みんなのシネマレビュー

シベリアの理髪師

Barber Of Siberia
(Barbier Siberie)
1999年【仏・露・伊・チェコ】 上映時間:162分
ドラマラブストーリーロマンス
[シベリアノリハツシ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-09-15)【Olias】さん
公開開始日(2000-09-30)


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監督ニキータ・ミハルコフ
キャストジュリア・オーモンド(女優)
オレグ・メンシコフ(男優)
リチャード・ハリス〔男優・1930年生〕(男優)
アレクセイ・ペトレンコ(男優)
ダニエル・オルブリフスキー(男優)
ニキータ・ミハルコフ(男優)
脚本ニキータ・ミハルコフ
配給日本ヘラルド
字幕翻訳戸田奈津子
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【クチコミ・感想】

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13.《ネタバレ》 素晴らしい作品!

ロシアの粗野な熊のような連中の国からチェーホフが生まれたのも
納得できる、そんなロシアの巨匠ミハルコフの作品。

話は、タイトルのシベリアの理髪師といわれるような、あの地の木々をどんどん
伐採していく機械の開発資金を調達すべく、アメリカの女性がロシアの将軍に近づこうと
したことが発端である。
その列車の中、ロシアの士官と音楽を通じた交流をしてしまう、その女性。
そこで、青年士官は、すっかり恋の虜になる。
しかし将軍との三角関係で、嫉妬のあまり、青年は皇帝の列席する芝居で
大失態をしてしまい、シベリア極寒の地に送られてしまう。
その女性は、罪の意識と、純粋な青年に愛を感じ、その青年を追いかける。
しかし、もう青年は結婚しており、愛にやぶれる、その女性は、ある秘密を胸に生きる、という話である。

その秘密とは、
音楽(芸術)は、国境を超えるということである。
あの列車での思い出を胸に彼女は生きるのである。
政治姿勢の厳しいロシアの国で、ミハルコフのギリギリの発言だろう。
(あのマスクの兵士が彼との息子であったという考えもできる)

映画の演出モンタージュの生まれた国らしく、
核心のラストの部分は、この演出がすさまじくキレル。

文句なく10点! トントさん [ビデオ(字幕)] 10点(2021-01-11 21:38:30)

12.《ネタバレ》 ロシアの巨匠ミハルコフがモスクワからシベリアへ、壮大なスケールで描く帝政ロシア時代の士官候補生の若者とロシアを訪れたアメリカ人女性の悲しき愛のドラマ。

海外から訪れた異国人の目に映るロシア。やはりこの人の映画は綺麗ですね。随所に挿入されるユーモアあふれる人間描写、ロシアに生きる人々の力強い人間描写も素晴らしい。

このような描写は時代も何もかも全く異なりますが、ミハルコフの名作「黒い瞳」を思い出します。「黒い瞳」では物語の後半、男が女を探してロシアを訪れる。本作は女が男を探して再びロシアを訪れる。両作品とも異国の異性に人生を変えられたロシア人の運命を描いたドラマでもありますが、特に本作はミハルコフの祖国を愛する強い思いと共に他国に対する複雑な思いを垣間見たような気がしました。

士官候補生を演じたオレグ・メンシコフの素晴らしい演技も強く印象に残ります。 とらやさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-08 23:28:57)

11.こんな下品な女、どこがいいんだろうと思いつつも、まあ蓼食う虫も好きずきか。しかし、ロシア軍って、こんなに素晴らしい軍隊だったのかな。歴史の本では、ずいぶんとお行儀の悪い軍隊だったと書かれているが、ちょっと美化しすぎじゃないか。それを終盤まで延々と見せられたんだから、もう退屈で退屈で。最期には恋愛映画っぽい展開もあったが、その描写に力が入っているようには見えない。オチも陳腐だし。やっぱ、ロシアのイメージアップがねらいの映画みたい。4点でも多かったかな。 駆けてゆく雲さん [地上波(字幕)] 4点(2007-03-21 17:38:22)

