みんなのシネマレビュー

鞄を持った女

Girl with a Suitcase
(La ragazza con la valigia)
1961年【伊・仏】 上映時間:111分
ドラマラブストーリーコメディ
[カバンヲモッタオンナ]
新規登録(2005-11-07)【ケース・バイ・ケース】さん
タイトル情報更新(2017-12-23)【S&S】さん
公開開始日(1961-10-24)


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監督ヴァレリオ・ズルリーニ
キャストクラウディア・カルディナーレ(女優)
ジャック・ペラン(男優)
ジャン・マリア・ヴォロンテ(男優)
ロモロ・ヴァッリ(男優)
脚本ヴァレリオ・ズルリーニ
音楽マリオ・ナシンベーネ
編集マリオ・セランドレイ
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【クチコミ・感想】

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1.イタリアのこの時代の作品は大好きなので、一つでも多く観ておきたいところだが、中でもこのヴァレリオ・ズルリーニの代表作の一つともいえる『鞄を持った女』は絶対に観てみたかった作品の一つだった。 主演は、“C・C”ことクラウディア・カルディナーレ。 ヴィスコンティ作品で一度観たことのある大女優さんだけど、彼女の代表作といわれるものを観るのは、これが初めて。 そして、監督のヴァレリオ・ズルリーニだが、彼の作品を観るのは『家族日誌』に次いで2作品目。 『家族日誌』はイマイチだっただけに、本作には大きな期待をしていなかったけど、その期待をいい意味で裏切って、十二分に楽しむことができた。 これをきっかけにして、ズルリーニにハマりそうな予感。 なんともいえない、文学的でもの悲しい雰囲気の作品を創る素晴らしい監督だなぁ、と今回見直したわけだ。 ジャック・ペラン演じる16歳の青い青年と、カルディナーレ演じる豊満な大人の女性との、淡くも切ないラブ・ストーリー。 ラブ・ストーリーとはいっても、少年の片想い的な状況なのだが、これが内気な少年の立場から丁寧に描かれており、なかなか引き込まれる。 どうみても不釣合いな二人。 不釣合いどころか、恋が成就する状態になり得ないくらいのギャップがある。 自分も過去に背伸びして、「じゃあ仮に付き合ったとしてどうなるの?」的な女性にゾッコン(笑)だった時代があるだけに、観ていてどうしようもなく辛かった。 逆に、口がうまくて社交的な男や、女性の立場から観たら、どれだけ少年に感情移入できるだろうか。 そういう意味では、観る人を選ぶ作品。 そして、口ベタなクセに何故か、快活で大人な女性に恋をしてしまいがちな男性諸氏には、必ずやハマれる作品ではないだろうか。 ハマり過ぎて、過去の辛い想い出に涙しないように要注意。 にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-02 11:28:08)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.50点
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