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妖星ゴラス

GORATH
1962年【日】 上映時間:88分
SFパニックもの特撮もの小説の映画化モンスター映画
[ヨウセイゴラス]
新規登録(2003-10-10)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-07-16)【イニシャルK】さん
公開開始日(1962-03-21)


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監督本多猪四郎
助監督梶田興治
キャスト池部良(男優)田沢(宇宙物理学会博士)
久保明(男優)金井達麿(鳳号パイロット)
白川由美(女優)園田智子
水野久美(女優)野村滝子
上原謙(男優)河野(宇宙物理学会博士)
志村喬(男優)園田謙介
河津清三郎(男優)多田蔵相
平田昭彦(男優)遠藤(鳳号艇長)
田崎潤(男優)園田(隼号艇長)
佐原健二(男優)斎木(鳳号副長)
太刀川寛(男優)若林(鳳号パイロット)
緒方燐作(男優)機関員
三島耕(男優)真田技師
天本英世(男優)キャバレーの客
堺左千夫(男優)医者
小沢栄太郎(男優)木南法相
西村晃(男優)村田宇宙省長官
荒木保夫(男優)観測員
沢村いき雄(男優)運転手
山田彰(男優)機関員
野村浩三(男優)観測員
西條康彦(男優)通信員
佐多契子(女優)秘書
佐々木孝丸(男優)関総理大臣
二瓶正也(男優)伊東(鳳号乗員)
桐野洋雄(男優)真鍋英夫(隼号副長)
榊田敬二(男優)政府関係者
池谷三郎(男優)アナウンサー
古谷敏(男優)
勝本圭一郎(男優)
加藤茂雄(男優)
オスマン・ユセフ(男優)
岡豊(男優)南極基地作業員
岡部正(男優)
向井淳一郎(男優)
大前亘(男優)鳳号計算員
宇野晃司(男優)新聞記者
千葉一郎(男優)
吉頂寺晃(男優)
松本染升(男優)
原作丘美丈二郎「妖星ゴラス」
脚本木村武
撮影小泉一
製作田中友幸
配給東宝
特撮円谷英二(特技監督)
中野昭慶(特殊技術 助監督)
有川貞昌(特殊技術 撮影)
富岡素敬(特殊技術 撮影)
鶴見孝夫(特殊技術 撮影助手)
川北紘一(特殊技術 撮影助手)
向山宏(特殊技術 合成)
渡辺明(特殊技術 美術)
井上泰幸(特殊技術 美術助手)
岸田九一郎(特殊技術 照明)
美術北猛夫
安部輝明
録音下永尚(整音)
照明高島利雄
スーツアクター手塚勝巳マグマ
中島春雄マグマ
その他東京現像所(現像)
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【クチコミ・感想(6点検索)】

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7.《ネタバレ》 企画段階で当時のSF作家がアイデアを出した、と小松左京氏が書いていたのを読んだ覚えがある。黒色矮星という言葉は実際にあるようで、劇中でも「老年期に入った太陽」と説明されており、造形物の印象と違って表面は気体(水素)という設定だったらしい。半径は地球より小さくても質量が6千倍というのは、当時の一般人の感覚からすれば意外な設定なのではないか。
こういう場合に最も現実的なのは逸らすことではないかという気がするが、劇中の人々もそのような考えではあったらしい。しかし質量が大きすぎて不可能だったため、結果的に逃げるというユニークな方法になったと見える。対策の開始から結果が出るまで時間がかかり、途中で正月が挟まるのがいい雰囲気を出していた(決戦前の小休止のような)。
特撮に関してはそれなりだが、南極の工事現場はかなり本物っぽいので感心させられる。また本邦初公開のジェットビートルが、ちゃんと怪獣を攻撃できる仕様だったのは安心した。この映画が1979~82年、「ウルトラマン」が90年代の話とすれば、これの改良型を科学特捜隊で使っていたと考えても変ではない。

