みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
14.人は明日も今日と同じ日が来るであろうという前提で生きている。この世の終わりはいつか来るのかもしれませんが、自分が生きている間はたぶん来ないでしょう。でも、自分はいつか死ぬ。自分が死ねばこの世は終わりとも言えるわけで、これは余命十数日を宣告された人々の物語とも言えます。さてそのタイムリミットに向かって人はどう行動するのか?各々の価値観や死生観、生き方が問われるのでしょう。劇的なドラマや物語はありませんが、それが返ってリアリティーがあり、「この世の終わり」への想像力を喚起させられる作品でした。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-09-25 02:51:47)(良:1票) 13.《ネタバレ》 地味ですが、なんというか妙にリアリティが感じられました。どこにも逃げようのない最後の時に、終末を描く映画によくある暴動やパニックが人間の主流であるか…おそらくはもっと静かにとても平常なのかもしれない。そういう「意外にそうかも」な雰囲気がとても良いです。「もう仕事行かない」な人もいっぱいいるでしょうが、おそらくは終末だからこそ自分の仕事の意義に目覚め直し、世の人々のために、あるいは自分の存在意義のために働き続ける人も、きっといるだろうな…という部分が極々普通に描かれています。飛行機、テレビ放送、警察…。クソまじめ警察が誰のためにもならない正義を行って人の大切な時間を奪ってしまう場面や、最後のテレビ放送のキャスターの言葉が印象的でした。浜辺のシーンはとても良かったなぁ! 地球が終わることを告げるラジオ放送で始まったあと、軽くブラックにクスリと笑えるノリでリードしながら、じわじわと人生の時間と質を考えさせてくれる映画でした。ラストも好きですし、バート・バカラックの曲もじ~ん。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 8点(2013-09-12 22:27:18)(良:1票) 12.こういったロマンチックな感じで地球最後の日を迎えられるのでしたら 一度は味わってみたいものです スティーブ・カレルはコメディアンだったと思うのですが、 ロマンスもイケるのですね ただしこれはSFではありません、老婆心から申し上げます 【ぐりこ】さん [インターネット(字幕)] 9点(2023-11-04 14:50:10) 11.《ネタバレ》 地球が最後を迎える時に、いったい誰と過ごすのか。 妻に逃げられた男は、かつての最愛の恋人と、そしてどうでもいい彼氏と別れた女は、最愛の家族と過ごすチャンスがあった。 でも、結局二人は出会ったばかりの隣人を選んじゃうんだよね。 最後の瞬間に、自分じゃない誰かの幸せを願える人だってわかったから。 それが愛かどうかは疑問符がつくけど、少なくとも穏やかな気持ちでその瞬間を迎えられるかもしれない。 滅亡へのカウントダウンもそれほど忙しない感じがなく、静かにその瞬間が来るのもなかなか上手い演出。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-09-25 14:34:45) 10.《ネタバレ》 地球最後の数日間を描く静かなるSF。 小惑星が地球に接近し衝突する派手な描写も、最後の時が近づき混乱する世の中の様子を描くでもない。 その時が来るのを待つしかない淡々とした人間模様。スタンリー・クレイマーの「渚にて」を思い出す作品です。 自暴自棄になり暴動を起こす者もいるかもしれない。 今までやりたくても出来なかったことを最後にやってみたいと思う者もいるかもしれない。 でも、案外大切な人といつも通り過ごしその時を迎えるのかもしれないな。 長らく連絡を取り合わず疎遠になっている父親がいるならば最後に父の元を訪れて和解し、 一緒に酒でも酌み交わすのかもしれないな。 スティーヴ・カレルとキーラ・ナイトレイ。2人が出会い、クルマで旅に出てからは、 結構普通のロードムービーでありラブコメ。終末SFであるのを忘れそうになってしまうのですが、 キーラ・ナイトレイの魅力が出まくっていて、いい女優さんだと再認識。 疎遠になっていた父を演じたのはマーティン・シーン。終盤に来ての彼の登場は作品を引き締めます。 写真、手紙、ハーモニカ、レコード・・・。1つ1つの小道具が効いています。 自宅に戻り、TVをつける。最後のニュース放送が終わる。そして最後にかけたレコード。 流れてきた曲はウォーカー・ブラザーズの名曲「太陽はもう輝かない」。見事な選曲。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-09-06 21:25:28) 9.全く違った話を期待していたので少々しんどかったが、ふと我に返る映画。 【マンデーサイレンス】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-05-17 22:29:32) 8.肝心の2人に世界の終焉という前提がもたらす空気感が感じられず、単なるロードムービーにしか見えません。かといって人間関係の変化の部分に何か突っ込んだものや目新しいものがあるわけでもなく、結局全部が中途半端。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-09-23 02:23:20) 7.《ネタバレ》 小惑星の地球への衝突が防ぎきれないものとなり、地球滅亡まで残り3週間となった時、いったいどんな事が起こるのか。こういったシチュエーションでは否応なく人間存在の本質が浮かび上がるので、終末ものは好きなジャンルのひとつだ。本作では、迫りくる小惑星の描写もなければ、大統領の演説もなく、あくまで主人公の身の回りに起こる出来事を追っているところに面白さがあった。滅亡が迫っていても「健康」や「道徳」といった価値を失わない人もいれば、全てを捨てて享楽に身を任せる人もいる。