みんなのシネマレビュー

バベットの晩餐会

Babette's Feast
(Babettes Gæstebud)
1987年【デンマーク】 上映時間:102分
ドラマロマンス小説の映画化グルメもの
[バベットノバンサンカイ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-27)【Olias】さん
公開開始日(1989-02-18)


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監督ガブリエル・アクセル
キャストステファーヌ・オードラン(女優)バベット
ビアギッテ・フェーダーシュピール(女優)マーチーネ
ヤール・キューレ(男優)年老いたローレンス
ビビ・アンデショーン(女優)スウェーデンの宮廷女官
原作カレン・ブリクセン『バベットの晩餐会』(イサク・ディーネセン名義)
脚本ガブリエル・アクセル
作曲ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト"Don Giovanni"(ドン・ジョヴァンニ)
配給シネセゾン
字幕翻訳関美冬
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【クチコミ・感想】

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34.洋の東西を問わず、宗教の本質が自己を肯定することならば
この映画はささやかに大事なことを教えている。

若き軍人もオペラ歌手も惚れた女に対する己の推しの弱さに何度なく後悔しただろう。
しかし想いは永遠に活き続ける。姉妹はあの日の出来事を胸に敬虔を貫く。
バベットはなぜフランス料理を作ったのだろうか。過去との決別か、
自分が誰か知る為か。しかし、この映画はその理由を何も意図していないような気がする。 michellさん [DVD(字幕)] 8点(2017-05-10 00:00:16)

33.前情報無く、なんとなく干渉しました。これ何の映画なんだっけ?という時間を過ごしつつ、静かに回収されていく伏線。終わってみると、思いの外深く、興味深い映画でした。鑑賞を途中で投げ出さなくて良かった!腹減った!! ババロンさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-04-18 23:19:36)

32.いい作品だとは思います。あり得ないほどの偶然がいくつも重なる話ですが、前半の伏線もきちんと活かしているし、終盤の凛としたバベットの働きぶリも、さすが〝芸術家〟という感じ。
しかし、見慣れないデンマーク映画のせいか、かなり違和感があったことも事実。まず「美人姉妹」との触れ込みでしたが、「それほどでもない」というのが正直な感想。だいたい若い時代でさえ、けっこう老けて見えます。序盤は「この人たちと2時間つき合うのはけっこうキツいなぁ」と不安に思ったものです。
それに、バベットの登場で話は急展開していくわけですが、どうにも演出が地味。村人の心境の変化にしても、姉妹のバベットに対する思いにしても、わからなくはありませんが薄味です。何でもドボドボと醤油をぶっかけたくなる私には、晩餐会の上品な料理はいささか口に合わなかったようで。 眉山さん [DVD(字幕)] 6点(2017-04-16 05:27:13)

31.姉妹の凛とした生き様、バベットの超一流料理人のプライド。三人に心まで貧しくなるなと教えられます。ローレンスの告白は切なく胸が詰まりました。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2016-03-06 01:45:30)

30.どうってことない話ですが、清貧な人たちの心情を無駄のない淡々とした描写がしっかり伝えてくれます。質素な暮らしと贅沢な飲食のコントラストを観ながら人生にはメリハリが大切との思いを強く抱かせてくれる映画です。
ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-02-17 22:27:21)

29.絶版なのかなかなか入手できませんでしたがようやく視聴することができました。宗教にすべてを捧げてきたのは老姉妹だけかもしれませんね。世俗に「毒されてる」私からみればかわいそうであのおやっさんが許せないのだが、本人たちはいたって幸せそう!なんだかんだ言って将軍が一番悟りを開いていた印象です。 HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-10 16:51:36)

28.2人の姉妹を中心に物語は進むのかな、と思っていたけど途中から思わぬ人が話の中心になった。 ホットチョコレートさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-10 04:22:23)

27.多分、観る時の自分の感覚や状況で評価も変わるんじゃないだろうか。
特に前半は地味なので、これがいい映画だと思っていなかったら観るのをやめていても不思議ではない。
それでも、どんどんと引き込まれる。特に祈りの歌や言葉もその意味を考えてしまうぐらいジックリとくる。
とても静かな作品だが、「過ぎてしまった過去とこれからの人生」をちょっと考える。 simpleさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-08 00:08:59)

26.とても淡々として静かな映画。不思議な空気を醸し出した映画。 とまさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-01-01 17:21:41)

25.全然面白くなかった。 aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 2点(2014-09-28 01:25:57)

24.わー、もの凄く暮らすことを躊躇しそうなわびしい19世紀のデンマークの寒村だ、とまず寒々しいロケーションに圧倒される。そこに生まれ、出ることなど夢想すらしない敬虔な姉妹。二人の“何事もなかった”それぞれの人生に降って沸いた二つのできごと。この二つのことが年月を経て、不思議な発酵力を見せる。こんなに何も無い場所にも人生の妙は訪れるのかあ。バベットは神様が遣わしてくれた「世俗の喜び」なのかも。質素な食事も良いけれど、美味しさで心を満たすこともそれはとても幸福なこと。
厨房でのバベットの所作が凛として、出来上がる料理も目を奪われるほどに美しい。あ、でもうずらが籠の中でぴよぴよ鳴いていたのにはひるんでしまった。私は軟弱だ。
こんなにも地味で難しいテーマを映像化した、その懐の深さと滋味溢れる味わいに脱帽しました。 tottokoさん [映画館(字幕)] 7点(2014-01-17 00:40:52)(良:2票)

