけれど、水谷豊と原田美枝子の逃避行のようなシーンも、わるくなかった気がする。原田の胸がすごく大きかったので、同性だけどちょっとドキドキしながら見た覚えもあります。<追記:このレビューを書いたあとでビデオを発見し見てみました。逃避行シーン、ありましたね。その部分の映像は凄惨なシーンとは裏腹に、とても幻想的で、きれいでした。ラストもよかった!という記憶でしたが、今回もまたそう思いました。親を殺した青年に共感する、というのも、何か説明のつかない感情なのですが、やっぱり私は好きですねえ、この映画。若い頃見た印象そのままで、古さを私自身は感じなかったし、あまり精神的に成長してない?自分も感じることとなりました。もちろん殺人、それも親殺しが肯定できるはずはないけど、(映画の)経過の中で彼がもつ感情に、圧倒的に寄り添える自分がいるのです。多くの人の心の中にもあるであろう、親に対する「勝手に産んだくせに・・」という感情があるからかもしれません。但しとことん厭世的なニュアンスではなく、妙にすがすがしいというかフシギな魅力があります。私は読んではいないのですが、中上健次が書いた原作の持っている力によるところが大きいのかもしれません。> おばちゃんさん 8点(2003-03-21 04:53:09)

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【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 6.38点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
326.90% line
4517.24% line
5413.79% line
6413.79% line
7413.79% line
8517.24% line
9310.34% line
1026.90% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 10.00点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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