政治面ではリアリティがあるともいえないが、隼号の尊い犠牲(万歳!)に応えられない政府や国民でなく、科学者主導で地球を救うというのが昔のSFらしい理想論かも知れない。偉い学者が徒然草を引いて、人間はいつの時代も目先のことに追われている、と語ったところで街の風景を映したのは「日本沈没」のような悲哀感を出していた。理系だろうが古典にも親しんでいるのは本物の知識階層である。
また宇宙省の長官(大臣でなく?)が、突然押しかけた若い連中を座らせて、ちゃんと話して聞かせたのはさすが人間が大きいと思わせる。「話せばわかる」とはこのことだ。しかしその「宇宙のパイロット」に関して、隼号はともかく鳳号はあまりにいい加減な連中なので呆れた。軍隊でないから規律が緩いのかも知れないが、今後は宇宙省も採用方法を見直した方がいいのではないか。

ほか女優陣では、ダブルヒロインの白川由美さんと水野久美さんが、冒頭で何と服を脱ぎ始めるのでドキッとしてしまう。いつも清楚な印象の白川由美さんも、この場面では女の子っぽく見えたのは和まされた。水野久美さんはお色気場面もあったりしたが(これ見よがしなので笑った)、幼馴染に見せる気安い表情が可愛いのは感激した。 かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 6点(2020-08-16 09:52:44)

6.《ネタバレ》 極めて奇抜な発想である。「ゴラスの軌道を逸らすか or 地球が逃げるか」そりゃ確かに二択なんだけど、地球が逃げるってのはスゴい…ただ、この辺の突拍子も無い感覚は、邦画のSFならそれこそ『シン・ゴジラ』なんかも少し近しいのかも、とも思える(ゴジラに毒を飲ませて殺そうぜい、てのも、率直に中々変わってるよねえ)。

ただ本作、その非常に奇抜な作戦を遂行してゆく部分のシークエンス、これを構成する特撮シーンと人間ドラマについて、特に人間ドラマの方がかなり陳腐で、かつなーんか暢気だなあ、という感じなのがちょっと痛い(おいら宇宙のパイロット♪とか歌ってる場合じゃないでしょ、と)。ここに幾分かの(例えば政治的な)リアリティを纏わせるべくシンゴジラを見倣って「マジメ」に考えれば、人類皆兄弟、とかいう絵空事は一旦置き、米ソの水面下での暗闘、人口の半分くらいは切り捨てることも覚悟で物資をブースター建設に集中させるという非情な展開、巻き起こる反対運動、崩壊寸前になる文明社会…なんていうシリアス全開のドラマが展開されることもあり得たのではないかと(まあ、そーなってくると完全に青少年向け映画じゃなくなっちゃうケド)。

かたやの特撮部分は、その規模感やミニチュアセットの豪華なつくり込みなんかが率直に素晴らしいんだけど(ショボい怪獣はまあどーでもいいとして)、前述の人間ドラマのイマイチ感のせいで正直言って中盤から終盤までだいぶん長いことやや退屈なのだすね。最終盤はまた特撮の出来が良くてかなりスリリングに観れるけども。

結論、個人的にはそこそこ好きな作品ですけどね(気楽に観れるヤツね)。キャストも結構豪華で、ちょいちょい見た顔も出てきてお得感あるし。 Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 6点(2019-11-20 21:37:16)

5.これぞ“センス・オブ・ワンダー(笑)”。この映画をどうにかして褒めようというヒトのために存在してくれているような言葉ですね、これは。まさに、なんでもアリアリ、まるで、企画段階で行ったブレイン・ストーミングのメモをそのまんま映画にしちゃったかのような、闇鍋ワールド。あの「隼号」って、宇宙船じゃなくてどう見ても潜水艦ですね。宇宙飛行士っていうより、兵隊さんですね。そういう要素も入れたかったんですね。怪獣も一匹お願いします。大災害もちょっぴりお願いします。等々等々。気合いの入ったセットに気合いの入った特撮、その割に、何だか底が思いっきり抜けてしまっているような作品です。ちょいと残念なのは……「盛り込み過ぎ」の自覚があるのか、映画を何とか段取り良く進めようとして、その結果、せっかくのハチャメチャな内容の割には意外に整然とした、理屈っぽい印象を受けてしまうところなんですけれども……。 鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-02-17 08:34:19)

