みんなのシネマレビュー

そこのみにて光輝く

2013年【日】 上映時間:120分
ドラマラブストーリー小説の映画化
[ソコノミニテヒカリカガヤク]
新規登録(2014-05-03)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2019-10-21)【イニシャルK】さん
公開開始日(2014-04-19)


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監督呉美保
キャスト綾野剛(男優)佐藤達夫
池脇千鶴(女優)大城千夏
菅田将暉(男優)大城拓児
高橋和也(男優)中島
火野正平(男優)松本
伊佐山ひろ子(女優)大城かず子
田村泰二郎(男優)大城泰治
原作佐藤泰志「そこのみにて光輝く」
脚本高田亮
撮影近藤龍人
配給東京テアトル
美術井上心平
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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2.とても丁寧に作られた作品。演技、演出、脚本、撮影、音楽などすべてレベルが高い。暗い話なんだけど、ただジメジメするのではなく、少し渇いた映像のおかげか陰湿な印象はあまりなく、むしろ美しく深遠な絵画を見たという印象。この独特な感覚は日本というかアジアの映画ならではのように思う。また、この印象は、菅田将暉演じる拓児のキャラに引っぱられた部分も大きい。最初の登場時は、思いっきり引いてしまったけれど、だんだん憎めないなあと思い、最後には幸せになってほしいと心から願ってしまう。池脇千鶴演じる千夏もそう。最初は擦れた部分が目についたのに、最後には神々しさすら感じるようになった。綾野剛は2人と比べるともうひとつだが、瞬間の表情などには引きつけられるものはあった。舞台を現代にしたのも僕は正解だったと思う。この映画が描く悲惨はある意味、経済成長した日本の暗部として、ずっと存在し続けたものだと思う。でも、2013年の現代、それは、単なる「貧困」としてだけでなく、前科者の社会復帰の困難やビジネス化された介護からの排除など、ある種の人びとが「階級」として社会から「排除」されてしまう現実として、顕在化している。そういう世界を丁寧に描きながらも、そこを主題化するのではなく、そこにある「希望」を家族や人間関係をめぐる普遍的な物語として描いたところに、この映画の魅力はあるのだと思う。 ころりさんさん [DVD(邦画)] 8点(2015-03-25 14:37:50)

1.『海炭市叙景』と同じ原作者ですか。なるほど、映画全体から漂う閉塞感と暗さは共通のものを感じた。ただ、今作品の方が微かながら救いを感じさせる部分があるのでとっつきやすかった。物語もメインのキャラクター3人に焦点を当てているので分かりやすく、より感情移入しやすくなっている。ストーリーは、簡単に説明すると、社会の底辺でうごめく若者が、そこから脱しようともがいたり、或いは何も目的を見出だせずにただ惰性で日々を送っていたり、何ともやるせない感じが実にリアルに描き出されていた。池脇千鶴のすれた感じも良かったが、特に良かったのは菅田将暉だ。暗い物語の中でも唯一、前向きに行動する愛すべきキャラクターだった。汗をかきながら笑顔で美味そうにカレーを食べるシーンが何故か心に焼き付いている。かと思えば次のシーンでは感情を剥き出しにして狂気を見せつけてくる。その触れ幅が1番大きい役を彼は本当に自分のものにしていたように思う。 ヴレアさん [DVD(邦画)] 8点(2014-12-02 20:10:31)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 30人
平均点数 6.40点
000.00% line
113.33% line
226.67% line
300.00% line
4310.00% line
526.67% line
6413.33% line
7826.67% line
8620.00% line
9310.00% line
1013.33% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

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