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マイ・ネーム・イズ・ジョー

My Name Is Joe
1998年【英・スペイン・仏・伊・独】 上映時間:104分
ドラマロマンス
[マイネームイズジョー]
新規登録(2005-05-10)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2010-08-27)【S&S】さん


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監督ケン・ローチ
キャストピーター・ミュラン(男優)ジョー
ゲイリー・ルイス〔1958年生〕(男優)シャンクス
デヴィッド・ヘイマン[男優](男優)
脚本ポール・ラヴァティ
音楽ジョージ・フェントン
撮影バリー・アクロイド
配給シネカノン
あらすじ
ジョーは37歳、独身、失業中で仕事もなければ金もない。だがアルコール依存症を克服し、街のサッカーチームの監督をしていることを誇りに楽しく暮らしている。そんなある日、ジョーは健康管理センター職員のセーラという女性と出会う。友人の後押しもありジョーは彼女と付き合い始めるが、チームの選手が問題を起こし・・・。 グラスゴーを舞台に厳しい社会を生きる中年男の日常を描いたドラマ。

ミスター・グレイ】さん(2007-05-28)
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【クチコミ・感想】

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8.ローチ作品は、見終わった後、いつも言葉が見つからない。「今」に至るには複雑な人間の感情の課程があり、その「今」がどんな状況であっても、本人にとっての今は人生最大の一大事なのである。ヒーローもプリンセスもいない、この平凡な世界の報われない優しさや伝わらない愛は、なんと美しく切ないのだろうか。 Leannán-Sídheさん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-22 18:33:46)(良:2票)

7.見終わった後、胸がジーンとなる。ああ、愛する人と平凡につつましく生きていけることの貴重さよ。「オレにはジョーという名前しかない」のセリフが突き刺さる。本当は、ジョーにはよき仲間がいるし、アル中から努力して足を洗ったのは未来を信じているからに他ならない。でも、その仲間のためにしたことで、また堕ちてゆく切なさ。セーラに理解されない辛さ。セーラもあそこまで激昂しなくても良いのに・・・、と観客としては思ってしまう。ラストショットに希望が見出せるのが救い。ホント、人生の大切なものを教えられる映画です。 すねこすりさん [ビデオ(字幕)] 9点(2009-10-07 16:36:17)(良:1票)

6.人間は完璧じゃなくて弱くて、その上、状況が悪い時もあって様々な問題を抱えていることもしょっちゅうある。でもそんな弱さと同時に愛する人のためなら力強くもあって、皆で肩寄せ合って、小さくても幸せだとか楽しみだとかを見つけて懸命に生きている。そんな人間が瑞々しくパワフルに、時にユーモアを交えながら温かくも鋭い目線で描かれている。「第三の男」のようにすれ違わなかった二人に一筋の光を感じホッとする。・・・それにしてもローチの作品はどうしてこういつも胸に響くのだろう。観ていて心臓の鼓動が早くなるのが分かるぐらいだ。特に本作は心臓を鷲掴みされたみたいで寿命が縮まった思いすらする(もちろんパワーももらっている)。だからローチには私のような人々から奪ったその生気を得て、これからも精力的に映画を撮り続けて欲しい。 ミスター・グレイさん [ビデオ(字幕)] 10点(2007-05-28 18:29:05)(良:1票)

5.誠実に生きたい。立派じゃないし、ちょっと貧乏だけど、掌中の小さな幸せを糧に心豊かに過ごしたい。でも、悲劇って容赦ない。うまくいかない。上手に立ち回れずに、誰かが傷つき、誰かを傷つけ、大事なものが褪せていくし、消えてもいく。緩やかな毎日は、小さな満足と悲しい後悔の繰り返し。だけど、人生って、やっぱり、言葉にできない、醜く美しく、大事な何かだ。何と愛しいのか。 aksweetさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-09-04 07:23:46)(良:1票)

4.冒頭の5分から既にまったく肌に合わなかった。
これは相性が悪いというほかない。
音楽も好きになれないし、映像も凡庸、ストーリーも全く興味が湧かず・・・ にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 1点(2009-08-10 02:05:29)

3.《ネタバレ》 前半、若くもない男女が次第に親密になっていくあたりの丁寧な進行。壁紙、70年代ポップスの歌手あてゲーム、セーラの仕事場に行ったとき「ああ、ジョー?」と受付の女性にももう知られていることが分かる、なんて。で、ボーリングを経て、恋人を殴った過去を告白するまでに。いっぽう甥リアム周辺に不吉の影が立ち込め出し、ここらへんからドラマが動き出す。運び屋の仕事を引き受けてしまい、それがばれたときのセーラのせりふ「あたしを殴るの」がむごい。どこかエモーションは、仁侠映画に近いのではないか。主人公の回りをうろちょろするリアムみたいのって仁侠映画にもいるでしょ、殺され役。そして主人公の情感の爆発。ジョーがボスを殴るのは、健さんがドスを抜いたようなもんだ。リアムはジョーの分身でもあり、家庭を持てたジョーでもある。だからリアムが死んでジョーが再生し、ジョーの家庭がおそらく生まれるであろうラストになるわけ。主人公が殺されたり牢屋に入ったりしてこの社会から降りるという安易なラストにならない。地獄でも極楽でもないこの世界に踏みとどまる。いや、極楽ではないが地獄でもない、という順番かな。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2008-11-09 12:15:30)

2.《ネタバレ》 ろくでもないスラムから抜け出したくても抜け出せない哀しいロクデナシたちの物語です。もう後半のジョーがブチ切れてからの展開は目を背けたくなるようなものでした。断酒した筈のジョーが酒を飲みながら仲間を淡々と罵るシーンの恐ろしさが非常に印象に残りました。(ピーター・ミュランの熱演が光ります。)
TMさん [映画館(字幕)] 7点(2007-02-04 15:37:56)

1.切ない、切ないなあ。日本に住んでると「階級なんてどーだって良いじゃん」とか思うけれど、階級が違うと生きてきた環境も違うし、そうすると物事の考え方にも違いが出て、たとえ愛する相手の、自分の為の行為であっても許し難い・・・世の中にはまだまだ色んな壁やら川やらが、あるんだよねえ。 ぐるぐるさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-12 18:17:49)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 7.62点
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1112.50% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
500.00% line
600.00% line
7112.50% line
8225.00% line
9337.50% line
10112.50% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review2人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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