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うなぎ

the eel
1997年【日】 上映時間:117分
ドラマコメディ小説の映画化
[ウナギ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-02-25)【イニシャルK】さん
公開開始日(1997-05-24)


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監督今村昌平
助監督井上文雄
キャスト役所広司(男優)山下拓郎
清水美砂(女優)服部桂子
柄本明(男優)高崎保
常田富士男(男優)中島次郎
倍賞美津子(女優)中島美佐子
市原悦子(女優)服部フミエ
哀川翔(男優)野沢祐司
田口トモロヲ(男優)堂島英次
河原さぶ(男優)郷誠太郎
佐藤允(男優)高田重吉
深水三章(男優)医師
上田耕一(男優)刑事
光石研(男優)刑事
小沢昭一(男優)初老の医師
中丸新将(男優)
平泉成(男優)刑務官
石堂淑朗(男優)
北村一輝(男優)
小西博之(男優)監察官
寺田千穂(女優)山下恵美子
原作吉村昭「闇にひらめく」(新潮文庫「海馬」より)
脚本冨川元文
天願大介
今村昌平
音楽池辺晋一郎
製作奥山和由
ケイエスエス
松竹ブロードキャスティング
企画成澤章
制作IMAGICA(制作協力)
配給松竹
松竹富士
特殊メイク松井祐一
特撮坂美佐子(デジタル合成)
美術稲垣尚夫
赤松陽構造(題字)
編集岡安肇
録音紅谷愃一
北田雅也(音響効果)
照明岩木保夫
舘野秀樹(照明助手)
木村明生(照明助手)
あらすじ
妻の浮気を目撃した山下(別所広司)は発作的に妻を刺殺し自首する。8年後、仮出所した山下は極度の人間不信に陥っていた。彼は他人とは関わり合いを持とうとはせず、唯一、うなぎだけが話し相手であった。あるとき山下は自殺未遂を起した女(清水美砂)を助ける。彼女もまたこの世に失望していた。

花守湖】さん(2006-08-18)
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【クチコミ・感想】

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48.男たちがダラダラと床屋に集まっているあたりに味を感じたが、これは今村のものだろうか。男たちの集団は『果しなき欲望』とか『豚と軍艦』とかで描かれてるけど、それらはもっとギトギトしたものを持っていた。今回はサークルのような寛ぎの場で、船大工、やくざもん、UFOきちがいらによる浮世床の世界。この場を提供している役所は一歩退いていて、心的には外部の柄本明に近いのかも知れない。だからギトギトと煮詰まってはいかない。もちろん監督には自分の作品のトーンを定着させない権利があり、こっちに勝手に決められても困るだろうけど、うなぎと言えば『復讐するは我にあり』のドローンネチャネチャとしたカットが印象に残っているので、ついネバっこいものを期待してしまったのだ。人を見る目が優しくなったぶん、ドキッとさせる時間は減ってしまった。昔だったら、柄本明がもっと膨らんだだろう。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2009-04-13 11:57:26)

47.《ネタバレ》 今村さんの晩年の作品は、よくも悪くも一般的なストーリーラインに乗っ取った、まとまった映画になってるけど、これはやっぱり息子の天願さんが脚本に関わる様になったからなんでしょうね。独特な笑いや、UFO青年なんかにそういうものを感じます。こういう、過去に影を持った男が再出発を図るも、その呪縛からうなぎのごとくもがいて逃れようとしながら、いろいろあって前進していくという、そういう生き様に私はシンパシーを感じますし、また、どれだけ泥にまみれようとも、その姿を慈愛溢れる目で見つめ続ける今村さんの一人の作家としての寛大さが見て取れる様な気がします。それにしても、今村映画に出てくる女性というのは、やっぱり「男の目から見た女」という印象が強い、いわば古風なタイプですよね。こういう風な古風な女性像というのは、もう今の映像作家が作る作品にはまずお目にかからない。なんだか時代の違いみたいなものを感じてしまいました。 あろえりーなさん [DVD(邦画)] 8点(2008-12-29 22:44:03)

