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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
3.《ネタバレ》 まず断言したいのだが、この映画は、かつてのハリウッドの大スター俳優が惰性で出演している安易なアクション映画では決してない。 主演のケビン・コスナーは、60歳を超えてなお新境地を切り開くべく、精力的な役づくりに挑み、不幸な幼少時代に脳障害を受けた凶悪死刑囚を熱演している。 その主人公の凶悪犯に、死亡したCIAエージェントの記憶を埋め込み、世界の危機を救うミッションに挑むというプロットは、字面だけをみれば馬鹿馬鹿しく思えるが、そこから生まれたドラマ性はなかなかどうして見応えがあった。 断片的な記憶を辿りながら絶体絶命のミッションを繰り広げていくというような「ボーン・アイデンティティ」的なスパイアクションの二番煎じなのだろうと想定していた。 しかし、そうではなくこの映画は、ある種「障がい者」でもある凶悪犯が、強制的な脳手術により図らずも“人間らしさ”を得て、自分が置かれた立場との狭間で苦悩する人間ドラマを主軸に据えていた。そのストーリー展開は、非常に悲しく、新鮮でもあった。 また、その物語の構図は、ダニエル・キイスのSF小説「アルジャーノンに花束を」を彷彿とさせ、深い感慨を孕んでいたと思う。 と、想定よりもずっと面白い映画であったことは間違いないのだが、ラストの顛末があまりにモ惜しい。 主人公は、世界を陥れようとするテロリストに見事に打ち勝ち、世界を危機から救う。そこまではエンターテイメントとして爽快でとても良い。 ただ、その後、埋めつけられたCIAエージェントの記憶と人格が定着し、遺族である家族たちと懇意になるという“ハッピーエンド”は、いささか安直で都合が良すぎると感じてしまった。 更には、非人道的に彼を利用するだけして使い捨てるつもりだったに違いないゲーリー・オールドマン扮するCIA支局長(無能)も「スカウトしよう」とか言い出す始末……。 せっかく「アルジャーノンに花束を」のような感慨深いドラマ性を孕んでいるのだから、最後の最後まで、あの物語性を踏襲してくれたなら、相当に感慨深い余韻を残す傑作に仕上がっていたに違いない。 束の間の“人間らしさ”が夢だったかのように霧散し、再び監獄に戻っていくケビン・コスナーの後姿を妄想しただけで、涙が出てくるのに。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-05-04 23:50:54) 2.大物を揃えた何とも豪華なキャストです。そしてライアン・レイノルズを何とも贅沢な使い方です。 中でも本作はやはりケビン・コスナーでしょう。 近年は脇を固めるという役割も多く、彼が中心にいる作品を久々に見た気がします。 複雑な設定の男を演じていますが奥の深さと力強さを感じさせる演技で全盛期の頃とは全く違った男の魅力を見せてくれます。 前半はよくあるスパイアクションものかと思いながら見始めたのですが・・・。 コスナー演じる男の脳内でフラッシュバックされるもう1つの記憶を辿り、 ガル・ガドットと絡み始める頃には序盤とは異なり人間ドラマの要素が濃くなっていきます。 コスナーの魅力に子役の女の子やガル・ガドットの魅力も加わり、本作に関してはこれで良かったのだと思います。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-07 22:35:03) 1.やっぱりケビンコスナーはかっこいいなー。確かにストーリー的にちょっとっていうところはあるけど、アクション映画ってそんなものでしょ?ラストはいまいちだったけど。ガル・ガドットもかっこいいし?何にも考えなければ、十分楽しめると思います。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-14 21:19:05)
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