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レイジング・ブル

Raging Bull
1980年【米】 上映時間:128分
ドラマモノクロ映画スポーツもの実話もの伝記もの
[レイジングブル]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-12-20)【TOSHI】さん
公開開始日(1981-02-07)


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監督マーティン・スコセッシ
助監督ジェリー・グランディ(第1助監督)
キャストロバート・デ・ニーロ(男優)ジェイク・ラモッタ
キャシー・モリアーティ(女優)ビッキー・ラモッタ
ジョー・ペシ(男優)ジョーイ・ラモッタ
フランク・ヴィンセント(男優)サルヴィ
ニコラス・コラサント(男優)トニー・コモ
マリオ・ガロ〔男優〕(男優)マリオ
シェイ・デュフィン(男優)リング・アナウンサー
マーティン・スコセッシ(男優)裏方係
ジョン・タトゥーロ(男優)(ノンクレジット)
脚本ポール・シュレイダー
挿入曲フランキー・レイン"That's My Desire"
エラ・フィッツジェラルド"Cow Cow Boogie"他
フランク・シナトラCome Fly With Me"
ナット・キング・コール"Mona Lisa"
マリリン・モンロー"Bye, Bye Baby"
レイ・チャールズ"Tell the Truth"
撮影マイケル・チャップマン
製作アーウィン・ウィンクラー
ロバート・チャートフ
配給ユナイテッド・アーチスツ
美術ダン・ペリ〔タイトル〕(タイトル・デザイン)
ヘアメイクマイケル・ウエストモア(メイクアップ・クリエイタ―)
編集セルマ・スクーンメイカー
マーク・ワーナー〔編集〕(編集補佐)
録音ドナルド・O・ミッチェル
字幕翻訳金田文夫
その他レイチェル・ティコティン(プロダクション・アシスタント)
マイケル・E・ウスラン(プロダクション代理人)(ノンクレジット)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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8.ジェイクに対してとてつもない嫌悪感ばかりがつのったけどその”嫌悪感”という感情を出させてくれたデ・ニーロありがとう。さらにはすごい脂肪のついた腹をみせていただいてこれもありがとう。”太る”ということは自然に年齢を重ねて体重が増えていくというのであれば当たり前だと思うが意識して太るということは難しいと思う。”痩せる”方が「かっこよくみられたい、綺麗にみられたい、健康になりたい」等プラス思考な面ばかりで努力の甲斐があると言える。それとは逆の”太る”ことは「異性からの目が冷たくなる、不健康になる」等マイナス面に片寄ってしまうので太っていくうちに多分私だったら自己嫌悪に陥ると思う。現在ならCGを使えば済むことなのでとにかく「すばらしい!」としか言いようがない。役作りの為にここまで体型を変貌させられるロバート・デ・ニーロとは本物の役者だ。 tetsu78さん 9点(2004-06-16 23:45:26)(良:1票)

7.《ネタバレ》 ジェイク・ラモッタの自伝を元に映画化。
主人公がいかにボクシングによって栄光を掴み、いかに家族を失っていったかを苛烈に描いていく。

ラオール・ウォルシュの「鉄腕ジム」の影響を感じられるが、この作品は「鉄腕ジム」の間逆みたいな作品だ。

「罠」や「ボディ・アンド・ソウル」「殴られる男」に通じるフィルム・ノワールとしての側面もある。

19歳の青年から43歳の主人公を「体型の変化」だけで演じきったロバート・デ・ニーロの恐るべき怪演。
顔の表情も年齢を重ねるかのように徐々に変わっていくのだ。
後年の「アンタッチャブル」でもそうだが、太っても痩せても貫禄のある演技を維持できる役者はそうそういない。
撮影のために鍛え上げてきた肉体を短期間で肥やす事は簡単ではない。
またそれを元に戻すことはさらに容易な芸当ではないのだ。
デ・ニーロの役者魂を賭けた渾身の演技を堪能できる1作。

●ここより長い雑記
主人公にとってボクシングは「道具」でしかない。
機械作業のような試合風景やベルトを平気で砕く場面からもそれは見て取れる。
主人公は家族と仲が悪くなっていくのは「ボクシングのせい」だと思い込みたかった。
ボクシングを捨てればいつでも家族は迎え入れてくれると信じていたのだろう。
本当は主人公自身の攻撃的な性格が原因であるのに。
過酷な打ち合いに己を見出し攻略してしまった男は、家族への配慮だけは攻略出来なかったようだ。
そして主人公が己の心自身に原因があったのだとようやく認める場面。
暗闇の獄中で見せた初めての涙。
喪失感に満ちた一人の男の表情がそこにあった。

