みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.監督との相性が悪いので、興味はありつつ、あまり観る気はなかったのだが、本来観たかった映画の時間が合わなかったため、こちらを鑑賞した。 結論から書くと、観てよかったと思う。時間が立つのがあっという間だったし、それなりに楽しめたからだ。 「シン・ゴジラ」大好きだが、こっちはこっちでありだなと思う。大仰な台詞や、食傷気味の神木浜辺コンビなど文句を言いたくなる点が多いものの、観終わってみれば満足してる不思議な映画でした。 【おとばん】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-11-06 22:29:33) 4.すぐに見に行くほどファン度高めの皆様は高得点が多いですね。 夫も高得点でした。 私はゴジラというか巨大な何か好きなのでゴジラ露出が足りないのと吉岡さん&佐々木さん演技苦手が勝ってしまいました。 ただ山﨑ゴジラのビジュアルは好きでした。動きがもう少しスムーズだとなお良し。 【movie海馬】さん [映画館(邦画)] 4点(2023-11-05 00:20:00)(良:2票) 3.ゴジラ映画というジャンルと、個人的な人間ドラマとの、噛み合わなさ、ってのが元々あって、正直我々もその辺りは「言わない約束でしょ」ということで諦めてたフシがあるのですが。 ついに、そのどちらからも逃げずに、しっかりと噛み合わせてきた山崎貴監督。まずは、ありがとうと言いたいです。シン・ゴジラが完全にゴジラ映画を再構築してしまった後で、あるいはレジェンダリーピクチャーズがいかにも「CG大作」風のイメージを作り上げてしまった後で、それらのハードルをしっかりとクリアしつつ、この分野ではまだ誰も到達したことのないところまで、人間ドラマの領域に踏み込んでみせてくれました。『永遠の0』『アルキメデスの大戦』とも微妙な距離を保ちつつ。 そりゃ、正直言えば、見ながら「もっとセリフを絞ってくれたら!」とは思っちゃうんですけどね。 だけど、ゴジラと神木隆之介、絶対に成立しないと思われたダブル主演が、ここではどちらが折れることなく、その共演をちゃんと成立させている。国を護る、ということのヒロイズムと残酷さをも、両立させながら。 国を護ると言っても、それはもちろん、時の政府を護る、という意味では無くって(そういう意味での「国」に対しては佐々木蔵之介の口を通じ呪詛が並べ立てられる。ちょっとしゃべり過ぎか・・・)。神木隆之介演じる主人公には家庭があり、「妻」と「娘」がいるけれど、この3人には血縁も姻戚関係もない、いわば赤の他人の集まり。そういう仲間の集合体としての国を護りたい、護らねばならない、のだけど、実際に主人公を動かしているのは、かつて仲間を救えなかった罪の意識。自分は生きてていいのか、という後ろめたさ。ヒーローがヒーローとして死地に赴くのではない残酷さが、そこにはあります。マイナス1.0というタイトルのごとく、大戦を通じて負のエネルギーに支配されてしまったこの国、その呪縛から抜け出せるのかどうかが、呪縛を象徴するゴジラとの戦いを通じて描かれます。 戦後まもなくの、警察予備隊すらまだ無い頃。早くも始まった米ソ冷戦の兆しも物語に織り込み、戦後残されたわずかな軍艦(高雄、雪風…)や本土決戦用に温存された戦車でゴジラに立ち向かわざるを得ない、という設定が、作品のリアリティに繋がる以上に、悲壮感を感じさせます。さらに登場する、「あの」秘密兵器(隣の席で見ていた息子は、話の流れから「もしや登場か?」と予感してたらしく、覆いが外されるか外されないかのタイミングで早くもノケ反ってましたが)。 かつて仲間を救えず、ゴジラを見上げるしかなかった主人公は、ここではゴジラと肩を並べ、真っ向から立ち向かっていく。