4.《ネタバレ》 私の中では“はやぶさ”と言えば、“妖星ゴラスのJX隼号”と昔から決まっています。バンザイしながらゴラスに吸い込まれて散ってゆくクルーたちは、何と日本的なことか(そういやこの映画、やたらバンザイするシーンがありますが)。古今からさまざまなSF映画が製作されたけど、ここまで壮大で大乗的な視点の大法螺話は映画史に残る偉業です。高度成長期の日本のバイタリティは、なんと地球まで動かしてしまったんですから大したものです(笑)。 南極からジェット噴射しながら地球が動く画って、稚拙な技法かもしれませんが今の眼で観ても凄い映像です。東宝特撮ミニチュアワークの粋を凝らした南極での工事シーンは見応えがあり、建設現場のミニチュアから溶接の火花が見えるように撮っているのは感心しました。 あまりに不評な唐突に怪獣が出現するシーンも、ここで登場する航空機が後に『ウルトラマン』で科学特捜隊が使用するジェットビートルの原型になっていることは評価してあげたい。 この映画で異彩を放つのは、久保明と宇宙飛行士たちの異様なまでに高いテンションと陽気さです。彼らの描き方を観ていると、旧海軍の戦闘機パイロットたちの文化をそのまま持ってきた様な印象を受けます。「宇宙飛行士は駕籠かきみたいなものよ」なんてセリフまであった気がしますが、まだ日本ではアストロノーツという職業への理解がまだ浅かったのが伺えます。当時はアメリカではジェミニ計画が進行中でしたが、『ライトスタッフ』を観れば判るように、宇宙飛行士には知力体力ともに超人的な能力が必要だと言うことは想像を超えていたんでしょうね。 S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-10-19 20:58:02)

3.《ネタバレ》 例え下手ですが、「吉野家」で牛丼を食べていたら、ご飯の中から「かつや」のトンカツと「てんや」のかき揚げが出てきたような感覚。
クオリティはそれなりきで、本筋とやや脱線したことが起こりますが、ワクワク感がありました。
それで旨かったのか、不味かったのかは、正直何とも言えませんが、クレームをつける気は起こらず、むしろ楽しめました。
衝突が迫ったところで記憶喪失の金井さんの顔がアップになったときは、突然変身アイテムでも取り出すんじゃないかと思ってハラハラしました・・・光の国とやらから助っ人が来るんじゃないかと←記憶喪失がその伏線で(^^; 
それはさて置き、同じテーマ?の映画「アルマゲ丼」には発想とサプライズで十分勝てる!(のか?) 午の若丸さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-16 16:54:09)(良:2票)

2.《ネタバレ》 書かれている方もけっこういらっしゃいますが、隕石(のようなもの)が地球にやってくる!地球滅亡の危機!というときに、そのものを破壊するのではなく、避けちゃおう!という発想がスキ。♪おいらは陽気な宇宙飛行士♪(だったっけ?)みたいな、底抜けにおバカな歌がなごむ。妖星が出てくるまでの展開の早さもいい。変なタメがないから、ドラマが進む進む。意外に面白かった。PS.あれはセイウチです。 元みかんさん [DVD(邦画)] 6点(2006-07-12 12:40:47)

1.南極のジェット噴射は子供心にも「そりゃねーだろw」と突っ込みをいれてました。 ロイ・ニアリーさん 6点(2004-03-12 21:14:44)

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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 6.51点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
312.86% line
425.71% line
5617.14% line
6720.00% line
71028.57% line
8720.00% line
912.86% line
1012.86% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review2人
4 音楽評価 3.00点 Review1人
5 感泣評価 2.00点 Review1人

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