みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
164.《ネタバレ》 映画冒頭は“主人公の飛翔…そして墜落”という夢のシーン。ココで俺は「もしや!この映画は宮崎駿の『81/2』となるのかッ!?」と思ってしまったワケです。何度も挿入される主人公の夢の場面が現実と区別なく表現されているコト、映画のほとんどが完全にオトナの世界なコト。とくれば…やはりラストシーン(ここも主人公のインナースペース)はやはり大切な人との再会なワケです…。嗚呼!俺の涙の蛇口は完全に壊れました…。もう1回言っちゃう!『風立ちぬ』は宮崎駿の『81/2』だと! と…まあ長々と妄想を書きましたが(笑)やっぱり“宮崎駿引退作品”として、今までの作品の匂いがしっかりと詰まった集大成的な映画だったと俺は思います。宮さんお疲れ様でした! ちなみに…今回の宮崎映画の美味そうだったものは…。クレソンと煙草。(吸わない俺でもタバコがうまそうに思えた映画は『ファイトクラブ』以来) 【幻覚@蛇プニョ】さん [地上波(邦画)] 8点(2018-08-22 14:11:52) 163.庵野の声がひどーーーいです。 最初の一言を聞いた瞬間吐き気がしました。 監督なぜ、庵野なんだーー! 菜穂子の電車での疲れ果てて猫背になっているところで泣きました。 エンドロールを聴きながらも涙がでてきました。 庵野じゃなければ・・・・ 残念 【へまち】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-12-01 23:46:00)(良:1票) 162.《ネタバレ》 なんとも評価に困る作品である。 戦中の日本をリアルに切り取る訳でもなく、ラブストーリーをたっぷりやるわけでもない。 ただ戦中で、そこで夢を志した男がいずれ来る悲しみを知りつつ恋をし、大好きな飛行機を作り、生きて行く。それだけのようにも見える。 もちろん主人公は宮崎駿自身であり、本作はまるで彼の夢である。だから自分と同じ位置に身を置く男、庵野秀明に声優を任せたのであろう。 理想の女性。好きな時代。大好きな飛行機。それをこれでもかと詰め込んだような作品だ。 にしてもやはりアニメーションは凄い。夢の中の摩訶不思議な風景に飛行機描写、それに関東大震災で逃げ惑う大勢の人々などさすがジブリと唸らせられます。 【えすえふ】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2017-09-15 23:56:46) 161.《ネタバレ》 二郎は、一見、優しくて紳士的で真面目な好青年。でも実際には自分の好きなことしか頭に無い、寧ろ薄情な人間だ。自分の作った飛行機が人を殺す道具として使われようと、妻が山の療養所でひっそり息を引き取ろうと、あまり意に介してない。ヒロインが凄くて、二郎が薄情な人間であることをよく分かっている。そういうところも含めて二郎を愛している。すごい恋愛映画だと思う。主人公は、宮崎駿の分身なのだろうし、庵野秀明の分身でもあるのだろうし、そして私の分身でもある。私自身も薄情で身勝手で、しかし人からは真面目で優しいなどと勘違いされているような男なので、この映画はとても響くものがあった。 【すらりん】さん [地上波(邦画)] 8点(2017-04-17 02:04:40) 160.《ネタバレ》 人生50年~と信長は舞ったわけですが、私もとうに製造から50年を過ぎてしまいました。 で、そんな私が小学生の頃、リアルタイムで初めて聞き覚えた荒井由実の歌が「ひこうき雲」だったのです。荒井由実の初アルバムのタイトル曲で、この歌が話題になったのは1974年ころだったと思います。いやぁ懐かしいですね。 ちなみに一見きれいなイメージのこの歌ですが、実は投身自殺をした少年の事を歌ったものである事はあまり知られていません。 「空にあこがれて空をかけていく あの子の命はひこうきぐも」ですからね。命といっちゃってますし。空かけられませんよね人間だもの。 …と、その歌の出自を知っている自分としては、そもそもこの映画の主題歌として「ひこうき雲」が流れていた事にはかなりの違和感がありました。 「ちょおま」状態です。イメージ先行もいかがなものか、ってとこでしょうか。 