みんなのシネマレビュー

さんかく

2010年【日】 上映時間:99分
ドラマラブストーリーコメディ
[サンカク]
新規登録(2010-06-19)【3737】さん
タイトル情報更新(2017-09-01)【イニシャルK】さん
公開開始日(2010-06-26)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督吉田恵輔
キャスト高岡蒼甫(男優)百瀬
小野恵令奈(女優)榎本桃
田畑智子(女優)榎本佳代
矢沢心(女優)佳代の友人
大島優子(女優)ファミレス店員(友情出演)
三島ゆたか(男優)百瀬の仕事先の店長
太賀(男優)翔吾
赤堀雅秋(男優)
宇野祥平(男優)
脚本吉田恵輔
撮影志田貴之
製作日活
配給日活
照明吉田恵輔
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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17.《ネタバレ》 同居しているカップルの部屋に、ある日彼女の妹がやってきて・・・となると、三角関係でてんやわんや・・・というB級ドラマ的な展開が予想できますが、よく練られた脚本のおかげで、かなりクオリティの高い作品に仕上がってました。職場に現れる・家に現れる・ストーカー等、迷惑かけられた側が違う相手に同じことをしでかす面白さもありましたが、やはり百瀬・佳代・桃の3人の描き方がバツグンでした。それぞれ、かなり際立ったキャラに見えますが、実は、男・女・少女って、基本みんなこんな感じですよね?特に百瀬は、まるで自分を見ているようで、知られたくない自分の本質を暴かれたような恥ずかしさを感じました(笑)。また、桃役の小野えれぴょん、すごくかわいいというわけではないけどつい引き込まれる独特のムードやハスキーな声など、桃にぴったりで、最高のキャスティングだと思いました。 ramoさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-04-07 11:11:56)(良:1票)

16.《ネタバレ》 映画冒頭から桃のキャラクターが炸裂していて、思わず引き込まれました。性格も難があるし手癖も悪い。それでも「もしかしたら俺も間違いを犯してしまうかも・・・」と思っちゃうような危険な少女でした。三角関係なんて経験したことは無いけれど、それ以外でも「う、身に覚えがある・・・」と思わされることの連続。「まるで映画のような素敵な恋愛」なんて一切出てこないのに、巷にあふれる凡作よりもはるかに映画らしい映画になってます。構造もよく出来てて、キャラクターの個性を人物単体ではなく「キャラ同士の関係性」によって描いています。だから、主役級の3人だけでなく脇役や役名の無い人物も含めて、至る所に人間関係の「さんかく」ができています。人間、色んな人との「さんかく」が折り重なって出来てるんですナァ。職場に桃がやってくることを迷惑がっていた佳代が、今度は百瀬の職場に押し掛けちゃったり。ストーカー被害を受けた百瀬が、気づかぬうちに自分がストーカーになっていたり。最後に登場した桃の彼氏も、もしかしたら今後ストーカーになってしまうかもしれない。もしくは、大人になってから女の子に「ストーカーをボコボコにしてやった」と武勇伝を語るのかもしれない。理解できなかった相手の気持ち、そして気づけなかった客観的な自分の姿。自分が身を置く「さんかく」とは別の「さんかく」からの視点を知れば、それがわかるのかもしれません。現実にストーカー関係で笑えない事件が起きている中で、この映画から学べることは多そう。ビートたけしがエッセイで書いていたことを思い出しました。「三角関係なんて中途半端なことをするから角が立つ。5角6角7角と増やしていけば、そのうち丸く収まる」けどこの3人、もうしばらくは角が立つ関係が続きそうです。 ゆうろうさん [DVD(邦画)] 8点(2013-11-28 09:56:38)(良:1票)

15.《ネタバレ》 女の子は恐ろしい。 男は中身が伴わないとどーしょーもないが、女はノーガードでいるだけで成り立ってしまう。 生物的に15才は十分大人。あんなの、どう繕っても男は感覚的にいける!なんならいけ!って天の声が聞こえてくるぞ。それを抑えるには理性しかない。no, ロリコンって頭に叩き込むしかない。百瀬にならないように。痛い目に合わないように。さらには、犯罪者にならないように。 でも、それって自分を騙してないか…なんて。  ロリコン正当化はさておき、珍味で苦かったがいい映画だった。   依存する側とされる側、ラストで力関係が完全に入れ替わった。ラスト、土壇場でにっこり笑う余裕を見せたのは姉、次に落ち着いていたのは百瀬、訳がわからずうろたえたのが妹。 人は追い込まれて、痛い思いをして成長していく。   痛い痛いあるあるなだけに、観ていて吹き出すところもあるけれど、あんまり女の子のいるとこでは見せたくない屈折した笑顔だろう。女人禁制で観賞したい一品。 しかし、あえてカッコ悪い、バカなとこを見せるというのもいいかも。   女の人は、男はほとんど百瀬みたいなもんだと思っていいです。理性で抑え込んでるだけ。 車の趣味やうざさが違っても。本質は同じ。だと思う。 おでんの卵さん [DVD(邦画)] 8点(2013-06-29 08:48:30)(良:1票)

14.これは面白い! 男のダメさ加減がひしひしと伝わってくる。 丁寧に作られているので、きっちりと前フリも効いていてストーリーの流れに無理がない。 それでいて、ハッとするような展開もあるので引き込まれる。 キャラも配役もとても良かった。 元ヤンで先輩面して後輩にウザがられる単細胞な主人公に、高岡蒼甫。 別れても合鍵を作ってまで付きまとい、親友のマルチ商法に乗せられる女に、田畑智子。 女の妹で、大人と子供を使い分ける15歳女子中学生に、小野恵令奈。男を振り回す小悪魔ぶりが、とりわけハマっていた。 キャラが立っているので、それぞれの会話もウィットに富んで楽しい。 ただ、ラストだけは好みじゃない。 男と姉妹が何とも言えない空気で言葉を発する前に終わっている。 姉が最後にうっすら浮かべた笑みから、男への気持ちが整理できたように感じたが。 その後がいろいろ想像できるものの、もう少しはっきりと描き切ってほしかった。 飛鳥さん [DVD(邦画)] 8点(2013-03-27 01:14:57)(良:1票)

13.コンビニで「本当にあった 痛い彼氏彼女の話」とかいって500円で売ってそうな、身近に居たら一番関わりたくないタイプの人々のストーリーは終始背筋も凍るリアリティ。人によっては気分が悪くなることすらあるであろうストーリーはある意味タブーを破ったようなもので、こんな胸糞悪さと面白さが共存してる作品ハリウッドにもない。高校生が主役で恋人が病気で主役はアイドルの三文小説ばかりが氾濫する邦画ラブロマンス界に現れた異端児 Arufuさん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-28 10:28:06)(良:1票)

12.ストーリーがよく練られている良作。 フリが利きすぎて、ネタばれしそうなところも多いが、許容範囲か。 エンディングは好みが分かれるところかもしれないが、私はまぁまぁ好き。 たかくんさん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-27 18:31:26)

11.リアルさと映画的おもしろさのバランス。素晴らしきキャストによる絶妙の小物感。当時AKBだったらしい小野恵令奈のかわいさ!ダメで痛いからこそ人間らしくて愛おしい。俺はやっぱりこんな映画が好きです。 長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(邦画)] 8点(2011-10-18 05:13:34)

10.《ネタバレ》 見事なさんかくの描き方でした。 なんで序盤にやたら武勇伝を語っているのかと思ったら、後半の痛さを強調するためだったんですね。 最後によりを戻してハッピーエンドでもよかったんじゃないかと思いましたが、そこからさらにひねってくるとは。。。 Yuさん [DVD(邦画)] 8点(2011-08-31 02:54:28)

9.《ネタバレ》 桃を演じる小野恵令奈がエロい!かわいい!そして憎い・・・!15にして立派な悪女だよ。 (これはほとんど想像だけど)先輩にふられ、その腹いせか自身の女の魅力を試したかったのか、身近な男・姉の彼氏である百瀬をたぶらかし、百瀬のしつこい電話をネタに柔道少年と仲良くなって、百瀬をボコボコに。酷い。 そして登場するキャラクターがかなりリアルで、見ているこっちが辛くなるシーンがいっぱい。何といっても映画のラスト、三人の目配せはかなり秀逸。余韻が残る。 最近ある事件で話題になった高岡蒼甫はこれからも役者として活躍してもらいたい。 eurekaさん [DVD(邦画)] 8点(2011-08-24 14:17:59)