23.ひさしぶりに見ました。何度見ても心にジワ~と沁みてくる、良い絵画を目にした時のような静かな感動をおぼえます。いつも寒々しい部屋で口論しているみんなが、美味しい料理を口にすると、「料理の話はしない」のに、心が温かくなって、ムードまで温まる。そういう雰囲気が素晴らしく素敵でした♪ ゴテゴテした余計なドラマ色を排しながらも観る側を飽きさせない大人向けの作り、傑作だと思います。 ramoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-12-13 21:50:03)

22.ポジティブな意味でもネガティブな意味でも印象に残らない作品。
嫌なシーンがあるわけでもなく、印象的なシーンがあるわけでもなく…
過去に見ていて、それを忘れていてまた見たとしていても違和感がない、それぐらい自分の印象には残らなかった。
老いてから見たら違うのかなー Sugarbetterさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-12-05 22:51:02)

21.淡々と進むお話の最後にあったオチは、ひとつの真理です。うまい食い物は人を幸せにする。 アンドレ・タカシさん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-12-18 05:49:25)(良:1票)

20.晩餐会の準備からがこの映画の真骨頂。ホントにみんな旨そうに食うので、思わずニヤリとしてしまいます。スッキリとした後口の、素敵な映画です。 Fukkyさん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-05-09 03:48:56)

19.たんたんと物語りはすすんでいくんだけど、とことどころ笑えてしまうシーンがあっていい。特別面白いわけではないと思うんだけど、いつの間にやら登場人物の持つ味によってその世界に引き込まれていた気がする。嫌味やいやらしさがなく、多くを語りすぎず、テンポもある程度緩急ついていて、とても好きな一本。 ノスさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-12 19:40:40)

18.たまたま観る事になった作品なので、特に何の期待もせずに観ていたのだが、これが意外に面白かった。冒頭の10分間くらいは退屈だなーと思ってたけど、観ているうちに引き込まれていく感じ。大きな事件が起こるわけでもなく、謎解きや仕掛けがある訳でもなく淡々と話が進んでいくのに妙に心に残る。良作だと思います。本当に料理が美味しそう。
ばたあしさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-19 09:42:48)

17.【アンドロ氏】さんお書きの通り、料理は一つの芸術であり、優れた芸術には神が宿る。芸術を愛で、そこに神を感じることは、教会での祈りにも通じる聖なる行い。贅を尽くした食材に超一流の技術で、かつてのフランス一のシェフは慈愛と感謝を形にしていく。料理が崇高な儀式となり、華麗な一皿一皿に神が宿っていく。質素な暮らしで神に感謝を捧げてきた愛すべき人達が、初めて舌と胃袋で感じる神の存在。やがて「バベットの晩餐会」は、尽くせぬ感謝を神に捧げるミサへと変わっていく。お腹が満たされていく様に、その時、彼女達の心には愛が満ちていったのです、7点献上。 sayzinさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-05 00:04:41)

16.前に教育テレビかNHKかでやっていたのをたまたま観ました。
淡々としていて派手さのない映画でしたが、目が離せず最後まで
観てしまいました。ビデオでなら多分借りていなかったと思うので
運が良かったです。良作。(TV) なみこさん 8点(2004-09-19 00:09:59)

15.エンドクレジットが流れ出すまでに、一言でも「美味しかった…」と云う言葉を探していたが、それは“言葉”と言う形を取らずとも、晩餐の場に満ちた“気持”と云う形で表され。バベットの“誇り”は尚のこと輝き。テーブルを囲んだ人々の顔には“至福”が満ち。そして、観る人の心に淡色の感動をもたらした。 

ゆるうり..と流れてゆく中盤には、まるで“色”を持たぬ様に静かに、彼らの村を支える北海の如く頑な空気を漂わす。それは、信仰心であり、己自身を縛る“想い”。姉妹の元に突然流れ着いたバベットは革命の糸。その一夜、人々の心に変化を織りなす為の…。  

今まで観て来た「シェフ」が活躍する映画の中で、彼女ほど格好良いと思ったシェフはいなかった。それと同時に、彼女ほど厨房で美しく見えた人はいなかった。今後、私の中でこの作品を上回る作品を見付けるには時間を要するだろうと思う。 MAZEさん 10点(2004-05-22 17:35:14)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 58人
平均点数 7.26点
000.00% line
100.00% line
223.45% line
300.00% line
400.00% line
546.90% line
6915.52% line
71322.41% line
82136.21% line
9610.34% line
1035.17% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.50点 Review2人
2 ストーリー評価 9.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review4人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1987年 60回
外国語映画賞 受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1988年 46回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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