みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
70.悪くはないんだけども。昔のタランティーノ作品のもつ突き抜けた面白さがない。逆に言うと、正統派の映画になってきているのだけれども。レオ様の演技は、いつものように上手い。心に響くかどうかは別にして。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 6点(2018-12-22 22:08:17) 69.《ネタバレ》 緊張感ある会話劇で観客を繋ぎ止め、激しいバイオレンスで爆発させる。それを除けば、タランティーノにしてはビックリするほど正攻法な映画で、小手先のテクニックに頼らずとも、もはや巨匠の粋に入っているほどの演出力と画の重厚さを証明させる。同時に若さゆえの鋭さがなくなって、ちょっと寂しい限りだが。我慢に我慢を重ねて、キャンディを撃ったのが同じ白人のシュルツであり、ジャンゴが止めを刺した黒幕が同じ黒人のスティーブンというあたり、善悪のステレオタイプに陥らないタランティーノの知性の良さが感じられた。とは言え、165分はとにかく長く、ラスト20分の仕切り直しはいらなかったような。クライマックスの銃撃戦で決着をつけて欲しかった。 【Cinecdocke】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-06-23 16:48:59) 68.滅茶苦茶やるのはいんだけど、やりすぎで後半は醒めてしまった。 【爆裂ダンゴ虫】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2017-08-27 00:33:02) 67.《ネタバレ》 イングロリアスバスターズに続き、ホント面白い。 タランティーノが好む暴力シーンは健在で差別社会の理解しがたい時代に何とも言えない怒りが込み上げてくるがジャンゴが気持ちよく血しぶきブシャーと吹き飛ばしてくれる。まさに爽快。 長い時間も気にならないくらいサーっと観賞できた。シュルツがちょっと可哀想だったかなぁ~。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-02-08 10:52:48) 66.《ネタバレ》 南北戦争前の奴隷黒人があたり前のアメリカ南部を舞台に、ドイツ人と黒人のコンビの賞金稼ぎを描いた、一種のバディもの、そして血しぶきがブチャーと飛び散るマカロニウェスタンもの。突然出てくるドイツ人のヘンテコな馬車、そして奇妙なやりとりからの瞬殺の銃撃で、いきなり映画の世界にのめり込まされ、あとは、どこを切り取っても、かっこーいーのオンパレードで、気が付きゃ終盤、悪い奴らをボッコボコにするカタルシスとともにスカッとして終わり。「イングロリアスバスターズ」ではユダヤ人が、そして今作では黒人の観客が大喜びしそうな、歴史的に虐げられてきた者たちへ捧げるシリーズとでも言いましょうか、とにかく、最後は銃撃バンバンで、こっちのテンションはウヒョ――――ってなって、大満足でした。古いけど新しい所とか、奇妙な会話劇からの激しいアクション、エゲツナイ所は徹底的などタランティーノらしさも存分に味わえました。長いけど。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2016-11-02 01:38:19) 65.《ネタバレ》 前作でナチスをコテンパンにやっつけたけど、オレは別に何のこだわりもないんだぜ、ってことなのか、この作品ではドイツ人のナイスなオヤジが登場。マカロニウェスタンがベースかと思わせて、実は何でもアリアリ。 主人公のジャンゴは黒人で、物語の背景には奴隷制度というものがあるけれど、別に人種差別を批判しようってな意気込みがあるようにも思われなくって(ホントはあるのかも知れんが)。単に「ヒーローは虐待を受けねばならぬ」「敵は理不尽でなければならぬ」「最終的に敵は徹底的に殲滅されなければならぬ」「だってその方が面白いもん」というサドマゾ的お楽しみのためには、うってつけの題材が奴隷制度だった、ってな感じですね。 後半は(終盤を除き)会話が中心になりますが、そんなにスピーディーなものではなく、ディカプリオがネチッこい。で、たまりかねたのかクリストフ・ヴァルツ演じるシュルツがこれを射殺し、「すまん、ガマンできんかった」などとアッサリのたまうのが絶妙。前半において、あくまで自分は法に基づいた処刑を行っていることを強調していたこととの対比。あるいは、ジャンゴが3兄弟に「つい」手をかけてしまったこととの連関。 おそらくは「派手な死」ほどオイシイ本作の中で(だって、ねえ、カントク)、せっかく頑張っていた(頑張り過ぎていた)ディカプリオにも、もう少し盛大な死をプレゼントしてあげて欲しかった気もしつつ。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-10-28 14:31:44) 64.《ネタバレ》 この作品の構成には媒介項が不可欠である。まずは、黒人の味方をする白人が筋を引っ張る(黒人主人公と助力白人が捜索の旅に出る)→それを、白人の体制に忠実な黒人が妨害する→とうとう主人公の黒人の大活劇。プロップの『昔話の形態学』における、説話の必勝パターンのことを考える。 【ひと3】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-05-28 21:57:43) 63.《ネタバレ》 私はバイオレンス映画を好まない。タランティーノの代表作キルビルシリーズも見てはみたものの、ユマサーマンが美しいこと以外は、「やっぱりバイオレンス映画=血を好む人種のための作品」という既成概念をさらに固定化させただけだった。 しかし「イングロリアルバスターズ」を見た時からタランティーノは何かを持っている、と感じた。 その予感は、イングロリアルバスターズの次に作られた今作で、確信となった。 私が思うに、タランティーノも若い頃はただ「いかに残酷なバイレンスシーンを描くか」にだけこだわっていたと思う。悪役も、どこかマンガちっくなフィクションのキャラだった。 しかし、若い頃は何かテレくさくて隠していた、あるいは潜在意識の底で眠っていた”まっとうな正義”を、堂々とさらすことに抵抗感がなくなったお年頃に、彼もようやくなったということではないだろうか。 ナチスという悪を批判する「イングロリアルバスターズ」、そして黒人奴隷制・黒人差別を批判する「ジャンゴ 繋がれざる者」という”2大歴史上の悪”を、彼らしいバイオレンスの世界にサラリと落とし込み、見事に彼なりの”正義感”を表現した。 私はこの2作を「タランティーノ風味 社会派ドラマ2部作」とあえて言わせていただきたい。 彼らしいやり方で、”歴史上の悪”(ナチスと黒人蔑視の白人)に怒りの制裁を加える作品であったという共通点以外にも、これら2作では、面白い共通点があと2つ。1つは「イングロリアル~」ではヒトラーのいる映画館を、タバコの火で着火させたフィルム爆弾で業火で焼き尽くした。「ジャンゴ」では、ムッシュキャンディの手下達のいる邸宅を、パイプの火で着火させた爆弾で業火で焼き尽くした。タランティーノ式でいけば、極悪人は地獄の炎に焼かれて死ねということなのだろう。 もうひとつは、クリストフヴァルツが、この2作でアカデミー助演男優賞を手にしていること。同じ監督の2部作(だと私は思っている)で、連続受賞とか、かなりスゴイことだ。実際のところ、今作も彼の存在感は素晴らしすぎて、その話だけでこのコメント欄を埋め尽くすことが可能なくらい。敵との言葉での駆け引きのシークエンスは毎度見事で、彼の演技とタランティーノの脚本の華麗なるハーモニーといったところ。 「ジャンゴ」で描かれる黒人への残酷な虐待描写も、<タランティーノ=バイオレンス畑>という先入観で見れば「なんて残酷な!」と感じるだろうが、実際のところ黒人奴隷への虐待は、描写されているそのとおりの話であって、史実どおりの表現をしたまでのことであって、残虐なのはタランティーノではなく歴史上実際に奴隷をいたぶった白人達である。 ちなみに「当時は奴隷達がこんな目に合わされていたのか・・・」と、映画を見て知るという側面については、今作に限らず、たとえば「それでも夜は明ける」のように淡々と奴隷への虐待を描かれる作品でも知ることができるが、あちらは実話をもとにした映画がたまに陥る”脚色不足によるダラダラ感”が目立ち最後も”痛快なオチ”でもないわけだが、「ジャンゴ」のほうがやはり作られたストーリーであるがゆえに、飽きることなく鑑賞でき、”学び”と”面白さ”の一挙両得な作品で、黒人奴隷問題を描くものとしては、私は「ジャンゴ」が現段階でナンバーワン!だ。 そして劇中でシュルツの馬車を襲撃するために集まった白人達が、たいまつを持ち穴をあけた袋をかぶっているのだけど、穴のせいで前がよく見えないからかぶろうか外そうかでショーモナイ言いあいをしているシーンは、間違いなくKKKに対するタランティーノ式の風刺w 【フィンセント】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2016-03-02 19:12:27) 62.《ネタバレ》 クリストフ・ヴァルツの多言語を駆使した話術、信用ならない笑顔を見せるディカプリオのキレた演技、秘めた怒りを持つジェイミー・フォックスの佇まい、そして監督がタランティーノとくれば出来上がるのは最高中の最高の映画!それがジャンゴでしょう!冬を過ごすシーンでかかるI've got a nameのシーンは短いながらも2人の関係を描く非常に素晴らしいシーンでずっと見ていたかったです。 【HARD PUSH】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-09-19 00:56:31) 61.《ネタバレ》 私にとってアンチェインといえばオリバなのだが…σ(^_^;) 1行目は無視して下さい(笑)。本作はタランティーノ監督がこちらの世界に戻ってきて2作目、といった印象です。B級の世界からA級の世界へ。イングロリアスバスターズと本作は、タランティーノ監督のこだわりは残りつつも洗練されてます。南部の人種問題の描き方やいつもの暴力描写からネガティヴな意見も見られますが、それは枝葉であり本作品の良し悪しを語る主軸にはならないと感じています。 自由になった黒人男とドイツ人の賞金稼ぎが、男の妻を取り戻すための話。シンプルかつ悪い意味での裏切りは無し。ラストまで一直線に映画は進みます。 ジャンゴフリーマン、最初は卑屈な感じや無学な感じを漂わせますが、最後にはウエスタンヒーローになります。ジェイミーフォックス、立ち姿がきまります! クリストフヴァルツは言うまでもなく今のタラ映画の屋台骨。ドイツ人という設定をうまく利用しているだろうに、私の民族や語学においての無知が情けないσ(^_^;) そしてレオ様。あなたの存在感グッドです! 【JF】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-06-24 16:37:27) 60.なんでこんなに面白いのかなー、よくわかんないなー。 【センブリーヌ】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-05-31 22:40:02) 59.