みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
106.暗く不安な時代、人々に笑顔を与えた、ひと時夢を見させた映画という娯楽。 様々なメディアの出現により衰退しつつある、映画館で観る映画という文化に、万感の想いを込めた「映画好きによる映画好きのための映画」と観るもよし、アルフレードとトトの年齢を超えた友情に感じ入るもよし、過ぎ行く時代へのノスタルジーに浸るもよし。 完全版では、得られなかった愛と気付かなかった愛、について思いを巡らせるのもよいだろう。 このように、観客それぞれがそれぞれの視点で思い入れを持つことができる作品はやはり、名画と呼ばれるに相応しいものだと私は思う。 私は、アルフレードの語る兵士の話しと、「話すのと黙ってるのは同じこと」というこの深い深い台詞がとても好きだ。 世の不条理は不条理ゆえに美しいままその姿を保つこともある。 「俺はお前の噂が聞きたい」とトトを町から追い出したその友情に、感動を覚えずにはいられない。 【poppo】さん 9点(2004-05-11 12:25:24)(良:2票) 105.これだけは言える。 この映画が面白くないと言う人とは、決して仲良くなれないだろう。 音楽も素晴らしすぎる。 ありがとう。 【ブリーバンデカンプ】さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-09-22 20:56:52)(良:1票) 104.《ネタバレ》 若い頃に最初観たときは、ヌルい映画だなという印象で、自分の中での評価は低かった。 世間の評価が自分の印象よりずいぶん高かったので、数年後にもう一度観てみると、最初観たときより面白かった。 ただ、内容はほとんど忘れていたので、その時の自分にとってはそれほど心を動かされるものがなかったということ。 ところが、最近久しぶりに見直してみると、なぜか心に染みた。 映画は観る時期を選ぶということか。 映画しか娯楽がなかった時代の映画館内の熱気が伝わってくるよう。 テレビや他の娯楽が増えて、街のみんなが一箇所で盛り上がるようなことはなくなったが、そういう不便な時代のほうが本当は楽しいのかもしれない。 想い出の映画館が取り壊される様子には、センチメンタリズムとノスタルジーがかきたてられる。 トトに対するアルフレードと母の深い愛情には胸を打たれる。 年を経るほどに味わい深くなる類の映画のようで、またいつか観直すことになるだろう。 【飛鳥】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2012-12-06 00:51:19)(良:1票) 103.《ネタバレ》 涙が止まりませんでした。30年以上も広場に住んでいる人がまだいるなんて不憫で 【デヘデヘ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-06-10 17:50:04)(笑:1票) 102.《ネタバレ》 前々から評判を聞いていてやっと観た。確かに名作、素晴らしい映画だ。トトがアルフレードと分かれ故郷を旅立つ場面、年老いた母親がトトに昔の鍵のエピソードを語る場面、様々なシーンで涙が出てくる。映画に憧れた幼い日から、あの映画館が爆破され全ての郷愁が終わりを告げ、トトが自分の過去と決別する時まで、アルフレードはトトを思い、彼の人生を支え続けた。愛し合っていても幸せになれるとは限らない、故郷から旅立たねば本当の人生は見えてこない‥‥‥人生の拠点において、たとえ自分自身が愛する者に憎まれることになろうとも、愛する者を支え続ける。アルフレードの様な人間こそが、学の有る無しなんか全く関係のない、真の「人生の師」なんだなと思う。あの映画館の爆破は、彼がこの師から完全に卒業した瞬間なのだ。「このフィルムはお前にやる。そして、俺が保管しておく」遠い昔の約束どおり、自分の死後にトトに返したあのフィルムは、形見と言うよりも、アルフレードという先生が愛弟子に送った、自分からの卒業証書のようだ。誰しもの人生のどこかにある「人生の師」。自分自身もいつか、彼のような人の存在に気付く時が来るのかもしれない。イタリアの田舎町の画がとても美しく、音楽も素晴らしい。