さて、そもそもヤマトガンダムのリアルタイム世代でアニメ少年だった私は、昔、宮崎駿が大好きでした。 「未来少年コナン」や「ルパン三世カリオストロの城」で魅せる「職業漫画映画監督」としての力量は当時から素晴らしいものがあって本当にワクワクしたのです。 彼の作品に出てくるヒロインはどれもこれもそっくりの「うんちもおしっこもしないような可憐な美少女」で、これは当時のテレコムアニメーションフィルムの若手アニメーター座談会でも女性アニメーターが話題にあげてました。 ある日の事、「監督ってうんちもおしっこもしないような女の子しか出しませんよね」とその若手女性アニメーターが宮崎監督に言ったら「じゃぁ君は、うんちやおしっこをするような女の子が出るアニメが観たいのか」と言われた、というエピソードです。 (女性にはこのヒロイン像に抵抗がある人がそこそこ多いわけです(製作サイドの中でも)。まぁその気持ちはわかりますが) この宮崎監督の理想とするヒロイン像は終始一貫していて、何十年もの創作活動の中、ついに最後の作品となったこの「風立ちぬ」まで貫かれています。 典型的な「男にとって理想的な都合のいい処女で女神な」この映画のヒロインが嫌いだという人も(特に女性には)いると思いますが、これは監督のまさに主義主張(そもそも昔からただのオタクなのです、この人は)なのですから、むしろぶれてない事を評価すべきでしょう。 と、まぁ宮崎駿についてはいろいろ語りたい事もあるのですが、しかし、ジブリの作家となってからの宮崎駿は個人的には結構嫌いなのです。 周囲からのなんらかの制限がある職業監督の頃と違い、映画を自由に撮れるようになった事により彼の内なる作家性が全面に出てくる事になったわけですが、その結果作られる映画は残念ながら「僕が観たいのはこういうのと違う」という方向になってしまっているからです。まぁ僕のために映画を作ってるわけじゃないから、それはしょうがない事なのですが。 で、そんな宮崎監督の最後の作品となったこの映画ですが、結論から言えば、この映画、ぶっちゃけさして面白い話ではありません。 展開も地味ですし「え、そこで終わりなの?」ってとこで終わるし、肝心の二郎(庵野)のセリフは棒読みすぎて笑ってしまうレベルです。 ズブの素人を映画の主演に使うような映画なんて企画ものでもない限り普通はありえないわけですが、なぜかジブリのアニメ映画ではそれが許されてしまうのは、よくわからない風潮ですよね。 また、世代的なものもあって、私自身子供の頃から「レシプロ戦闘機が大好き」ですし、当然、零戦の開発者である堀越二郎についてもよく知ってる人間なわけです。 で、なまじいろいろ知っている航空機マニアだからこそ、映画を観ていて「何を描きたかった」かがわかるシーンもあるし「なぜこうしたか」がわかるような気がするシーンもあるし、また一方で「なぜこうしなかったのか」と必要以上に疑問に思ったりもしてしまう、なかなか罪作りなテーマだったのも確かです。 しかも主題歌は小学生のときにリアルタイムで聞き覚えた「ひこうき雲」なんですから、個人的には自分の小学生の頃の、そして宮崎駿が好きになったころの原体験を思い出させてくれる、きわめて個人的な意味で感傷的な映画だったと言えます。 しかしそういう個人的な原体験をはずして考えれば、この映画、役者の演技はまるでダメだしストーリーも地味でさして面白くありません。とても高評価できる映画ではない、としか僕には思えないのです。 【あばれて万歳】さん [地上波(邦画)] 4点(2016-12-08 11:59:04)(良:2票) 159.わたしは人間と人間の手足頭脳の延長としてのメカとの関係を描いた作品(例えば「アポロ13号」や「ハドソン河の奇蹟」)に高得点をつけることにしていますが、堀辰雄のセンチメンタルな私小説と同じタイトルのせいでずっとこの作品は恋愛物だとばかり思い込み、長らく鑑賞をサボっていました。あるきっかけで零戦戦闘機というメカを追求した技術者の話だと知って即レンタルしましたが、やはりタイトルに沿った恋愛の脚色が邪魔に感じられました。実際の堀越二郎は作品の中の同姓同名の人物と違って愛妻との間に多くの子宝に恵まれ、戦前には貴族にも列せられて公私ともに恵まれた人生を送ったようですが、ただ一点、心血を注いで作った零戦戦闘機が特攻隊の若者を乗せて敵の軍艦を百発百中で撃沈する道具に使われ、つまり破壊されることが目的で使用されてしまったという、実際の堀越二郎がおそらく抱いていたのに違いないやり場のない怒りや悔いを恋愛抜きでもっと掘り下げて描いてくれていれば良かったのに、と思います。 