みんなのシネマレビュー

逆転のトライアングル

Triangle of Sadness
2022年【米・スウェーデン・英・独・仏・トルコ・デンマーク・ギリシア・スイス・メキシコ】 上映時間:147分
ドラマコメディ
[ギャクテンノトライアングル]
新規登録(2022-12-22)【Cinecdocke】さん
タイトル情報更新(2023-03-14)【TOSHI】さん
公開開始日(2023-02-23)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督リューベン・オストルンド
キャストハリス・ディキンソン(男優)カール
チャールビ・ディーン(女優)ヤヤ
ウディ・ハレルソン(男優)トーマス・スミス船長
脚本リューベン・オストルンド
挿入曲ザ・ビー・ジーズ“Staying’ Alive”
配給ギャガ
編集リューベン・オストルンド
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
通常表示】/【お気に入りのみ表示】

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想(7点検索)】

別のページへ(7点検索)
1


2.《ネタバレ》 この話は、イタリアの映画「流されて」に似ている。
舟と、漂流した島で、立場が逆転するというのは、この話が発明したモノではない。

まぁ最近の映画らしく、いい意味でまとまってて、無理も無駄もない。
よくできてる。

さぁ、今後の展開はどうなるのか?
トイレ掃除のおばさんの天下は、終わったわけだ。
助かった後のことまで計算しなきゃならない時代なのかね、まったく。
人間を見る目が嫌らしくなっちまうが、仕方ないね。

今、上にいる人間が、襟をただしてくれればいいよね。
いつどうなるか分からないから・・
そんな教訓話。 トントさん [DVD(字幕)] 7点(2023-12-16 20:57:22)

1.とどのつまり、人間社会というものは、「格差」とそれに伴う「階層」を取り払うことなんてできない、ということを本作の終着点における虚無感は物語っている。

現代社会において、全世界的に“格差の是正”が問題提起されていたり、幅広い要素での“ポリティカル・コレクトネス”がともすれば病的なまでに声高に叫ばれている昨今ではあるけれど、果たしてそこに本質的な理解と実行力が伴っているのか。
結局、聞こえの良い言葉を一種のトレンドや、免罪符のように振り回して、個々人の立場を正当化しているだけではないのか。
この映画の痛烈な批評性と、度を超えたブラックユーモアは、そういう現代社会の実態を痛々しく丸裸にしている。

俗世の象徴とも言える豪華客船に乗船した様々な“階層”に人々。彼らの中に、真に中立的で、公正な人間は存在しない。
本作の舞台となる豪華客船や無人島がこの世界の縮図を表している以上、それはすなわちこの世界に中立公正な人間は存在しないということの証明であろう。
したがって、本作を鑑賞したすべての“社会人”は、それぞれの信条や立場において、ものすごく居心地の悪さを感じることだろう。

ヨーロッパの映画(スウェーデン・フランス・イギリス・ドイツ合作)らしく、多様性に富んでいると同時に、ものすごく振り切ったブラックユーモアの連続がときに痛すぎる程に痛快で無慈悲なコメディ映画だった。
船が難破して無人島でのサバイバルが始まらなくとも、人間社会のヒエラルキーなんてものは、時代や価値観の変化によって突如として逆転するものだ。
その逆転が生じたとき、人間は己の中に確実に存在する“闇”を目の当たりにする。
それは、皆等しく業の深い人間には避けられないことなのかもしれない。


映画作品として意欲的すぎるシニカルさを称賛する反面、全体の構成としてはややバランス感に欠けている印象も拭えない。
主人公のカップルのみに焦点を当てたプロローグ的な一章目の描き方や、ヒエラルキーのあらゆる階層が“同乗”する豪華客船上を描いた二章目の作りは興味深かった。が、無人島が舞台となる三章目は、テーマに対する回答と帰着を描いているわりにはやや冗長に感じてしまい、よくあるシチュエーションでもあるので新鮮味が薄れてしまった。
ラストのオチを踏まえると、無人島パートはもっとスマートに、端的な愚かな人間たちの有様を描いてよかったように思う。

他の文化圏でリメイクされたならば、同じストリーテリングであったとしても、また別のどす黒いユーモアが新たな“闇”を浮かび上がらせるだろう。
虚しく、愚かしいことだけれど、それはそれで観てみたいなと、業深い人間に一人として思ってしまう。 鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-08-15 00:29:36)

別のページへ(7点検索)
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.67点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
4233.33% line
500.00% line
6233.33% line
7233.33% line
800.00% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

2022年 95回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞リューベン・オストルンド候補(ノミネート) 
脚本賞リューベン・オストルンド候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2022年 80回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
助演女優賞 候補(ノミネート) 

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS