みんなのシネマレビュー

この世界の片隅に(2016)

In This Corner of the World
2016年【日】 上映時間:129分
ドラマコメディ戦争ものアニメ漫画の映画化
[コノセカイノカタスミニ]
新規登録(2016-10-20)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2024-01-27)【Cinecdocke】さん
公開開始日(2016-11-12)
公開終了日(2017-09-15)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督片渕須直
演出新谷真弓(広島弁監修)
のん北條すず
細谷佳正北條周作
小野大輔水原哲
潘めぐみ浦野すみ
牛山茂北條円太郎
新谷真弓北條サン
小山剛志浦野十郎
京田尚子森田イト
佐々木望小林の伯父
塩田朋子小林の伯母
三宅健太ばけもん
喜安浩平
原作こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊)(双葉社 週刊漫画アクション 2007年‐2009年連載)
脚本片渕須直
音楽コトリンゴ
佐々木史朗〔音楽・アニメ製作〕(音楽プロデューサー)
作詞コトリンゴ「たんぽぽ」
こうの史代「みぎてのうた」
片渕須直「みぎてのうた」
サトウ・ハチロー「悲しくてやりきれない」
作曲コトリンゴ「みぎてのうた」/「たんぽぽ」
加藤和彦「悲しくてやりきれない」
飯田信夫「隣組」
編曲コトリンゴ「みぎてのうた」/「たんぽぽ」「悲しくてやりきれない」/「隣組」
主題歌コトリンゴ「みぎてのうた」/「たんぽぽ」/「悲しくてやりきれない」
挿入曲コトリンゴ「隣組」
製作朝日新聞社(「この世界の片隅に」製作委員会)
東京テアトル(「この世界の片隅に」製作委員会)
東北新社(「この世界の片隅に」製作委員会)
バンダイビジュアル(「この世界の片隅に」製作委員会)
双葉社(「この世界の片隅に」製作委員会)
MAPPA(「この世界の片隅に」製作委員会)
Cygames(「この世界の片隅に」製作委員会)
企画丸山正雄
プロデューサー真木太郎
制作MAPPA(アニメーション制作)
配給東京テアトル
作画松原秀典(キャラクターデザイン・作画監督)
美術こうの史代(劇中画)
男鹿和雄(背景)
武重洋二(背景)
録音柴崎憲治(音響効果)
片渕須直(音響監督)
東北新社(音響制作)
その他本郷みつる(クラウドファンディングで支援してくださった皆様)
小林靖子(クラウドファンディングで支援してくださった皆様)
あらすじ
広島に暮らす18歳のすずに、ある日突然縁談話が持ち上がり、彼女は戸惑いながらも軍港の町、呉に嫁ぐ。折しも太平洋戦争は激化、呉の町への空襲も日に日に激しくなる中、周囲の人々に温かく支えられながら、彼女は気丈に生きる。しかし、ついにその日はやって来た…。こうの史代の漫画をアニメーション化。すずの声を女優のんが熱演。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2017-08-13)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(10点検索)】

別のページへ(10点検索)
123


24.《ネタバレ》 おそらくこれから何十回かいやそれ以上見続けることになるだろう作品に出会えた。
見るたびに新しい発見や気づきがあるようでコメントもその都度書き直すだろう。
ネットで評判の高さは知っていただけに映画館で観なかったことが悔やまれる。
一般上映に関わらず多くの映画館でエンディング後に拍手が起きたそうだが
私もきっと映画館で観ていれば、勇気ある一番手のその後くらいに拍手をしただろう。
その想いは純粋にいい映画を見せてくれてありがとうという感謝の気持ちと
戦禍を戦い抜いた名もない多くのすずさんへの喝采を分かち合いたかった。

前評判の高さは知っていたから躊躇なく新作料金でレンタル。
新作で借りるなんていつ以来か思い出せないくらい珍しいことだ。
そんな高いハードルだけど、始まりのわずか2分で軽々と越えた。
なぜなら、冒頭ですでにすずさんに惚れたからだ。これから何回か見ればその理由を理路整然と
説明できると思うがこのコメントを書いている今はもう返却してしまったので
おそらくDVDを買うことになるだろう。DVDを買うなんて『ダークナイト』以来だ。

いちばん印象に残ったのは玉音放送後のすずさんの言葉だ。
戦っていたのは軍人だけではない、みんな戦っていたという
当たり前のことに気づかされたんよ。 michellさん [DVD(邦画)] 10点(2017-09-22 21:01:55)(良:1票)

23.ずっと観そびれていた映画,、異例のロングランでまだやっていたので2県越えて観に行きました。まあどのシーンどのシーン一分一秒に至るまで最高の面白さ、美しさ、それでいて軽快で、それでいて衝撃的。よくこんな映画が作れたものだ。この話の情景は戦後生まれとしては何度も言葉では聞いてきた話。戦中経験のある人を連れて観た人によるとごく当たり前の日常だったらしい。その光景が眼前に展開される。僕は普段はアニメが苦手なのだが、このリアリティはアニメじゃなければ実現できなかったのではないだろうか。

空襲前の街を徹底的に再現した歴史考証もさることながら、そのリアリティを実現した最大の功労者の一人は主演声優の能年玲奈だろう。片渕須直監督は制作当初から能年玲奈を配役に考えていたそうだがその彗眼には恐れ入る。結構デフォルメされた造形のすずさんがまったくあの時代の広島に生まれたああいう個性を持った一人の女性にしか見えない。

この映画は多くの映画館でエンドロールが完全に終わるまで誰も席を立たないことがあるようで、観に行った時もそうだった。それはまず映画本編の力ということが大きいが、クラウドファンディングに出資した人々の名前が流れるところでもきちんと観客をつなぎとめておく工夫がなされている。この映画の世界は片隅にまで真心が込められている。

ストーリーはディテールが説明されずにどんどんテンポよく進んでいくのでよく分からないところもある。しかし楽しむには問題がないし、深く知りたければ何度も観ればよい。すでにソフト化やネット配信も始まっているが映画館でもロングランから名画館での再演とシームレスに上映は続いている。

この映画はアニメ映画、戦争映画といったジャンル、クラウドファンディングで作られたという話題性を完全に超越している。間違いなく日本映画、いや映画そのものの金字塔だ。謹んで10点満点中27点を奉る。10点以上のボタンはどこですか? tubirdさん [映画館(邦画)] 10点(2017-08-27 19:31:24)(良:1票)

22.《ネタバレ》 「また見たくなる映画」という類の映画では無いが、稀有のクオリティ、バランス。絵、アニメーション、テンポ、脚本、演出、音楽、声優、それらが全て調和していた。戦争は舞台であって、描いたのは主人公の人生と、人の在り方だったように思う。でも、それが見たければ原作を読めば良いだけのこと。この映画では、ただただ、能年玲奈の演技に圧倒された。彼女は琵琶法師の如く、自分を無にして物語を伝える力を持つが故、意図されたパワーが減衰せずにダイレクトで響く。いや、増強すらされている気もする。現代にクラウドファインディングがあって良かった。拍手。
コトリンゴの「悲しくてやりきれない」も、他のアーティストに劣らないとても良いカバーだった。バークリー音楽院卒だからというわけではなく、彼女の才能なのだろうと思う。

【追加】原作を読み直したが、いくつかの場面でアニメは原作を上回っていると感じた。もしかしたらこの監督は…すごい監督なのかも知れない… よこやまゆうきさん [映画館(邦画)] 10点(2017-01-07 21:39:35)(良:1票)

21.忘れられない映画になりました。 よしふみさん [映画館(邦画)] 10点(2017-01-05 01:12:06)(良:1票)

20.《ネタバレ》 世の中には「原爆は正しかった!」といまだに言ってる人がいるらしいけど、一方その頃我々japは、8月6日の呉で冗談言いあいながら草鞋を編む人々の映画を観て笑っている。我々japの勝ちだ。 no_the_warさん [映画館(邦画)] 10点(2016-12-30 22:28:53)(良:1票)

19.《ネタバレ》 居住する鹿児島での公開は12月ということで、実家がある福岡にて帰省がてら観賞。戦争の悲惨さを描いた映画や小説は数多くあるが、戦争中のほのぼのした日常を描いたこの映画は新鮮だった。平和で和やかな日々に静かに少しずつ忍び寄る戦争を丁寧に描き、そんななかでも力強く前向きに生きていく登場人物たちには生きる喜びにみちみちていて、観賞後は爽やかな感動がある。後半にガツンとくる描写もあるがそのバランスが絶妙でしっかりと喜怒哀楽をまんべんなく描いている。「火垂るの墓」の一方でこういった日常もあったのだと思った。
冒頭のコトリンゴが歌う「悲しくてやりきれない」ですでに泣きそうになってしまい、そして映画の後半、すずが感情を吐き出し慟哭するシーンが激しく胸に突き刺さった。
とにかく多くの人が観るべき作品であり、観てほしい作品。
それにしてもこのようなすばらしい原作のアニメ映画化が、クラウドファウンディングでしか資金集めできないという状況の日本映画界、まずくないか?商業目的のアイドルを起用した実写映画化ばかりやってる場合じゃないぞ全く。

