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ある貴婦人の肖像

The Portrait of a Lady
1996年【英・米】 上映時間:144分
ドラマ歴史ものロマンス小説の映画化
[アルキフジンノショウゾウ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-12)【Olias】さん
公開開始日(1997-01-25)


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監督ジェーン・カンピオン
キャストニコール・キッドマン(女優)イザベル・アーチャー
ジョン・マルコヴィッチ(男優)ギルバート・オズモンド
バーバラ・ハーシー(女優)マダム・セレナ・マール
メアリー=ルイーズ・パーカー(女優)ヘンリエッタ・スタックポール
マーティン・ドノヴァン〔男優〕(男優)ラルフ・タチェット
シェリー・ウィンタース(女優)タチェット夫人
リチャード・E・グラント(男優)ウォーバートン卿
シェリー・デュヴァル(女優)ジェミニ伯爵夫人
クリスチャン・ベール(男優)エドワード・ロジェ
ヴィゴ・モーテンセン(男優)キャスパー・グッドウッド
ジョン・ギールグッド(男優)タチェット氏
ロジャー・アシュトン=グリフィス(男優)
田中敦子〔声優〕イザベル・アーチャー(日本語吹替)
松橋登ギルバート・オズモンド(日本語吹替)
弥永和子マダム・セレナ・マール(日本語吹替)
佐藤しのぶ【声優】ヘンリエッタ・スタックポール(日本語吹替)
牛山茂ラルフ・タチェット(日本語吹替)
田中正彦キャスパー・グッドウッド(日本語吹替)
藤本譲タチェット氏(日本語吹替)
原作ヘンリー・ジェイムズ
脚本ローラ・ジョーンズ
音楽ヴォイチェフ・キラール
撮影スチュアート・ドライバーグ
配給フランス映画社
美術ジャネット・パターソン[衣装](プロダクション・デザイン)
マーティン・チャイルズ
衣装ジャネット・パターソン[衣装]
録音ピーター・グロソップ[録音]
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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1.《ネタバレ》 いや~、これは見ごたえがありましたね。
ただ、ヒロインのイザベルには、あまり魅力を感じません。もっとも、「若くて愚かな女性」の物語なので、それで正解なのでしょう。彼女は伯父の遺産相続後フィレンツェに渡り、オズモンドと出会って惹かれるわけですが、どこがよかったのか今ひとつよくわかりません。芸術家肌の彼が、自由人であるように思えたのかな?
このあたりまではまあ普通なのですが、二人が結婚し、以前イザベルに求婚したウォーバートン卿と、オズモンドの娘パンジーが出会うあたりから、俄然面白くなってきます。イザベル夫妻とウォーバートン、さらにはパンジーと彼女に恋するロジエのそれぞれの思惑が交錯し、微妙な人間関係・心理の綾が描かれて行きます。ここでイザベルはあちらこちらから板挟みになり、かなり苦しい立場に追い込まれます。ヒロインが共感を呼ぶような人物ならば、ここは見ているこちらも心苦しくなってきますが、なにしろ魅力のない人物ですから、感情移入することなく客観的に見ることができます。そうなってみると、この人たちの関係はかなり面白い。ローマにやって来ているイザベルの従兄弟ラルフも、いいアクセントになっています。このパートは本当にすばらしい。
やがて帰郷したラルフ危篤の報を受けたイザベルはイギリスに渡り、最後に二人の心は通い合うわけですが、ここで重要だと思われるのは、過去のラルフの行動。イザベルが遺産を相続したのはラルフが父親に進言したのだということを、彼女はすでに示唆されています。遺産相続の結果彼女は金目当てのオズモンドに引っかかり、不幸な結婚をするわけですから、元を質せばラルフが原因と考えられます。しかしそれでも彼に対する思いは変わらなかったわけですから、これは間接的にせよ自らの現状を認め、肯定したことになるのでは。となると、曖昧な終わり方をしていますが、やはりあのあとイザベルはローマに戻るのでしょう。もちろんそこには、暖かい団欒は待っているわけではありません。しかしイザベル自身には、少しは変化が起こっているのではないかと思います。 アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-10-25 11:22:19)

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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 3.84点
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113.23% line
2825.81% line
3516.13% line
4619.35% line
5516.13% line
6516.13% line
700.00% line
813.23% line
900.00% line
1000.00% line

【アカデミー賞 情報】

1996年 69回
助演女優賞バーバラ・ハーシー候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞ジャネット・パターソン[衣装]候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1996年 54回
助演女優賞バーバラ・ハーシー候補(ノミネート) 

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