みんなのシネマレビュー

夏時間の大人たち HAPPY-GO-LUCKY

Happy-Go-Lucky
(Summer Tale)
1997年【日】 上映時間:73分
ドラマコメディファミリー青春もの
[ナツジカンノオトナタチハッピーゴーラッキー]
新規登録(2006-04-24)【stroheim】さん
タイトル情報更新(2008-08-30)【イニシャルK】さん
公開開始日(1997-03-15)


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監督中島哲也
キャスト岸部一徳(男優)あつお
中村久美(女優)順子の母
根津甚八(男優)テレビドラマの男
石田えり(女優)テレビドラマの男の妻
余貴美子(女優)テレビドラマの男の愛人
藤井かほり(女優)テレビドラマの男の愛人
脚本中島哲也
音楽菅野よう子
撮影阿藤正一
録音志満順一
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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4.《ネタバレ》 「僕はおっぱいの大きな女の人が好きだ」という少年タカシの姿は何だか自分自身のことを言われているようで何とも恥ずかしく、でも、それを正々堂々と包み隠さないで言えるタカシは、男の中の男だ!男なら思っていること、言いたいことがあるのなら全て正直に言えと私もタカシと同じ少年の頃から親父に散々、言われてきただげに余計に胸に突き刺さる。大人からしてみたら何てことのない世界や考えもしないことが子供であるタカシにとっては不思議?どうして?となるのである。子供だから思いつく不思議と大人であるタカシの父親のこれまた大人だけど、大人になりきれないまま大きくなってしまったような駄目な親父、親父にとってもタカシと気持ちは同じであろう!逆上がりが出来なくたって、カラオケ屋に閉じこもり、馬鹿みたいに歌い、殴られ、惨めな親父にしても、子供であれ、大人であれ、同じ人間である。馬鹿な生き物、それが人間本来の姿なんだというようなものがきちんと描かれている。利口過ぎてつまらない人間よりも馬鹿だけど、面白い人間の方が見ていても楽しめるし、私は大好きである。中島哲也監督もおそらくそんな感じがしてならない。何故?何故?常に何かに対して疑問を問い掛けるタカシとそれに答える父親、父と息子の繋がりを包み隠さずに描いて見せてくれている中島哲也監督の人間観察の鋭さ、面白さなど色んな要素が散りばめられていて面白い。タカシが付けたテレビの画面の中で起こる殺人事件ぽい、ミステリー調のメロドラマやら自転車のシーンやら空の青い色やら白い雲やら、どうして?おっぱいは大きいのがあったり、小さいのがあったり、大人は突如、子供みたいになってしまうのだろう?それ以外のどうして?が大きいおっぱいが好きな筈なのにおっぱいの小さな女の子の事を好きになってしまったり、全てが上手く行かない。人生はある意味、辛いけれど、だからこそ頑張ろう!て何だか色んな意味で「嫌われ松子の一生」の松子的な映画である。最後にタカシが託す少女への希望、解る。同じ男の気持ちを完全に表すタカシの台詞にタカシ!お前は俺だ!て叫びたくなってしまった。 青観さん [DVD(邦画)] 8点(2010-06-11 22:11:02)(良:1票)

3.《ネタバレ》  子供の世界と大人の世界の付かず離れずというか、隔絶しているようで実はつながっている微妙な関係性をさらっとしたタッチで描いています。しかし、中島監督はCM界の巨匠だったこともあって、人の心をつかむのが本当に巧いですね。音楽の使い方も見事でした。

  心情をテレビに映し出されるドラマで表現したり、階段を上っていくシーン等々「嫌われ松子の一生」の原点がこの作品にはありましたね(派手な映像処理は無いですが)。

TMさん [地上波(邦画)] 8点(2008-11-21 14:41:58)

2.主人公の女運の無さに同情した。
でも、救いのある感じのラストに安心した。
物語は無いに等しいけど、ノスタルジックでほのぼのとした雰囲気が良かったです。
一応はコメディに分類されるのかも知れないけど、大笑いするといったシーンはほとんど無くて、クスっと笑えるところが好みでした。
逆上がりが出来るか出来ないかによって、人生が左右されてしまう辺りが面白かったです。
あと、どうでもいいことだけど、ずっと松子だと思ってました。 もとやさん [地上波(邦画)] 8点(2008-09-19 02:55:33)(良:1票)

1.《ネタバレ》 ああ、ここに「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の原点があるのですね。田舎道。テレビドラマ。突如始まるイメージシーン。繰り返される過ち。オチで破壊される予定調和。錯綜する回想。階段の上にある心のしこり。後の両作ほどには突っ走っておらず、情感たっぷりな映画ではあるのですが、ヘンな人とヘンなエピソードの積み重ねは既にきっちり登場しております。キャラ的には、普段はだれ~んとしながら、一大事には田舎町を疾走して夫に一撃喰らわせる母・順子と、いつも主人公に襲いかかるペチャパイ夏子が良かったですね。少年の夏の日を通して描かれるのは、子供って生き物、大人って生き物。子供には大人が特別な生き物に見えるけれど、実は大人は子供から時間がずっと続いてるだけの生き物なのよ、と。社会も学校と似たようなもの。人生は逆上がりができたりできなかったりみたいな事がただずっと繰り返されてゆくものなのですね。経験から学ぶも人間、学ばぬも人間。 あにやん‍🌈さん [DVD(邦画)] 8点(2006-08-30 00:10:48)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 7.14点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

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