(2017/1/14 追記)
観賞後にもじわじわ感動が広がっていき、日常生活を送るなかでこの映画を思い出すことが多くなった。鹿児島での公開も始まったので二度目の観賞。
本当に素晴らしい映画。
この映画は現代を生きる私たちと地続きになっている。 eurekaさん [映画館(邦画)] 10点(2016-11-24 22:45:50)(良:1票)

18.《ネタバレ》 ほんの2、3世代前…こんな時代こんな日常があったという真実。

試写の評判をTwitterで知り、初日の午後 映画館へ。
テアトル梅田のロビーには人がいっぱい。上映中は立ち見の人までいて驚き。
舞台は戦時中。明るくふんわりと生きる主人公すずと一緒に、
私は、その時代の暮らしを体験した。
広島から軍港の呉へと嫁ぎ、新しい土地で新しい家族との生活が始まる。
物が無く食べる物にも苦労するが、失敗したり笑ったり。
それは今の私たちとさして違わない普通の暮らし。
私たちは、すずと一緒にくすくす笑い、家族とのふれ合いにホッコリし、時に涙する。
2時間の映画が、すずの生きる数年間にも感じられ…そして。

映画が終わった時、色々な感情があふれ、しばし言葉を失った。

片渕須直監督が現地で綿密に調査し再現した風景や暮らしは、全て当時の本当の姿だという。
祖父母から断片的に話を聴いたり、日本史の一部として知っていたその時代。
しかしこれは、どんな歴史書やドキュメンタリーよりもリアルな、VRのような時代体験だった。
すずさんの思いは、当時を生きた多くの普通の人たちの思いに相違ない。
ある意味、隠し、忘れてしまいたい過去。その良いところ悪いところ両方を
原作者の こうの史代さんも、片渕監督も知って欲しかったんだろうと思う。

これは、よく取材して丁寧に作られた、厳しくも優しい〝幸せのあり方〟を描いた最高の映画です。 墨石亜乱さん [映画館(邦画)] 10点(2016-11-16 01:57:53)(良:1票)

17.《ネタバレ》 【先行上映会にて鑑賞】

今年は「こうの史代原作の初のアニメ化」という事で、期待やら不安やらクラウドファンディングやらと忙しく過ごした2016年でした。期待というハードルはエベレスト山頂よりも高くなり、それと同時に発生した宇宙空間よりも広く深い漆黒に染まった不安と、日々やんごとなく格闘する私でした。

「ブラックラグーンの片渕監督やし、原作モノのアニメ化は巧者なはず」「キルラキル以降ヒット作のないMAPPA製作やけど、大丈夫なんか(キルラキルはトリガーだよ!と、2017/10/07に気付く)」「主演は能年…あまちゃん観た事ねぇけど、どうなんやろ!」…等々の、期待と不安。

それでも、呉を舞台にするアニメを作る下準備の惜しみ無さを、ほとんどストーカーかよ!というレベルで観察させていただいたせいでしょうか。当時の風俗、流行、背景などの設定の緻密さ、丁寧さに、驚かされるやら呆れるやら。私の不安など霧散させる監督のコダワリっぷりには、まったく脱帽です。

しかし…アニメは総合芸術。準備期間の長さやコダワリなんぞと、作品のクオリティは決してイコールではありません。

「結局めっさハードル上がってるやん!うおおおおどうしよ!ハードルどころか、幕、上がってるやん!」と、期待と不安に駆られた満員の劇場、そして私。

「かなしくて~かなしくて」コトリンゴ手がけるオープニングが流れ、動き出す世界。この時の静かな高揚を、どう言い表せばいいのか、わかりません。喜怒哀楽のすべての感情が、静かにふるふると蠢動していたように思います。

鑑賞後「拾いそびれたエピソードが惜しかった云々」「こうの漫画の起承転結の巧さが、長編アニメにそぐわない気がしないでもない」などと、つらつらと思い耽っていましたが

「この世界の片隅で…生きてきて良かったなぁ 生きる意味、あったなぁ」で、締めくくられていました。

製作陣のすべての人に、惜しみない拍手と賛辞を。クラウドファンディングに参加できたこと、それ以上に、この映画に出会えた事を、私は一生誇りに思います。

蛇足ですが、聖地巡礼は済ませました。公開前なのに! aksweetさん [試写会(邦画)] 10点(2016-11-05 03:26:36)(良:1票)

16.純朴な色使いがリアルな日常をよく表現している。
(原爆投下時でない)空爆の描写も、
悲惨な現実というよりは、淡々と現実を壊していく様子が心へズキンとうったえてくる。

平凡な幸せ、というのがこの令和の時代と比べると違う形なのかもしれないが、
どことなく、懸命に生きる姿がむしろ、現代の私にとって正に幸せを掴もうとしているように見える。

コトリンゴさんの曲は美しく、繊細で脆く響く。

誰が、どこが、一概に悪いと言っているのではなく、
人の感情が生まれて、合わさって、
そうして遠いところに生まれた形の無い悪が、
一瞬の閃光で生まれた場所を破壊する。

感情移入してポロポロと泣くでなく、
行き場のない感情が溢れて、泣いてしまった。 元祖さん [インターネット(邦画)] 10点(2019-12-16 23:48:20)

15.《ネタバレ》 なんとなく公開2日目に観に行って衝撃を受けた。
この映画はよくあるただ戦争の残酷さを訴えるだけのものではなく
最終的には普遍的な人間の愛や優しさを描いた映画になってる点が素晴らしいと思う。
それに前半のノホホンとした空気に対して、後半の怒涛の鬱展開という構成のインパクトも凄い。

あと恋愛や食生活など、戦時中の庶民の生活にスポットを当ててるのも興味深かった。
ラストシーンの呉の街に灯りがともるシーンは泣けた。
どんなに辛いことがあっても生きてさえいれば幸せが訪れるかも?
そんなメッセージ性を感じた。  Nigさん [映画館(邦画)] 10点(2018-08-18 03:33:31)

14.《ネタバレ》 つくづく戦争のやるせなさを感じましたね。
こんな時世でも、みんな出来る限りの生活をしてたのを見て、身につまされました。 ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 10点(2018-03-24 18:42:07)

13.《ネタバレ》 公開三日後に劇場鑑賞した時は正直ガラガラでした。ひと月後に再度鑑賞した時は最前列の席しか空きが無い状態。その後公開館も劇的に増えたね、今年に入っても某コロナで公開してたかな、完全版の公開が待ち遠しい。原作もよかったけど、映画も素晴らしかった、今作における「のん」さんの功績は大なり。 ハチロクさん [映画館(邦画)] 10点(2018-03-22 15:13:16)

12.観てよかった。記憶力に乏しい私でも、この映画はずっと覚えていると思います。 TAKIさん [DVD(邦画)] 10点(2017-11-07 01:52:35)

11.《ネタバレ》   
柔らかくて強い。
すずさんは、迷いながら悩みながら
しっかりと生きている。
全てと向き合い生きてる。

戦時下でも、人はこうして強くたくましく生きていた。
悲しみを受け止め、それを握りしめて
支え合い、何かを信じてたのだと教えてくれる物語です。
めいっぱい気持ちを張って強く負けまいと生きてきた。

それでも終戦を迎え
気丈で冷静な義姉が誰にも見られない場所で娘を想い、
呑気でボーっとしてると言われるすずさんが悔し涙を流す。
一所懸命に生きた市井の人たちの物語。

それは、どんな状況でも
今を大事に生き、人を想い、大切に生きる力の物語。

原作が好きだったので
リンさんのエピソードとリンさんが抱えていた人生が削られたのは少し残念ですが、
それでも多くの人に感じてもらいたい物語です。

ラストの少女を引き取るエピソードは
リンさんがいたからこそ、すずさんと周作さんの想いにつながった。
未読のかたは、是非、原作を。 こっちゃんさん [ブルーレイ(邦画)] 10点(2017-09-17 21:15:04)

10.観なければいけないと思いながら躊躇していた作品をやっと鑑賞。戦後生まれの自分は戦争を少し盛って考えてしまうが、実際はこの映画のように日常と隣り合わせの出来事だったのだろう。嬉しいことも悲しいことも実際は淡々と時間がすぎていく中で起きること。能年玲奈さんが良かった。でも「のん」って! 自分の本名を使えないなんて、それこそ戦前かよ!! kaaazさん [インターネット(邦画)] 10点(2017-09-17 05:06:46)