車の中での妻子持ちの既婚者とのキスは個人的に賛成できなかったが、できれば映画館で観たかったと思わせる大変良い映画だった。 【six-coin】さん 9点(2004-12-05 03:52:00)(良:1票) 101.《ネタバレ》 ラストシーンって観てる間にけっこう予想がつくのに、実際そのシーンがくるとぐぐっと画面に引き寄せられてしまう。何十年もたって、やっとわかったアルフレードの想い、ゆめ。あのフィルムのシーンだけでも、何回も観たくなります。ああ、思い出してるうちに、また泣けてきそぅ…… 【揺香】さん 9点(2003-12-22 13:11:12)(良:1票) 100.こういうのやっぱり弱いです、ノスタルジックな雰囲気の中での近所のおじさんと少年の交流。私がいつも思うのは外国映画の場合、子どもに対して妙に不自然に理解ある大人が出てこないのがいい。 途中で退屈になったところもあったけど、あのラストにはやられた。全てはこのラストシーンのためにあったんだと思いました。 なんだろう、とても言葉では言い尽くせないです。感動、驚き、釘付け、言葉が出ないラストシーンといったらまずコレです。ほんとにやられた、フィルムを見ながらワンワン泣きました。なんであんなに泣けたのか、アルフレードという人とその想いに感激したのかなぁ。 中盤退屈でだらけた私、人生の途中でだらけていたトト、しかしあのラストのフィルムで目が覚める、忘れてしまっていた何かが蘇る、そんな感じもあるかな。 不器用でもあり控えめ、でもいつも黙って見ていてくれる、そんなアルフレードのトトへの想い、愛情を感じます。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2003-11-27 22:37:33)(良:1票) 99.こんな素晴らしい映画を今まで知らなかったなんて・・・。映画通ぶっていた自分が恥ずかしい。それにしても、昔の女優さんはとてもきれいでしたね。ラストのキスシーンを見ていて、特にそう思いました。そして、最近のデジタルやらCGの氾濫に少々ウンザリしていた私には、この〝昔の映画館〟を舞台にした作品は、とても心地よく新鮮でした。・・・と言いつつ、私はスター・ウォーズファンだったりする。 【ヒット】さん 9点(2001-11-11 11:07:30)(笑:1票) 98.超久しぶりに再見。すっかり忘れていましたが、やはり名画中の名画でした。とにもかくにもエンリコ・モリコーネの音楽がいい。ざっくり2曲ありますが、いずれも映画史上に残る名曲でしょう。この曲さえ流れていれば、どんなシーンでも許せてしまう感じです。 それにもちろん、序盤の少年時代もいいし、オーラスのつぎはぎフィルム再生場面もいい。終盤の「爆破」のシーンは、どんなアクション映画のハデな爆破よりも衝撃的でした。心が痛むというか、何もそこまでしなくてもというか…。 しかし中盤の青年時代だけ、ずいぶん紋切り型で雑な描き方だったなぁという気がします。不可欠なシーンであることは間違いないのでしょうが、彼女が突然現れて突然つき合い出して突然去っていった印象です。 それはともかく、この作品は若いときに見るより、ある程度年齢を重ねてから見たほうがグッと来ますね。もっと年齢を重ねると、今度はアルフレードの目線で見ることができそう。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-12-03 02:22:08) 97.この映画の永遠のテーマ、激論「オリジナル版」VS「劇場公開版」の話は今回置いといて、この映画は昔ながらの劇場に慣れ親しんだ人なら誰しも、その琴線に触れる作品ではないだろうか。 懐古厨乙!とか言われそうだが、私も地元の映画館で閉館する日にこの映画が記念上映されたので観に行き、深く感動したのを覚えている。今の綺麗なシネコンしか知らない人が見たら驚くだろうが、真昼間から煙草をふかしながら見てる人が居たり(禁煙だけど)、場所によっては前の人の頭で完全に視界が遮られたりとか当たり前で、座席取りも命がけだった。まあ、余談はこれ位にして、「劇場公開版」は本来あるシーンがカットされた言わば不完全版なので、監督も「オリジナル版」を観てほしいと言ってる位だから、やはり「オリジナル版」の方を見るべきだろう。※以下入力が面倒なので「オ」「劇」と省略させていただきます。 