終末が迫っているのに、何の疑問もなく来週も来ようとするハウスキーパーや、こんな時に交通違反を取り締まる警官には笑ってしまうが、実際はこんなものなのかもしれないと思わせるのが本作のユニークさだろう。 暴動のシーンはあるものの、全体的にパニック描写は控えめであり、特に後半は本当に滅亡が迫っているのかわからなくなるほど、穏やかなトーンで物語が進んでいく。悲壮感もないが、もちろんハッピーエンドでもない。不思議なラブストーリー。 【田吾作】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-09-22 14:21:07) 6.人類すべてが死を覚悟するという異様な局面で、こんな人たちも中にはいるだろうが、映画としては退屈極まりない。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-09-14 22:34:43) 5.《ネタバレ》 地味な男と奔放な女の終末をめぐる物語。素直に最後の最後で愛すべき人と出会えてよかったねと思った。 【lalala】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-06-11 00:09:44) 4.《ネタバレ》 「もしブルース・ウィリスが『アルマゲドン』で小惑星の爆破に失敗したら、人類は残された時間をどうやって過ごすだろうか?」という妄想を映像化しました、って感じでしょうか。世界の情勢はほとんど判らず、主人公のカップルの周りで起こっている出来事だけで人類の滅亡を見せるとは、ラース・フォン・トリアーの『メランコリア』への返歌という意味合いもあるのかもしれません。私は『メランコリア』は未見ですけど、あくまでファンタジーだと判っていても本作で名もない庶民たちが見せる様々なリアクションは微笑ましくも有りまたリアルです。来週も来る気でいるハウスキーパーのおばさんやスピード違反の取り締まりに一生懸命な警官って、人間は恐怖から逃れるために無意識にルーティーン・ワークに没頭したがるものだという本質を突いていますね。 スティーヴ・カレルとキーラ・ナイトレイという意表を突いたようなキャスティングも良かったですね。二人とも良い演技でしたし、奇しくもそれぞれ別の作品で今年のオスカー演技賞にノミネートされたのも当然の結果かもしれません。ラストにバート・バカラックの『ディス・ガイ』を流してくれるところなんか、思わず涙がこぼれそうでした。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-03-30 23:43:01) 3.ストーリーがただただつまらない。 地球が滅亡するというストーリー自体もう手垢の付いたような設定だ。今更それを観客に見せるということは既にハードルをだいぶ上げる行為に違いない。そこで如何に観客を驚かせる事が出来るか、もしくは独自色を打ち出せるかがポイントになるだろう。 しかし、この映画においては予想を上回るような展開も無く、すべてが予定調和。誰でも思い付けるような脚本と、リアリティのない映像。シリアスにしたいのか、コメディにしたいのかも謎で中途半端すぎる内容だ。登場人物にもあまり魅力を感じられないし、何処に面白さを見出だせばいいのか私にはわかりませんでした。 【ヴレア】さん [DVD(吹替)] 2点(2014-07-14 19:12:40) 2.《ネタバレ》 小惑星が突入してくることが分かり、人類滅亡を3週間後に控えた地球。絶望的な世界で、静かに死を迎えようとする人、享楽的な馬鹿騒ぎに浮かれる人、自暴自棄から暴動を起こす人たち…。そんななか、妻に去られた冴えない男ドッジは天真爛漫で常に前向きな女性ペニーと出会う。迫りくる暴動から命からがら逃げ出した二人は、それぞれの目的のために捨てられたプードルと一緒に旅に出ることに。ドッジは昔の最愛の恋人へと再会するため、ペニーは大事な家族の元へと帰るため。最初はぎこちなかった彼らだったが、世界の終末で共に様々な出来事を経験するうちに、いつしか二人の仲は縮まってゆく。特異な状況下で描かれる、ストーリー自体はいたってシンプルなロードムービー。世界の終末を描きながら、この最後まで徹底的に軽~い明る~い雰囲気を貫き通したセンスは新しいと感じました。徹底的に暗~い重た~い鬱的アプローチで同じテーマを描いた、ラースフォントリアーの「メランコリア」躁バージョンといった感じですね。この2本を続けて観ればちょうどいい精神状態が保てると思います(笑)。人類滅亡が間近に迫っているのに普段通り仕事をするメイドや、「俺は必ず生き延びてやるぜ」と仲間と共に地下室へと立てこもるペニーの元カレ、そして悲劇であるのに悲愴感を微塵も感じさせない美しいラストなど、物語を彩る多彩なエピソードの数々も印象に残りました。後半から世界の終末という設定が巧く機能していないような気もするけど、それでも斬新な設定を瑞々しいセンスで描き出した、将来性を感じさせる監督のデビュー作。うん、なかなか良かったっす! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-01-11 11:01:48) 1.スティーブ・カレルだと妙な期待、そう!笑えるところを探してしまうので、難しいです。終焉の類をたくさんご覧になっている方にはとても物足りない何か、そう!荒涼さも足りません。取っ掛かりはよかったように思うのですが、、、監督インタビューでは「最悪なタイミングの出会い」を描きたかったらしいですね、はい。邦題にはSeeking a Friend の部分が省略されていたので、邦題詐欺にあったようなものかもしれません。。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-06-25 13:11:52)
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