みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.正直かなりおもしろくなかった。鈴木清順である、というだけで妄想的な画が続くんだろうなぁとか思っていたが、直球勝負だった。鈴木清順としての剛速球ど真ん中。要するに、ほぼ筋なしほぼ妄想だ。 話は70年代の実験映画を商業作品が取り入れたような感じの邦画そのものだが、それを意識させないというか、気にならなくなるというか、どうでもよくなるというか・・・。だけど、所々ドロリとした妙にきれいな映像が目を離させないなど、ものすごいバランスの悪さがこの映画の魅力なんだろう。 何となく、この映画というか鈴木清順が撮る悪夢的な世界観は、悪夢的なSF小説を読んでいるかのようであり、そこに巻き込まれてしまったかのような擬似的な記憶と、現実が現実で良かったような安心感もある。もうちょっとそこにいていやな気分を味わいたかったかったかのような、何とも不思議な感覚がたまらない。 私にとってつまらないものはどうしてもつまらないんだけど、だからといって嫌いかどうかというとそうとも限らない。筋が他愛もないからといって映像、動画としての興味を引かないということでもなさそうだ。 【黒猫クック】さん [映画館(邦画)] 3点(2009-08-21 21:43:06) 6.松田優作は原田芳雄側のキャラを演じた方がもっとらしさが出ていただろうと思う。 【michell】さん 7点(2005-01-15 20:44:54) 5.『ツィゴイネルワイゼン』では「生」と「死」の世界を一応分けてましたがこの作品では同居してます。なので摩訶不思議度はさらにアップ。さらにさらに、すぺるまさんのおっしゃるように繋がらないカットの応酬に観客は混乱必至。しかしやっぱりそそられる。この観客に不親切なカット割がなければここまで没頭できなかったかもしれない。そして圧倒されるのは絶妙なピンポイントで原色を配する色使い。特にラストシーンの「美」は参りましたとしか言い様がない。芝居小屋の一連のシーンは考えつくこと自体が凄すぎる。それにしても楠田枝里子はキンキンの横に立つとばかでかい女に見えるけど、相手が松田優作だときゃしゃに見えるから不思議だ。 【R&A】さん 7点(2004-10-20 11:53:30)(良:1票) 4.タマリマセン、この幽玄さ、妖しさ、艶っぽさ。理解しようとしても実態がつかめないまさしく陽炎であり、この映画そのものが陽炎のようである。 【亜流派 十五郎】さん 9点(2003-12-21 21:21:03) 3.“心中してくれたまえ”“四度目の逢瀬は恋になり死なねばなりません”、、という言葉が飛び交います。あの世かこの世かわからないような妖しい世界。妖しい人形。妖しい女に惑わされ堕ちてゆく優作。大楠道代の妖しい女ぶりはなかなか魅力的であった。楠田枝里子は芝居でもあの口調なんだな~、機械的っていうか。歌舞伎調の色鮮やかな妖しい世界と共に、私も少々眠りの世界に引き込まれそうになった、、。 【fujico】さん 6点(2003-12-16 14:42:27) 2.楠田枝里子とか大楠道代とかいった”大型”女優がエッチなシーンを演じるので、わざわざ映画館まで観に行った記憶があります(笑)。でも他の印象が何も残らなかったんだよなあ。鈴木清順は(わたし的には)”ポワトリン”で変な役をやっていたオヤジという評価ですから(笑)、監督としての評価は何を言ってるのかわからない、という感じです。 【オオカミ】さん 5点(2003-12-01 06:17:06) 1.松田優作が壊れていくー。妄想が膨らみます。 【たましろ】さん 7点(2003-11-04 23:48:16)
【点数情報】
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