46.いつからか邦画というと、ストーリーはマジメに進行しながらも何気にコメディタッチというものが多くなったような気がする。シリアスな中にユーモアが顔を出すといったものじゃなく、あくまで全編でコメディタッチ。この軽さがどうも苦手で、この作品もこの系統に属すると思うんだけど、他の多くのこの系統の駄作とは異なりコメディの部分にあざとさがなく、ちゃんと作品の世界に馴染んでいる。「軽い」というより「ゆるい」。このゆるい感じを損なうような無理な笑いとか無理な感動とかは入れない。ゆるい笑いとゆるい感動があるだけ。この押さえ加減が良い。今村監督の初期作品のようなエネルギッシュさは無いかもしれないが、こういうのもたまにはいい。 R&Aさん [ビデオ(邦画)] 6点(2008-10-10 16:54:45)

45.まあまあ。「うなぎ」という題材と主人公の愚直さがよかった。 すたーちゃいるどさん [DVD(邦画)] 6点(2008-02-15 15:45:51)

44.最高賞を撮った割には・・・
という評価になってしまいがちだが、そういった色メガネで観なければ普通に楽しめる作品。 にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-09-09 00:57:15)

43.カンヌ映画祭グランプリ受賞で、日本映画史に残る作品となりましたが、いささか高評価されすぎたかなと思います。どろどろした映画で、今村昌平らしさを堪能できます。役所広司、清水美砂ががんばっていました。 ジャッカルの目さん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-01-07 10:48:49)

42.《ネタバレ》 湿っぽいのに枯れている独特の映像と世界観が新鮮だった。
嫉妬心で妻をも殺してしまう幼稚な主人公が、メスウナギの話を聞き、
人生経験を積むことで、他人の子をも育てようというほど寛容になる。
変な映画ですが、監督の人間(生き物)に対する温かい眼差しが感じられました。
Rubyさん [DVD(邦画)] 8点(2006-04-23 02:10:37)

41.独特の緊張感のある映画。最後までどう解釈して良いか分からなかったけど、中終盤のドタバタ劇で冷めてしまった。画面が暗すぎるシーン多数。 mhiroさん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-04-20 10:30:00)

40.なーんかへんな映画ですね。導入がすばらしいです。 no_the_warさん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-09 22:51:31)

39.《ネタバレ》 妻を刺し殺した夫と、肉欲に溺れて自殺未遂を起した不倫女の「再生」の物語です。私は、罪を抱えた人間が再生していく物語が好きです。だからこの映画の「再生」というテーマには当然のごとく惹かれます。嫉妬により妻を刺し殺した男は、人間不信になり、物言わぬうなぎだけにしか心を開かないようになってしまいますが、その男が床屋を開業しようという発想はかなり笑えます。 このセンスの良さは買います。 そして刑務所で知り合った柄本明が扮する高崎は、主人公が作り出した幻想だったと考えても良いのではないかと思います。 つまり、主人公がなぜ妻を殺したのか?ということを延々と語り続けさせるために高崎は必要だったのです。 「自問自答」という自分の内面と向き合って行う行為を、劇的に読者に魅せようとする手法は日本の映画にはあまりないようですが、それを見事に表現しているところが私は素晴らしいと感じました。人を救うことによって自分が救われる。この世の中の普遍的な原理を、再生の物語として映画に取り上げた時点ですでにこの映画の勝利を確信していました。 花守湖さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-15 21:05:42)

38.主人公が警察へ自主するシーンがとても痛快だった。 Sleepingビリ-さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-31 17:13:00)

37.《ネタバレ》 以前見た時は期待しすぎたせいかイマイチな感じがしたのだが、15年ぶりに改めて見てみるとそこまで悪くなかった。妻を殺した過去を持ち、仮出所後も刑務所で服役中に飼っていたうなぎにしか心を開かなくなった人間不信の男と、彼が偶然助けた自殺未遂の女の「人生の再生」を淡々と描いているのだが、やはり昔見たときはこのテーマが少々わかりづらかったのかもしれない。シリアスなストーリー展開だが、ところどころにあざとくない程度に笑えるシーンが盛り込まれていて見やすくなっているのもよかった。(人間不信の男が客商売の床屋を開くという矛盾も考えてみれば笑える発想だ。)今村昌平監督のカンヌでの最高賞受賞作といえば本作と「楢山節考」だが、個人的には本作のほうが「楢山節考」よりも好み。とはいえ「復讐するは我にあり」のようなギトギト感はなく、これはやはり今村監督の演出が丸くなっているのだろうなあと感じられる。(直球勝負の映画だった「黒い雨」よりはギトギト粘りのある映画だとは思うが。)冒頭の主人公が妻を刺殺するシーンは緊迫感とインパクトがあり、このシーンは印象に残った。今村監督の映画はあまり見ていないのだが、また機会があれば日活時代の若い頃の監督作も見てみたい。(2013年10月8日更新) イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2005-07-28 17:38:18)

36.潔癖で妻の裏切りも許せなかった男が、不倫して妊娠して金融とトラブル起こした女とやり直す。人間の汚さを受け入れられるようになってようやく安住が訪れ、うなぎと会話する生活から脱却できるようになる。テーマとしてはシリアスなんだけど、笑えます。いくら人間不信だからって、うなぎが友達かよ! 高崎の言う通り、幼稚園児レベルだと思います。いやなやつでしたが、なんだかんだいってあの変態の罵倒が山下にとって一番ためになるアドバイスだったんじゃないでしょうか。 no oneさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-24 11:27:58)

35.なんとなくカンヌでとるっぽい作品だと思いました。抽象的で、比喩的で。不思議な世界観はとてもいい。ストーリーはハチャメチャなところがあるんですが、全体をやんわり包んでいるコメディの雰囲気がそれを緩和しているような気がします。 スー・ミー,スー・ユー・ブルースさん 8点(2005-02-28 06:41:05)

34.後半のどたばたっぷりはなかなかの面白さ。
役所も得体の知れない雰囲気を上手く出してていい。
でもカンヌで賞を取るほどの物かと言われると…? ふくちゃんさん 6点(2004-06-13 14:51:56)

33.《ネタバレ》 最後がハッピーエンドなのに驚いた。あんなにドロドロした作品なのにこうも後味がいいとは。好きな作品です。日本映画らしい ガムさん 8点(2004-06-07 01:07:05)

32.今村流の新喜劇といったところだろうか。程好く滑稽で人情味もある。普通に楽しめる作品。清水美砂が好きです。 もとやさん 7点(2004-03-29 18:24:16)

31.《ネタバレ》 “男の性” というか..人を殺してしまった “男の生き様” というか..しみじみと哀愁漂う作品です...
コナンが一番さん [ビデオ(邦画)] 7点(2004-01-21 18:27:24)

30.どこから来たのか得体の知れない主人公に、なぜだかみんなして関わっちゃうんだよねー、という情景がコミカルで邦画らしくて良かったです。そしてまた主人公も淡々とした生活から一変、人と関わっていくことになる。殺人シーンまであるのに重い感触は全く無く、最後の最後まであっけらかんとしていて気持ち良かった。床屋のサインポールの新利用法を発見。 のはらさん 7点(2004-01-15 20:30:32)

29.面白いです。スリリングなシーンがありながらも、全体に流れるこっけいな感じが見事です。
MASHさん 7点(2004-01-03 08:44:23)

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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 68人
平均点数 6.65点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
322.94% line
411.47% line
51420.59% line
61826.47% line
71217.65% line
81319.12% line
945.88% line
1045.88% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review3人
2 ストーリー評価 7.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review4人
4 音楽評価 7.00点 Review4人
5 感泣評価 6.66点 Review3人

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