この場面、どこかの山間部みたいなところで、申し訳程度に散在するわずかな民家をゴジラが破壊してて、いかにも着ぐるみ撮影時代の「ゴジラあるある」なシーンになってますが、それも含め、味わいのある場面です。 佐藤直紀の音楽も魅力的ですが、ここぞという場面では定番の伊福部メロディが登場、特に例の「ゴジラ登場のモチーフ」はこれでもかとテンポが落とされて、ゴジラの威容とともに、見る者を圧倒します。 劇中、いくつか違和感を感じたような気もするけれど(銀座のシーンで突風の向きが逆になったような気がしたが、気のせい?あるいは理由あり? すみませんよくわからんかった)、忘れました。ははは。まあ、些細なことです。 【鱗歌】さん [映画館(邦画)] 9点(2023-11-04 08:24:34)(良:2票) 2.クレヨンしんちゃんの「おとな帝国」然り、これからのゴジラ映画の不幸はシン・ゴジラと比較されてしまう点にあると思います。 シンゴジが無ければ個人的には6点でした。VFXは本当にどれも素晴らしかった。ゴジラが怖くて気持ち悪い。一作目のリスペクトもあり、ラストの作戦もドキドキ冷や冷やさせられたのでそこだけ5点を献上します。 ただ不安視していた山崎流の猛烈な説明台詞と歯が浮くような演出はやはり健在。プランAがダメならBがある!(からのBの詳細すぎる説明)→あぁ、Bまでしっかりやるんだろうな、とか飛行機整備時のヒソヒソ話→まぁ…でしょうね、とか挙げ出したらキリがない。ラストの件も「んなアホな!」と笑ってしまいました。 ギャレス監督が本作をベタ褒めしてくれるCMが上映前に流れてましたが、ギャレゴジから拝借したシーンも相当ある様な…。 神木君は嫌いじゃないけど本作には合ってない感じがするな。あと、三丁目と被るキャラ設定はやめてくれませんかね。ギャグ(?)が全く笑えない等々。 でもよく考えればゴジラって本来こんなシリーズだったかな…そんなところで個人的には観るのは一度で充分です。一点、女の子が出てくるのですが演技が本当に見事でした。一瞬、この子は白組作のAI?と疑ってしまったほど。エライ時代になったものです。 【Kの紅茶】さん [映画館(邦画)] 5点(2023-11-04 01:06:29) 1.ゴジラの大ファン。 特に一作目は幾度も観直し、尊敬しています。 そんなファンの期待どおり、音楽音響ひびく中にゴジラは現れる。 もう至福のひと時です、最高やなぁ♪ 泳ぎ暴れるスピードすごく迫力満点。 複雑な動き切れ味よく、海面の水しぶきも美しい。 ごろんとした頭、自慢の背ビレも光って印象的。 こういうゴジラを見たかった。 お話しももしっかりしており、特撮物の弱点ストーリー、今回は素晴らしかったと拍手。 人間をリアルに描いた事では一作目のゴジラを超えたと思う。 脚本に感心できるなんて、ゴジラの歴史に大きな一歩を刻んだと思う。 戦後の街並みや衣装メークのリアリティもうならされた。 空襲された家やかっぽうぎの婦人など、その時代を大いに感じられた。 神木さん演じる敷島の葛藤の演技も実に見事だった。 他の作品では女優さんが今風の美人で、浮いていて、時代に溶け込んでいない時が良くある。 本作では浜辺さんのメークや衣装、演技も昭和20年代に溶け込んで説得力があった。 そして戦闘機、軍用艦、木船、戦車、トラック、計測機器などサビてて味があってくすんでいて。 どこをとっても見応え満載。 メカ大好きな私も大満足の力作。 上映時間も長すぎず丁度良かった。 ゴジラの響きが心地よい、劇場で幾度も観たい名作。 【たんぽぽ】さん [映画館(邦画)] 10点(2023-11-03 14:33:24)(良:1票)
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