みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
67.ヒトラーの最期の12日間についてはどんな心境で追い詰められていったかよくわかるドキュメントタッチだが。 所詮は歴史的大犯罪者、人種差別者。同情の余地はあまりにも無い。 そういった意味でみると面白くもなんともない。 ただ、自国ドイツが描くヒトラー自伝は常に批判と隣り合わせだったことが予想されるがよく描き切ったように見える。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-06-10 20:49:37) 66.冒頭のヒトラーの人柄の良さと、追い込まれてからの気がおかしくなったのか?と思えるほどにクズ化していく描写のバランスが、実に見事だったと思います。若い世代ほど理想に殉じて自決したり徹底抗戦して自身の命を軽んじてしまう様は、日本もドイツも変わりないなあと思いました。 【もんでんどん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-30 14:30:23) 65.映画としての面白さを求めてはいけない、ドキュメンタリー的に見るべき作品かもしれない。 戦争映画として十分な悲惨さを表現できていることと、事実としての忠実さについてドイツ内で一定の評価をされているという点で、信頼できるし教養のために見ておくべき映画だと思います。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-12 23:36:52) 64.臨場感たっぷりで、TVドキュメンタリーの上質な再現ドラマという感じ。 ヒトラーの人間性描写は結構だが、古今東西、多くの犯罪者や独裁者が親族・知人など一定の人々に好人物であることはよくある話。その点は想定内で、新味はない。 現代におけるタテ社会の、服務規律とともに悲哀を痛感する内容でもあるが、良くも悪くも上司の指示に従うのが宮仕えの辛いところ。それゆえ上層部の責任は大きい。 本作で不自然な点は“人間ヒトラー”をこまごま描きながら、最後の“死”を明確に描かなかったこと。頭を撃ち抜かれる兵士、SSによる市民銃殺、さらに病院での拳銃自殺など、冷徹に幾多の死を描写しているが、ヒトラー夫妻やゲッベルス夫妻の“人間としての死”に関してはなぜか直接表現していない。「史実に基づいて正確を期すため曖昧にした」という変なロジックを感じる。これではまるで「晒し者になるのはいやだ。遺体を焼却しろ」と命じたヒトラーの意を酌んだかのようだ。“劇映画”ならば一瞬のワンカットなりフラッシュバックを挿入してもいいだろう。決して露悪趣味で述べるのではない。 ナチズム賛美の映画でないことは重々承知しているからこそ、「優しい・家族思いの彼ら」から「彼らの死」に至る演出の、調和がとれていないことを指摘しておきたい。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-09-04 14:58:38) 63.ドイツ人将校の登場人物が多くて、名前がたくさん出てくるがよくわからない場面もあり。秘書の語りがあるとはいえ、映画の中の秘書の存在は薄く、いまいち。しかし傍若無人で怒りっ放しのヒトラーに、飲んだくれる将校。どうしようもなかったんだろうな。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-08-08 00:45:15) 62.あまり面白いと感じられなかった。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 4点(2014-09-12 00:45:26) 61.素晴らしい 【pillows】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-04-02 17:43:26) 60.ブルーノ・ガンツの熱演といい、ナチ高官に激似の役者さんたちといい、崩壊してゆく大都市ベルリンの姿といい、この当時の再現力が凄い。自国の負の歴史を顧みるにあたってもきっちりと正確な仕事をするドイツ人気質を見る思い。際立って自虐に走るでなく、抗弁するわけでもなく、“史実”を淡々と描く。追い詰められる総統ヒトラーの精神崩壊ぶりが迫力ありすぎで150分間釘付けになった。ベルリンを襲う悪夢のような市街戦が凄まじく痛ましく、ドイツの人はこの映画をどう思って観るのだろう。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-05-30 00:05:43) 59.ヒトラーを総統と一個人の両方の面から赤裸々に描いているのは凄いし、演じているブルーノ・ガンツが本当のヒトラーと思ってしまうほど見事なできばえだと思う。 あの突然怒り狂ったように発せられる命令は、誰も逆らえないほどのすさまじさを持っている。またヒトラーを心底崇拝し運命をともにする忠誠心は何だろうかとも思う。 また戦争末期にベルリンを包囲したソ連軍は、映画以上に残忍だったらしい。ナチスだけが悪いように思われがちだが、最も悪いのは戦争そのものだろう。 映画の最後にトラウドゥル・ユンゲ自身が登場し、自分と同じ年の女性ゾフィー・ショルについて語っている。もちろん、この映画の後に見たのは「白バラの祈り」だった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-16 22:58:39) 58.長さは気になりません。最後まで、見れたと思います。どれほど、現実に即しているかは定かではありませんが、淡々と終焉を迎える上層部の様子が非常に面白かったです。 【doncdonk】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-14 12:49:37) 57.数年前に見ましたが、長さが気にならないくらい集中できました。でも後味が、というか、やっぱりどん、、、と落ちました、しばらく。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-06-09 16:50:44) 56.M&Aを繰り返しながら迫り来る外資系企業に 戦々恐々 第三帝国商事株式会社 CE0アドルフヒトラー、役員会議にて吠える!