《ネタバレ》 黒人差別の強い時代、元奴隷の黒人が賞金稼ぎになり妻を救う話。 タランティーノ節の効いた良作。 長いけど最後まで飽きずに見れます。 【Dry-man】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-02-13 02:08:07) 58.《ネタバレ》 「イングロリアス」では身の毛もよだつほどの悪役俳優ヴォルツを、今回いい役に起用した、タランティーノの人づかいにニヤリとした。内容はと言うと、今までタランティーノの吐き気がするほどの残虐さに、主人公が逆境に陥った時、その彼女にもどんなに冷酷な仕打ちが来るだろうかとヒヤヒヤさせられたが、案外、従来の映画作りのように、主人公を中心に世界が動く。タランティーノも人の子であったか、と思った。ユーチューブが出てきて、場面の面白さだけでは2時間観客を惹きつけるのが難しくなった昨今、それでもタランティーノは面白い。光る血しぶき、独特のキャスティング、猛者との決闘の暗示するかのようなスローモーション、そして絶妙な選曲。映画の生き残る道を示してるかのようであるが、タランティーノ自身もあと数本で映画作りはやめるとのこと。モッタイナイネ。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-01-11 10:22:36) 57.タランティーノ節満載の映画。アカデミーを取ったのですこし真面目にとったのかなと思ったけどそんなことなかった。いつものタランティーノだった。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-01-03 14:15:32) 56.《ネタバレ》 レオナルド・ディカプリオ演じるカルビンの迫力。ヒトを人と思わない冷酷な扱いにスリルを味わえた。 そしてあの豪邸。ヤバイ金持ちの楽しみ方は、やっぱりぶっとんでるなーと。 オープニングを見たときに「映画のチョイスを失敗したか?」と正直思ってしまったが、いい意味で裏切られました。 後半は、相手が女性であろうと敵を討つ徹底ぶりにジャンゴの意志の強さを感じた。 ただもう少し後半はコンパクトにできたかな? 【カジノ愛】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-03 10:07:40) 55.《ネタバレ》 良かった。派手でエグいシーンが満載。緊張感の中で間抜けなシーンがチラホラあり、ニヤっとしてしまいます。ちょっとやりすぎな感じもあるが、タランティーノの映画ならこんなものか。主人公のキャラクターやインパクトはイマイチな気がするが脇役の存在感がハンパ無い。映画が長いという印象はなく映画に引き込まれるように見入ってしまったのだが、緊張感が続く映画なので結構疲れました。 【Keytus】さん [DVD(吹替)] 8点(2014-10-23 00:58:31) 54.長い映画だけど全く気にならない。あっという間だった。 飽きない展開が続いていくし、最後の爽快感もある。人種差別問題と西部劇が交じり合っているが、テーマが深いわけではない。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-10-19 00:53:26) 53.キング・シュルツ役のクリストフ・ヴァルツの魅力が凄い。ヨーロッパらしい気品が残っていて本当に魅力的でした。この方は前作イングロリアス・バスターズでもとても印象的な演技を見せていますので、その評価からの続投でしょうか。 自身もマカロニウエスタンが大好きだと公言しているクエンティン・タランティーノ氏が言う通り、非常に洒落の効いた映画に仕上がっていて映画としては十分に楽しめます。しかし本作ではタランティーノお得意の「セリフ回しの妙」が少々行き過ぎている印象で、何とかシュルツとジャンゴ(ジェイミー・フォックス)のパートくらいまでは楽しめるものの、その後のKKKネタ、キャンディ家(レオナルド・ディカプリオ)にまでくると、過剰気味で疲れるセリフ回しがほぼほぼ苦痛になってきます。更に大オチにはタランティーノ作品には欠かせないサミュエル・L・ジャクソンが待ち構えていますが、観客は既に完全にダレた状態でオチを迎えることとなります。 総合的には本作「ジャンゴ」もまあ面白かったといえるのですが、タランティーノ作品は総じて下品な作風が多く、本作も面白いのに名作にはなり得ない致命的な何かを抱えているようにも感じました。誤解を恐れず書くとするならば、もう少しセリフ回しをスッキリさせ、収録時間も120分以内に収めてくれていたとしたら、もしかしたらもう少しは評価が上がったかもしれません。シャレと下品で押し通すには少々長すぎました。ちなみに奴隷制度やKKKのことなど難しい歴史を勉強しなくてもそれなりに楽しめます。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-09-21 23:54:07) 52.主人公に魅力がない。ラストもどこかでみたような。西部劇+タランティーノというシナジーに期待しすぎた。 【460】さん [DVD(字幕)] 4点(2014-09-17 17:00:43) 51.いい出来だとは思うけど、もう一段階上をタランティーノには求めてしまう。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-09-07 13:56:44)
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