10.「これぞ映画だ!」と言わんばかりのボリューム感に圧倒された。緻密で美しい映像、スケールの大きさ、筋の面白さ。とりわけ護送列車のシーンには胸が熱くなった。 丹羽飄逸さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-01-02 16:37:03)

9.終始退屈ムードの漂う映画。金はかけてますが話はつまらない。
ただ後半にかけて切なさが増す。でもそれだけ。 とまさん [地上波(字幕)] 4点(2006-04-02 23:14:17)

8.《ネタバレ》 前半はとにかく長すぎ、関係ない話が多すぎ。その割に、肝心の2人の愛情醸成場面はかなり適当。これだけだったら駄目作品だったのだが、主人公の拘留から連行場面がもたらす迫力、そしてシベリアでの訪問場面でのじっと息をひそめるような重苦しさの演出はなかなかで、一気に印象的な作品となった。 Oliasさん [地上波(字幕)] 6点(2006-02-06 04:29:33)

7.《ネタバレ》 最初の1時間くらいは「お?面白くなりそう」と思っていたのですが、どんどんつまらなくなった。このストーリーで、ここまで長い必要があるかなぁ?と思いました。
かなり期待して見たので残念。 ぷー太。さん 3点(2004-05-09 22:15:57)

6.《ネタバレ》 前半あんなに無邪気で純粋だったトルストイの表情が、後半には哀しくて、大人びたものにがらりと変わってしまった。そのギャップが大きいだけにより切なくなる。演技途中で舞台から上官に攻撃してしまう場面、それと駅での別れの場面に泣きました。オレグ最高。 こちさん 10点(2004-03-15 22:20:13)

5.《ネタバレ》 若き将校と麗しき未亡人(に扮した女性)による純愛劇が、ロシアの美しい雪上風景と溶け合い、作品をより優しく、きらびやかに彩っています。歳を重ねた女性が、軍隊に入隊した息子への「告白」をつづった想い出話ですが、父親との出会いから別れまでの喜びと切ないラブストーリーは、私の心にゆっくりと染み渡りました・・・。悲恋ですが、見終わった後、ホッとするような暖かさが残る、そんな作品です。 sirou92さん 8点(2004-01-04 02:33:09)

4.長い!長すぎる!で、あまりにもスト-リ-の先が読みやすい。キャラクタ-もみんな単純すぎる。主人公が、利己的すぎて、周りの人間に迷惑かけすぎて共感できない。コメディにしたいのか、壮大な人間ドラマにしたいのか、はっきりしろ!(コメディにしては笑えないが・・・)感傷に走りすぎ!以上。 ケンさん 3点(2002-07-11 17:09:31)

3.ロシアの自然・文化・士官候補生同志の友情・彼らを温かく見守る教官一途な純愛・それらがしばらく心から離れない。ロシア人気質は理解し難いが、そんなロシアの男トルストイに私は魅了されてしまった。 コマルさん 10点(2002-02-06 15:10:10)

2.壮大なスケールでロシアの良き時代の映画。切ないですが(不覚にも大泣きしました)映画とはこういうもんだと私は思います(^○^) ひよこさん 9点(2000-10-19 11:02:55)

1.19世紀の帝政ロシアの時代、青年士官と年上のアメリカ人女性とのはかない恋を描いたもの。一見、堅苦しそうで長尺ということもあって敬遠されそうだが、冒頭から実にコミカルかつユーモラスな話の流れについつい引き込まれ、ニキータ・ミハルコフ監督の演出は快調そのもの。さまざまなエピソードの積み重ねも手堅く、スケール豊かにそして情感たっぷりとまとめあげられていく。さらに主人公2人と脇を固める登場人物たちが、それぞれ魅力たっぷりに描きわけられていく。ただ終盤ばたばたと急ぎ足みたいな展開で、主人公の2人の心の機微がいまひとつ伝わってこなかったのが惜しい。 ドラえもんさん 8点(2000-10-08 17:09:13)

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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 7.00点
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3215.38% line
4215.38% line
500.00% line
617.69% line
717.69% line
8215.38% line
9215.38% line
10323.08% line

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