みんなのシネマレビュー

ウホッホ探険隊

1986年【日】 上映時間:105分
ドラマ小説の映画化
[ウホッホタンケンタイ]
新規登録(2009-10-22)【アンドレ・タカシ】さん
タイトル情報更新(2017-12-14)【イニシャルK】さん
公開開始日(1986-10-18)


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監督根岸吉太郎
助監督榎戸耕史
篠原哲雄
キャスト十朱幸代(女優)榎本登起子
田中邦衛(男優)榎本和也
藤真利子(女優)美際良子
時任三郎(男優)カメラマン
斉藤慶子(女優)定岡みどり
陣内孝則(男優)定岡勉
速水典子(女優)定岡勉のカノジョ
柴田恭兵(男優)プロ野球選手・影浦
加藤治子(女優)榎本登起子の母・坂崎くに子
津川雅彦テープの声
原作干刈あがた「ウホッホ探検隊」
脚本森田芳光
音楽鈴木さえ子
撮影丸池納
喜久村徳章(撮影協力)
製作ディレクターズ・カンパニー
日本テレビ
配給東宝
美術木村威夫
編集川島章正
録音小野寺修
照明木村誠作
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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5.《ネタバレ》 森田芳光監督が脚本を担当した離婚がテーマのホームドラマ。コミカルな雰囲気のタイトルとは裏腹にネタとしてはシリアス。でも、見ていてそこまで深刻な感じはなく、どこかコミカルでからっとした印象が残るのはやはり森田監督の脚本によるものなのだろう。しかし、森田監督と根岸吉太郎監督の作風の違いか同じく家族を描いた森田監督の「家族ゲーム」と比べてしまうと、あくまで正統派な感じで毒気がなく、そこが物足りなく感じてしまい、本作への森田監督の脚本での参加は根岸監督からの依頼だったそうなんだけど、もしも森田監督が自ら監督も手掛けていたらまったく違う映画になっていたかもと思わずにはいられない。でも、根岸監督の演出は丁寧で、傑作・名作とまではいかないもののドラマとしてはそこそこよく出来ていて、森田監督の脚本に多くを求めなければ普通に見られる映画ではある。十朱幸代演じる妻が悩んで疲れていくくだりはなかなかにリアルだし、彼女が小学生の息子たちに向かって「私はあなたたちの悩みを聞いて解決することができるのは自分も経験したことだから。あなたたちが私の悩みを聞いても解決できないのはまだ経験がないから。だから一人で悩んで一人で解決するしかないの。」という言葉を放つのは一見八つ当たりのようにも聞こえるが、思わず同情してしまう部分もあり、印象に残る。それにすべてを描くのではなく、離婚後に愛人と別れたことを夫が「元」家族に告げるところでパッと終わらせるのはそのあとのことを見る側がいろいろ想像できる余地を残しているのがいい。(今どきの映画であればたぶんこうはいかないだろう。)しかし、藤真利子演じる愛人の人物設定はよく分からず、相手の妻に嫌がらせもしておきながら、いざ離婚したとなると途端に別れてしまう神経は意味不明だった。ここをもうちょっと何とかしてほしかったな。夫役の田中邦衛は「北の国から」の五郎とはキャラ的にまったく違う役柄なのだが、「北の国から」とは逆に自らの不倫が原因で離婚をする役柄というのが面白い。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2017-12-16 23:55:05)(良:1票)

4.「家族ゲーム」の森田芳光監督脚本による家族のドラマ、出てくる人物がそれぞれに悩みを抱えながら生きている。色んな意味で「家族ゲーム」と共通する世界であるが故に狂気、才気というものが弱い。あの「家族ゲーム」で見せた森田芳光的な才気、遊び心をとことん見せて欲しい。家族のあり方、親と子の関係、接し方、家族以外の他の人達との接し方など人が人らしく生きて行く為にはどうするべきか?というものを真面目に描いている点は大いに評価出来るし、役者の演技も悪くはないし、いや、それぞれが個性的であり面白い。それ故に何度も言うように刺激が足りない。毒が無い。もっともっと毒のある作品として描いて欲しかった。「家族ゲーム」の森田芳光監督、脚本家としても才能のあるこの人物ならばそれだけの凄い作品を書けるはずだと言いたい。根岸吉太郎監督に演出を任せたからか?よく解らないけど真面目過ぎる。森田芳光監督、自分で演出もすればどういう作品になっていただろう?という興味が沸く。 青観さん [DVD(邦画)] 6点(2012-06-01 18:36:27)(良:1票)

3.《ネタバレ》 筋自体はどうということもないのだが、他の類作から大きく際立っているのは、2人の子供が、反発して問題を起こすわけでも逆に変に優等生ぶるわけでもなく、ごく自然に素直に事態に対応していること。これって意外に制作側がきちんと意識していないとできないことなんじゃないかと思う。ラストの後でどうなったのかをいろいろ想像するのも楽しい。材料はいろいろありますね。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-05-09 01:08:04)

2.乗り物がいっぱい。船、父と家族を結ぶ(隔てる?)大きなのから、夫婦あるいは恋人同士を乗せる小さなのまで。さらに家の中にも波の揺れる置き物つきの模型。飛行機もラジコンのおもちゃに本物がかぶさる。車が走る回りをカメラがまとい付き、ときに後ろから乗り越えて前にさかさまに回り込んだりする。だからどうだっていうものじゃないけど、作品の「家庭」というテーマを小さく固めないように揺さぶってたって感じ。この家の上には不吉な月が始終かかってて、いや、不吉っていうより何か薄い印象か。青空も同じで、手応えの薄い感じ。ただそういう「感じ」ばかりが先行し、作品の手応えも「薄く」なってた。ま、それが現代なんだって言えばそれまでなんだけど。ちょっと凝りすぎてて、でもあんまり効果のないいろいろのシーン、顔洗うとこを水中から撮ったり、冷蔵庫の中にカメラを収めておいたり、そういういろいろ、やらないよりはやったほうがいいのかも知れないけど、どうも単に意表を衝くってこと以上の、映画の興奮には至ってなかったように思う。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2010-08-11 09:54:11)

1.《ネタバレ》 夫婦と二人の息子の四人家族のお話。研究職で単身赴任している父親は、温和で誠実で優しい人柄だけど、彼が同僚の女性と不倫していると告白したことからこの家族の迷走が始まる。と言っても、荒唐無稽のドタバタではなく、登場人物たちの心情を丁寧に描写する姿勢に好感を持つ。結局、夫婦は離婚するのだけど、その直後に父親が不倫相手と別れて映画は終わる。これと言って新しい家族像を提示している訳ではないが、タイトルの探検隊という単語にメッセージが込められている。家族には幾つもの関係や役割が存在する。父・母・夫・妻・息子・兄・弟…。当たり前のことだが、その関係性の総体が家族である。世の中の家族にはひとつとして同じものは無いし、家族の在り方も時の流れと共に変化しする。そういう意味で、家族で暮らしていること自体が、未開の密林や未踏峰を手探りで進むような作業に似ている、と言いたいのだと思う。確かに家族って身近すぎで意識しないけど、やり直しが効かない一過性の側面を持っている。探検隊とは良く言ったものだ。ウホッホの意味は本編を見てください。家族を探検隊とすると、自分の家族も新鮮に映る。自分の周りには、探検というより、冒険活劇までやってる人もいる。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-10-25 02:32:38)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 6.08点
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4215.38% line
517.69% line
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7430.77% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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