【かわまり】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-10-13 01:31:01) 158.《ネタバレ》 これは、宮崎駿監督がニュー・シネマ・パラダイス(特に完全版の方)を作ったらこうなっちゃうよ、という作品でしょうかね。 向うが映画への愛なら、こちらは空への憧れ、いや、空を飛ぶ飛行機の「美しさ」への憧れ。それも、この作品の主人公たる二郎さん、トト君よりもかなりタチが悪い。トト君の場合、ベースとして幼少期以来の映画への愛があったとしても、そこにアルフレードさんとの交流があり、少女エレナとの恋愛がある。だけどこの二郎さん、基本的に飛行機のことしか頭にない。それでも女性には優しかったりして、それも別に打算がある訳じゃなく本当に優しくって、それでもやっぱり飛行機のことばかり考えている、こういうヒトが一番、罪作り。 終盤で、病の奥さんが最後に布団をかけてくれたことにも気づいていない。この場面で、奥さんが寝顔から眼鏡をはずすのが印象的でした。そういや作品自体も、子供時代の二郎さんが眠って夢を見ている場面から始まったんでしたっけ。このヒト、何かとよく寝てる。そして飛行機の夢ばかり見てる。 何よりこの二郎さん、最後にはすべてを失いながら、まるで後悔も反省もしている気配がない。ニュー・シネマ・パラダイスより、はるかにはるかに重症です。 これが宮崎駿というヒトの一面なんだろうなあ、と。ホントに怖いヒト、その怖さが、他人を感動させる。 という自覚症状に向き合い、それを描ききった、総決算のような作品、なんですかね、これは。 【鱗歌】さん [DVD(邦画)] 9点(2016-04-04 19:13:59)(良:1票) 157.《ネタバレ》 悪魔に魂を売るかのごとく、私生活を代償にしながら夢を形にしていく二郎。 自分の命を削りつづけながらも、二郎に寄り添い続ける菜穂子。そこには、世間が考える善悪や倫理観などの物差しでは図る事ができない幸せがある。そしてあまりにも刹那的な生き方。 他の人にはわからない。けれど幸せ。それが全て。 そして二人の姿に、ルパンがポルコ・ロッソがアシタカが逃げ続け、ポニョで結実した宮崎監督が描く愛の形のその先を観た気がした。 【ちゃじじ】さん [DVD(吹替)] 9点(2016-02-26 01:00:39)(良:1票) 156.もの凄い映像美。ただただ圧巻。とにかく凄すぎる。アニメの底力を見せつけられたような気がした。宮崎映画は今まではルパン三世以外はどうも受けつけなかったのだがこの作品は違っていた。二郎の声優が良い。淡々と進むストーリーにマッチしていた。菜穂子の「来て」と言うシーンも良かった。もしその続きが描かれていたら完璧な映画になっていただろう。二郎と菜穂子にはもう限られた時間しか残されていなかった。ふたりはそれを充分に知っていた。だからこそ普通の夫婦と同じように二郎は妻の側でタバコを吸い、当たり前のように仕事に打ち込んだのである。死に繋がる結核に抗うかのように。ふたりの愛は刹那だからこそ自由で傲慢なのである。 【イサオマン】さん [地上波(邦画)] 7点(2016-01-08 16:26:54) 155.《ネタバレ》 僕にとって、ポニョは十分、宮﨑駿のマスターピースでした(内部でも批判の声があったりしたようだが)。 これで終わりかと思っていたところで出てきた本作なのですが、ポニョとは真逆といいたいような作品で、 まるで突然青年時代へ若返ったように、監督の持つロマンティシズムが、露わに打ち出されていて、 ラストシーン、監督自身が、自分の映画で泣いたのは初めてだとコメントしたことにつられて、どうも誘い泣きしてしまいました。 この作品は、ナウシカとともに、宮崎作品を好むのと別に、宮﨑駿という人物自体に惹かれる僕にとっては、特別な作品です。 宮﨑駿作品らしくはないですが、宮﨑駿らしい作品だと思います。 【麻田葉一】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2016-01-04 06:17:54) 154.