超絶ブラック企業 最後の12日間 【くまさん】さん [DVD(吹替)] 4点(2010-07-04 12:39:06) 55.人間というものを鋭く描いている作品だと思いました。 余談ですが、Youtube等の動画サイトに最後の作戦会議のシーンの字幕を変えているものが多数出回っています。 それを見てしまったがために、どうしても本作がコメディに見えてしまう… 【TINTIN】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-02-07 00:09:35) 54.物心ついた頃から滅多やたらに耳にする名前だけど、ストーリーの中で台詞付きで描かれたものを見るのは(パロディっぽい端役は除いて)たぶん初めて。初めてだけど、そういう意味での感慨は無かった。それは恐らく日常的にこの映画の中のようなシーンを目にしているからだ。この映画を見た率直な印象だけど、ヒトラーはある程度の規模の企業に時々見かけるオーナー社長でした。仕事に直接関係の無い人には優しいし、徳のある人物にも見える。ひとたび怒り出すと、論旨が変でも指摘できる人がいない。それはヒトラーだけじゃなく、周囲を取り巻く連中にも言える。本心から心酔しているタイプ。無条件に追従するタイプ。覚悟を決めて自分の意見を具申するタイプ。見切りを付けて逃げ出すタイプ。いや、企業のトップと取り巻きの関係にソックリですよ。しかも、概してヒトラーのようなタイプの社長がいる企業の方が経営的には成功していますね。求めるものが違っても、多人数を相手に組織を統べて行く方法論は似通ったものになるということか…。そういえば、傾いたら一気に崩壊という点でもソックリだ。今作はヒトラーの映画というよりは、総統府全体のお話で、ヒトラーの内面を克明に描いているという感じでもなかった。元秘書の女性の視点から見ているという構成らしいが、積極的に彼女の意見が聞こえる訳でもなく、淡々としていました。ユダヤ人虐殺に関しては何も触れられていないので、観る人によってはそのスルーぶりに怒りを覚えるでしょう。自分は、今さらヒトラーを非難することに意義を感じない人です。同じことを繰り返さなければそれで良い。だから、この映画も特に感じ入ることもなく、普通に歴史のビューポイントがひとつ増えたという感想です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-12-23 23:37:12) 53.第二次世界大戦末期、ベルリン墜落に至るヒトラー最後の時間を映像化した作品。 今作のタイトルからはヒトラー1人の生き様だけを描いたように連想されますが、 内容はヒトラーによって人生を破壊された被害者達を丁寧に描き、 戦争の無意味さと命の価値を問う素晴らしい内容でもありました。 その事を踏まえた上で、ヒトラーという狂気が、何百、何千万の死者を生み、 半世紀を超えても尚、哀しみを刻み続ける点にも重きを置いた価値ある作品だと思います。 同時に、この映画は、今一度改めて世界は狂気を知るべきだと提唱しているようにも感じました。 私自身はポーランドにあるアウシュビッツ、 チェコでは世界初のナチスによる絶滅収容所へ行き、心が凍る地を感じてきました。 そして、ドイツで出逢った20代のドイツ人青年の「過去を恥じる」と語った言葉から、 戦後60年以上経ち、ヒトラーによってどれだけ多くの人が苦しんだか胸が詰まった思い出があります。 この映画を見た後、ドイツ人青年のその時の何とも言えない寂しい表情を思い起こしました...。 1945年、第二次世界大戦末期のドイツを余す事無く繊細に描き切っているリアルな映像と、 すぐ目の前で息づかいが伝わって来るようなキャストの演技力にも驚かされます。 ワイツゼッカー元独大統領の言葉にもある「過去を思い起こす事が平和を作り出す」の意味を、この映画は見事になし得てもいます。 評価は文句無しの満点を付けさせて頂きます。 【sirou92】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-11-29 19:58:26) 52.予想に反してヒトラーの映画ではなく、第三帝国の最期を描いた映画だった。邦題に偽りありだ。とはいえ、俳優の熱演や市街戦の描写が色あせることはない。誰が加害者で誰が犠牲者なのかはともかくおいておいて、戦争が引き起こすダイナミズムが広範な個人に与える影響の大きさに、今更ながら驚かされる。 【センブリーヌ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-19 16:33:45) 51.自分が漬け物石の下敷きになった白菜のようになり、水分がぐいぐいと押し出されるような映画です。もちろんヒトラーは憎まれるべき存在ですが、一種の同情に似た哀しさも感じます。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-21 22:07:32) 50.とにかくブルーノ・ガンツをはじめとする俳優陣の演技力を賞賛。こういう重く暗い映画は好きではないのですが、観終わった後、思わず実際の登場人物たちの情報をネット調べてしまうほど、はまりました。 【カロ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-31 18:38:04) 49.ドイツ人の忠誠心というか生真面目さは、日本人に似たものを感じました。戦後ヒトラー批判の作品は多くあれど、人間ヒトラーを描く作品は初めて観ました。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-05-14 12:05:15) 48.ヒトラーを肯定するつもりは無いが、ドイツの視点である以上どうしても主観的に観てしまう。指導者は何を持って戦争に勝てないことを悟るのかが難しい。負けを認めたら、後は崩れてゆくだけ。戦中の日本にも投影して観てしまった。 【Ad】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-05-06 01:46:14)
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