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ELI イーライ

Eli
2019年【米】 上映時間:98分
ホラーサスペンスオカルト映画配信もの
[イーライ]
新規登録(2021-11-28)【かたゆき】さん
タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん


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キャストマックス・マーティーニ(男優)
リリ・テイラー(女優)
ケリー・ライリー(女優)
志村知幸(日本語吹き替え版)
寺内よりえ(日本語吹き替え版)
配給ネットフリックス
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 彼の名は、イーライ。数年前に発症した極度の免疫疾患により、少しでも外気に接すると瞬く間に皮膚が爛れてしまうという難病に侵された11歳の少年だ。なので、普段の生活は完全に外部と遮断されたテント内のみ、外出する時も完璧に防備された防護服を着なければならなかった。悲嘆に暮れた彼の両親は、様々な専門家を当たってみるものの有効な治療法を見出せぬまま時間だけが過ぎていった。そんな中、両親はこれこそ本物かもしれないと思しき専門医に行き当たる――。アメリカ郊外にひっそりと佇むその医師の治療施設は、外部との接触を一切絶った一軒の洋館だった。しかもそこは最新鋭の設備によって外気から完全に隔離され、この中であればイーライも普通の少年のように自由に生活することが出来るという。久しぶりの普通の生活に嬉しくなったイーライは、治療に専念するため、その洋館に両親とともに泊まり込むことに。だが、一日二日と過ぎてゆくごとに、彼はこの洋館に言い知れぬ違和感を感じ始める。何処からか自分を見つめる視線、いつに間にか壁に書かれていた謎のメッセージ、そして屋敷の外をうろつく怪しげな少女……。果たしてこの施設に隠された秘密とは?という極めてオーソドックスな設定のゴシック・ホラーなのですが、本作のミソは主人公の少年が外部との接触が一切無理という難病に侵されているという点。おかげでこの洋館から逃げ出せないという密室設定を無理なく作り出せている。そこで次々と巻き起こる怪異現象もまぁかなりベタではありましたけれど、それなりに怖くて一定の水準には達していたと思います。知らない洋館で夜を過ごすというのはやはり本能的な怖さを搔き立てるものがありますね。そこで繰り広げられる主人公の治療も禍々しくて大変グッド。特に、イーライの頭に電動ドリルを突っ込むシーンは思わず目を逸らせちゃいましたわ。このシーンを含め、何だか全体的に楳図かずおテイストを感じたのは自分だけでしょうか。そして、最後に明かされる驚愕の真相にもまんまと騙されてしまいました。なるほど、このどんでん返しは予想できませんでしたわ。監督はこの善悪の逆転劇を見せたかったのですね。とは言え、100%納得できたかというと全くそんなことはありませんでしたけど。納得度で言えば正直、25%くらいですかね。残りの75%は「んなアホなぁ」でした(笑)。と、オチがちょっと(かなり?)残念な作品でしたけれど、正統派ゴシック・ホラーとしてはぼちぼち楽しめると思います。 かたゆきさん [インターネット(字幕)] 6点(2021-11-29 06:01:17)(良:1票)

2.《ネタバレ》 Netflixで長らく気にはなってはいたけど、この度やっと鑑賞。
一番の衝撃シーンは少年の後頭部にドリルで穴を開けるシーンだが、少年が見る謎の幽霊とアレルギー治療に一体何の関係が?と思ったらぶっ飛びの展開が待っていた。
この展開はさすがに予測不能だ。納得感も何もあったものではないが、最後は勢いで押し切られたと言う感じかな?
それなりに見応えはあったので6点は献上します。 ぴのづかさん [インターネット(吹替)] 6点(2023-09-04 14:34:00)

1.《ネタバレ》  「おかしいのは周りじゃなく、主人公の方だった」という、実にありがちな御話なのですが……
 意外や意外、中々面白かったです。

 この手の「実は主人公が異常者だった」オチの場合、大抵は「超常現象かと思わせて、実は精神の病だった」ってなりがちなんですが、本作は逆なんですよね。
 「現実的な病気かと思わせて、実は悪魔の子だった」という形であり、これには吃驚。
 息子に対し、盲目的な愛情を注ぐ母親と、どこか距離がある父親という対比が、程好い伏線となっているのも良かったです。

 後は、やっぱり主人公が幼い子供っていうのも大きいんでしょうね。
 多分、これが高校生くらいの年頃だったとしても「ありがち」って印象になってたと思うし、自分にとって「子供は純真無垢」「子供は善」「子供は被害者」っていうイメージは、やっぱり根強いんだなと、再確認させられた形。
 「オーメン」(1976年)を父親ではなく、子供側の目線で描いた物語と解釈する事も出来そうです。

 「人々が逆さ十字のまま宙に浮かび、回転する場面」とか「イーライの足跡が炎になる場面」とか、視覚的に「この子は悪魔だ」と納得させるだけの描写が、しっかり備わっていた辺りも嬉しい。
 悪魔の手先となって主人公を惑わす存在が、可愛らしい少女っていうのも(そう来たか!)っていう意外性と(美少年のイーライの姉妹なんだから、良く考えたら当たり前か)って思える説得力があって、良かったですね。
 自分の場合(多分、この子が幽霊で、イーライは超能力者か何かだろうな)とボンヤリ予想していただけに「二人とも悪魔でした」ってオチには、素直に脱帽させられました。

 ただ、二人の正体が明かされた後の終わり方に関しては……ちょっと微妙でしたね。
 母親生存エンドとなったのは「観客が感情移入出来る存在を、最後まで生かしておく」という配慮があったんでしょうけど、どうも中途半端になってしまった気がします。
 コレは、自分が男だからそう思うのかも知れませんが、母親だけ生き延びて父親はアッサリ殺されて終わりっていうのが、何かスッキリしないんですよね。
 せめて父親は傷を負いながらも生き延びるとか、イーライはイーライで「パパはパパなりにボクを愛してくれてたから、どうしても殺せない」って、命だけは奪えずに見逃すとか、そういう展開でも良かった気がします。
 それなら「人間は我が子が悪魔というだけで殺そうとするが、悪魔は父親が人間でも殺したりはしない」という対比が際立って、より自分好みな映画になってたかも知れません。 ゆきさん [インターネット(吹替)] 6点(2023-07-13 02:36:21)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.00点
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