《ネタバレ》 誠実な男が、魂魄を込めて作った優美な機体は殺人兵器であるという皮肉。この哀切が何とも心に迫る。しかし何のために造られたものであれ、本当のマスターピースは美しい。戦争は忌まわしい。零戦は美しい。どちらも真だと信じる、この機微、アンビバレントを正直にさらけだしたところが素晴らしい。 SEの類を人間の声で再現したところは、「古き良きキカイ」に寄せる宮崎駿のアニミズム的慕情を表すようで微笑ましく、また上手くいっていたとも思う。「おお、一生懸命動いてるなあ」という。また庵野秀明のアテレコは、出てきてからの10分ほどは「どうなることか」と顔を覆ってしまったが、じきに慣れた。終わってみれば、技術の巧拙よりも演者(庵野)にも通底する「志あるマニア」だという心性の方を優先したのかな、という気がして、これで良かったのだと思えた。 ヒコーキ屋の二郎と、菜穂子の恋人二郎の話がほとんど別立てになっていて、そこはどうかなという嫌いはあるけれど、それよりも好もしく感応する部分の方が大だった。 【C-14219】さん [ブルーレイ(邦画)] 8点(2015-12-12 11:11:09) 153.主人公を通して日本人の魅力、心が描かれていて…言葉が詰まるほど、素晴らしい映画でした。 監督が、自身の映画で泣いたと言う事、これが最後という気持ちも分るくらい。 描写も情景も美しく、飛行機の躍動感はジブリらしくて、映像だけでも何度も見たくなりました。 「見れて良かった」と心から思った一本です。 【sirou92】さん [インターネット(字幕)] 10点(2015-11-15 13:35:49) 152.《ネタバレ》 零戦を製作する物語かと思ってたら、恋愛もの。それも女性の激しい情熱、まさに花と開く一瞬にすべてをかける、しかも自由な感情表現を表しにくい時代に。それを前面に出すと、官能的・扇情的になり、衰弱していくところでお涙ちょうだいになる。そこを駿さん、大好きな空の話で全体に覆い隠す。全年齢向けにね。もちろん大好きな空に手抜きはしない。 戦前の家族制度とか良妻賢母とかを実感できない人には、菜穂子の愛の凄まじさが伝わらないのでは? 【ぐっちー】さん [地上波(邦画)] 7点(2015-08-10 11:54:20) 151.《ネタバレ》 国民的〇〇という言葉がある。現代の日本において、たとえば国民的作家といえば村上春樹が挙げられるだろう。あるいは国民的バンドといえばサザンオールスターズ、あるいは国民的アイドルといえばAKB48、国民的プロ野球選手といえばイチロー…、もっとも村上春樹に限ればもちろん愛読者は多いのだけどそれと同じくらいアンチも多いので必ずしも“国民的”とは呼べないかもしれないが。そんななか、国民的アニメ監督といえば、まず間違いなく彼――そう、宮崎駿の名前を誰もがまず真っ先に挙げることだろう。日本という狭い国の枠を飛び越え、いまや世界の巨匠となってしまったそんな宮崎駿監督の事実上の引退作を、子供のころからずっとジブリ作品に慣れ親しんできた僕としては深い感慨と共にたったいま観終えました。うーん、しみじみと胸に来るものがありますね。バブル経済の熱狂とその崩壊、その後に訪れる長い景気低迷と社会の不安定化、911とイラク戦争、景気回復に伴う行き過ぎた拝金主義、そして今回の震災と原発事故…、そんな日本という国の激動の半世紀を共に生きてきた宮崎駿監督がアニメ映画という表現活動を通して最後に辿り着いたであろう「生きねば」というシンプルでありながら力強いメッセージは、彼の遺言として僕の心に深く響きました。ゼロ戦を設計した人も、爆弾を作った人も、体の毒でしかない煙草の原料をずっと育て続けた人も、そしていまや日本という国を内部から壊しかねない危険な原発を造った人たちも、その善し悪しは歴史の審判に委ねるしかないとしても、誰もが真剣に生き自分の仕事に打ち込みこの日本という国の歴史を築きあげてきたという事実を宮崎監督は最後まで優しく肯定的に描き出してゆきます。なのに、いまや日本を含む世界は理不尽で残酷な現実に満ち溢れていて、もしかしたら未来には希望なんてないのかも知れない(最後に二郎が見る夢の中で大量のゼロ戦が瓦礫と化しているのがそれを象徴しています)。巨大な歴史のうねりの中では、ともすれば悪人としてその名を刻まれることにもなるちっぽけな人間たち。それでも誰かを愛し愛されながら必死に生きる人々の姿は無条件に美しい。