8.《ネタバレ》 常にトイレを視野の奥に入れた特徴的な2DKの構図の中、高岡蒼甫と田畑智子が何度もキスをし直すシーンや、マニキュアをめぐっての痴話喧嘩が別れ話に発展してしまうシーンなど、二人の関係性の変化を捉える持続的なワンシーン・ワンカットが真に迫る。 この長回しは、二人の達者な芝居を途切れさせないことで生々しいテンションの維持を達成しているだけでなく、男女間の視線の交換とそれに伴う感情の交流という古典ハリウッド的な切り返し編集を一切封印することで、二人の恋愛の不可能性を暗示する。 実際に、小野恵令奈と高岡蒼甫の「擬似恋愛」は幾度も偽の切り返しによって表現される一方、高岡・田畑の対話からは意識的に徹底排除されている。 監視カメラ映像を通して交わされた偽のそれと、ラストの美しいそれ以外は。 同時に、頻出する携帯電話での対話も常に一方の発話者側だけを捉え、関係の一方向性と非対称性を強調しているのも確信的に施された演出だ。 ラストのクロースアップによる男女の切り返しに至り始めて双方向的な結びつきが成立し、見つめること(視覚)と受け容れること(心理)の一致という原サイレント的美しさを見せ付ける。 ユーカラさん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-28 20:53:22)

7.居るなぁこんな奴らwいやもう痛い!痛い! そしてまた一人 オヤジキラーが誕生した。 まんせるさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-10 19:45:00)

6.《ネタバレ》 3人が3人とも身近に感じられる範囲で痛い奴。現代は誰もがストーカーになり得てしまう時代だから、リアルだし面白い。まあ、現代に限定する訳じゃないが、「待つわ」とか「まちぶせ」の時代からするとやっぱり難しい時代なんだろうなと思ったり…。最初にストーカー扱いされたのは先輩のバイト先に現れた桃だった、次にリアル犯罪行為の佳代、最後に百瀬で、桃の同級生(ガキだが柔道やってる)から散々に言われ、桃からも捨てられ、さらに投げられてしまう百瀬が情けなくて、情けなくて…。この一連の高岡蒼甫の演技は最高だった。そして百瀬は自分も痛い奴だったと知った後で、同じく痛かった佳代を少し理解した。人に好きになればなるほど痛くなってしまうのが人間って事か、仕方ないね。いやぁ、本当に楽しめた映画でした。 リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-05 17:40:30)(良:2票)

5.《ネタバレ》 良作。【ネタバレ注意】3人とも、ただ演技してる役者だということを忘れて、いかにもいそうな迷惑キャラで「全員不幸になって終われ」と思うくらいにイライラさせられる。設定も演技も素晴らしいし、田舎に行った後の展開が凄い。留守電の件は、着信拒否しそうな気はするけれど。 mohnoさん [DVD(邦画)] 8点(2011-01-23 14:10:44)

4.《ネタバレ》  正直あまり期待せずに軽い気持ちで観ていたのですが、すっかり吉田恵輔ワールドにハマってしまいました。初めは登場人物のリアルなバカっぷりに苛立ちさえ感じていたのですが、妹が実家に戻ってからの展開の凄まじさに惹き込まれ、最後にはそのバカッぷりに笑わせられ、泣かされましたね。  まあ、子どもの領域と大人の領域の間は相互不可侵が一番ということですかね。 TMさん [DVD(邦画)] 8点(2011-01-16 17:08:50)

3.いいねえ!これぞ映画!あたりまえだが、やはり映画というのは、”俳優”というよりも、”監督”のものだ。監督、脚本、照明でしょ、この監督。もう、すんげーよ!マイッタヨ!としかいいようがない。俳優の演技というのはもちろんなのだが、わたしはこの作品の主要3人物にホレてしまった。やっぱ、撮り方です。この、もう過去にも何度も撮り尽くされていて、いまさら、って感じのこの平平凡凡な内容(すじ)が、これほどまでに、胸のすくように、斬新で、輝いていて、驚きに満ちて感じられるとは。 男ザンパノさん [DVD(邦画)] 8点(2011-01-02 16:18:21)