「劇」を観てから「オ」を観ると、ある意味裏切られたような、そんな事知りたくなかった。純粋に感動できない。という声が多い事も知っている。私自身もそうだった。しかし、歳を重ねるごとに「オ」の方がより人間ドラマとして深みのある物語だという事がわかってくる。むしろ「オ」こそが全てであり「劇」はいわばダイジェストに過ぎない。そうとさえ思っていた。 だが、そんな時ふと思い返したように「劇」を観ると・・・。 ああ、これはファンタジーなんだなと思い出せてくれる。純粋に映画の素晴らしさ、映画館の楽しさを思い起こさせてくれる。人間ドラマの部分が省略されたからこそ、この映画館という主役に対して一層の憧れと感動を純粋に味わせてくれる。そんな気がした。 あー結局、激論「オ」VS「劇」やっちゃってるじゃんというツッコミはなしの方向で・・・。どっちもそれぞれ良さがあると思うので両方お勧めです! 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-11-10 22:06:59) 96.1回目見た時は正直そんなでもなかった。なんというか、如何せん有名作品であるもんだから冷静に見ようとしてしまう自分がいて、勝手に心のブロックが入るというか。で、それから数年後、つまり今ふと見たくなって見てみたら、もう感動が全然違う。年齢のせいもあるのかもしれないし、頭空っぽの状態で見たってのもあるかもしれない。とにかく、見てる自分は第三者視点であるにも関わらず、いつの間にか感動させられていた。なんだかよくわからんうちに入り込み、魅せられている。そんな作品でした。きっとひとつ、ないしふたつのことに全身全霊を賭して入れ込んだ後に、振り返って観る。時間が経って振り返って観る。そんな時に最大級の威力を発揮する、そんな作品なのではないかなと思いました。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-12-15 05:24:53) 95.《ネタバレ》 やはりいい映画ですね。最初の鑑賞は映画好きの先輩と共に見たレンタルビデオででした。懐かしいです。今回リバイバル上映されたので劇場で鑑賞しました。ストーリーは単純で、映画しか娯楽のない田舎町で育った主人公のトトが友人の映写技師の死をきっかけに田舎に帰る、というものです。ラスト、トトは友人アルフレードが形見として残した、神父の検閲でカットしたキスシーンをつなげたフィルムを見て笑ったり涙ぐんだりします。それは決してキスシーンで心動かされているわけではありません。トトにとってあのフィルムは人生で唯一といっていいほど楽しかった時代の象徴なのです。子供だったトトは青年になり村を出ます。その後映画監督としてそれなりの地位を得はしましたが、生涯の伴侶を得られず女性をとっかえひっかえしている、30年間も帰省していない、など村を出てからは決して心晴れやかに過ごしているようには見えません。いろいろ悩み多き人生のように思えます。アルフレードの葬儀が終わってからはトトはローマに戻るんでしょう。仕事面からも心情面からも、もうそうせざるを得ない状況なんだと思います。トトはアルフレードの助言に従って村を出たわけですが(本心は不明ですが)、それが良かったのかどうなのか、大人になってから見るとそういうことを考えてしまいます。 【MASS】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-05-03 17:25:54) 94.いい映画だった、ラストが一番よかった 【マンデーサイレンス】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-12-13 17:42:00) 93.《ネタバレ》 ここ数年、映画の上映はかなりの割合でデジタル上映に入れ替わりました(一部まだ残っていると思いますが)。もうフィルム映写機は使われておらず、撮影自体もデジタルカメラで行われています。そういう現状を踏まえながら見ると、より切なさ倍増です。「昔は手回しだったが、今は全部機械だ」その機械すら今は絶滅寸前なわけですから。ノスタルジーすら消えて行く時の流れ。切ないなあ。 もう一つ思い出したのは、自分が子供の時、近所にポルノ映画館があったこと。看板の前をドキドキしながら通り過ぎた思い出がフッと蘇ってきました。