“国民的アニメ監督”の最後を飾るにふさわしい、慈愛に満ちた良作だと僕は思う。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-06-02 01:18:08) 150.私は昔から何となく宮崎駿が好きじゃなく、自分でもその理由をうまく説明できなかったのだが、この映画のおかげでどこが嫌なのかわかった。私はたぶん、彼の女性観が気にいらないのだと思う。ネットなどでよく見かける処女崇拝を極めたような、ある種の男にとって理想的なヒロイン像を嬉々として作り出しているイメージで。この映画のヒロインはまさしく男にとって都合のいい女であり、なんら共感もできず、とても渇いた気持ちで観てしまった。宮崎駿はたとえば子どもの無邪気さ可愛さを描くことに関しては、本当にすばらしい作者だと思う。本作のように大人の男女が中心人物で色恋がからむような話は、そもそも合わないんじゃなかろうか。二郎も二郎でとらえどころがなかったしなあ…。 【よーちー】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-05-03 14:33:10) 149.あれ、これで終わり?というあっけなさがありました。過度な装飾がされていないという意味ではいいのかもしれないけど、アニメとしてはちょっと物足りないような気がします。その分ストーリーに深みがあるのかと言えば、自分にはどこに見所を置いていいのか見極められず、ただ淡々と進むのを眺めるだけになってしまいました。ひょっとして『分かる人には分かる』ストーリーなのかもしれませんが、自分は乗れませんでしたね。 【もんでんどん】さん [地上波(邦画)] 5点(2015-04-21 13:47:55) 148.《ネタバレ》 宮崎駿監督が引退作として描きたかった作品と、我々が宮崎駿の集大成として期待していた作品とで大きなズレが生じていたようである。それを受け入れることができた人は高評価であり、受け入れることができなかった人の評価は高いものではないのでしょう。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 4点(2015-04-17 22:16:45) 147.大人の作品。ただ一途に想い、想われる事の美しさに溢れた作品だと思いました。大好きな飛行機と愛する菜穂子が二郎のすべて。戦争や震災はごっこ遊びの様なちょっとしたイベントであり、それ以上の意味は持ちません。少年の日の夢をひたすら無垢に追いかけ続ける。浮気が出来ない二郎にはこれしか無かったし、結果などどうでも良かったのです。飛行機のみならず二郎は生き方までが美しかった。ハウルだポニョだと昨今の作品には悉く失望させられておりましたが、ジブリの中では三本指に入る傑作です。もう一度観たいかと聞かれればもう観たくないのが本音ですが、劇中は鼻水を出しながら号泣してしまいました。ただ声が…いくらなんでも棒読み過ぎて違和感が最後まで拭えませんでした。 【Kの紅茶】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-04-12 20:30:49)(良:1票) 146.《ネタバレ》 いろいろ批判のあった映画だったので結局映画館には行きませんでした。 病人のそばでたばこを吸うのはどうかとか、主人公が棒読みだとか、「風立ちぬ」が描けてないとか、戦争賛美だとか、今考えれば全く当たっていない、どうでもいい議論でした。たばこも、あまり感情的でない主人公の声も、「風立ちぬ」のタイトルも、荒井由実の歌も、夢との重ね合わせも、全てがこの映画の要素であって、欠けていいものはありません。最初から映画館に行くべきでした。 【海牛大夫】さん [地上波(邦画)] 7点(2015-03-30 22:37:24) 145.《ネタバレ》 予備知識ゼロで見た。予想外の恋愛物だった。 面白い映画、ではないですよね。 芸能人は声の演技が上手い人もいるけど 有名な人が多すぎて声聞いただけで顔が浮かんでしまうのが邪魔・・・。 【虎王】さん [地上波(邦画)] 5点(2015-03-19 23:19:02)
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