2.《ネタバレ》 観ているこっちが恥ずかしくなるくらい、オトコの心理に踏み込んだ傑作。この監督のものは全部観たい。 百瀬はどの男の心にも潜んでいるはずだ。愛車に対する異常な入れ込み具合。そして、彼女である佳代に対して、その改造費用を110万円と偽るセンス。10万円の部分がリアルとでも考えたのだろうか。佳代しか騙せない何とも不毛な嘘である。後輩に対してはやたらとでかい態度を取るくせに、影では逆に馬鹿にされている。ダメでイタい男の典型を演じている高岡蒼甫はなぜかハマり役だ。ちょっとタレ目のところが、とどのつまりはお人よしである百瀬のキャラにぴったりなのだろう。 一方、このイタい男・百瀬に入れ込む佳代のイタさも相当なもの。百瀬のくだらない嘘には騙される。マルチにはまり、百瀬に捨てられると泣き喚き、挙句の果てには犯罪まがいの行為まで。そもそもけっこう可愛い美容部員なのに、ダメ男の百瀬に入れ込んでいる時点で「ちょっぴりイタい」なんてレベルじゃない。 この2人の同棲先に佳代の妹である15歳の桃ちゃんが夏休みにやって来る。男のロリコン心を最高にくすぐるキャラ設定が絶妙だ。舌足らずなしゃべり方、子供っぽいストレートさ、「女」意識の萌芽、キスへの抵抗感。自分に対する言い訳を繰り返しながら、桃への思いを募らせる百瀬。最高に滑稽で哀れとしか言いようがない。しょうもない言い争いから、佳代と別れる彼の姿は若者の持つ「軽薄さ」を体現している。冷徹に登場人物の「イタさ」を抉り出すとともに、それをやわらかく包み込むような視線で見守る監督の視線が心地よい。 ラスト付近、佳代を前にしてしゃがみこむ百瀬には共感を通り越して、自分が見えた。佳代の微笑に心が熱くなった。そして15歳でも十分ストライクゾーンに入ってしまうという余計なことを知ってしまった。 枕流さん [映画館(邦画)] 8点(2010-09-25 19:15:43)(良:3票) (笑:1票)

1.いやー、やはり痛面白い!! この監督は一体どんな人生を送ってきたんだか。 痛い人間の生態の描き方が、ひたすら生々しく滑稽。 恋をしている男女なんてものは多かれ少なかれ痛いものだから、少しくらいは、自分と共通する部分を見つけてしまうかもしれない。「そんな痛いトコみせないでくれよ」と居心地が悪くなり、笑えるシーンも苦笑いしかできなくなってしまうことだろう。 キャスティングがかなり絶妙。 出ている映画のほとんどがヤンキーか柄の悪い高岡蒼甫は、本作ではかなりの新境地を開いたのではないかと思う。これこそが、本当の高岡蒼甫なのでは?と思うくらい自然にかなり痛い男だった。 そんでもってこういう男にコロっといっちゃう痛い女っているよなー。っていうのを演ずるのが田畑智子。この方も痛い女を演じさせたら恐ろしいくらいにハマってて「ザ・男をイラつかせる女」としてかなりリアル。 そして、ひっかき回すのがAKB48の小野恵令奈。この娘がとびきりエロい。15歳と言えど、バカにできない肉体。可愛すぎない程度の可愛さ、計算しつくされた無防備さと、あどけなさ。寝起きとか風呂上りとか、もう! このエロさで責められたら、ロリコンでなくとも悩殺されてしまったとて何ら不思議ではない。 ナタリー・ポートマンにデレデレのジャン・レノを責められないのと一緒である。 喋りも相当に舌ったらずで甘ったるく、何を言ってるのか分らない場面もしばしば。普通の映画では、まず起用されないだろうが、本作ではこれでいいのだ。「こういう娘フツーにいるよな」っていう自然的な若い娘を演じるには演技力などむしろジャマにしかならんのだ。そして、こういう娘に弱い男は多い。 恋をするのに年齢は関係ないと言うが、ロリコンにだけはならないようにした方がいいと思うばかりである。 すべからさん [映画館(邦画)] 8点(2010-07-04 23:00:44)(良:4票)

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【点数情報】

Review人数 51人
平均点数 7.39点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
323.92% line
411.96% line
535.88% line
6611.76% line
71019.61% line
81733.33% line
91019.61% line
1023.92% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 5.00点 Review1人

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