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鞍馬天狗 天狗廻状

1952年【日】
アクション時代劇シリーズものモノクロ映画小説の映画化
[クラマテングテングカイジョウ]
新規登録(2005-02-14)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2013-01-16)【イニシャルK】さん
公開開始日(1952-03-27)


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監督大曾根辰夫
キャスト嵐寛寿郎(男優)鞍馬天狗
美空ひばり(女優)杉作
川田晴久(男優)黒姫の吉兵衛
高田浩吉(男優)桂小五郎
三島雅夫(男優)宗像近江守/宗像左近
山路義人(男優)土方歳三
大木実(男優)菊谷又三郎
小林重四郎(男優)早坂健
富本民平(男優)弾平
原作大佛次郎
脚本八尋不二
音楽万城目正
撮影片岡清
製作小倉浩一郎
配給松竹
美術川村鬼世志
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【クチコミ・感想】

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1.ひばりの杉作は3作しかないそうで、その最後の作品。監督は同じ大曾根辰夫だが、どうも前2作とタッチの違うところが見受けられる。顔アップの多用、カメラが塀を越えたり屋根を這ったりする移動撮影、ラストの立ち回りでも3階までワンカットで天狗を追って上っていく、など若々しく、新人助監督に撮らせた部分も多いのでは。フィルムの状態が3本の中では一番いい。面白いのは配役の使い回しで、たとえば前作で倒幕派の公家だった高田浩吉が今回は桂小五郎、前々作で新撰組の配下の目明かしだった加藤嘉が今回は正規の隊員になれて青山さんと呼ばれていた。まあ、彼らは役柄そのものには大きな違いがないからいいが、前々作で西郷どんを演じ豪傑笑いをしていた三島雅夫が、今回は佐幕派に寝返ってフフフと陰気に笑っていたのには驚いた。新劇俳優は時代劇では悪役になることのほうが多い。アラカンが仏像を彫っているお堂での立ち回りが見せ場か。天狗がアッという逃げ方をする。ラストもちゃんと3階までセットを組んでて、もっと盛り上がってもいいんだけど、家族愛の話が絡んでしまって湿りがち。そう、全体にこの宗像さんの娘の話が活劇にとっては邪魔で、つまんない。ひばりは前作よりは登場時間が増えたが、男の子を演じるのは難しくなってきたよう。それより、もう脇役のギャラじゃやってらんないわ、ってことで、杉作役から下りたんだろう。追記:調べたら次の作品からシリーズは松竹でなくなっているのだった。 なんのかんのさん [DVD(邦画)] 5点(2009-10-24 11:56:29)

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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 5.00点
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