9.《ネタバレ》  戦時下の日常がニュートラルに描かれており、そのことにより「日常の中に戦争があること」がどういうことなのかという感覚がストレートに伝わってきます。

 その感覚は、「平和が第一、戦争は反対」「国益が第一、そのためにやむを得ず武力行使が必要な場合もある」といった言葉で簡単にまとめられるものではなく、個人的なことや社会全体の様々な要素が複雑に連鎖して、そこから生じる決して解決できないジレンマに葛藤し、どこかでとりあえず折り合いをつけて何とかその場をしのぐようなもので、うまく言葉にできないのがとてももどかしいです。(自分でも何を言ってるのかわからなくなっています)

 ただ、戦争というものが、そういう状況を引き起こすものなのだと知らしめるためにも多くの人にみてもらいたい作品です。

 テレビ局は、毎年、終戦記念日にこの映画を放映すべき! TMさん [インターネット(邦画)] 10点(2017-08-12 14:51:22)

8.タレント声優は大嫌いですが
担当キャラが能年さんそのものだったので違和感ありませんでした。 マントタヌキさん [DVD(邦画)] 10点(2017-05-18 16:23:09)

7.《ネタバレ》 2回鑑賞。場面設定やアニメ画の繊細さ、主人公の声、随所に入るボケと突っ込み、そして戦争の描き方、これらのバランスが絶妙です。最後の家族が一人増える流れがちょっと強引かなとも思いましたが、当時あった話なんでしょう。何度も見たくなる映画です。 Banjojoさん [映画館(邦画)] 10点(2017-04-24 23:26:39)

6.《ネタバレ》 見終わって、今まで味わったことのない感情に酔いしれた。
稚拙な表現になってしまうけど……すごい映画。
「おもしろい」「感動した」「好き」「深い」「恐い」「笑える」「考えさせられる」「悲しい」などの多くの感情がごちゃまぜになっていて、一言で言い表せられない。

前半は楽しくて笑えて、すずの魅力満載。当時の生活もわかっておもしろい。
後半は、原爆投下の日に向かってカウントダウンされていくのが非常に恐い。
日を追うごとに「戦争」が身近になっていき、庶民目線で戦争の恐怖が実感できる。
前半のほのぼのムードから一転、これでもかと不幸が起こり、絵柄の可愛さとあいまってギャップがすごい。
だからこそ、より戦争・原爆の悲惨さが伝わってくる。

あと良かったのが、のん(能年玲奈)の声。
すずにマッチしてたし、「声優を本業にしたら?!」って思うくらい、オンリーワンな声質だと思った。

他にも、コトリンゴの歌とか、すずのふにゃっとした笑顔とか、良いところが多すぎて語り尽くせない…。

気になった点をあげるとしたら、ところどころに出てくる抽象的表現や、リアルなのか空想なのかわからない描写は少々やり過ぎだったかな。
そんなに奇をてらわなくても十分傑作なのに。

そして一番の不満は、すずが右手を失くしたこと。
すずがとても魅力的で、すっかり虜になってただけに、見てて辛すぎる。
これのせいで1点減らして9点にしようか悩んだけど、戦争・原爆の悲惨さを後世に伝えることができる重要な作品でもあるので10点にした。 ネギ寿司さん [映画館(邦画)] 10点(2017-03-02 01:44:24)

5.《ネタバレ》 辛い現実に何度も直面し遂には実家に帰ろうとしていたすずが「この家に居させて下さい」と言ったあたりから何故か涙が止まらなくなった。戦時中と現代では全く状況が違うが、誰でも自分が今置かれている生活圏の中で精いっぱい頑張らないといけないということは今も昔も同じなんだと思わされた。お涙頂戴ではなく、悲しみの先にある明るさがほんのり見えるラストに救われた。 mickeyさん [映画館(邦画)] 10点(2017-02-19 22:47:27)

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【点数情報】

Review人数 151人
平均点数 8.20点
010.66% line
100.00% line
200.00% line
310.66% line
442.65% line
595.96% line
695.96% line
72113.91% line
82516.56% line
93724.50% line
104429.14% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.46点 Review13人
2 ストーリー評価 9.26点 Review19人
3 鑑賞後の後味 9.05点 Review20人
4 音楽評価 8.81点 Review16人
5 感泣評価 9.12点 Review16人

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