80年代にあえて白黒のフィルムで描き、記録フィルムのようなカラー映像も古い機材を使うこだわり振り。
主人公が生きた1940年代~1960年代の「空気」を映像によって再現している。

ただ、血を吹き出すボクシングの試合風景よりも印象に残るもの。
それは主人公たちが住む街の空気だ。
アメリカ社会の底を写したかのような暗く沈んだ街、そこにこだまする夢に溢れた大人や子供たちの声。
汚くジメジメとした街に溢れる人々の温もりと、
栄光を掴む度に家族のぬくもりを失っていく主人公の対比。
そこら辺が印象的な映画。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-05-25 19:11:59)

6.初期デニーロは、タクシー・ドライバーよりこれが好き。隠れた名作っていう言葉に該当しない映画だけど、意外と見られていないのはなぜだろう。 みんな嫌いさん [ビデオ(字幕)] 9点(2004-10-24 00:45:09)

5.この映画はオープニングの映像に尽きる。これ以上の映像はないくらいに美しい。
そしてデ・ニーロの役者根性が見どころであって、実話だろうがなんだろうが共感も感銘もないのです。この映画の評価すべきところは関わった人々のアーティストとしての仕事ぶりなのです。人生や精神論を学べるものではないですね。ひとりのボクサーのお世辞にも誉められない生きざまをひたすら客観視する映画です。 envyさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2004-04-27 08:58:02)

4.スコセッシ監督の全盛期(と言ったら失礼かな)の作品ですね。個人的には「タクシー・ドライバー」と双璧な傑作だと思います。カラーフィルムの退色を恐れて敢えてモノクロで撮影されたわけですが、素晴らしいですよね。特に試合のシーンではカメラのフラッシュが妙に暴力的な感じがして効果抜群です。スローモーションの使い方も最高。ラストのデニーロの変貌ぶりは言うまでもなく凄まじい。ただエピソードの積み重ねで描かれた作品なので、「つまらない」という人がいるのはよくわかります。J・ラモッタがあまり日本では知られていないので損をしてるかな。 nizamさん 9点(2004-03-31 12:40:10)

3.いやあ凄い迫力です。デニーロの演技はさすがです。
ペシがまたいい!カジノ、グッドフェローズ・・・いいコンビですね。最初は眠かったのですが途中から引き込まれました。満足です。 やっぱトラボルタでしょうさん 9点(2004-03-06 14:28:33)

2.1カット1カットにこだわりあります。まさに力作。時々あるスロー、周りの観客、顔を覆う婦人、ファイトシーン、印象的なシーン多数あります。急にでてきたカラーフィルムにはっ、としてしまいました。途中から太るデ・ニーロ。あんたすごい!そしてこの音楽。 あろえりーなさん 9点(2002-03-03 11:24:56)

1.スコセッシ監督がカラーフィルムの退色を恐れて撮ったということです。傑作。 zoroさん 9点(2002-02-27 12:50:11)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 113人
平均点数 6.66点
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100.00% line
210.88% line
343.54% line
497.96% line
51614.16% line
61815.93% line
72925.66% line
82017.70% line
987.08% line
1087.08% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review6人
2 ストーリー評価 5.88点 Review9人
3 鑑賞後の後味 6.25点 Review8人
4 音楽評価 7.25点 Review8人
5 感泣評価 4.00点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1980年 53回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ロバート・デ・ニーロ受賞 
助演男優賞ジョー・ペシ候補(ノミネート) 
助演女優賞キャシー・モリアーティ候補(ノミネート) 
監督賞マーティン・スコセッシ候補(ノミネート) 
撮影賞マイケル・チャップマン候補(ノミネート) 
音響賞ドナルド・O・ミッチェル候補(ノミネート) 
編集賞セルマ・スクーンメイカー受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1980年 38回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演男優賞(ドラマ部門)ロバート・デ・ニーロ受賞 
助演女優賞キャシー・モリアーティ候補(ノミネート) 
助演男優賞ジョー・ペシ候補(ノミネート) 
監督賞マーティン・スコセッシ候補(ノミネート) 
脚本賞ポール・シュレイダー候補(ノミネート) 

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