「ニューシネマパラダイス」に登場する映画館も、最後はポルノばかり上映していたようです(壁に描かれたチ○コの落書きが容赦ない)。子供時代のあの映画館も、ポルノを上映する前は普通の娯楽映画を上映していたんだろうなあ。映画館の数だけ物語があるんだなあと想像してしまいました。 ・・・かといって、この映画は単純なノスタルジーを描いているワケでも無かったですね。人生は映画のように簡単じゃない、ノスタルジーに溺れるな。実人生を生きろってことでしょうか。「映画ばっかり見てんじゃねえ」と映画からケツを叩かれた気分です(笑)。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-11-12 03:05:48) 92.難しくは説明しにくいが、とにかく、最後に泣けて。観終わったら、気持ちが良い映画だった。自分に合ったんだろうな。だから、名作。それで良いじゃないか。 【min】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-02-07 20:49:38) 91.《ネタバレ》 いい映画でしたねぇ…これはシネマファンなら多少なりとも心の琴線に触れる作品じゃないでしょうか。前半はヤンチャ坊主がちょっとウザったかったこともあり、「映画好きの子供とオッチャンの心温まるストーリーね、ハイハイ。」と冷めた目でみてましたがそのうちいろんな印象的なエピソードが絡んできました。美しい少女との恋…オッチャンの火事での大怪我などなど…後半で映画館が爆破されたシーンは自分も映画館に通っていた当事者になった気になって思わず号泣してしまいました。冒頭で30年も実家に帰っていないなんてなんて親不孝なヤツだと思っていましたがちゃんと理由があったんですね。オッチャン!あんたって人は…それにしてもよく泣かせていただきました。「いや~映画ってホントにいいですね!」 【イサオマン】さん [地上波(字幕)] 9点(2012-12-10 23:21:37) 90.大学の文化祭で見ました、こちらも眼の腫れがしばらく取れないくらいに泣きました。あかんて!こんな泣かせる映画!!うろろろろ 【HRM36】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2011-06-06 13:43:00) 89.《ネタバレ》 徴兵から帰ってきてもうこの町に居場所はないと感じたトト。別れの駅のホーム、父親代わりで親友で師でもあるアルフレードの「絶対に帰ってきてはいけない」「すべてを忘れろ」の言葉の裏の愛情を感じ、また別れの悲しさに涙のダムが決壊。でここから泣きっぱなし。ここまでの話はここからのためにあったのだと感じました。帰郷後は郷愁の感で胸がいっぱいになり苦しいほどですが、彼のように何かを感じれる人生を送りたいと思わせられポジティブな後味が残りました。 映画全体としては南イタリア人の気質が映画の素晴らしさを伝えるのに活きていて、テレビでばかり見ず映画館に行って見たいなと思わせてくれました。 再視聴。限りなく10点に近い9点だ。この作品は年を取るほど良いものになるのかもしれない。数年前以上に感動しました。 【さわき】さん [地上波(字幕)] 9点(2011-05-14 00:55:04) 88.名作です。ラストシーンがいい!切ないです。 【じょーー】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-12-11 11:53:46) 87.《ネタバレ》 人の人生を一つの映画にするという話は個人的に結構好きで、この作品も好きな映画な一つです。 で、話自体はラスト含めて個人的に8点ぐらいの評価なんですけども、 音楽が素晴らしすぎる。あれが1点引き上げてます。 最後の感動もこの音楽がないと成り立たないぐらい素晴らしいです。 あれ聞くだけで、なんかなんとも言えない気分になるんですよね。映画音楽ランキングで言うと、これ一位です。 【シネマレビュー管理人】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2008-08-04 13:20:27)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS